ラグビー部リレー日記 2022/10

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ひたむきさ

投稿日時:2022/10/09(日) 17:49

最近B級に昇格したすごい凛ちゃんからバトンを受け取りました四年の後藤です。いつも練習で正確に厳しくレフリングしてくれるおかげで、練習のクオリティを高く保てています。ありがとう。



 



私は今、リレー日記を一橋戦の直後に書いています。正直悔しくて書きたいことが何も思い浮かばないので、今日の反省を書きます。



負けた原因は、エリアマネジメント、スクラムで思うようにペナルティを取ることができなかった等いろいろありますが、1番は、ひたむきさだと思います。相手は、80分間必死にボールを追いかけていました。決して東大より体が強いわけでも、戦術がしっかりしてたわけでもなく、そのひたむきさに敗北しました。ひたむきさが足りなかったと試合後に気がついた時、本当に悔しくなりました。なぜなら、今まで東大ラグビー部が培った100年の歴史では、ひたむきさこそが強みで、それを武器に果敢に強い相手に挑んできました。しかし、今日の試合は強者気取りで、受けて立とうとしていたのかもしれません。今後は、ひたむきに謙虚に相手を破壊する、そんな精神を取り戻すべく精進します。



今年キックオフミーティングで掲げた目標、「全勝」はもう達成することができません。しかし、入れ替え戦出場の可能性はまだあります。ここで落ち込んでいる時間はありません。来週の武蔵戦に最高のコンディションで挑むために今から準備します。



これからの試合は、ひたむきさを武器に一戦一戦、戦っていきます。応援よろしくお願いします。



 



次は、今日の試合で最も成長を見せてくれたすばるにバトンを渡します。アフター練習で自分の課題を克服している姿、本当にかっこいいです。

契機

 written by 佐々木 凜 投稿日時:2022/10/07(金) 16:15

主将の國枝さんからバトンを受け取りました、2年スタッフの佐々木です。
部活に全力を注ぐために今年は授業は諦めた、とあっさり言ってのけてしまうほどのラグビーバカなキャプテンは、普段のきらきらとした少年のような表情と、部活中の凜とした力強いまなざしとのギャップが魅力です。対抗戦が始まり、國枝さんの今シーズンにかける熱い思いがより一層伝わり、4年生と過ごせる残りの期間を大切に噛みしめて過ごしていきたい、と強く思っています。あ、今度私のグルメリストから糖質とタンパク質を十分に摂取できる良店をピックアップしてご紹介しますね。

私が学生レフリーを始めてからおよそ一年が経過し、つい最近B級認定に通ることができたが、私はまだまだ未熟なひよっこレフリーである。レフリーを始めてから私の部活生活は大きく変わったし、この1年間は怒涛の勢いで過ぎていったように感じる。でも改めて私が学生レフリーを始めた経緯や私の活動についてあまり話したことはなく、部員のみんなから聞かれることもあるので、今回はそんなこんなについてお話ししたいと思う。

そもそも、私はレフリーをやりたくてこの部活に入ったわけではない。たしかにラグビー自体は好きだったけれど、レフリーについて何の知識もないし、ラグビー選手としてのプレー経験がない私がレフリーをできるなんて、思ったこともなかった。1年生の頃、スタッフの先輩と面談をしたりして、「スタッフとしてどんな仕事がきつくてどんな仕事が楽しい?どんなことをしたい?」と聞かれることがよくあったが、私はいつも「きつい仕事は特にないし大体全部楽しいです。」とばかみたいに能天気な答えを言っていた。これは別に気を使って本心を言えなかったわけではなく、そもそもスタッフの仕事自体でなにがしたい、とかなにが楽しい、とか思ったことがなくて、私のモチベは常に「チームが強くなるために何か役に立ちたい」ということだけだったからだ。

なんだかあまりに利他主義で綺麗事のように聞こえるかもしれないが、ラグビーを選手として自分がやるほどの覚悟はなかった私にとって、それができる選手たちは素直に羨ましいし、尊敬しているし、そんな彼らに強くなってほしい、というのが自分のモチベーションでもあった。でも1年生の頃の自分にできる仕事は限られていたし、そもそも雑多な仕事も多いスタッフという立場で自分でなければいけない、という存在意義を見出すことは簡単なことではない。おそらくスタッフを経験した人ならみな1度は直面するであろう問題である。

そんなタイミングでふと思いついたのが学生レフリーという存在だった。高校時代も選手と一緒に駆け回っていた自分にとって、選手と一緒にグラウンドに立って、選手と近い距離間でラグビーに関わることができるレフリーという存在は魅力的に思えたし、なによりレフリーの先輩方が、その存在意義や楽しさ、自分にしかない関わり方ができると勧めてくれたのが大きかった。

これは始めてから気づいたが、自分自身の課題や成長を実感しやすいというのもレフリーをやるメリットだった。もちろん最初はやらなくてはいけないことの多さや、何もわからない自分の未熟さに絶望しそうになったが、色々な試合に出かけていって、色々な人からアドバイスをもらっているうちに少しずつ自分にできることが増えていくのは実感できた。高校時代から選手としてスポーツに関わることを辞めた自分にとって、自らのレベルアップのために努力をするというのは久しぶりで、モチベーションにもなった。もちろん楽しいことだけではなくしんどいこともやらなければならないし、誰も知っている人のいない試合会場に毎回一人で出かけて行っておじさんたちに文句を言われまくって帰ってくる、という孤独感や辛さを味わうこともあったけれど、その分自分の社交性や精神面は鍛えられた気がする。

そもそもレフリーとして自分が名をあげたい、とか評価されたい、なんて思っていたわけではなく、私なりにチームに貢献できる手段として始めた学生レフリーだったが、結局自分が上のレベルにならなければ、チームにもたらすことができるメリットは大きくならない、というのが事実である。そして、そのための努力がまだまだ足りていない部分が多いのもまた事実だ。まだまだ未熟な自分ではあるが、チームやレフリーの先輩方からも協力してもらっている分、もっと成長して、チームが強くなるという最終目標のために、チームと一緒に強くなっていきたいと思う。

次は、話がめちゃくちゃ面白くて、個人的にツボなごたつさんにバトンを回します。いつも陽気で、みんなをセンスのあるいじりで盛り上げてくれているごたつさんも、國枝さん同様ラグビーになると闘志みなぎる最強のフロントローに変身します。今週末の一橋戦でも最強のスクラムで相手が恐れおののく活躍を見せてほしいです。
 

興奮よりも速く、強く

 written by 國枝 健 投稿日時:2022/10/05(水) 19:00

天才りさちゃんからバトンを受け取りました、4年の國枝です。
りさちゃんは、同期がジムでトレーニングしている時間、横にあるランニングマシーンで走りこみをするほどストイックで同期愛が強いスタッフです。いつも丁寧に仕事をしてくれていて、いちプレイヤーとして本当に頭が上がりません。いつもありがとうございます。

ラグビーのプレーの中で何をしている時が一番好きか。
部員と面談をする時によく聞いていた質問であるが、自分に問うとなると案外悩ましい質問である。
1年生の時に初めて新歓練習でラグビーをした時は、ボールを持って全力で走る、という本当にシンプルなプレーが最高に楽しくて、直感的に「このスポーツをやりたい」「これしかない」と感じて入部を決めた。
2年生の時もランプレーが一番好きだったように思う。ただ、他の選手と比較して自分が最も自信が持てるプレーはキックであり、飛距離が出て精度が高くなるにつれてキックもランプレーと同じくらい好きになっていったような気がする。

では、今はどうか。
もちろんランプレーもキックも好きではある。
けれども、一番好きなのは、というより最も魂が震えるのはタックルである。
決してタックルが得意なわけではない。むしろ、1.2年生の時はとても苦手だった。
ただ、身体が強くなり、コンタクト練習を重ねていくにつれて、徐々にコンタクトが楽しくなってきた。その中で、タックルで相手を芯で捉えて、仰向けにひっくり返す時の快感、興奮を覚えた。
ただ、試合の中で本当に気持ちのいいタックルができたのは、今年の九大戦の一回限りである。思いっきり走りこんできた相手のBKを芯で捉えて、仰向けにひっくり返した時の身体の衝撃と興奮は言葉では言い表せない。相手はその後、みぞおちでしばらく苦しんでいたが、これが大西さんのいうDominationなのだと、これがラグビーなのだと、自分の体、感覚を通して理解できた瞬間であった。

少し話が変わるが、僕の父親は僕と同じく大学でラグビーを始め、4年間ラグビーに没頭し、社会人になっても数年間、会社のチームでラグビーを続けたらしい。
父親は基本的に仕事人間で僕が小中学生の時はあまり家にいなかったが、家にいる時は大抵の場合、ラグビーを観ていた。
また、秋になると母校である一橋のラグビー部の試合観戦によく出かけに行き、僕自身も小学生のころ、訳も分からないまま父にグラウンドにつれていかれた記憶がある。
僕の知る限り、仕事と家族以外で、ラグビーは父の唯一の生きがいである。
そんな父は、昔から、家族でラグビーを見る際に必ず、「ラグビーはタックルだ」と言っていた。

一年生の頃から、先輩のプレーを見ていて一番かっこいいと思うのは、心が震えるのは強烈なタックルであったし、そういう意味では父の言葉は半分くらい理解できていた気がするが、最近になって、頭ではなくて、体で、魂で、その言葉の真の意味がわかってきたような気がする。

気づけば、対抗戦はすでに2試合終わっており、今週の日曜日は一橋戦である。
とにかく、1つ1つのプレーに集中して、1つ1つのタックルに全身全霊をかけて、血が滾るような試合がしたい。そして勝つ。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次は、2年スタッフのりんちゃんにバトンを渡します。
先日、弛まね努力の結果、遂にB級レフリーの資格を獲得したりんちゃんは、いつもレフリーとして僕たちプレイヤーをサポートしてくれています。また、レフリーだけではなくてメディカルや広報の仕事までこなしてくれていて、本当に頼りになるスタッフです。
今度、オススメのグルメ、教えてください。
 
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契機
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興奮よりも速く、強く

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