ラグビー部リレー日記

対抗戦を終えて

投稿日時:2016/12/01(木) 00:45

東大の隠れミスター候補(自称)の石川からバトンを受け取りました、二年の江崎です。

 

つい先日、二か月半ほど続いた長い対抗戦シーズンが終わりました。まずは、シーズンを通して東大ラグビー部を応援してくださった皆様、温かい応援ありがとうございました。良い結果として恩返しすることはできませんでしたが、皆様のご声援が非常に力になりました。

今回のリレー日記では対抗戦を通して自分なりに思ったことを書きたいと思います。

 
 

対抗戦はどの試合も肉体的、精神的に本当にタフなものだった。まず、対抗戦はコンタクトレベルが練習試合、定期戦のそれと比べて格段に上がる。どこのチームもタックルに迷いがなく、とにかく体をぶつけてきた。ブレイクダウンでも同様だ。大外で抜けた時はすぐそこにバッキングの選手が来ている。一つ抜けてもまた次から次に人がわいてくるような感じだった。絶対に勝たなければいけないというプレッシャーから、精神的にも削られる。いつもより息が上がるのがずいぶん早かった。ゴール前までせめてトライをとれなかったとき、立て続けにトライを取られたとき、膠着状態で刻一刻と時間だけが過ぎていくとき、、普段ならそんなに焦る必要もないようなところで焦ってしまう。頭ではわかっているけどなかなか立て直せない。

 

こういったコンタクトの圧力や対抗戦独特の緊張感によって奪われたのは思考力だった。思考ができないと声が出せなくなった。うまく内側とのコミュニケーションがとれず単調な攻めしかできなかった。自分のところに呼べばチャンスだったところを呼べなかった。特にBKにおいてコミュニケーションが生命線なチームだっただけに大きな迷惑をかけた。

 

しかし対抗戦も後半になるにつれてこの感じにも慣れて、思うようにプレーできた部分も多々あった。やはり、対抗戦に“慣れ”は必要だと思う。今年は先輩方に頼り切りだったけど来年は自分が緊張している仲間を引っ張っていきたい。

 

最後にもう一つ、対抗戦では小手先のプレーは実際ほとんど通用しなかった。うまくいったのは、春からずっとやってきて体に刷り込まれたプレーだけ。あたりまえだけどすごく大切なことを体感できた。

 

今年の対抗戦では目標に届かなくて、いかなるときも引っ張ってくれた四年生には申し訳なさがいっぱいだけれど、やり直すことはできない。これを糧にして来年いい結果を残すことが四年生への恩返しに少しはつながるんじゃないかという気持ちでこれからも頑張っていきたいと思う。
 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。次は異常なバイタリティーの持ち主である同期の鎌田にバトンを渡します。

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