ラグビー部リレー日記

当たりまえ

投稿日時:2013/11/17(日) 18:05

同期の亙君の更新が遅いためインターセプトさせて頂きました、三年の加藤圭悟です。
試合でも華麗なインターセプトを決めたいところですが、先月終わりにようやく復帰して今シーズン三戦目、「お前はラグビーというスポーツを知らないのか」と言われても仕方のないような散々な試合内容でした。

先日以来ある言葉について考えています。それは朝のスクラム練習に向かっているときのこと、井の頭線の車内でOBの齋藤守弘さんとご一緒になりました。齋藤さんは朝六時過ぎの車内でもラップトップに向かってお仕事をしていたご様子。「朝からお仕事大変ですね。」と挨拶すると、「いや全然大変じゃないんだよ。」と返され、齋藤さんは更に続けてこう仰られました。
「俺は毎日朝七時には仕事に行っていて、それは自分にとって当たりまえになってるんだよ。当たりまえになってることは大変だと思わない。」

何かを「当たりまえ」だと思うようになることは、チームを強くするために最も重要なことです。良いプレーの一つ一つを「当たりまえ」にしていくことが練習の目的だし、チームの「当たりまえ」をたくさん作ることが規律あるチーム作りに不可欠です。

一方で、「当たりまえ」を反省することも必要です。ヒットする時身体が浮く、セットが遅い、悪い癖を直すためには今の「当たりまえ」を見直して良い「当たりまえ」に変えていかなければなりません。

これはプレーの外でも言えることです。自分たちは非常に恵まれた環境でラグビーをやっています。Cチームまで組めるのが「当たりまえ」で、テーピングやドリンクを準備してくれるマネージャーさんがいるのが「当たりまえ」で、人工芝のグラウンドで練習するのが「当たりまえ」で…他にも挙げたらきりがありませんが、そのどれも「当たりまえ」で済ませてはならないことです。上に挙げたようなことを「当たりまえ」だと考えることは、自分を助けてくれる人たちへの感謝を忘れることです。恵まれた環境を「当たりまえ」だと思うのではなく、恵まれた環境に感謝することを「当たりまえ」にしなくてはいけません。

僕は怪我人の期間が非常に長かったので、人一倍他の人たちに支えてきてもらいました。だから人一倍返す恩も多いと感じています。残りわずかの今シーズン、まずは一試合でも多く試合に出て、散々な内容ではない、皆が喜ぶプレーをしたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。
次は怪我をしても毎日頑張って腹筋をしている一年生の井上啓太君にお願いします。

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