受験生応援企画

モーマンタイ

投稿日時:2024/02/09(金) 19:31

立花がやっていた直前の生活習慣をテスト本番に合わせる方法、なかなか効果的そうです。深いことを考えていそうな見た目で浅いことしか考えていないと言われてしまった新2年筑波です。彼は見た目も中身も深い人間だなと最近感心することが多いです。学ばせてもらいます。


 

さて、この時期の東大受験生の多くはどうして東大を目指しているかわからなくなっている人が多いんじゃないかなと思います。高校時代僕がお世話になった先生はよく、自分は絶対に受かってやるんだと思っておくべきだ、とおっしゃっていました。しかし受験生の中で自分は必ず受かるに違いないと確信できる人は一握りだと思います。(そういう勝つためのメンタルとか自信みたいなものは持つべきだけど、持とうとして持てるものでもない。)絶対に受かると思っている人はたぶん入った後のことを自然と想像しているはずなので、合格してからやりたいことをあらかじめ考えておくべきかな、とその言葉を自分なりに解釈していました。受験期は勉強から離れてるちょっとした時間、お風呂に入ってるときとかにぼんやり考えてました。本末転倒な気がしますがモチベ維持につながった気がします。偉そうに文章を書いている僕自身、この時期は受からなきゃ受からなきゃと思い詰めてなんで東大を志望しているのかわからなくなっていました。共通テストの配点がそこまで大きくはなく、足切りさえ回避すれば二次試験で勝負できる東大入試は、受験を考えているひとの中で共通テストの出来不出来で志望校を落とす人は少ないでしょう。しかし周りの東大受験をしない人たちをみてみると、共通テストで思うような点数が取れず志望校を落とした人がかなり多くいるのではないでしょうか。そういう人を見てなんでリスク負って東大目指してんだろう。自分は大学になにを求めてるんだろう。自分は大学に入って何をしたいんだろう。そんな感じで疑問を投げかけられている気がしていました。でもその悩みをちょっとした空き時間でモヤモヤしながら考えてほしいです。気になる研究室のサイトやサークル・部活のSNSを覗いてみると良いでしょう。友達とご飯を食べながら話すのも良いと思います。日本一と言われる大学で学問を極めたいだとか、東大とその他大学で構成されたインカレサークルに入ってモテまくりたいとか、高学歴と言う名の下に地元でドヤりまくりたいとか欲望はなんであれ、あえてリスクを負う決断したあなたはぜひ胸を張って受験に臨んでほしいです。ちなみに東大ラグビー部に入って自分がチームを入れ替え戦出場に導くという目標を持てばもう一回り大きく胸を張れます。


 

最後に受験本番のミスについて。


 

受験本番では自分ができていない問題はみんなもできていないし、みなさんが犯してしまう凡ミスはきっと他の誰かもやってしまっていると信じ込みましょう。去年の数学の試験中に僕は解けると確信した大問が思うように解けず延々と時間をくう泥沼にハマってしまいました。切り上げて他の問題に手を出すことがちらついたときには一時間くらい経っていて、これ落ちたわとちょっと思ってしまいました。でもなんとなく去年より難化している気がしてこれはみんなも解けてないやろ、と心のどこかで思ってたので余っている少ない時間でできる限りを尽くせました。そしてそのあと2日目の朝。物理の試験中、僕には問題の意味すらわかりませんでした。普通文章でわかりにくい設定をわかりやすくするために図があるのに、その図を見る方が余計意味がわからない。でも大丈夫。みんな解けていないはず。泣く泣く早めに切り上げていつもよりも化学に時間をかけて自分の得点力は使い切ったと思えるくらいにはやりきりました。みなさんが今まで解いてきた問題の数を考えれば多くのミスは典型的な、やらかしがしなミスになってます。簡単に漢字で例えると、起きがちな漢字のミスって大体一緒じゃないですか。ミスを少なくする努力は受験当日まで惜しまないでほしいけどゼロにはならないことを受け入れてほしいです。みなさんが解くのに詰まったその問題はTwitterでトレンド入りするようなやばい問題かもしれないし、もしかすると合格者は必ず正解していると将来言われることになる問題かもしれない。でも安心してください。自分がわからない問題は大抵の受験生は解けていないはずだし、自分がやっちゃうミスは他の人にも起きます。であれば試験は自分との戦いじゃなくて他の人との戦いなのでミスしたところで有利不利ありません。もし試験中ミスを見つけたらガッツポーズしましょう。


 

受験勉強は本当に大変でしたが、結果が出た時の喜びは何物にも代えがたいです。力を思う存分発揮して良い結果が得られることを祈っています。


 

次は古瀬が応援メッセージを書いてくれるようです。彼は高校時代ずっと成績優秀でさらに大学に入ってからも東大生に負けず劣らず数多くの優を叩き出している、みなさんが大学に入学してから最も尊敬することになるであろう人物です。彼のアドバイスが楽しみですね。

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