ラグビー部リレー日記

宿命

投稿日時:2019/09/04(水) 23:28

踊ることが大好きな平岡からバトンを受け取りました3年の山口です。



 



先日、僕の母校が甲子園に出場した。2回戦で惜しくも強豪、敦賀気比に負けてしまったが、1回戦では前橋育英に勝利し、目標であった悲願の甲子園での初勝利を達成した。甲子園で勝利することは当然だが、甲子園に出場すること自体が相当難しいだけに、母校の野球部はかなりの偉業を成し遂げたと思う。



 



僕も母校のOBとして球場に赴き、野球部の快進撃を都大会応援していたが、面白いと思ったことがあった。それは学年もかなり離れていて、野球部の選手たちとは、高校が一緒なだけで見ず知らずの僕が、彼らの活躍に本当にパワーや勇気を貰えたことだ。友人の活躍などなら、影響を受けるのはよくあることかもしれないが、遠い関係、ある意味知らない人たちの活躍で力を貰えたと実感したのは初めてのことだった。事実、野球部が都大会優勝を成し遂げて甲子園出場を決めたすぐ後に、慶應大との定期戦があったが、その試合前には、野球部のように自分も頑張るんだという気持ちで臨んだ。



 



僕は今まで、スポーツはプレイするという形で接することが多かったので気付けなかったが、今回の経験を通じて、スポーツは応援され力を貰うプレイヤーとプレイヤーの活躍で力を貰うサポーターの相互行為なのだと実感することができた。その相互行為こそスポーツの力の正体なのではないだろうか。



 



東大ラグビー部は今週末から対抗戦を迎える。目標の入替戦出場は、母校の野球部の甲子園優勝のように険しく厳しい道のりだろう、しかしその分達成した時には多くの人に感動や勇気を与える可能性を秘めている。間近で応援し支えてくれる人にはもちろん、見ず知らずの人間にも力を与えられるようなラグビーがしたい。”rugby will refresh the world.”なのだ。



 



次は対抗戦で活躍して美味しいもの(できればカニ)をご馳走してもらう予定の4年副将の河合純さんにバトンを回します。

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