受験生応援企画 2025/1

自信

 written by 野村 晃一朗 投稿日時:2025/01/30(木) 11:09

雄大からバトンを受け取りました新2年生、文科一類の野村です。雄大は私も受験時にお世話になっていた予備校でバイトしていることもあり、かなり受験生目線に立った受験生応援企画となっていましたね。私は受験から一年遠ざかってしまったのですが受験生の気持ちをなんとか思い出しながら書きたいと思います。

 

まずは皆さん共通テストお疲れ様でした。浪人している友達から二浪するか、志望を変えるか否か、後期をどうするかなど相談を受けるので皆さんの緊張感が少しばかりですが伝わってきます。

 

私自身は共通テストで上手くいったと思ってかなり自信をつけていました。国語や英語や数学はここからガンガン上げるのは厳しいと思っていたので時間感覚や解き方を忘れないように過去の模試などを解いていたと思います、そして社会、特に世界史をやっていました。(日本史、世界史選択)これを心がけてはいたのですが色々やらないといけない!と不安で持っていた参考書を色々見てあまり頭に入ってこなかったり、国語の長時間が集中できなかったりと上手くいかないことが多かったです。勉強をしていてこういう勉強方法の方がいいかもと思うこともあると思いますが、今は1,2年生のような勉強法を確立する時期ではないので自分の信じたやり方を突き通すことも大事だと思います。

 

2月の中旬に早稲田の共通テスト利用の発表がありました。政経は正直微妙だったのですがなんとか受かると思っていた法学部も落ちてしまいました。そのせいで私立の一般受験に時間を取られることになったし、共通テストで何か大きなやらかしをしているんじゃないかと大きな不安を抱きました。(実際受験後の開示で自己採点より約20点近く低いことがわかった)。慶應の一般受験で受かって少しほっとしたものの不安な気持ちは変わらずでした。しかし受験の時は高校の先輩でもあり東大ラグビー部の先輩でもある鵜木先輩の言葉を思い出していました。鵜木先輩は大変失礼ながら現役で受かるとは思っていなかったので受かったと聞いた時は少し驚いたのですが本人は「試験場で自分が一番頭がいいと思った」と言っていたので私も今までの努力を信じて自信を持って受験に臨むことにしました。皆さんもこれまでやってきたことを信じて、やってきてなくても本番だけは自分を少し過信して受験に臨んでください。

 

皆さんが本番力を出し切れることを祈念してこの文章を締めくくります。春に駒場のグラウンドで会えることを楽しみにしています!!

 

次は同じ文一の星にバトンを渡します。星は普段はそんな気配はありませんが高校時代に部活や長期留学を経験しながらも地方公立高校からただ一人東大合格を果たしたまさに文一の「星」です。地方の皆さんに参考になる情報を期待しています。

十人十色

 written by 小川 雄大 投稿日時:2025/01/28(火) 10:31

 始まりました、東大ラグビー部恒例の受験生応援企画!ここから東大ラグビー部の新二年生が、自身の体験も踏まえて受験生に大変有益な(?)情報を伝えていきます。「こんなの見ないで勉強しろ」という某数学予備校講師の声も聞こえてきそうですが、勉強に疲れた時の息抜き程度に読んでもらえれば幸いです。

 申し遅れましたが、この企画のトップバッターを努めます、文科二類の小川です。私はバイトの仕事柄、ラグビー部の中で一番多いのではと思うほど東大受験生の声を聞いているので、少しはトップバッターらしくいいことを書けたらと思います。

 まずは共通テストお疲れ様でした。東大の足切り倍率の変更もあり、かなりソワソワしている人も多いかとは思いますが、ここからはとにかく東大二次に向けて切り替えていくことが大切です。終わった共テの結果や、周囲の動向によって左右される足切りや共テ利用の合否は自分では変えることが不可能なところです。それらについて考えて時間を無駄にするのはとてももったいないです。それよりも、今後点数を伸ばすために何をどう勉強するのかなど、自分の力で変えていくことのできることに意識を向けていきましょう。

 東大二次まで1ヶ月を切った今、この先何を勉強すれば良いか、次第対策はどうしたら良いか、出願はどうすれば良いかなどなど悩みを抱えている人が多いと思います。受験勉強を始めたてのころであれば、一般論に従って行けば成績は伸びていきます。しかし、個々の置かれた状況の異なるこの時期では得点を最大化するためにやるべきことが十人十色で一般論など通用しなくなっています。そのため、巷で溢れている情報(もちろんこの文章も含めて)はあくまで個人の成功例の一つに過ぎず、それが自分に当てはまるかは別の話です。実際に私は、東大二次に向かって勉強量を増やすというセオリーに反して、敢えて勉強量をセーブして体調管理に務めるという作戦をとって無事に合格しました。要するに、直前期の過ごし方には正解などなく自分のやりたいようにすればいいのです。

 このままでは、結局全て自己責任であるという投げやりな文章になってしまいそうなので、直前期にすることを決める上で私が重要だと思うことを二つ紹介したいと思います。

 一つ目は、体調管理も一つの科目だと考えた上で全体の得点を最大化することを重視することです。例えば、あまり差がつかない現代文の点数を5点上げるために勉強するよりも、同じ時間を世界史の苦手な単元を潰すために使った方が5点以上上がる可能性が高いかもしれません。睡眠時間を削って体調が万全でない状態で試験に臨むより、勉強時間は減っても万全の状態で臨んだ方が頭もよく働いて点数が上がるかもしれません。直前期はやりたいことが多くて焦る気持ちは分かりますが、是非この全体での得点最大化という視点を忘れずにいてほしいです。

 二つ目は、自分で納得のいく決断を常にしていくことです。この先の1ヶ月、決断を迫られる機会が増えると思います。その際、周囲の人にアドバイスをもらうのは勿論重要ですが、「〇〇に言われたから」という程度の理由でその道に従ってしまうと、結果を残せなかった時に大きな後悔となってしまいます。受験には必ず合格者と不合格者が存在します。自分がそのどちらになっても後悔しないで済むように、自分で考えて、これならと思える選択肢を常に選んでいってほしいと思います。

 受験生生活もあと約1ヶ月で一区切りです。最後にやり切ったと思えるように残りの時間、最善を尽くしていってください。そして春に駒場で会いましょう!!

 

 次は野村にバトンを渡します。ノムは高校時代ラグビーをやり切って東大に合格したという実績の持ち主です。全国のラグビー部員の参考となるような貴重な情報を期待しています!

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