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ラグビー部リレー日記 2015/1
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ポジションはロック
投稿日時:2015/01/29(木) 15:19
じゃあ強い男ってどんな人間だろうか。そんなの決まってる。
答え
投稿日時:2015/01/27(火) 23:03
市場からバトンを受け取った勝田です。暇そうにしているなどと言われてしまいましが、レポート課題に追われる日々です。あえていうのなら、計画的に単位を取得しているため今期はそこまで忙しくない、と言ってほしいものです。
最上級生になるに当たり、このオフ中に去年1年間自分が節目節目で書いてきたノートを見返してみた。そこにはシーズン当初の決意や試合の反省、さらには個人練習用メニューなど様々なことが記されていた。そう去年は、自分なりに努力してきた「つもり」だった。あの日までは、自分は間違いなく成長している。このまま努力を重ねていけばよいと思っていた。一橋戦に負けたあの日までは。
ノート表紙には、「9/14を忘れるな」と書きなぐってある。あの試合、明らかに自分のミスで失点を重ねた。何もかもがうまくいかなかった。しかし、今考えても決して準備が足りなかったとは思わない。初戦ということもあって必要以上に相手のビデオを何度も何度も観て動きは確認したつもりだった。しかし、一橋に負けた。敗戦後、ひとりで泣きながら書いたページには「何かを変えよう」と書いてある。あの日から、「何か」を変えようと必死にシーズン終了まで駆け抜けた。しかし、今思い返してみると何が変わったのだろう。僕は、対抗戦に出場しながら明らかに精彩を欠いていた。同じようなミスを重ねた。努力しているつもりでも結果に結びつかなかった。結局何も変わらなかったのだ。
原因は何だろうか。試行錯誤の末、見つけたのは「今まで誰のためにラグビーをやってきたのか」という点であった。今まで俺は、自分のためにしかラグビーをやってこなかったのだ。どんな練習も自分だけがうまくなればよいと思っていた。ライバルは蹴落としてとにかく自分だけがAチームで出られれば良い、そう思っていた。自己中心的にプレーをしていた。そういったがめつさが必要なスポーツもあるだろう。しかし、ラグビーというスポーツにおいてはそれではだめなのだとようやく分かった。自己中心的にしか考えることができないから、「あいつは強いから」などと心の中で言い訳を作ってしまう。弱い自分と決別することができないのだ。自己中心的にしか考えることができないから、努力した「つもり」になってしまうのだ。結局その練習は体にしみついていないということに気が付かないのだ。自己中心的にしか考えることができないから、自分のミスを他人のせいにするのだ。
今年はチームのためにプレーしよう。そう誓う。自分がこのチームで「誰よりも努力する」といった入部当時の思いに嘘はない。自分はそうやってここまでやってきた。チームのためにプレーするとは、この努力に人をどんどん巻き込んでいくことだと思う。自分の努力を自分だけで完結させるのではなく、チームメイトにも還元していきたい。これが俺が3年間で出した自分なりの答えだ。そして首脳陣という立場にいないからこそわかること、見えることがあると思う。そういった立場を精いっぱい利用して首脳陣をサポートしていきたい。
ここまで書いて思う。これは結局のところ精神論でしかない、と。大切のは、精神論を雄弁に語ることではない。この精神論を土台にして、実行に移し、結果を出すことだ。入れ替え戦出場という目標が決して甘いものではないことを2年間対抗戦に出場する中で味わってきた。だからこそ、今年は結果を出すために「実行すること」にこだわらなければならないと思っている。
もう3度も、こうやってシーズンの初めに決意を固めてきた。そしてそのたびに挫折してきた。今年こそ必ずやり遂げてみせる。
次は、田中君よろしくお願いします。
不安を潰しながら
投稿日時:2015/01/27(火) 21:31
もうすぐ最後のシーズンが始まるが、1年前を思い出してみた。
昨年の今頃も、今年こそ対抗戦で活躍するぞと意気込んでいたのを覚えている。昨年からHOを練習し、春シーズンの序盤こそ順調ではあったが、夏はなかなか上手くいかず、秋以降は腰を痛め、対抗戦の初めの4試合は見ているだけで、その後も腰は思うようによくならず、HOではなくバックローとして復帰した。思い返すだけでも非常にもどかしいシーズンであった。去年の4年生の、1年前の私に対する期待はもっと大きかったはずであり力になれなかったことを申し訳なく思うし、自分も非常に悔しい。
そんな中、今シーズンはプロップとしてプレーする。この状況に対して、いろんな人に「腰は大丈夫か?」や「選手生命にかかわるぞ」などと言われ、自分でも100%大丈夫なんて到底言えないし、不安は大きい。昨年秋に腰を痛めてから継続的に体幹トレーニングやケアに取り組んできたから大丈夫だろうと言い聞かせているだけだ。さらには腰が大丈夫だったとして、プロップとしてしっかりとしたスクラムが組めるのかという問題があり、こちらの方が重要だ。とにかくプレーヤーとして不安なことだらけだが、練習して一つ一つ潰していくしかない。
さらに、4年として勝つチームの雰囲気を作っていかなければならない。昨年までは、自分のプレーのことならまだしも、他人のプレーを気にする余裕など無く、練習の中での話し合いでもあまり話せなかった。昨年の秋に、加藤さんが「語ることを持ち合わせていなくても、何かを語らなければならないときがある。」と書かれていたが、私ももう逃げてはいられず、何かを絞り出さなければならない。また、単純に練習を盛り上げるということも必要だ。今まで避けてきたが、やるしかない。
また、私は今年度主務を務める。よく「主務は大変だ」と言われる。確かに大変な時もあるかもしれないが、数年前に比べると今は多くの仕事をマネージャーが引き受けてくれ、かなり負担が減っている。OBの方も、グラウンド管理をはじめ、本来部員がやるべきであるようなことをやってくださる。このようにプレーヤーとして集中できるように支えてくださる人に感謝しながら1年間戦っていく。
次は、テストがなく暇そうにしている勝田にお願いします。
「強いチームにはいいセンターがいる」
投稿日時:2015/01/26(月) 13:31
こんにちは。同じ経済学部の芹澤からバトンを受け取りました4年の菊地です。
今年のシーズンが始まるにあたって、最近よく思い出す言葉がある。
それは、「強いチームにはいいセンターがいる」という、新歓パンフレットに書かれていた言葉だ。
センターは、BKの中で最も身体を張らなくてはならないポジションであり、逆に、チームが苦しいときに流れを変えることのできるポジションでもある。そして、「センター」という言葉の意味通り、いろんな意味でチームの中心となるべき存在なのだと思う。果たして、この1年で自分はチームの「センター」としてやっていけるのだろうか。
幼少期から始めたラグビーが、とうとうあと1年で終わる。思えばそのほとんどがセンターであった。ときどきスタンドオフもしたが、結局センターに戻るというサイクル。常に人よりも少し身長が高かったので、アタックではよく活躍できていたように思う。自分自身、アタックこそがラグビーの醍醐味であり、点を取られても取り返せばいいと思っていた。その結果、常にディフェンスは苦手であった。タックルにいくのは大嫌いだったし、低く入るなんて怖くてできなかった。
しかし去年。改めて自分のディフェンス能力の低さを突き付けられた。ずっと逃げていたからだ。夏から秋にかけて、自分の過去のビデオを観たり、ディフェンスがうまい人の動きや目線を研究した。ようやく人並みになったころには、対抗戦は中盤を過ぎていた。一方、ディフェンスと反比例するかのごとく、オフェンスはできなくなっていった。どう動けば相手を抜けるのかがわからない。ボールを持つといつも相手に気圧されていた。ゲインをとれないどころか、ターンオーバーされる始末であった。自分の中では全然思うようなプレーができておらず、なんだかやりきれない思いを抱えていた。僕は「センター」ではなかった。
だから、最後のシーズンを、どんなプレイヤーとして過ごしたいかを考えた。「センター」になるためにはどうすればいいのだろう。やはり、アタックなのだと思う。川本さん、小田部さん、夏川さんが引退し、80キロ級のセンターは僕一人になってしまった。相手と身体をぶつけて、一歩でも前にでる。今のチームに、自分が最も貢献できるのはこれだと思った。そして相手のディフェンスが自分に寄ってきたところで、外を生かしてトライを取る。この理想の形を作るためにも、身体を大きくし、運動量を上げるよう努力する。最後のパスを正確に放れるようになる。
東大ラグビー部は強い。だってあのいい「センター」がいるのだから。そういわれるように、この1年、必死にラグビーに取り組もう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次は、最後の経済学徒であり、なんだかんだ小学校からの付き合いとなっている市場くんにお願いします。
ラグビーと向き合う
投稿日時:2015/01/26(月) 10:59
真の経済学徒こと4年の芹澤です。
大学でラグビーをするのも四年目となった。やはりこれまでと最も異なる部分は先輩がいないことだろう。自分はこの三年間、ことあるごとに先輩に頼りっきりだった。ミスしても先輩が何とかしてくれる。先輩がアドバイスしてくれる。それは自分の糧となった部分もある。しかし自分の場合、それは頼るというより依存に近かったのではないか。先輩に頼ることでラグビーと真摯に向かい合うことから避けてきた。その報いが去年の対抗戦シーズンであったように思う。
9月14日、一橋大学戦。あのときの自分はスイカを着て対抗戦を戦う意味を理解していなかった。それまで人に頼り、漫然とプレーしていた自分のぼろがすべて出た試合だった。いかに自分が上級生に依存していたかを痛感した。しかし一橋戦に負けたのちではもう遅かった。自分を恥じた。そして何よりラグビーと真摯に向き合うことが怖くなった。そしてラグビーから目を背けた。残りのシーズン、皆が対抗戦勝利を求める中、自分一人だけが違う方向を向いていた。
新しいシーズンが今年も始まろうとしている。最上級生としてもう逃げることはできない。もう自分だけの問題ではない。自分の背中を見る後輩たちがいる。4年生としてラグビー、そしてラガーマンとしての自分と正面から向き合わねばならない。
ではどうするのか、今年は徹底的に自分を追い込もうと思う。努力の仕方にはいろいろあるだろうが自分にはこれが最も合っていると思う。もちろんラグビーを楽しんで努力できれば最高だ。しかし経験上自分にそれは向いていない。楽しんでいると、どこかで心に緩みが出る。だから精神的に自分を追い込むしかない。不器用な自分はそのようなやり方でしか努力できないし、4年として自分を表現できない。お世辞にもスマートな方法とは言えないしかっこ悪く映るかもしれない。でも今年はそれでいい。チームが勝って目標を達成できるならいい。
4年目にしてようやく覚悟ができた。やっとスタートラインに立ったという感じだろうか。遅すぎたことには違いない。もとよりこれから最上級生になろうという人間がこのような文章を書いていることさえ憚られるような気がする。しかし、これが4年生としての自分なりの答えだ。
次は高校三年間同じクラス、大学でもラグビー部経済学部と腐れ縁が続く菊地にお願いします。
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