ラグビー部リレー日記

考えることの必要性

投稿日時:2014/05/03(土) 20:48

こんばんは。
同期の酒井からバトンを受け取りました、4年の山田です。

今シーズン私は、ラグビーを始めて以来ずっとプレーしていたウイングではなく、センターでのプレイに挑戦している。タックルがある程度できることを買われてセンターに移ったわけだが、昨年までのようにただ外から詰めるDFをしていればいいわけではなく、わかってはいたもののセンターのDFの難しさを改めて感じている。また同時に、昨年私同様ウイングからセンターにポジション変更して活躍なさった榊田さんの偉大さも身をもってわかった。

昨年の4年生方は偉大だったのだ。先日のセブンス大会後に思った。昨年まではこの偉大な先輩方が上にいたため、自分のプレーに集中することができた。いや、正確に言うと自分の立場に甘えてチーム全体のことをあまりきちんと考えることがなかった。しかし4年となった今はそういうわけにはいかない。自分のことだけでなく全体について常に考え続けることが必要になる。

私はもともと愚直に何かに取り組むのが嫌いなわけではない。小・中学校の頃はスポ根漫画の「キャプテン」や「プレイボール」をバイブルのように何度も読んでいた。器用にいろいろなことをこなせるわけではないが、一つのことに集中できるのであればそれをひたすらやり抜くという自信はあるし、実際そうしてきたという自負もある。昔はそれでいいと思っていた。しかし結局それは考えることから逃げているのである。ひたすら時間をかけて同じことをやり続けることで、考えることの困難さを免れ、自分は人よりも努力したのだという謎の自信や自己満足を得ようとしているのだと最近気づいた。

別に努力を否定しているわけではない。しかし正しいプロセスを踏まない努力など何の意味もない。現実を受け止めた上でどうすべきなのか常に考えなければならない。となると私は大学生であるという前提のもと、きちんと勉強したうえでラグビーでどう結果を残すのか考える必要がある。

ラグビーだけ考えていればいいというわけではない。この両立は高校時代全然果たせなかった。学生であることをないがしろにし、勉強から逃げていた。今度はそういうわけにはいかない。どのみちこれぐらいの両立ができないような頭なら、身体能力、経験で他校に劣る東大がいくら考えても勝てるわけがないし、東大生がラグビーをやるということの価値が失われてしまう。

東大でラグビーをするのも今年で最後。この4年間の意味を結果で示したいと思う。
次回のリレー日記は同期の夏川にお願いします。

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