ラグビー部リレー日記 2021/6

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5792字の総括

投稿日時:2021/06/16(水) 14:38

わたしの買っている3倍程度の値段の高級化粧水を愛用する、同期のごたつからバトンを受け取りました、3年スタッフの榎園琴音です。ごたつは美意識のみならずコミュニケーション能力も高く、生粋の”陽”属性だな、と日々感心しています。新歓期には、よく気さくに1年生に話しかけていましたが、一緒に喋っていたわたしまでたくさん笑わせてもらいました。

2月15日のシーズンインから3月31日までの1ヶ月半、休部させていただいていました。この期間に仕事を代わってくださった全ての方、本当にありがとうございました。特に、スタッフ最高学年としての大事なスタートの場面であったにも関わらず、長期間に渡って部活を休むというわたしの選択を尊重するだけでなく、仕事まで肩代わりしてくれた同期スタッフの皆には、心から感謝しています。

だいぶ時間が経っていますが、ほとんどの人にはあまり多くを語らないまま部活から消え、かつ唐突に戻ってきたということもあるので、今回のリレー日記では、休部中の話と、復帰して2ヶ月半ほど経った今思うことを書かせていただきます。

<休部中にあったこと>
オンライン留学
休部中のメインイベントが、5週間のオンライン留学でした。元々はイギリスに渡航するつもりだったのですが、秋冬にかけてどんどん悪化するコロナの情勢を受け断念し、Zoomで授業を受けるオンライン形式に切り替えました。それでも、わたしにとって初めてだった今回の留学は、カルチャーショックや言葉の壁を感じるには十分で、5週間があっという間に過ぎていった、という印象でした。

スイスに兵役があることを知りました。生徒の出身のマジョリティはなぜかアラブ圏で、日本人が生涯で知り合う平均値のおそらく7倍以上の数のクウェート人と知り合いました。(世界史選択だったにも関わらず、クウェートがどこにあるか初めて知りました。) ライティングはめちゃくちゃなのに、ディスカッションの時間になると先生に遮られてもなお淀みなくしゃべり続けるフランス人を見て、日本と海外の英語教育の差を実感しました。渡航したもののコロナに感染してしまい隔離中のため、オンライン授業を受けているという可哀想な境遇の人もいました。

たくさんの人と話し数人とは連絡先を交換しましたが、中でも一番面白かったのは中国人の男の子、アンディとの出会いでした。(中国や韓国には、戸籍登録とは関係なく自分で勝手につけられる英語版ニックネームのような文化があるらしく、アンディは本名ではないようです。)彼はほぼ英語が喋れず、全ての会話をGoogle翻訳を使って試みていたレベルだったのですが、何故か上のレベルのクラスに入れられてしまっており、笑顔と愛嬌とスマホの機能だけで全てを乗り切っていました。そんな彼とブレイクアウトルームで同じ部屋になった際、簡単な単語とジェスチャー、チャットを使って会話をしていたらなんとか意思疎通が生まれただけでなく、彼よりずっと英語が上手な他の生徒とよりも会話が盛り上がり、連絡先を交換しました。そこまでは良かったのですが、彼は嬉しかったのかわたしに異常に懐き、授業外の時間はもちろん、授業中にもひっきりなしに、メッセージやZoomのプライベートチャットを送ってくるようになりました。その内容は、I’m hungry. などという返しに困る現状報告から、Are you happy? といった哲学的な質問、はたまた先生の言っていることを全て説明してくれ、ノートの写真を全部送れ、という無茶振りまで多岐に渡りました。

授業内容に関して聞かれた事には答えてあげないと可哀想ですが、彼にもわかるような平易な英文を必死に考えてチャットボックスに打っている時に限って先生に当てられたり、集中できずに先生の指示が聞き取れなかったりして、途中からつい、おいおい勘弁してくれよという思いに駆られました。けれど、授業内容がわからなくても、先生に怪訝そうな顔をされても全く気にせず、ブレイクアウトルームでは笑顔や積極性を絶やさず、たまたま仲良くなった外国人のわたしを全力で頼ることができる、そんな彼の、圧倒されるようなポジティブな姿勢には見習うべきものが多くあるとも思いました。間違えたり言葉に詰まったりしてしまうのが恥ずかしくて授業中つい消極的になってしまっていた典型的な日本人のわたしにとって、彼との出会いはかなり大きな価値観の違いを感じさせる興味深いものでした。

その後単身イギリスに渡航した彼とは、最近はあまり連絡を取れていませんが、異国の地でも必ずや日々を力強く、逞しく生きていることと思います。

正直5週間で自分の英語力が大きく変わったとは思いませんし、留学エージェントのずさんな対応が原因で色んな場面でゴタゴタが発生し、精神的に消耗することも多かったのですが、総合的に考えるとやはりしてみてよかった経験だったな、と思っています。
引退する頃にはコロナが古い過去のこととなっていて、当たり前に海外旅行や留学ができる世界線になっていることを祈りつつ、今度は現地に渡航して留学してみたいな、と考えています。

②パーソナルカラー診断

もう一つの大きなイベントが、「パーソナルカラー診断」でした。これは最近女性に大流行している、肌の色を見ることによってその人に似合う色を診断してくれるというものです。ずっと興味がありつつも良いタイミングがなく手が出せていなかったので、思い切って行ってきました。パーソナルカラー診断に加えて「骨格診断」(骨格の形を見て、似合う洋服の形を教えてもらえる)と「顔タイプ診断」(顔のパーツの形や配置を見て、似合うメイクや服装の雰囲気を教えてもらえる)も合わせてしてもらいました。お値段は3万円と、興味を持って値段を尋ねてきた女子の友人ですら目を剥くほどでしたが、今後知らず知らずのうちに似合わない洋服やメイク用品をたくさん買ってしまうことを考えれば、安いものとまでは言わないけれど、初期投資として払う価値があったように思います。

わたしは昔からラベンダー色が大好きで、高校時代は文房具やカバンにつけるキーホルダーなど、持ち物のほぼ全てをラベンダー色で固めていたぐらいなのですが、その色がわたしに似合う色だということがわかり、とても嬉しくなりました。おばあちゃんになっても、ラベンダー色の洋服、ラベンダー色のメイク用品などラベンダーグッズを集め、身につけ続けようと思います。また、着ると普段より太って見える気がする服を数着持っており、もっと痩せればそれらの服も似合うようになるはずだとずっと思っていたのですが、原因は体重ではなくわたしの生まれ持った骨格の形だった、ということもわかり目から鱗でした。

インスタグラムで検索して、雰囲気の良さそうなサロンを選んで足を運んだのですが、診断してくださった講師の方が想像通りの素敵な方で、話しているだけで幸せなオーラが伝染して自己肯定感が上がっていくようでした。色々と知識を身につけられて参考になっただけでなく、自分の自信に繋がるようなとても良い時間を過ごせたため、オンライン留学の合間の良い息抜きになりました。

<心境>
好き勝手に過ごさせていただいていた自分の様子を色々と書いてきましたが、そもそも何故休部することになったのかといえば、わたしが部活をやめようとしていたからです。昨年の10月に、昨シーズンいっぱいで退部すると決めました。11月末に対抗戦が終わってから一部の人に少しずつ話し始め、その後話し合いや自分との対話を重ねたのち、部活から一度離れ、頭を冷やした状態で考え直すために休部期間をいただくこととなりました。先述したような、普段ならできないことをさせていただきながら並行して部活について考え続け、その結果自分の中で、他のことに足を踏み出すよりも部活を続けるべきである、という結論に至ったために戻ってきた
という、そんな目まぐるしい半年間でした。

今のわたしは、入部してから一番ポジティブな気持ちで部活に向き合えているように思います。そのことがとても嬉しいです。

昨シーズンは、シーズンの途中で仕事を放棄してフェードアウトすることへの違和感や申し訳なさから、やめると決めてからもシーズンが終了するまでなんとか部活には行き続けたものの、かなり苦しい毎日でした。最後までやり切ることのないまま去ると決めたものに対してモチベーションややりがいを見出すことはとても難しく、練習中には注意散漫になり、練習時間外の仕事のクオリティも下がり、そんな自分に嫌気がさし、また気持ちが沈み…と何度も悪循環を繰り返していました。

休部中も、部活から一旦離れさせていただいたことでだいぶ楽にはなったものの、かろうじて続けていた僅かな量の部の仕事をするのすら億劫でした。部活を続ける決心がついてからも、続けるべきだと思っている頭に心が追いつかず、部活のことを考えただけで泣きそうになりました。そのまま、万全とは言えないモチベーションの状態で戻ってきたのですが、先述の通り現在は過去にないほど好調子です。

昨シーズンまでに比べると仕事量も忙しさもだいぶ増したにも関わらず、しかも一度100%の気持ちで退部することを決めた身であるにも関わらず、なぜ今こんなに純粋に部活を楽しめているのか正直自分でもよくわかりません。けれど、復帰してから、自分の中で「良い気の流れ」が起きているように思うことがよくあります。

4月末に、広報活動に使うためのデータをたくさん入れていたハードディスクが突如うんともすんとも言わなくなり、全てのデータにアクセスできなくなるという、部活史上最もアンラッキーな出来事がありました。無料見積もりに出したところ、壊れ方は「壊滅的」で、データ修復には9万5000円もかかると言われてしまいました。パーソナルカラー診断を3回してもお釣りが返ってくるような金額の前に大学生のわたしは完全に無力で、泣く泣く修復を諦めたのですが、妙に落ち着いている自分がいました。流石に数日は深く落ち込みましたが、時間が経つとともに「就活が始まって忙しくなる前でよかったな」「試合の直前に壊れて試合告知が間に合わなくならなかっただけマシだな」「このデータは消えたけどこっちのデータはGoogle Driveに保存されてたんだ、よかった」などと、次々とポジティブな感想が浮かびました。これは、元々かなりのネガティブ思考の持ち主であるわたしには珍しいことで、自分に少し変化が起きていることを感じました。(その後、新しいハードディスクを購入し、細心の注意を払って使っています。)

朝練時の早起きも、部活が楽しいので以前ほど苦ではなくなりました。スッキリと起きられるので、以前練習日には全く力を入れていなかったメイクや洋服選びをきちんとする心の余裕ができました。時間ギリギリを攻めていた休部前に比べると毎日30分ほど早く起きているのですが、あまり負担になっていません。というよりむしろ、メイクをしない人にわかってもらえるか不明ですが、メイクを丁寧にするとなんとなく気分が上向きになるというか、ご機嫌になれて、部活により前向きな気持ちで取り組めます。こんな風に、何か悪いことがあっても自分が負のサイクルに陥ってしまうことを防げたり、自分の気持ちが明るくなる取り組みを行えたりと、以前はなかった好循環が出来上がっているような気がします。

結局、好循環も悪循環も気の持ちようなのだと思います。けれど、その気の持ちようというのがとても難しく、時に努力や気合い、願望といったものではどうにもならないことがあります。事実これまでの2年間は、一定の熱量と誠意を持って仕事に取り組みつつも、部活が楽しくて仕方がないと胸を張れた時期は、退部を考え始める前ですらほぼありませんでした。入部して3年目、せっかく今いい状態が作れているので、アンディのようにとまでは言わずとも、休んでいた時期を取り戻すような積極的な姿勢で、最大限に楽しみながら部活に関わっていきたいです。そして、仮にまた色々と考え込んでしまう時が来たとしても、一度した決断を覆してまでラグビー部に戻ってきた自分の存在を見つめ直し、乗り越えていきたいと思います。

後輩も多くできた今、かつてのマイナスな状態の自分について書いていいのか少し迷いました。けれど、この半年でのわたしの最も大きな変化は「部活の人に対して弱さを見せられるようになった」事だと思っています。半年かけて、たくさんの人と話をしました。その中で、部活に対して常に真っ直ぐ向き合っていて、ひたすら強く見えた先輩がかつて抱いた悩みや、日頃は明るい同期が感じていた痛みなど、これまで知る由もなかったものを多く知りました。今までわたしただ一人が感じていると思っており、部員の誰にも言えないでいた葛藤は、思っていたよりも深い共感をもって聞いてもらえました。とても気持ちが楽になっただけでなく、自分の部活の捉え方・部活に対する考え方が随分と変わるきっかけとなりました。意地にも似たプライドを持ち続けるよりも、困った時にその思いを誰かに吐露してみることの方が有意義に働く、そんな基本的な学びを得た今回の出来事の総括として、このような内容のリレー日記を書かせていただきました。

悩んでいた時期にお世話になった方々、本当にありがとうございました。真正面から向き合い相談に乗ってくださった人はもちろん、核心に触れることはないけれど、気遣ってくださっていることやその優しさがひしひしと伝わってきた人、久しぶりに部活に行った際に笑顔で迎えてくれた人などなど、全部がとっても温かくありがたかったです。皆さんのおかげで今部活を楽しいと思えているのかもしれないです。恩返しができるよう、頑張ります。

リレー日記史上最も長いのではないかという量の文章を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次は、つい目がとまるような美しいパスを投げる、4年生の垣内さんにバトンを渡します。正直、1年生の時は垣内さんのことがかなり怖かったのですが(ごめんなさい)、今では安心して頼れる、有能かつ優しい先輩だと思っております。昨年班が同じだったスモブラでは、垣内さんのお茶目で可愛らしい一面をたくさん発見することができ、非常に嬉しかったです。
 

地球がやばい

 written by 後藤 達哉 投稿日時:2021/06/14(月) 00:34

同期の三方からバトンを受け取りました、三年の後藤です。一年生の時はウイング志望だったのに、気がついたらフランカーをやっていて、あれよあれよと言う間にフロントになっていました。フロントとしては大先輩である三方からスクラムの技術を盗んで追い越します。

私は環境問題に興味があり、それに関する興味深い本を読んだのでその本の内容について書きます。『地球に住めなくなる日』という本で、電車の広告などで一度は目にしたことがあると思います。まとめると気候変動を甘くみている地球人に対し警鐘を鳴らすという内容である。私たちは気候変動ないし地球温暖化に対して危機感を持ったフリをしている部分がある。地球が温暖化するのは怖いことだという恐怖感はあるが、実際何度上昇したら地球がどうなるかどんな弊害が出るのかを多くの人は知らない。地球上では大量絶滅が5回起きていて、小惑星による恐竜絶滅以外の4回は温室効果ガスが引き起こした気候変動によるものである。そして、現在大量絶滅の時の少なくとも10倍の勢いで二酸化炭素を放出している。この本では、もっと具体的な未来予想をしている。詳しい内容は是非本を読んでほしい。私たちが生きている間に地球が住めなくなるとは考えにくいが何世代もあとに負の遺産を残していることは明らかである。未来の気候変動を決めるのは、人知の及ばない何かではなく、人間の活動であるので、私たちは各々が責任を持って問題解決に挑む必要がある。私はその地球人の一人として、自分ができることから変えていきたい。

次は同期スタッフのエノキこと榎園にバトンを渡します。彼女は、凛とした風貌にも関わらず天然なところがあり、いつもみんなに笑いを届けてくれます。
 

シュミのハバ

投稿日時:2021/06/12(土) 19:44

仙台が生んだ天才こと関戸からバトンを受け取りました、3年の三方です。関戸から何とも嬉しい紹介を受け、滅多にそんな事を言われない僕はニヤニヤしております。今後は二年生の中で関戸だけ贔屓させていただきます。とりあえず時勢が収まったら飯にでも連れていきたいと思います。

大学生活も折り返しを迎えもう二ヶ月が過ぎた。僕は当初の希望通り経済学部に進学したため、講義も経済学に関するものがほとんどを占める。自分が元々興味のある分野について学ぶのは非常に面白く、日々新しい知識を吸収している気がして忙しいながらもとても充実した日々を送っている。一方経済学部では卒業に必要な単位数のうち、一定の割合は他学部の科目で取得できるため、自分は現在他学部の講義を受講している。今回はその講義について紹介したいと思う。

自分が受講している講義は「表象システム論」という授業で、1960年代終わりから約半世紀にわたって活躍した世界的ミュージシャン、デヴィッド・ボウイについての授業である。以前のリレー日記でも触れたが、僕は音楽を聴くことが一番の趣味であるため、当然有名なデヴィッド・ボウイについても多くの曲を聴き、その音楽性に関する知識はそれなりに持っていた。しかしながら、その「知識」というのは、曲のサウンドや歌詞、そして音楽雑誌やネット記事から手に入れたものが大半を占め、曲に対する分析がある一つの方向に偏っているように感じていた。特に僕はギターが好きなこともあり、音楽をサウンドの面に注目して聴いてしまうことも多く、歌詞やファッション性、歌い方やコンセプトに注目して音楽を聴くことが少なかった。そのため、「英語ないし日本語で歌われるポピュラー・ミュージック作品のrepresentation(上演=表象)を表象文化論的に考察」し、「楽曲それ自体の構造分析よりもむしろ、特定のパフォーマンスにおける歌詞と声の関係性に着目し、その歌声の聴取経験をひとつの出来事としてどのように論述するかを検討」する(表象システム論、シラバス授業詳細情報から引用)この講義は、自分にとっては音楽の聴き方の幅を広げられる非常にいい経験になっている。自分の考えもしなかった角度から、好きな音楽に関して知識を得られ、その音楽に対する解釈をアップデートできるからだ。この講義を受けてから、音楽に対する捉え方がまた一つ変わり、今まで興味を持てなかった音楽にも興味を持てるようになった。結果として、今までよりも趣味の幅を広げることが出来た。

別にこの講義を受けたからといって、自分の将来のキャリアに直接繋がるわけではない。しかしながら、趣味を持つこと、大きく言えば様々なことに興味を持つことは、自分の人生を確実に豊かにしてくれるし、考え方の柔軟性や引き出しを広げてくれる。特に大学生という期間は、様々なことに興味を持つには最適であると思う。様々な選択肢があり、その選択を実現できる時間も多くあるからだ。幸い僕にはあと2年の時間が残されている。この貴重な時間を無駄にせず、部活はもちろんのこと、その他のことにも積極的に取り組んでいきたいと思う。

次は最近フロントに転向した同期の後藤達哉にバトンを回したいと思います。同期のフロントローが今まで少なかったので、ゴタツや岩下が来てくれて最近とても楽しいです。

これが野球だよ。宇宙人

 written by 関戸 悠真 投稿日時:2021/06/11(金) 19:00

才色兼備、常に笑顔でプレイヤーと向き合ってくれる優希さんからバトンを頂戴いたしました、2年の関戸悠真です。優希さんは広島県出身とのことで、広島弁は喋れるのかが気になります。ぶっきらぼうな口調で凄みを利かせる優希さんは全く想像がつきませんが、めちゃくちゃかっこよくなりそうな予感がしています。


僕は野球が好きです。自分に野球の才能がないことは中学時代に嫌という程思い知ったにも関わらず、性懲りも無く高校でも野球を続け、大した活躍もできなかったのに「高校でも野球やってよかったな~」と心の底から思えるあたり、本当に好きなんだろうなと思います。
嬉しいことに、ラグビー部にも野球好きが結構います。
部室にキャッチャーミットを持参し、「野球してえな関戸」と時折声をかけてくれる4年の津田さん。「野球は嫌いだ」と口では言い張っていながらも、種目選択制の体育の授業ではソフトボールを選び、中日ドラゴンズの勝敗を気にかけ、千葉ロッテの応援歌を口ずさむ激弱ツンデレの2年の安富くん。などなど。僕が知らないだけで他にもたくさんいるのでしょう。
この前、僕が部外の人と草野球をする計画を立てていたら、津田さんも参加の意志を示してくださいましたので、2軍外野守備・走塁コーチあたりを務めていただこうと思います。コロナ等色々あって実現していませんが、いつか津田さんの流れるようなグラブ裁きと、玄人好みの流し打ちをお目にかかれる日を心待ちにしております。

最近はラグビーの妄想に食われがちですが、前は野球の妄想をよくしておりました。
日本代表の中心選手として日の丸を背負って戦い、国際大会で劇的なヒットを放つ自分。僕が応援している楽天イーグルスのエースとしてマウンドに立ち、チームを日本一へと導いて田中将大監督を胴上げする自分。連続フルイニング出場記録のためにケガを押してレフトを守り、「少年野球か!」と言いたくなるほど近づいてきたショートにヘロヘロの返球をする自分。
妄想はタダで無限大です。妄想の中では、僕はイチローであり、大谷翔平であり、ダルビッシュでした。しかし、自分が活躍するだけが妄想ではありません。かなり変わったことを考えたりもします。例えば、野球に10人目のプレイヤーが追加されるとしたら、10人目にはどこの守備に就かせようか、とか。アフリカ奥地の先住民族達に野球道具とルールブックを持たせてなんのアドバイスもせずに1年くらい修行させたら、彼らの技術体系はどのくらい進歩するんだろうか、とか。アフリカの先住民族ではなく、それが宇宙人だったらどうだろうか、と考えて「宇宙人って野球できるのかな?」とふと気になりました。

野球のルールブックには、一塁ベースと二塁ベースに同時に触っている時の規定はありません。なぜかというと、二つのベースを同時に触れるほどデカイ地球人はいないからです。ベース同士の距離は90フィート(約27メートル)と定められています。地球人の身長はせいぜい2メートル弱くらいなのですから、無理もない話です。もし、宇宙人の身長が30メートルくらいあったら、盗塁し放題。ゴロを打てば一塁に向かって寝転ぶだけでオール内野安打。守備でも、ホームランも大体外野フライ。サードゴロも捕って一塁を踏むだけでアウト。と、最強の選手が出来上がってしまいます。多分、世界中からスター選手を集めて野球の世界選抜チームを結成したとしても、全員野球歴1年の野球にわかのデカブツたちにボコボコにされてしまうことでしょう。巨人軍はやはり強いですね。
先ほど、恥知らずにも「彼らの技術体系はどのくらい進歩するんだろうか、」などと上から目線で宇宙人の皆様にものを語ってしまいましたが、ボコボコにされる身分で偉そうな口を聞いてしまい、申し訳ありませんでした。地球人を代表して私めがお詫び申し上げます。


次は、自分が女だったら結婚したいと思っているくらいのナイスガイ、三方さんにバトンを回します。
三方さんには自主練に付き合っていただいたりと、本当に良くしてもらっています。
中日ファンとお聞きしましたが、先日の楽天VS中日の三連戦ではしっかりと楽天が勝ち越させていただきました。今の楽天は、交流戦首位、パリーグ首位と、あくびが出るくらいの平常運転なわけですが(六月十一日午後六時現在)、日本シリーズを楽天と中日の一騎打ち、という形で迎えられることを願っています。

エネルギー

投稿日時:2021/06/05(土) 23:58

最近意外と接点の多い笹俣君からバトンを受け取りました、3年スタッフの中村優希です。彼は体格に恵まれているため見た目は少し厳ついですが優しい性格の持ち主で、しかも私は最近彼の雰囲気が丸くなったような気がしていて何だかとても話しかけやすいです。せっかく2回同じスモブラになったことですし、彼ともっと仲良くなりたいと思います。


 

まず始めに、一年生が入部してくれたばかりの大事な時期に頻繁に部活をお休みさせて頂くことになってしまい、本当に申し訳ありません。特に負担をかけてしまった同期スタッフのみんなには頭が上がりません、いつもとても感謝しています。今朝は本当にすみません、私も頑張ります。


 

私事ですが、私は昨年から本当に色々なことに悩んでいて、遂には悩みが尽きないことに悩み始めそうです。

リレー日記に何を書くかについてもかなり悩みました。というのも、先週までに違うテーマについて2500字程度の文章を2つ書いたのですがそのどちらも廃案にしてしまい、今焦っています笑。


 

大学生になってから時間が過ぎ去っていくのがとても早く、もう三年生になり上級生の仲間入りをしてしまったことが未だに信じられない思いです。

上級生の魅力は、「裁量(自由)」と「責任」だと思います。上級生になったことで確実に部活の仕事量は増加し責任も重くなりましたが、それに比例して仕事における裁量が広がり、やりがいを感じる場面が増えたように思います。1つ上の学年にスタッフの先輩方がいないということは、部にとっては大きな損失であり痛手ではありますが、一年早くスタッフとして最高学年になることができたため、2年、3年という長いスパンで今後のスタッフのあり方を見直し改善する取り組みができており、マイナス面だけではないのではないかと思っています。私達に与えられた残りの1年半の期間を大切にしつつ、努力していきたいと思います。

とは言え部活の仕事をする中で悩みを抱えることも数知れず、かなり落ち込んでしまうこともあります。私の場合、落ち込むのは理想と現実の乖離によるもの、つまり「こうあらねばならない」という固定観念に縛られ、敷かれたレールから一歩でも外れると自分を責めてしまうためです。

ここで当たり前だけれどもとても大切なことは、人に相談することです。たまには愚痴を言うことがあっても良いと思います。私は負のエネルギーをかなり溜め込みがちなのでいつも反省していますが、自分の状況を客観視するためにも人と接する中で新たな価値観に触れることがが大切ですし、悩みは人に打ち明け共感してもらうことで和らぎます。但し人に相談するときにはその人にまで負のエネルギーを与えてしまわないよう、不満や不安をただ述べるだけではなく、今の状況をどう打開すべきかも一緒に考えると良いのではないかと思います。とにかく、自分だけで全てを解決しようとしないことが大切です。


 

悩みの解決と同じくらい大切なのは、不必要に負のエネルギーを溜めないことです。

私には、自分を不用意に落ち込ませない方法があります。音声メディアの活用です。

図らずも私生活が謎と言われて悲しくなることが時々あるので、今回は近頃私がはまっている音声メディアについて少し紹介します。

私は最近音声メディアが好きです。

音声メディアとは具体的に、stand.fmやvoicyやpodcastなど、誰もが配信できるネットラジオのようなものです。所謂ラジオと同じく無料で聞く事ができるのでとても便利ですし、何かをしながら聞くことができるというのが魅力です(私はご飯を食べながら聞いていることが多いです)。またラジオとは異なり、好きなチャンネルを登録したり、チャンネルを遡ってアーカイブされた録音を聞いたりすることができるのでとても親しみやすいと思います(例えるとyoutubeの音声のみ版のようなものと説明するとイメージしやすいでしょうか。)。

 

コロナ禍において、感染拡大前よりもSNS利用時間が増加したというデータをどこかで見た覚えがあります。

SNSや画像・映像メディアでは、加工され編集された、その人の日常の一番良い部分が発信されています。そこで発信されているのはその人の生活の中から切り取られた僅か一部分なのですが、情報の受け手からは裏側の事情や苦労が見えにくく、そこで発信されている情報が全てであると錯覚しがちになります。そのためSNSや画像・映像メディア上では自分よりも優れている人が多く目につき、また容赦の無い批判を受けたりするため、利用時間が長ければ長いほど自己肯定感が下がりやすくなる気がします。

 

私が音声メディアの一番大きな魅力であると感じるのは、音声メディア上では発信者は必要以上に「飾ることができない」という点です。音声配信を通して触れることのできるのは、日常離れした世界や派手な企画などではなく、その人が日々の思考や考え方、経験、生活そのものです。そのためか、発信者から直接語りかけてもらっているような暖かい気持ちになることができます。私は配信を聞いているうちに幾度か新しい価値観や考え方に出会い、勝手に少し世界観が広がったような気持ちになっています笑。

その他にも、ニュースや外国語のリスニングなど特定の用途専用のチャンネルも多数開設されており、個人のニーズにあった使い方ができます。

皆さんもお時間があれば、音声メディアを是非一度使ってみてください。そしておすすめのチャンネルや配信などがあれば是非、教えて欲しいです。

 

 

次は、今シーズンの新歓で大活躍し、すっかり上級生の貫禄を見せていた関戸君に繋ぎます。少し前の話になってしまいますが、春休み明けに彼の姿を初めて見たときに春休み前と見間違うくらい体が大きくなっているのに驚くとと共に彼の直向きな努力を感じ、とても微笑ましい気持ちになったのを覚えています。これからの活躍を期待しています!

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ループの渦に巻かれて
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5792字の総括
2021/06/14(月) 00:34
地球がやばい
2021/06/12(土) 19:44
シュミのハバ
2021/06/11(金) 19:00
これが野球だよ。宇宙人
2021/06/05(土) 23:58
エネルギー
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虫が嫌い

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