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ラグビー部リレー日記
タイ昔話
投稿日時:2021/10/16(土) 17:51
アフターのスクラム練でたくさんアドバイスをくれる三方さんからバトンを引き継ぎました、1年の池上です。2番が本職の三方さんは、スクラム中1番をやることもあるのですが、3番の僕をボコボコにしてきます。今シーズンが終わるまでに勝てるようになります!
さて、突然ですがこのリレー日記をご覧の皆様、上のMEMBERから”1年生”を選んでみてください。1年生のプロフィールが出てきます。その中でも特別目を引くのが、最初の2人の出身高校ですね。なんか英語とフランス語でかっこいいです。その内の英語の方、”International School Bangkok”。僕はタイのインタースクールで高校生活を過ごしました。今回は、僕とラグビーの関係のスタートであり、一生忘れないであろう高校でのラグビー生活についてお話ししたいと思います。
僕は小中と野球をやっており、インターでも続けるつもりでした。しかし高校はシーズン制で、日本のように通年同じスポーツをやるのではなく、3-4ヶ月しか一つのスポーツをできません。例えば、ラグビーはシーズン2、野球はシーズン3で、シーズンが異なれば掛け持ちはOKです。そのため、野球のシーズンまで暇な放課後を有意義に過ごすために、一個上の日本人の先輩から誘われたラグビーを始めました。
最初の一年間は二軍です。7人制だったため、パスとタックルの基礎練に加えてめちゃくちゃ走りました。その記憶しかありません。最後の試合では勝てずに終わりました。
次の年は、一軍のVarsityに合格しました。7人制から10人制になり、FWとBKが少し別れ(もちろん僕はFWです)、作戦っぽいものができ、走る量が少し減って楽になる一方で、ブロンコという悪魔のフィッツが始まります。今も東大ラグビー部でやっていますが、そんなに、というか好きではないです。自分を成長させてはくれますが…。
話は戻りますが、Varsity はシーズン終わりにIASASという東南アジアのインター6校からなるトーナメントに参加します。ありがたいことにレギュラーに選ばれ試合は全てスタメンで出場しました。
初めてのIASAS、結果は5位でした。それでも万年6位のチームにしたら大躍進で、コーチも来年にはもっといけると期待の言葉をかけてくれた一方、キャプテンが泣いていたのが忘れられません。僕のミスで決められたトライも多いですが、それでもキャプテンは「暁雄ありがとう」と言ってくれました。
そして翌年、トライアウトはほぼ顔パスで合格して、去年の悔しい思いを胸に、頼る立場から頼られる立場に変わり、最終学年のシーズンが始まります。最初のミーティングでチームとしてメダルを目標に定め、僕はFWリーダーに指名されました。僕は英語がペラペラなわけではないので、どうしようと悩んだ結果、取り敢えず真面目にやりました。マレット変形になり手が使えなかった時期はひたすら走り込みました。そうすることでチームの信頼を勝ち取れ、皆を引っ張れると信じていたから。
そしてコロナ前ギリギリの2020年1月、IASASが始まった。初戦の相手は昨年2位のInternational School Manila。前年は12-32の完敗。僕ら以外の誰もが試合の結末など決まっていると思っていただろう。しかし、終わってみれば17-17の引き分け。イチローから3三振を奪った松坂大輔の様に、チームの自信が確信に変わり、結果はチームとして目標達成の銅メダルを獲得し、個人では望外のAll tournament(オールスター)として表彰された。しかし何よりも嬉しかったのは、コーチやチームが自分の頑張りを評価してくれ、そのシーズンでSportsmanship Awardを受賞したことだ。がむしゃらに取り組んだ日々は決して無駄ではなく、全て自分に帰ってきた。
つい最近その時の試合ビデオを見返しました。確実に日本の高校ラグビーよりレベルは低く、全てを懸けていたわけではないです。しかし、僕はあの時真剣でした。辛い練習に苦しみ、チームメイトと絆を育み、成長を感じて笑い、怪我に泣き、復帰してから一段と励み、メダルを獲って喜びに涙しました。そして、それは全てラグビーの魅力でした。
そんなこんなで東大に合格しぼーっとしている内に、蛍光灯につられる虫の如く東大ラグビー部の新歓に参加していました。一度見てしまった光の眩しさは、高校で知ってしまったラグビーの楽しさは、忘れられなかった。口では「他のサークルも見てみる」なんて言いながら、心ではどこか客観的に「ラグビーしかないな」と思っていて、入ってからその選択は間違いでなかったと確信しました。
「対抗戦Aで勝つ」という目標を立てたことが最終年チームでメダルを取ると決めた時に重なります。難易度は段違いでしょう。しかし、合間を見つけてジムに行ったり練習したりする向上心の高い同期達を見ていて、決して不可能ではないと信じていますし、自分も頑張らなきゃなと思います。4年後に目標達成して喜びの涙を流せる様、より一層努力します。
積もった課題から現実逃避しながらつらつらと書いていたら、意外と長くなってしまいました。
次は四年の吉田さんにバトンを繋ぎます。ラグビー部随一の巨漢でとてつもないアタックをする仕事人です。ですがアフター練では、Bにめちゃくちゃ優しく指導してくれます。つい一昨日のももかんすみませんでしたm(._.)m
さて、突然ですがこのリレー日記をご覧の皆様、上のMEMBERから”1年生”を選んでみてください。1年生のプロフィールが出てきます。その中でも特別目を引くのが、最初の2人の出身高校ですね。なんか英語とフランス語でかっこいいです。その内の英語の方、”International School Bangkok”。僕はタイのインタースクールで高校生活を過ごしました。今回は、僕とラグビーの関係のスタートであり、一生忘れないであろう高校でのラグビー生活についてお話ししたいと思います。
僕は小中と野球をやっており、インターでも続けるつもりでした。しかし高校はシーズン制で、日本のように通年同じスポーツをやるのではなく、3-4ヶ月しか一つのスポーツをできません。例えば、ラグビーはシーズン2、野球はシーズン3で、シーズンが異なれば掛け持ちはOKです。そのため、野球のシーズンまで暇な放課後を有意義に過ごすために、一個上の日本人の先輩から誘われたラグビーを始めました。
最初の一年間は二軍です。7人制だったため、パスとタックルの基礎練に加えてめちゃくちゃ走りました。その記憶しかありません。最後の試合では勝てずに終わりました。
次の年は、一軍のVarsityに合格しました。7人制から10人制になり、FWとBKが少し別れ(もちろん僕はFWです)、作戦っぽいものができ、走る量が少し減って楽になる一方で、ブロンコという悪魔のフィッツが始まります。今も東大ラグビー部でやっていますが、そんなに、というか好きではないです。自分を成長させてはくれますが…。
話は戻りますが、Varsity はシーズン終わりにIASASという東南アジアのインター6校からなるトーナメントに参加します。ありがたいことにレギュラーに選ばれ試合は全てスタメンで出場しました。
初めてのIASAS、結果は5位でした。それでも万年6位のチームにしたら大躍進で、コーチも来年にはもっといけると期待の言葉をかけてくれた一方、キャプテンが泣いていたのが忘れられません。僕のミスで決められたトライも多いですが、それでもキャプテンは「暁雄ありがとう」と言ってくれました。
そして翌年、トライアウトはほぼ顔パスで合格して、去年の悔しい思いを胸に、頼る立場から頼られる立場に変わり、最終学年のシーズンが始まります。最初のミーティングでチームとしてメダルを目標に定め、僕はFWリーダーに指名されました。僕は英語がペラペラなわけではないので、どうしようと悩んだ結果、取り敢えず真面目にやりました。マレット変形になり手が使えなかった時期はひたすら走り込みました。そうすることでチームの信頼を勝ち取れ、皆を引っ張れると信じていたから。
そしてコロナ前ギリギリの2020年1月、IASASが始まった。初戦の相手は昨年2位のInternational School Manila。前年は12-32の完敗。僕ら以外の誰もが試合の結末など決まっていると思っていただろう。しかし、終わってみれば17-17の引き分け。イチローから3三振を奪った松坂大輔の様に、チームの自信が確信に変わり、結果はチームとして目標達成の銅メダルを獲得し、個人では望外のAll tournament(オールスター)として表彰された。しかし何よりも嬉しかったのは、コーチやチームが自分の頑張りを評価してくれ、そのシーズンでSportsmanship Awardを受賞したことだ。がむしゃらに取り組んだ日々は決して無駄ではなく、全て自分に帰ってきた。
つい最近その時の試合ビデオを見返しました。確実に日本の高校ラグビーよりレベルは低く、全てを懸けていたわけではないです。しかし、僕はあの時真剣でした。辛い練習に苦しみ、チームメイトと絆を育み、成長を感じて笑い、怪我に泣き、復帰してから一段と励み、メダルを獲って喜びに涙しました。そして、それは全てラグビーの魅力でした。
そんなこんなで東大に合格しぼーっとしている内に、蛍光灯につられる虫の如く東大ラグビー部の新歓に参加していました。一度見てしまった光の眩しさは、高校で知ってしまったラグビーの楽しさは、忘れられなかった。口では「他のサークルも見てみる」なんて言いながら、心ではどこか客観的に「ラグビーしかないな」と思っていて、入ってからその選択は間違いでなかったと確信しました。
「対抗戦Aで勝つ」という目標を立てたことが最終年チームでメダルを取ると決めた時に重なります。難易度は段違いでしょう。しかし、合間を見つけてジムに行ったり練習したりする向上心の高い同期達を見ていて、決して不可能ではないと信じていますし、自分も頑張らなきゃなと思います。4年後に目標達成して喜びの涙を流せる様、より一層努力します。
積もった課題から現実逃避しながらつらつらと書いていたら、意外と長くなってしまいました。
次は四年の吉田さんにバトンを繋ぎます。ラグビー部随一の巨漢でとてつもないアタックをする仕事人です。ですがアフター練では、Bにめちゃくちゃ優しく指導してくれます。つい一昨日のももかんすみませんでしたm(._.)m
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