ラグビー部リレー日記

日々雑感

投稿日時:2016/12/09(金) 20:30

いまだに微妙な上下関係が抜けない上田からバトンをもらいました4年の尾崎です。
最後のリレー日記ということで4年間東大ラグビー部員として日々を送り、覚えた雑感を書きたいと思います。あらかじめ断っておきますが個人的な意見なのであしからず。
 
 
僕が1年生の時の東大ラグビー部のシーズン目標は対抗戦Aクループ昇格、2・3年生の時は入れ替え戦出場、そして今年は対抗戦5勝以上だった。
それが意味するものは何なのか?東大ラグビー部が東大ラグビー部としてあるためには対抗戦で勝たなければならない。そう僕は解釈している。
 
 
もちろん公式戦で伝統のある定期戦で勝利することも大切であり、これらをないがしろにしているわけではないが、僕たちは1年を通して対抗戦で勝利することを目標に日々練習しているし、それだけに今年の成城戦や学習院戦、上智戦での勝利は、他の練習試合や定期戦での勝利とは格別の喜びがあった。という事実はやはり僕たちが対抗戦にかけていることの証左なのだと改めて感じた。
 
 
110分。僕が4年間で対抗戦に出場した時間の総計だ。のべたった1試合と30分くらい。僕はこれだけしか東大ラグビー部に貢献できなかった。東大ラグビー部の一選手として対抗戦に出場し、東大ラグビー部の勝利に貢献できないという事実に、僕は東大ラグビー部員としての存在意義を失いかけていた時期もあった。
才能溢れ下級生のころから試合に出ていた同期や、大学からラグビーを始めた同期が対抗戦で活躍している姿を見て、胸いっぱいの悔しさとコンプレックスを抱き、それでも毎日練習に通ってはもがき苦しむしかなかった。
なぜなら僕はここでしか生きていけないと思っていたから。


こういう場面でよく、補欠選手でも努力したことこそが大事なんだとか、努力が後の人生で大きな財産になるんだといった類の名言を耳にするが僕はあまり好きではない。努力はそのままの形で結果に表れた方が当然良いし、今を生きる僕にとって先の人生の成否は正直どうでもよいことだ。
 
 
そんな苦しい日々の中で僕の原動力となったのは僕たちを支えてくれる人の応援の声だった。
その人たちにプレーや勝利という形で恩返ししたかった。伝わったかどうかはわからないが、そう思ってこの1年間プレーしてきた。
最後に言葉でも感謝の意を表したいと思います。4年間ありがとうございました。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。次は手持ち無沙汰になるとあごを触る癖のある梶村にお願いします。
 

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