ラグビー部リレー日記

絶対に負けられない試合

投稿日時:2011/06/18(土) 22:48

後輩の磯崎よりバトンを受けリレー日記を担当します2年の猪熊です。

今回は、明日から始まる国公立大学との定期戦三連戦にむけて、ディシプリンセクションを担当している僕からメンタルトレーニングについての話をさせていただきます。

いかなるスポーツにおいてもそうですが、ラグビーにおいてメンタルというものは非常に重要になります。どれほど高い身体能力、卓越したスキルを持っていようと、それをフルに発揮するだけのメンタルを持っていなければ宝の持ち腐れとなり、逆にいえば体格や技術が多少劣っているとしても、それを最大限に発揮するように保っていれば相手よりも優位に試合を運ぶことができるのではないか、と僕は考えています。

では、メンタルを良い状態に保つためにはどのようにすればいいのでしょうか。ここで認知療法という、日本でも20年ほど前から導入された抑うつ病の療法をすこし紹介させていただきます。一般的に、「悲しい出来事」があるから、悲しい感情になると考えられています。しかし認知療法では、まずただ「出来事」があり、それを悲しいと「解釈する自分の思考回路」があるため、悲しい感情になるととらえています。その出来事を「プラスの感情へと解釈する思考回路」をつくることが認知療法の目的です。

試合中、たとえばノックオンをした、という普通はつらくていやな「出来事」を自分なりにプラスに解釈、つまり「ミスはしたが、いいスピードでボールに走りこんでいた」と考えて、「次はしっかりとハンズアップしてとろう」というふうに考えれば、メンタルは安定し次のプレーにつながります。

私事にはなるのですが、今現在僕は怪我のため部員と共にラグビーをプレーすることができません。それは普通に考えればたしかに退屈だし、つらいことではあります。しかし考え方、解釈を変えれば悪い点ばかりではありません。普段は練習をしていて取り組むのが難しいこと、トレーナーさんの指導のもとに体の歪みをなおすストレッチや試合の前でも十分な筋トレに励むことができ、また、練習や試合を客観的に外から見ることができる、そんな貴重な時間を得られたとも考えられるのです。

長文となりましたが、要は「物事は考えようだ」ということです。文章の随所に分りにくい点があるかとは思いますが、ご了承ください。

いよいよ明日は防衛大との定期戦です。選手のみんなにはぜひ気持ちを上げてもらい「この試合は大学日本一を決定する試合だ。」そのくらいの気持ちで挑んで欲しいです。

次回は、ラグビー部に舞い降りた2年生の大型ルーキー、加納君におねがいします。

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