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ラグビー部リレー日記
「杉井智哉」
投稿日時:2020/04/10(金) 19:00
ラグビー部の恋愛博士こと財木くんから紹介に預かりました、國枝です。
中高時代、彼女はおろか、女性の友達すら1人もいなかった僕にとっては、
同じ男子校出身でありながら、高校時代に複数人の女性との交際歴があった彼と、
同じ 「男子校出身」 というカテゴリーで一括りにされることに対して、いつも強い憤りを覚えています。真の男子校生としてのプライドが疼くのです。
(共感できた新入生の方は相当まずいです。くだらないプライドは早く捨てましょう。さもないと僕のように暗黒の大学生活を送ることになります。)
彼の持つ自分への自信は、僕にはないものです。僕も彼のように、ラグビーに対して強い自信が持てるように、人一倍、練習に励んでいきたいと思っています。
杉井智哉。東京大学ラグビー部2年。
県立浦和高校ラグビー部出身で、ラグビーエリートであるところの彼は、
昨年、1年生でありながら、いち早くジュニアからシニアチームに合流し、
8月の慶應戦では、スタメンに選ばれ、
途中で鎖骨を骨折しながらもプレーし続けたという逸話を持つ、ワイルドな奴である。
しかし、普段の杉井智哉はラガーマンのイメージとはかけ離れたような言動をとる。
彼はいつも「ラグビーなんか早く辞めたいよ」とボヤくのだ。
確かに、
彼はきっちりと筋トレのノルマをこなしてはいるが、
「こんな時間があったら、家で寝転がりながらyoutube見てたいのに」
とラガーマンの風上にも置けないような愚痴をこぼしたり、
学食では大盛りのご飯に苦戦しながら、
「ラグビーやってなかったらこんなにご飯食べなくていいし、人前で屁もしねぇのにな」
と言いながら平然と屁をこきまくっていたりする。
では、どうしてラグビー部に入ったのかと彼に尋ねると、
「ラグビー部に入っていなかったら友達ができなかったから」と答えるのだが、
大学のクラスでは、面白いと大評判で、女の子のファンができてしまうほどの人気者の彼なら、どんなサークルに行ってもきっと楽しい大学生活が待っていたはずだ。
僕は杉井智哉という人間に憧れている。
一つは、彼の「周りの目を気にしない」性格だ。
彼は人前で平気で屁をこくし、
学食をコートと半ズボンという世にも奇妙な組み合わせでぶらつくし、
いつも上着のポケットから間食用のバナナをちらつかせながら歩いている。
彼はありのまま、彼の感性のまま生きているような気がする。自分に正直なのだ。
周りの目ばかり気にしてきた僕は、彼のような生き方にとても憧れる。
人前で屁をこきたいとは思わないし、学食では無難な服を着たいし、バナナはリュックに入れて持ち運びたいとは思うが、
もっと本質的な部分で、彼のようになりたいと思う。
もう一つは、彼の練習への姿勢だ。
僕は、練習の時、よくミスを恐れ、そして周りの目を気にする。
自分がよく理解できていない新しい練習や、苦手な練習では、
順番待ちの列の後ろの方にまわってしまったり、
一番ミスをしなさそうなポジションを探してしまう。
パス練では先輩たちに遠慮したり、周りの目を気にして、一番外のポジションに必要以上に入ってしまったりする。
一方で、
彼は、ラグビーの練習の時、とても生き生きしている。
向上心があり、そして恐れを知らない。
パス練では、誰よりもボールに触る回数を多くしようと、積極的に内側に入るし、
どんな練習でも、 このポジションが鍵になる という所に進んで入ろうとする。
自分の「やりたいと思う気持ち」に素直で、「成長」に貪欲なのだ。
とてもラグビーが嫌いだとは思えない。彼はラグビーを楽しんでいる。
そして、それこそが彼の強さの秘訣なのだと思う。
B3には先輩、同期に沢山のライバルがいる上に、
今年は後輩という下からの大きなプレッシャーもかかってくる。
いつまでも遠慮してはいられない。
僕も杉井智哉のように「楽しむ」ことに、「成長する」ことに貪欲でありたいと思う。
拙い文章となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次は先輩の杉浦さんにバトンを渡したいと思います。
杉浦さんも練習、そして試合中の生き生きとした表情が非常に印象的です。
ラグビーが大好きで、まさにラグビーのために生まれてきた人といっても過言ではないと思います。強くて上手いだけではなく、常に、考えてプレーし、それを言語化できるところに杉浦さんの本当のすごさがあるのではないかと常々思っています。
聞くところによると、杉浦さんは、最近、プライベートでいいことがあったみたいです。
中高時代、彼女はおろか、女性の友達すら1人もいなかった僕にとっては、
同じ男子校出身でありながら、高校時代に複数人の女性との交際歴があった彼と、
同じ 「男子校出身」 というカテゴリーで一括りにされることに対して、いつも強い憤りを覚えています。真の男子校生としてのプライドが疼くのです。
(共感できた新入生の方は相当まずいです。くだらないプライドは早く捨てましょう。さもないと僕のように暗黒の大学生活を送ることになります。)
彼の持つ自分への自信は、僕にはないものです。僕も彼のように、ラグビーに対して強い自信が持てるように、人一倍、練習に励んでいきたいと思っています。
杉井智哉。東京大学ラグビー部2年。
県立浦和高校ラグビー部出身で、ラグビーエリートであるところの彼は、
昨年、1年生でありながら、いち早くジュニアからシニアチームに合流し、
8月の慶應戦では、スタメンに選ばれ、
途中で鎖骨を骨折しながらもプレーし続けたという逸話を持つ、ワイルドな奴である。
しかし、普段の杉井智哉はラガーマンのイメージとはかけ離れたような言動をとる。
彼はいつも「ラグビーなんか早く辞めたいよ」とボヤくのだ。
確かに、
彼はきっちりと筋トレのノルマをこなしてはいるが、
「こんな時間があったら、家で寝転がりながらyoutube見てたいのに」
とラガーマンの風上にも置けないような愚痴をこぼしたり、
学食では大盛りのご飯に苦戦しながら、
「ラグビーやってなかったらこんなにご飯食べなくていいし、人前で屁もしねぇのにな」
と言いながら平然と屁をこきまくっていたりする。
では、どうしてラグビー部に入ったのかと彼に尋ねると、
「ラグビー部に入っていなかったら友達ができなかったから」と答えるのだが、
大学のクラスでは、面白いと大評判で、女の子のファンができてしまうほどの人気者の彼なら、どんなサークルに行ってもきっと楽しい大学生活が待っていたはずだ。
僕は杉井智哉という人間に憧れている。
一つは、彼の「周りの目を気にしない」性格だ。
彼は人前で平気で屁をこくし、
学食をコートと半ズボンという世にも奇妙な組み合わせでぶらつくし、
いつも上着のポケットから間食用のバナナをちらつかせながら歩いている。
彼はありのまま、彼の感性のまま生きているような気がする。自分に正直なのだ。
周りの目ばかり気にしてきた僕は、彼のような生き方にとても憧れる。
人前で屁をこきたいとは思わないし、学食では無難な服を着たいし、バナナはリュックに入れて持ち運びたいとは思うが、
もっと本質的な部分で、彼のようになりたいと思う。
もう一つは、彼の練習への姿勢だ。
僕は、練習の時、よくミスを恐れ、そして周りの目を気にする。
自分がよく理解できていない新しい練習や、苦手な練習では、
順番待ちの列の後ろの方にまわってしまったり、
一番ミスをしなさそうなポジションを探してしまう。
パス練では先輩たちに遠慮したり、周りの目を気にして、一番外のポジションに必要以上に入ってしまったりする。
一方で、
彼は、ラグビーの練習の時、とても生き生きしている。
向上心があり、そして恐れを知らない。
パス練では、誰よりもボールに触る回数を多くしようと、積極的に内側に入るし、
どんな練習でも、 このポジションが鍵になる という所に進んで入ろうとする。
自分の「やりたいと思う気持ち」に素直で、「成長」に貪欲なのだ。
とてもラグビーが嫌いだとは思えない。彼はラグビーを楽しんでいる。
そして、それこそが彼の強さの秘訣なのだと思う。
B3には先輩、同期に沢山のライバルがいる上に、
今年は後輩という下からの大きなプレッシャーもかかってくる。
いつまでも遠慮してはいられない。
僕も杉井智哉のように「楽しむ」ことに、「成長する」ことに貪欲でありたいと思う。
拙い文章となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次は先輩の杉浦さんにバトンを渡したいと思います。
杉浦さんも練習、そして試合中の生き生きとした表情が非常に印象的です。
ラグビーが大好きで、まさにラグビーのために生まれてきた人といっても過言ではないと思います。強くて上手いだけではなく、常に、考えてプレーし、それを言語化できるところに杉浦さんの本当のすごさがあるのではないかと常々思っています。
聞くところによると、杉浦さんは、最近、プライベートでいいことがあったみたいです。
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