ラグビー部リレー日記

残された時間の中で

投稿日時:2018/10/12(金) 11:44

最近、先輩の扱い方も覚え始めた垣内からバトンをもらいました。4年の藤平です。今の気持ちを綴りました。

 
 
僕にとって対抗戦シーズンは、空を流れる雲のようだ。対戦相手の記憶は身体にではなく、景色として刻まれている。
 

822日、合宿最終試合で肉離れを再々発した。去年までは次のシーズンがあるからとあまり落ち込むこともなかったが、今年、もう2度と来ることのないシーズンを怪我で過ごすのは、なんとも哀しい。
何か足りなかった。怪我をしたのだから何かが足りなかった。努力したと思っていたのは、ただ努力した「つもり」だったのだろう。
 
2カ月。長いのか短いのかわからない。ただ本気でラグビーができる残された時間。おそらく人生で何度も思い出すことになる時間。この2カ月のために何でもした。新しい環境にも身を置いた。脚が痺れるまで追い込んだ。

 
きっと大丈夫。

 
またラグビーがしたいからとこの部活に入った。最初は自分のためだった。でも今は恩返しのためにラグビーがしたい。リハビリでお世話になった方々、頑張れと言ってくれる友達、激励をいただいたOBの方々、そして毎日おいしいご飯を作ってくれる母親。僕がグラウンドに立ってプレーすることが、おそらくその行為のみが、そういった人たちへの恩返しになると思う。
 
人生は悉く平等ではない。ただ、平等ではないからこそ生まれるものもある。怪我がちな自分だからこそできることがある。
 

そう信じて、最後まで諦めない。

 

次は建築学科での多忙な日々を送っているすずねさん、よろしくお願いします。

 

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