ラグビー部リレー日記

モチベーション

投稿日時:2021/08/12(木) 10:06

怪我を乗り越えて試合でも活躍している同期の佐川からバトンをもらいました、3年スタッフの鵜飼です。彼の予想どおり、オリンピック女子バスケの試合は、テレビにかじりつきで見ていました。全員とてもかっこよかったのですが、特に町田瑠唯選手のドライブとアシストがかっこよすぎて大好きです。


皆さんには、自分の人生のポリシー、つまり生活する上で大切にしていることはありますか? 

私はいくつかあるのですが、その人生のポリシーの1つに、"過去は振り返らない"というものがあります。これは、何も顧みないということではありません。成功にも失敗にもこだわらないということです。もちろん、成功したときの嬉しい気持ちを思い出したり、失敗したときに反省したりすることはあります。特に反省は大切です。しかし、大事なのはこれから何をするかなのであって、過去に何をしたかではないと思っているので、できるだけ後悔はしないようにしています。

私がなぜこのような考え方をしているかといえば、もともとすごくネガティブだからです。放っておくとすぐ後ろ向きな気持ちになり、いつまでも前に進めなくなってしまうのです。
よかったことでも悪かったことでも、終わってしまったことに対してできることは何もないのだから、ずっとそれにしがみついていることに意味はないと考えることで、自分の気持ちを前向きにしようとしています。

しかし、その考え方をうまく使えないときがあります。特に、失敗したときやマイナスな気持ちを抱えているときに起こりがちです。頭では意味がないとわかっているのに、どんどん後ろ向きな思考に嵌っていき、抜け出せなくなるのです。


最近マイナスな方向に考えが引っ張られてしまったことがありました。
いつの間にか大学3年生になり、部活でも上級生になって、できることが増えたのと同時に責任も大きくなりました。そんなときに、ふと、自分が今までやってきたことを振り返ってしまいました。そこから、自分は部に貢献できているのか、本当に努力してきたと言えるのか、この部に自分の存在価値があるのか、などと考えが進み、自分が東大ラグビー部にいる意味はないのではないか、というところにまで到達しました。

こういう不安な気持ちを持ったのは、今回が初めてではなく、ずっと自分の中にあったものでしたが、今までは考えすぎないようにしてきました。それが、今回振り返ったことで自分の気持ちをはっきりと自覚することになり、まずいと思ったときには簡単には抜け出せないところまできてしまっていました。このような不安定な気持ちを抱えている間、かなり精神的につらい思いをしました。おそらく、私の部活でのパフォーマンスも落ちていたことだろうと思います。それを考えるとますます自分の存在価値がわからなくなって完全に悪循環に陥っていました。

正直に言えば、今でもこの不安が完全に払拭されたとは言えません。今後もなくなることはないと思います。それでも、今は思考の悪循環からは抜け出せたと感じています。そのきっかけになったのはやはり、「これからどうするかを考えること」でした。大事なのは、今まで何をしてきたかよりもこの気持ちをこれからの自分にどう繋げるかだと思えたのが、とても大きかったと思います。


何事もモチベーションをずっと維持するのは本当に難しいですが、気持ちが後ろに引っ張られたときこそ、"過去は振り返らない"というポリシーを思い出して、少しずつでも前に進んでいきたいです。
部活ができるのもあと1年半ほど、コロナウイルスの感染状況によっては、残り全部の期間ずっと部活ができるという保証もありません。
残された時間で部活のために何ができるか、上級生の自覚をもってしっかり考えて行動していきたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


次は、1年生スタッフのあすかちゃんにバトンを回します。「もりぞー」の愛称で親しまれる彼女は、最近いろんな仕事にどんどん気づけるようになっていて、朝早い中頑張ってくれています。1年生にはとても期待しています!あと、次はどんな髪色になるのかもいつも楽しみです。

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