ラグビー部リレー日記

新入生の皆さんへ

投稿日時:2020/06/15(月) 21:46

部内唯一のレフェリーとして活躍する2年の原からバトンを受け取りました、4年の山本です。

毎回上手い具合に80点を取るので、2年ハーフ団と原ちゃんの間で密約が交わされてるんじゃないかと疑っていましたが、ちゃんと全部僕が20点間違えてました。約束は果たします。

 

原ちゃんからの紹介でも少し触れてもらいましたが、今年度の新歓代表を務めさせていただいています。
コロナ禍での新歓は非常に難しく、上手くいかないことだらけですが、より多くの仲間と部活ができる日を想像して日々頑張ることができています。折角なので、今回は新歓代表らしいことを書こうと思います。

 

今年の新入生は本当に大変だと思う。以前、Twitterで「大変と言われすぎてうんざり」みたいなツイートを見かけたが、それだけ多くの人が同じ気持ちを持っているということである。
新歓をしている側が言うのも変な話だが、どの部活・サークルに入ろうか、なんてことを考えている余裕はないだろう。


考えてみれば当然の話である。
テント列もない。サーオリもない。オリ合宿もない。友達と新歓イベントをまわったりすることもない。
ネットに落ちてる情報や画面越しの先輩から得られる情報だけを頼りに、最後の学生生活についての決断をしろなんて無茶な話である。

どのコミュニティに入ろうか、みたいなことは大学が再開してから決めればいい。

ただ、だからと言って思考を停止するには勿体無いほどの時間がある。

「自分はどんな大学生活を送りたいのだろうか」

もちろん答えを出す必要はない。ただぼんやりと、考えてみることをお勧めする。
 

最後の学生生活、何か一つのことに打ち込んでみたいのか。
それとも、最後だからこそ色んなことを楽しみたいのか。
 

ぼんやりとした思考の過程で、ひょっとしたら「あ、これいいかも」みたいなものが次々と思い浮かんでくるかもしれない。

勿論、何が正解か、みたいなものはない。というよりも、自分で選んだ選択肢を正解とするべく学生生活を過ごすことが正解である。

 

ただ一つ言いたいのは、自分の中のイメージだけで選択肢の幅を自ら狭めてしまうことだけはして欲しくないということだ。

 

ラグビー部の人間なのでラグビー部の話をするが、こんな人が結構多い気がする。
 

「ラグビーって身体大きくないとできないんでしょ?」
「未経験者には厳しいんじゃないの?」
「そもそも部活ばっかりで勉強できなさそう」
「ラグビー部の人って怖そう、STAFFで入っても仲良くなれないかも」

他にもラグビー部に対するイメージは色々あるだろう。ただ、これはあくまでイメージである。

身長という点では、大小問わず活躍している選手は沢山いるし、体重という点では、トレーニングしてご飯を食べればどんどん大きくなる。
部員の3~4割が未経験者であるし、経験者を差し置いてAチームでレギュラーを獲得した選手も何人もいる。
勉強に関しては人それぞれだが、勉強してない人に共通して言えるのは、間違いなく部活が原因ではないということだ。おそらく彼ら(僕含む)は部活に入っていなくても勉強していない。
ラグビー部の人は全く怖くない。(見た目が怖い人はいるが)
規模がそこまで大きくないからこそ、プレイヤーとSTAFFの垣根は無いに等しい。
 

おそらく、昨年のW杯での日本代表の活躍を見て、「ラグビーっていいな」と思ってくれた人は沢山いるだろう。
そしてその後に、「でも自分には無理そうだな」と続けてしまう人もまた沢山いるだろう。

 

もしラグビーに少しでも興味があるのなら、是非一度ラグビー部を訪ねて来て欲しい。
無理そうかどうかは、実際にラグビーと触れ合ってから判断して欲しい。


勇気を出してラグビー部を訪ねてくれた時には、東大ラグビー部に関わる全ての人が、心の底から歓迎します。

 


ラグビー部を例に挙げたが、他の団体に対しても色々なイメージを持っていると思う。
他にも興味を持った団体があれば、どんどん自分で足を運んで欲しい。そして、そのイメージが正しいのかどうか自分の目で確かめて欲しい。
キャンパスに行けない状況が続きそうなら、上クラや高校の先輩を経由して、興味のある部活やサークルの先輩に話を聞いてみるのも一つの手だ。東大という世界は広いようで狭い。知り合いの知り合いくらいまで広げれば、色んな団体の人と繋がることができるに違いない。


 

そして、2年生以上の上級生。
もし自分たちが1年生の時、テント列がなかったら、オリ合宿がなかったら、と考えてみてほしい。
想像もつかないくらい、不安で仕方がないはずだ。
1年生が勇気を出して相談してくれた時は、親身になって応えてあげよう。これは同じ大学に通う先輩としての義務である。


 

日記というよりもメッセージみたいな感じになってしまいましたが、ご容赦ください。

 

次は、今年の新歓活動において大車輪の活躍を見せている2年STAFFの榎園にバトンを回します。
いつもありがとうございます。本当に助けられてばかりです。頭が上がりません。美味しいご飯に連れて行ってあげたい気持ちは山々ですが、自粛しないといけないので気持ちだけ受け取っておいてください。

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