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受験生応援企画
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僕らのドラゴン先生
投稿日時:2026/02/17(火) 00:03
東大を題材とした漫画で有名なものにドラゴン桜というものがあります。この漫画は底辺高校にやってきた桜木先生がやる気のない生徒たちに発破をかけ、東大合格を共に目指していく話です。
この話を読んだ当初、簡単に最難関と言われる東大に合格できるとする、「桜木メソッド」の数々にとても驚きました。ですが、結局、桜木先生を持ってしても教え子全員を東大に合格させることはできませんでした。この結末に対して、今思えば全員合格は合格のありがたみが薄まるため納得できなくもないのですが、当時はこれほど頑張った生徒たちですら合格できないことに理不尽を感じ、ひどく落胆しました。
さて、そんなドラゴン桜には数多くの名言が登場するのですが、中でも、ストーリー序盤に桜木先生が生徒たちに言い放った次の決め台詞は、知らない人はいないと言っても過言ではないほど有名でしょう。
「バカとブスこそ東大に行け」
バカは東大合格なんて不可能ですし、ブスは大学受験と無関係です。では、この発言の意図とは何なのでしょうか?
作中では、特技がない人こそ東大という看板を得るべきだというもので、確かに、凡人、あるいはそれ以下の人間の強みとしての東大合格は、結果だけでなく過程自体も価値を持つため、非常に合理的なものだと言えます。しかし、合理的なだけの、ある種決めつけで生徒を突っぱねるような決め台詞が本当にここまで有名になりうるのでしょうか。
私は、作者の意図はともかく、それ以外にも背後には様々な哲学が潜んでいて、だからこそここまで有名になったのだと思うのです。では、それは何かというと、私が思うに、一つは東大なんて大した事ないというものです。
東大とは、SNS社会に溢れている嫉妬の対象たりうる「エリート」に対して、他ならぬ「バカ」で「ブス」なあなたが唯一運にそれほど左右されることなく逆転しうる救済なだけでなく、自らが「エリート」側に行くための切符でもあるのです。そう考えると、「エリート」は東大を選ぶ必要がないため、東大受験生は私たちが当初予想していたよりも「エリート」は少なく、ライバルの多くは私たちと同じような最大凡人なのです。どうですか?東大が今までよりも少しだけ道なりに見えてきませんか?
また、この言葉は東京大学だけが持つ特異生をも示しています。
あなたは東京大学と聞いてどのようなイメージを持ちますか?恐らく、ほとんどの人が「ガリ勉」を想像するのではないでしょうか。実に不思議なのですが、難関校として有名な私立の大学には「ガリ勉」のイメージはそこまでありません。しかし、国公立の大学となると、なぜか「勉強」のイメージだけが進行してしまいます。そして、そんなイメージを持つ国公立の代表例として東京大学が挙げられます。世間一般からすると、東大は勉強以外のすべてを捨ててようやくスタートラインに立てるような大学でしょう。確かに早慶やMARCHも相当な努力を必要としますが、東大ほどは勉強全振りのイメージはありません。ですが、この言葉は、実際はともかく、勉強とは無縁の人生を送ってきた人間でも「ガリ勉大学」東大に合格できるという強いエールを送っています。この大学は、「ガリ勉」のイメージとは逆に広く門戸が開かれているのです。
私は正直「バカ」で「ブス」側の人間でしたし、今もそれは概ね変わっていないと思います。ですが、受験期はとにかくこのメンタリティを維持していました。受験は負けだと思った奴から負のループに入り厳しくなっていきます。根拠がなくてもいいので、自分は周りに負けていないんだという自信を持って勉強を続けていってください。
次は同期の俊足ウィング、岩崎あきらくんです。彼の持ち前の身体能力を存分に生かしたプレーを見ると非常にワクワクします。ぱっと見はポンコツなのですが、大学の成績が同期トップクラスだったり、話しているとよく的を得た質問を投げかけてくるなど、知性あふれる姿もまた印象的です。そんな彼は一浪らしいのですが、あきらくんは現役および浪人時代、どのようなことを意識していましたか。
二月下旬の勝者
投稿日時:2026/02/10(火) 13:56
同期の森保からバトンを受け取りました、1年の上です。長崎のホープである森保は将来世のため人のために尽くすという野望を持っていて、今は東大で真剣にラグビーと勉強の両方を頑張っている誰からみてもすごいやつです。
そんな彼に勉強のイメージがないと言われましたが、能ある鷹は爪を隠すんです。うん……
受験生応援企画ということですが、すでに受験から離れて一年が経とうとしていておすすめの参考書や勉強法を伝授するにはあまりに時代遅れすぎる僕なので、その代わりに今でも昔でも変わらないと思われる受験におけるメンタリティについて話したいと思います。
受験とは離れた話にはなりますが、少々お付き合いください。これは僕が初めてサッカーで公式戦の重要な場面で出場した時のことです。僕は中学からサッカーを始めたのですが1年間リフティングと走りだけの生活を経て、声出しと熱量をかわれて、サッカー歴2年弱で公式戦のユニフォームをいただきました。今でもメンバー発表の最後に名前を呼ばれた時の高揚と輝いて見えた背番号「25」は鮮明に覚えています。デビュー戦は海城が大差で勝ってた試合の途中で入り、仲間が盛り上げてくれたもののほぼボールを触らずに終わった記憶しかないです。今では正直何回戦だったかも忘れました。その後順調に地区大会を勝ち上がり迎えたライバルの成城中との決勝。僕は海城が1-0で勝ち越したあと、後半残りわずかのところで投入されました。僕の役割はがむしゃらに走り周り、チームに活気をもたらし最後の苦しい時間をたえる原動力となることでした。しかし、ひたすら走り声を出しまくったところ肝心の自分にボールがきた時にはすでに疲労困憊していてタッチが乱れ、すぐに相手にボールがわたるというのが多発しました。そして、相手に徐々に流れを持っていかれ、失点。さらに何とも情けないのが1-1で延長に突入する直前、僕は交代させられました。交代することでチームをフレッシュな状態にするために入れられた僕がまさかの最初にバテて交代するという惨劇です。実際、自分より身体能力が高く技術もある相手との真剣勝負は初めてで、かなり足と肺にきてました。交代されたあと、僕はチームがpk戦で負けて仲間が泣いて戻ってくるのを涙も流せずにただ眺めてました。
実は、この頃の僕は走力がなかったわけでは無いのです。交代して入って五分してバテて交代したやつが走れるわけねーだろって思うかもしれませんが本当です。何なら素走りはチームの中でも割と早かった方でチーム内の練習で試合形式をする時は普通に20分くらいは状態よくプレーできてました。では何が違いをうんだのでしょうか。
僕が思うにそれは一般的に「試合勘」と言われるものです。いつどういうプレーをするか、数秒間で状況が変化するスポーツの現場においてそれは頭で考えるよりも肌で感じるものだと思います。そしてこれが高いレベルで備わってる人は多少手を抜く場面はあってもそれを悟らせない、いわばサボるのが上手い選手なんです。サボるというのは悪く聞こえる表現ですが、90分間あるサッカーの試合の中で人間である限りずっと最高の出力(プレー)を出すことは不可能です。その出力をコントロールできて、必要な時に最高の、必要ない時は最小限のエネルギーを出せるのは非常に大事な能力といえます。戻ると、あの頃の僕には試合勘が全くなく、プレーのコントロールができずに無駄な体力ばかりを使い、すぐに使い物にならなくなったというわけなのです。
これは受験においても同じなのではなかろうか。100-150分にも及ぶテストが1日に二つある東大受験においてテスト中高い集中力を常に続けるのは無理です。よって、最初に問題全部に目を通し、時間配分や解く順番、最後の見直しまでしっかり組み立ててできる人とできない人で同じ実力であってもどれくらいそれを発揮できるかがかなり変わってきます。これは簡単そうに聞こえてなかなか難しいです。すぐ解けそうだと思った問題が実は難しくて予想以上に時間がかかったり、難しそうに見えて実は簡単だった問題を後ろに回して解けなかったり。それをあとで友達に気付かされ、頭を抱えるというのはあるあるですよね。こういう「試合勘」を身につけるには結局は慣れなんです。小さい頃からたくさんの試合にでて、フィールドで成功と失敗を体で感じることでしかサッカーの試合勘は身につかないのと同様に、模試や過去問演習のようにそこそこ緊張感があって友達に負けた勝ったなどと様々な感情が渦巻く現場でしか受験の試合勘は身につかないと僕は考えます。
まだ受験まで二週間あります。まずは規則正しい生活を送りましょう。そして、どこかで東大受験と全く同じ形で過去問を一年分まるまる解いてみるといいと思います(すごい人はその日食べる朝ごはんとかも再現しちゃうらしいですよ)。今からでも遅くないのでできるだけ自分の試合勘を研ぎ澄ませていってください。皆さんの健闘を祈っています。
次は、ラグビーを秋までやり続け、そこから勉強に本腰を入れ東大に滑り込んだ同期の川口にバトンを渡します。彼には面白い習性があって、遅刻した次の日はなぜか坊主になっているんです。ラグビー部入部時には綺麗なロングヘアを生やしていた彼の面影は今となってはどこにもありません。またあの髪型をみたいな
王道戦略について
投稿日時:2026/02/10(火) 09:50
さて、地方学生は受験において不利である、とよく言われます。地方の不利な点はいくつかありますが、最も大きいのは情報格差です。なんの勉強をすれば良いのか、得点配分はどうするのか、といった受験勉強の話から、そもそも東大ってどこにあってどうやったら行けるのか、どこで受験するのか、といった事務的な内容まで、東京人に比べると圧倒的に何もわかりません。(僕は受験の1ヶ月前まで東大は本郷キャンパスしかないと思っていました。)
この情報格差をどうやって埋めるのか。私のおすすめは「王道戦略」です。東京の人たちは良くも悪くも情報に溺れている状況なので、「これは捨て問にしよう」と言って尖った戦略で突破しようとしてきます。しかし、あなたが行きたい大学が必要だと思って問うている問題を「捨て」ているようでは、真に学問を修めることなどできないのではないでしょうか。どれだけ苦手でも、全部解きに行って、バランスよく得点する。この王道戦略が最も合格率の高い戦略だと思います。
事務的な内容に関しても「王道」を辿ってはどうでしょうか。学校の先生や同じ東大を受ける(数少ない)友人から得た情報を元に、「多分これが普通なんだろうな」という選択を取りましょう。ホテルの場所や東大までの移動手段、食べるもの、持っていく筆記用具など、こだわればいくらでも工夫はできそうですが、そんなことより「普通」の状態でリラックスして受験できるようにした方がいいと個人的には思います。
いずれにしても「地方から東大」というハードルは、残念ながら「東京から東大」よりも高いでしょう。しかし、それでも挑戦しようというみなさんの学問への志は、東京の学生よりも高いはずです。今は大変な時期でしょうが、一度東大に入ることができれば、受験で使った知識以上に幅広い教養を思う存分勉強できます。皆さんと教養学部でお会いできることを楽しみにしています。
次は同期の上にバトンを渡します。理系に現役合格した優秀な彼ですが、勉強のイメージはあまりないのでどんなことを書くのか楽しみです。
神のみぞ知る
投稿日時:2025/02/24(月) 00:41
一浪を経て現在目一杯ラグビーを楽しんでいる河村からバトンを受け取りました、湊です。本当はトリは野村が飾る予定だったのですが、僕がテスト前に書くのは嫌だと駄々を捏ねたので順番を変わってもらうことになりました。ノムさん、ありがとう。
最後なので河村の期待通り熱い"タックル"をかましましょうか。
浪人していたと言うとたびたび驚かれるほどに若々しさのある僕ですが、一度受験に失敗し、1浪を経てから東大に入学しています。というわけで2回も東大受験を経験しているのですが、2回とも受験前に妙な高揚感があったのを覚えています。やっと受験勉強から解放されるんだ、という嬉しさが、失敗できない緊張感と相まって妙なハイテンションでした。これを読んでいる受験生に伝えたいのは、本番は今までに体験したことのない精神状態で試験を受けるかもしれないということです。それが普通なんだと捉えて、どんな精神状態でも落ち着いて試験を受けましょう。
もし、試験を直前に控えて不安でどうしようもなくなっている人がいるなら、視野を広げることをお勧めします。緊張すると、どうしても目の前の試験だけに集中して視野が狭くなってしまいがちです。同じように不安を抱える東大受験生が数千人いることを考えれば、少しは落ち着くかもしれません。もう少し視野を広げてみましょうか。世界スケール、宇宙スケールで考えたら明日の受験のことなんてちっぽけなことに思えて落ち着いてきませんか?それでもだめならもう少し視野を広げてみましょう。神の視点に立ってください。おすすめはカルヴァン派の思想です。カルヴァンが唱えた予定説によれば、魂の救済(天国に行けるかどうか)はあらかじめ神によって決められている、らしいです。受験の結果だってもう神が決めてます、たぶん。じゃあもう何をやっても無駄だと諦めてはいけません。カルヴァン派の信徒たちは、善行をしなくなったわけではなく、自分が天国に行くと決まっているという確信を得るために良い行いをしたらしいです。あなたも最後まで勉強を頑張りましょう。意外とそういうところで最後にチェックした知識が出たりするんです。そして確信しましょう。「ああ、こんなに頑張っている私は、合格すると神がもう決めているはずだ」、と。どれだけ手応えが無くても、周りができてそうでも、数学0完でも、焦る必要も落ち込む必要もありません。神を信じましょう。
試験本番まで時間はありませんが、最大限の準備をしましょう。そしたらあとは受けるだけです。東大の教授が頑張って作った問題を信用してあげましょう。受験生の学力をきちんと測ってくれるはずです。堂々と測られに行ってきてください。
ここまでつらつらと書きましたが熱いタックルにはまだなってなさそうなので、一応最後に熱い一言をコピペしときます,
君の努力は必ず実を結ぶ!自分を信じて、最後まで全力で挑んでください!
では、駒場のグラウンドでお会いしましょう。
大学生活は素晴らしいに違いない
投稿日時:2025/02/21(金) 23:51
少し自分の受験の話をします。僕は一浪しました。現役のときは、得意な数学で本番に高得点を取れればなんとかなるだろう、という甘い考えで受験に臨みました。今思えば、なんとバランスの悪い人間だったんだろうと思います。しかし現実はそう甘くなく、1日目の自己採点では数学が0完。絶望しました。
浪人時代はの受験では、国語や社会の演習を積み、自分がどんだけ下振れても取れる得点が把握できていたおかげで、比較的落ち着いた気持ちで試験に臨むことができました。そして合格後に開示を見てみると、数学の点数は決して高くなく、他の科目と均等にバランスの取れた点数で合格していました。あれだけ数学に頼ろうとしていたのに、結局はバランス良く点を取れたというのがなんとも皮肉でした。
実は、僕は現役時代も浪人時代も、自分が望むほど勉強に本気で向き合えませんでした。というより、何事に対しても中途半端で終わってしまうことが多かったです。でも、大学に入ってラグビー部に入り、厳しい練習に取り組む中で、ラグビーに対して本気で頑張ろうと思える瞬間が何度もありました。本気で取り組むことの楽しさや充実感を、ようやく実感できています。
大学生活は、ただ勉強する場ではなく、これまでになかった経験が待っている場所です。一人暮らしを始めて自由を手にする人もいれば、部活やサークルで熱くなったり、アルバイトを通じて社会の一端を学んだり、自分の興味のあることに没頭したりする人もいるでしょう。大学生活は、楽しいこともあれば大変なこともありますが、そのすべてがかけがえのない経験になります。
だからこそ、今は目の前の受験に全力を注いでください。その先には、辛かろうが楽しかろうがどんな形であれ充実した大学生活が待っているはずです。このメッセージを読んでくれた受験生のみなさんの合格を心から願っています。
次は、東大が誇るスタンドオフの湊にバトンを回します。ラグビーにおいて何もかもがうまい彼なら、きっと受験生にも熱い“タックル”をかましてくれるでしょう!
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