ラグビー部リレー日記

ビバ新歓

投稿日時:2011/04/04(月) 22:41

リレー日記をご覧の皆さん、こんにちは。今回は、3年生の持田公孝が担当させていただきます。

東北地方太平洋沖地震からはや3週間が経ちました。震災直後に比べると余震の回数は減り、東京での生活も落ち着きを取り戻してきたように思います。しかし、原発問題や物不足など、依然として課題は山積しており、予断を許さない状況は変わりません。特に大津波に襲われた被災地の状況は筆舌に尽くしがたいほど悲惨であり、被災者の方々のことを思うと胸が痛みます。被災された方々には謹んでお見舞い申し上げます。

16年前の阪神・淡路大震災の時まだ5歳だった私にとって、今回の震災は実質初めて体験する大災害となりました。3週間経った今でも被害の全容は計り知れず、経済的損失は10兆円とも20兆円とも言われています。あまりに途方もない数字で、正直どれほどの被害なのか実感できませんが、部活の帰り道真っ暗なスクランブル交差点を見ると、日本は変わってしまったなと感じます。もう以前の生活には戻れないと思ってしまいます。

実際ニュースをみていると、これから生活していくには、ある程度の覚悟が要りそうです。このリレー日記を書いている今日も福島第一原発から汚染水を海に流すという苦渋の決断があったそうです。元の生活を取り戻そうと努力することも大事ですが、それ以上に変わってしまった環境に適応していくことが重要な気がします。3月11日は真の意味で日本の再スタートの日なのだと思います。

さて、4月に入り東大ラグビー部も新歓の時期に突入しました。ほぼ毎日練習と新歓を同時にやっていくので日程的にはかなり大変なのですが、友達が少ない私にとっては何十人もの人と話せるチャンスなわけで、かなり楽しみです。しかも一応先輩の立場なので、わりと偉そうにしゃべることができ、楽です。また、新歓コンパや飯おごりでは上級生1人で3、4人の新入生を相手にする場合もあるので、明石家さんまばりの「回し」の技術が必要となります。私も先日の飯おごりでは散々回してきました。話題のフリ、ツッコミのキレなど改善すべき点も多くみつかり、収穫の多い飯おごりとなりました。

新歓が好きな理由はまだあります。新歓では、新入生に東大ラグビー部の魅力をこんこんと説いていくわけですが、それを何回も言っていると、本当に東大ラグビー部に入ってよかった!としみじみ思えるんです。やっぱり思ってるのと口に出すのとでは全然違うなといつも思います。素敵な話ですね。

あとは、新入生にデカイことを言う以上は、それをやり遂げなければいけないという責任感が芽生えるのもいい新歓のいいところです。例えば、「ちっちゃい人でも大丈夫」と言いますが、そう言う以上は自分が活躍しなければいけないと強く思います。今のところそのレベルにはまだまだ遠いので、これから精進していこうと思います。

拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございました。次回のリレー日記は東大ラグビー部きっての個性派俳優、梶川君が更新します。


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