ラグビー部リレー日記 2020/12

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4年生になる前に

 written by 齋藤 海杜 投稿日時:2020/12/29(火) 00:42

ポスト太田さんとしての地位を築きつつあるあきらからバトンをもらいました、3年の齋藤です。サンタの思い出話に触れ、まだギリギリサンタさんの存在を信じていた小5の頃のことを思い出しました。無垢な少年だった僕は、弟と一緒にそれぞれ欲しいWiiのソフトを手紙でお願いしていたのに、僕にだけなぜか「カプラ」という無駄におしゃれな積み木がプレゼントされサンタを呪った思い出があります。両親は想像力の豊かな子に育って欲しいとの思いでカプラをプレゼントしたのでしょうが、小5の男の子にあげるのが積み木というのはいささか可哀想ではなかったでしょうか。

 


激動の2020年も気付けば年の瀬。チームは名古屋戦を終えて、残すは京大戦の一試合だけとなりました。今年はイレギュラーなことが多く、秋からのシーズンは連戦に次ぐ連戦であっという間に過ぎていった気がします。そして、僕自身のラグビー部におけるキャリアも気づけば残り1年とわずかになりました。ここには残り一ヶ月の今シーズンと、最高学年として迎える来年について考えていることを書き記しておきます。

 


ひとまず今年中の練習が終わり、年末年始をゆっくりと過ごせる安堵を感じつつ、来月には四年生がいなくなってしまうというかつてない不安感に苛まれています。

 


コロナ禍に始まった今年度は困難の連続でしたが、主将の藤井さんをはじめとした四年生が僕らを引っ張ってくれたおかげで頑張れたと思います。個人的には今季初めて対抗戦にスタメンで出ることができたし、大きな怪我もなく練習に出続けることができて、去年と比べ手応えを感じられた気がしました。名古屋戦も無事勝って終えることができ、試合の帰路ではこんなふうに肯定的な気分で今季を振り返っている自分がいました。

 


しかしながら、ここで僕が書くのもあれですがチームは当初目標にしていた明学戦に敗れています。上で書いたことは主に自分にいいようにフォーカスを向けたときの話であって、チームの目標を達成という視点で見たときに、果たして僕がやってきたことになにか意味はあったのかという話になります。件の明学戦、僕はスタメンの座を与えられながらLOを安定させられず、練習で何度も練習してきたFWアタックのストラクチャーもあまり実践できませんでした。要するに結果から言えば単なる自己満足だったということです。

 


四年生の背中はとてもでかいです。フロントの先輩の山口さんは副将として試合中きついなかでも常に檄を飛ばしていますし、SCのボスの太田さんは常にストイックに、勝つためのスタンダードを選手に提示しています。そんな人たちがいなくなった後で(例に挙げた方々は来年も一応いらっしゃるようですが)、僕にチームをまとめる四年生の役割が務まるのか?そうなるために何が必要なのか?最近になって考えはじめ、とても悩ましい気持ちになります。

 


自己満足の部分が残ってしまったのは何故だったのでしょうか?別に端から適当にシーズンをこなそうと臨んだわけではありません。去年のシーズンは対抗戦に10分しか出れず、後輩の三方にポジションを取られ続け言いようもない悔しい思いをしました。今年こそおれが2番で出て試合に勝つんだと、そう息巻いて目の前の練習に取り組んでいたと思います。しかし、いつしか自分がスタメンで試合に出ることに満足し、ぼんやりとした意識で練習をこなしていくにつれ、試合に勝つのに必要な選手になるという部分が置き去りになっていました。防衛戦の前、大西さんは僕に「スタメンで出るのが目標なんか?」と聞きましたが、まさしくそれは満足していた僕への叱咤だったのでしょう。ラグビーノートにも書いたその言葉をしっかり受け止められなかったことを後悔しています。

 


ですが、幸運にもシーズンは一ヶ月残っています。しかも少し延びました。目の前の目標に甘んじたこと、勝つことへの執着が足りなかったことなど諸々含め、これからの練習で清算するチャンスです。自分本来の目標を忘れないこと、自分だけではなくチームに向けて働きかけること、こうしたことを意識して練習していく必要があります。これは2、3日なら誰でもできることで、継続することが非常に難しい。モチベーションを左右する出来事などしょっちゅう起こりますから、その都度原点に立ち返って自分の行動を省みなくてはなりません。僕は今回のリレー日記を原点として、来るべき来年のシーズンに向けたいい日々を重ね、立派なリーダーになります。

 


残り一ヶ月、四年生の最後を飾るためにも、僕たち三年生以下はフォロワーシップを発揮してチームを盛り上げる必要があります。リーダーたちが頑張る以上に、僕ら自身がチームを押し上げていかなければなりません。秋以降の連戦でくたびれたところもあるでしょうが、正月オフで英気を養って、残りのシーズンを闘っていきましょう!

 


最後まで読んでいただきありがとうございました。次からはいよいよ四年生たち最後のリレー日記です。次は心優しきコンタクト狂の吉村さんにバトンを渡します。吉村さんはいつもとても楽しそうにラグビーをしているのが印象的でした。

僕はSanta Tell Meが一番好きです

投稿日時:2020/12/23(水) 17:41

ツイッターなどのS N Sが苦手な僕とは違ってS N Sの達人という噂のある手島からバトンを受け取りました2年の佐藤です。彼は一年生ながら積極的にリレー日記を書いてくれています。僕なんかは順番が回ってきそうになると何日も書く内容を悩んでしまうのでどうやったらそんなに文章を書けるのか教えてほしいです。


うんうん唸って何を書こうか考えていましたが、クリスマスが近いのでそれを利用させていただきたいと思います。多くの人にとってクリスマスは数ある行事の中でも群を抜いて、一大イベントなのではないでしょうか。一ヶ月前くらいからなんとなくある高揚感、街を飾るイルミネーション、youtubeのおすすめに増えだす定番曲、大小様々なツリー、買い物に行くともらえるケーキのチラシ(以前「このチラシお入れしますか」と店員さんがマニュアル通りの接客をした後、僕の顔をチラッと見て「あ、いらないですね~」とそっとチラシを元の場所に戻しました。誰も悪くないですが気まずい時間でした。)布団から出られずに思わず寝坊してしまいそうな寒さ、テレビの深夜枠の特番。これら全てがクリスマスの雰囲気を作っているような気がします。クリスマスに楽しい思い出がある人は多いはずです。ただ、僕は特定の宗教を持たず、素敵なプレゼントを交換しあう恋人もいないので、クリスマスで盛り上がる人に向かってうらやみと憎しみを送るだけなのが現状なのですが、もう少し幼い頃は一年で一番大切な日でした。サンタクロースの存在を本気で信じていたからです。

突然ですが、ここで我が家独特のサンタとの交流の文化と歴史を振り返ってみましょう。多くの家庭では、いい子にしてたらサンタが家に来るという条件でイベントが発生、子供は手紙などの前時代的なコミュニケーションツールによってサンタにプレゼントの内容を要求し、その様子を微笑ましく眺めていた親が身分を詐称しサンタクロースとしてプレゼントを送るということを行っていると認識しています。毎年枕元にプレゼントにプレゼントを置くのが自分の親であると知った時、子供はサンタクロースの存在を否定するのです。ひとつ大人の階段を上る瞬間ですね。一方我が家の場合、手紙のやり取りもなく、サンタに扮して親がプレゼントを置くこともありませんでした。サンタが来るかどうかはクリスマス当日のお楽しみ。わからないから、私たちがプレゼントを買ってあげるよというのがうちのスタイルです。今考えるとこの開き直りはすごい。僕はクリスマスプレゼントを貰い始めた当初からプレゼントを渡してくれるのは両親だということを知っていました。知っていながらクリスマスの朝には本物のサンタさんからのプレゼントがないか探していたのです。幼稚園のころや小学校低学年の時は友人たちのサンタから何をもらったかという会話に馴染めませんでした。僕は割りといい子にしてるのになんであいつがもらえて僕がもらえてないんだよと思うこともありましたが、子供に嘘をつかず、サンタも否定しないこのやり方は結構気に入っています。
そんなルールなので僕は今までの19回のチャンスのうち一度もサンタさんから実体を伴うプレゼントをもらったことがありません。明後日が20回目のチャレンジです。結果が悪くても住民票を移してないから現住所がわかってないのかもしれないってことにしましょう。

サンタさんからの実体以外のプレゼントなのか、ただ単純な事実としてか僕はクリスマスにひとつ年齢が増えます。祝ってほしいのでちらっと書いておきます。なんだかんだ20歳なんて他人事だと3日前までは思っていましたが、どうやら避けられないようです。自分の中に大人になったなと感じられる部分がなくて実感がわかないです。10年前の2分の1成人式の時よりは成長できていたらいいなと思います。僕が大学に入学したとき大人だなと思った当時の3年生、今の4年生に追いついてしまいました。4年生ってすごいなという気持ちを恥ずかしがらずに書けるほどには成長していないので、その気持ちもちらっと書いておきます。

残り少ない10代の時間を授業と課題とゲームに費やしながら、駅前の恋人たちにうらやみと憎しみの視線を送りながら、来る25日を待ちたいと思います。


次はルーシーさんこと斎藤さんにバトンを渡します。僕は入部した当初、海杜と書いてルーシーと読むものだと思っていました。漢字をもっと勉強すればよかったなと思いました。

チーム愛

投稿日時:2020/12/19(土) 22:37

同クラで同じ部活、同じ未経験でのスタートで帰る方向も同じ。たくさんの「同じ」が重なっている池田からバトンを受け取りました、1年の手島です。
「同じ」が多い中、僕が時空をゆがませたせいで歳は違い、池田は時々手島のことを「パパ」と呼んでそのことをいじってきます。でも、それを許せるどころか、そのいじりに乗って親目線で可愛がってしまうほど可愛いのが池田です。良い紹介を書いてくれたのでお返しですが、池田はとてもカッコいい人です。「できないことがあるのが嫌い」と話してくれたことがあり、練習中にできなかったなと思うことがあるとすぐにジュニコや先輩、同期の経験者にアドバイスを求めに行っています。ただ、蝶々結びは練習してもうまくならないままのようで、やはり可愛い人です。



もうすぐ、4年生の最後のリレー日記の更新が始まる。前回のリレー日記にも書いた通り、僕はこのリレー日記がとても好きで、昨年の4年生の最後のリレー日記も全て遡って読んでいる。今年はイレギュラーな年で僕が入部したのは9月下旬であるから、今の4年生との思い出は足りないけれど、先輩方がどんな言葉を残して最後の試合を迎えるのかが楽しみなのである(ご本人に伝えられたことはありませんが、手島が密かに憧れていて、前回とても素敵な日記を書いていた山口さんの更新は特に楽しみにしています)。

4年生。

3年後、自分はどんな4年生になっているのだろう。そもそもラグビー部にいるのだろうか。本当に恥ずかしいことだが、僕は部活を最後までやり遂げたことがない。中学のテニス部は、同級生同士の喧嘩に巻き込まれることが面倒臭くなって、逃げるように幽霊部員になり、最終的に辞めてしまった。高校のバレーボール部も、先輩とうまく付き合うことができず、部の雰囲気に馴染めないまま1年で辞めてしまった。高校のバレー部に関しては、他にも理由があるのだが、中高どちらも人間関係に問題を抱えて退部を選択したのである。

人付き合いが得意なふりをしているけれど、本当はそんなことはない。クラスに話せる友達がいないある同期をいじっているけれど、本当はいじれるような立場ではない。人間関係はどちらかと言えば苦手分野で、すぐに疲れて一人でいることを選んでしまいがちだ。

同期は本当に良い人ばかりでこんな手島とも仲良くしてくれているし、先輩も本当に優しい先輩しかいない。だから、東大ラグビー部は続けたいと思っているし、続けられるとも思っている。部の雰囲気が、部活恐怖症とも言える僕の背中を押したのだから。それでも、人付き合いに疲れて逃げたくなってしまう日が来るのではないかと怖いのである。

では、どうすればこの恐怖は消えるのか。

今までの人生を振り返りながら考えて、2つの答えにたどり着いた。1つ目は、自分の好きな自分でいることである。周りの目を気にしすぎて自分の好きな自分でいられなくなると、苦しい。だから、自分には正直に生きていたい。だが、ありのままの自分をみんなが好きでいてくれるほど自分は魅力的な人ではない。そこで出てくるもう一つの答えが、仲間を好きでいることである。他の人がみんな同じかはわからないが、僕は、自分のことを好きでいてくれる人のことは好きだ。自分の居場所を居心地よくするために、仲間に自分を好きでいてもらうために、まずは自分が仲間を好きでいたい。好きな人と一緒にいる時間が疲れる時間になるはずがないから、これが解決策であることは間違いなさそうである。

ここまで書いてきて、2021年の目標を決めた。それは、チーム愛でチームNo.1になること。チーム愛で4年生に勝つのは難しいだろうが、この目標を胸にチームのために動ける人になりたいと思う。



恐怖と真剣に向き合い、来年の目標も決まったところで今回の日記は終わりにします。普段あまり言葉にしないような気持ちを書いたので、うまく伝わっているか不安ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。


次はS&Cで大変お世話になっているあきらさんにバトンを渡します。
同期が「手島は怖い」と言いすぎるせいで、あきらさんにも怖がられていそうなのが少し残念です。同期が言うほど怖くないので、安心してください。
 
 

同期へ

 written by 池田 周貴 投稿日時:2020/12/18(金) 09:05

挨拶をするといつも笑顔で返してくださる三方さんからバトンを受け取りました、一年の池田です。ヘッドキャップは大至急用意しようと思います。最近同期からフッカーをやたらと勧められていて、今度是非LOのスローイングなどを指導してもらいたいです。ちなみに関戸が以前、「俺が女子なら三方さんいくかなー」という果てしなく需要のない異世界転生を語っておりました。

さて、僕の入部動機などを書こうかなとも思ったのですが、ありきたりなのでやめておきます。今回は、普段なかなか伝えづらい同期への思いを綴ろうかなと思います。確実にイタい文章になりそうです。


まず、陸人・西久保・橋野・前川・安富の5人へ。
いつも教えてくれて本当に感謝してます。俺は人にやたらと聞くくせに理解も遅いし運動神経も良くないから教え甲斐ないやつやなとか思われてるかもしれんけど、不器用なりに経験者のみんなにちょっとでも近づけるよう頑張るからもう少しだけ我慢して付き合ってください。いつもありがとう。

次に、岩下・関戸・手島の3人へ。
未経験スタートの3人が頑張っているのを見て刺激をもらってます。手島とか上達早すぎて、手島ラグビー部入ってなかったらこのでかい体で何しててんやろ、とかたまに思います。(笑)アドバイスくれるのもすごいありがたいです。早くシニアに追いつけるようこれからも切磋琢磨し合いましょう。いつもありがとう。

最後に全員に。
俺の入部を決めたのはやっぱり同期の雰囲気でした。見学・体験練のときにパス教えてくれたり談笑してくれたりしたから、不安もいっぱいあったけどこいつらとなら一緒にやっていけるかもなって思えました。こういう謎の自信を英語では“stupid overconfident”っていうらしい。俺にぴったりの言葉やと思う。(笑)俺が偉そうにいうのもおかしいけど、このメンバーで一人も欠けずに四年になって(もちろん増えるのは大歓迎)、今の四年生みたいに、頼り甲斐があって優しくてかっこよくチームを引っ張る存在になりたいと思ってます。これからもよろしくお願いします。


こうして書き上がったものを読むとやはりなかなか恥ずかしいですね。表さんあたりが絶対にいじってきそうです。(笑)今回は同期への感謝をだらだらと書き連ねましたが、言うまでもなく優しい先輩方にも感謝しかないです。いつもありがとうございます。構成が拙い上に大阪弁が出ているせいで読みにくくて仕方ない文章になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

さて、次は僕の同クラでもある手島にバトンを回します。一年のおしゃれ番長である彼を見ていると、ネックレスしかおしゃれを知らなかった自分が恥ずかしくなります。ちなみに彼は小田急線民で僕と帰る方向が同じです。沸点が低いと恐れられている彼ですが、いつも僕のために快速急行を見送って快速に一緒に乗ってくれるという優しいところもあります。ただ、テスト落ちる落ちる詐欺だけはやめてほしいものです。
 

ありがとうヘッドキャップ

投稿日時:2020/12/16(水) 16:20

何だかんだ非常に良い奴である五島からバトンを受け取りました、2年の三方です。この前の試合、五島が彼の高校同期である一橋大学の4年生の選手と仲良く談笑していて驚きました。まあよくよく考えたら当然なのですが。時空の歪みとは恐ろしいものです。

さて今回は僕がラグビーをする上で欠かせない物の話をしたいと思います。それは僕の耳に血が溜まったり、頭が大きな衝撃を受けたりすることから防いでくれ、躊躇なくコンタクトプレーが出来る手助けをしてくれます。そうヘッドキャップです。

今回これをリレー日記の題材にするということで、その進化の歴史を少し調べてみました。どうやらヘッドキャップは元々、タックルなどを繰り返し、耳がこすれて血がたまるいわゆる「ギョウザ耳」を防ぐための保護が目的だったそうで、往年のラグビーファンならご存知である「十字型ヘッドキャップ」がその例です。しかしラグビーの進化とともに激しいコンタクトプレーが増えたため、耳だけでなく頭部も保護することが出来るよう、今も主流となっている「ヘルメット型」が開発されました。現在日本では高校生まで着用が義務付けられています。各校の名前が入った様々なデザインのヘッドキャップは非常に素敵で、高校ラグビーの象徴とも言えると思います。

しかしながら大学生にヘッドキャップの着用義務はありません。高校時代にヘッドキャップを付けていた数多くの選手が、待ってましたと言わんばかりに別れを告げていきます。東京大学ラグビー部も例外ではありません。多くの選手が生身の頭で激しいコンタクトを行っています。僕は怖くて到底外すことが出来ません。僕は生身でコンタクトを行う彼らを尊敬するとともに、ヘッドキャップを着ければいいのになあと思ったりするときもあります。

例えばこんな時。ヘッドキャップを着けずに練習している仲間がギョウザ耳で血を抜きに行っているとき、ブレイクダウンで頭を蹴られ出血してしまったとき、激しいコンタクトで脳震盪をしてしまったとき、などなど。ヘッドキャップを着けていれば防げる確率が高かっただろう怪我は非常に多くあるのではないかと僕は思います。

当然ヘッドキャップにもデメリットはあります。一番は夏場とにかく暑いことです。ヘッドキャップを着けない理由の断トツ一位はこれに違いありません。後自分ではあまり感じたことは無いのですが、周りの声が聞こえにくくなるというのも理由にあるらしいです。コミュニケーションが非常に重要であるラグビーにおいて、これもまた大きな障害になり得るでしょう。

それでも僕はヘッドキャップを着けてプレーする人が一人でも多く増えればいいなと思っています。ヘッドキャップは確実にコンタクト時の頭部や耳への負担を和らげてくれ、怪我のリスクを減らしてくれます。怪我のリスクが減れば躊躇なくタックルに行けるし、怪我をしてチームや、何よりも自分を一番心配してくれる家族に迷惑を掛けることが無くなります。もしも見栄えがいいとか面倒くさいからという理由だけでヘッドキャップを着けていない人がいるのであれば、装着をオススメします。正直生身の頭とぶつかるのは痛いので嫌です。僕はこれからもヘッドキャップ2個体制で練習や試合に取り組んでいきます。

次は未経験者ながら思い切りの良いプレーが目立つ一年生の池田にバトンを回します。池田にも是非ヘッドキャップを着けて欲しいです。
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