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受験生応援企画
あなたがいま試験を受けているキャンパス
投稿日時:2021/01/21(木) 11:16
ラグビー歴が僕より十倍くらい長い橋野からバトンを受け取りました、新三年の五島です。自分よりかなり大きい相手にも怯まずに鋭いタックルで仕留める彼の思い切りの良さはいつも見習いたいと思っています。しかし僕はいまだにタックルが怖くてよくびびってしまうので、彼みたいに躊躇なくタックルができるように今年は頑張ろうと思います。
さて、僕の受験の思い出を少し話そうと思います。僕が現役生だった時の東大の二次試験の話です。最後の科目は英語でした。今考えるとこれが僕の合否を決めるものとなりました。英語において苦手意識があったのが自由英作文でした。東大の過去問には変わった問題が多かったからです。例えば、一見ありえないような、ミステリアスな絵や写真があり、それを見て思ったことを書かせるような問題が出ます。思ったことを書けと言われても、そもそもこの絵なんやねんとしか思わないのです。「もっと普通の問題出してくれればいいのに。東大の先生は意地悪だなあ。」とよく思っていました。そんな自由英作文への苦手意識から、今年はどんな問題が出るのだろうと身構えていたのですが、蓋を開けてみるとこのような問題が出ていました。
あなたがいま試験を受けているキャンパスに関して、気づいたことを一つ選び、それについて60~80語の英語で説明しなさい。
問題はかなりシンプルになっており、厄介な絵や写真もなくなっていて、ラッキーだと思いました。でもこれが実は罠でした。よく考えてみれば、キャンパスについて気づいたことなど特にありませんでした。僕は会場に着くまでなるべく自分の世界に入り込み、あまり周囲のことに気を取られないようにしていたのですが、それがかえって裏目に出てしまいました。そのせいでキャンパスの情景がなかなか頭に浮かんできません。何も書くことが思い浮かばなくて焦りました。本当にどうしようもないので、内容は妥協してとりあえず何か書こうと思って、試験直前に行ったトイレが綺麗だったと書こうとしましたが、さすがに内容がなさすぎて字数を稼げないうえにしょうもなすぎて掘り下げることもないと思ったのでやめました。そうこうしているうちに時間だけが過ぎていき、焦りはどんどん増していくのですが、一向にアイデアは出てきません。メンタルはすっかり負のスパイラルに陥り、なんでこんな問題出すんだとか、せめてキャンパスの写真を余白に載っけてくれよとか、事前にもっと観察しておけばよかったなとか余計なことまで考えてしまい、時間を浪費した挙げ句にろくなことも書けず崩壊しました。
今思えば、キャンパスの情景がはっきりと思い浮かばなくても、それほど間違ったことを書きさえしなければいくらでも書けることはありました。「このキャンパスはとても広く、自然も豊かで素晴らしい。様々な大学の文化祭に行ったことがあるが、これほど立派なキャンパスは今までに見たことがない。きっとたくさんの国民の税金が使われているのだろう。」などと適当に書いておけばよかったのですが、その時は動揺、焦りなどから頭が硬くなっていて筆が止まってしまいました。結局英語の点数が悪くて入試に落ちたのですが、教訓としてどんな問題が出ても冷静に対処することの重要性を学びました。一年浪人して迎えた二回目の二次試験ではそのことを意識して臨みました。そして再び英語の時間がやってきました。自由英作文の苦手意識はそれなりに克服していたので、今回はリベンジしようと意気込んでいました。しかし東大はまた自分の予想をしっかりと裏切ってくれました。なんと今度は自由英作文の問題がなくなっていました。(笑) ちなみに英作文以外にも、リスニングの選択肢が四つから五つに増えていたりと色々変化していたのですが、今度はそんな変化に動揺せず、むしろ変化を楽しみながら落ち着いて解くことができました。結果合格を掴み取ることができたのですが、そんなポジティブなマインドが功を奏したと思っています。
以上の僕の経験から言いたかったことは、受験は心の余裕が大事だということです。出題傾向ががらっと変わっていたり、見たことがないような問題が出ていても動揺せず、むしろ新鮮な気持ちで楽しんで解けると良いと思います。なかなか難しいとは思いますが、これを意識するだけで点数は結構変わるかもしれません。受験生の皆さんはよかったら参考にしてみてください。
次はスモブラが一緒の、新二年生の岩下にバトンを渡します。彼は通学もバイトも大変そうなのですが、ラグビーへの熱い思いから入部を決めてくれたそうです。大学からラグビーを始めた同じ未経験者としてどんな選手になるのか楽しみです。そして彼の受験エピソードも非常に楽しみです。
さて、僕の受験の思い出を少し話そうと思います。僕が現役生だった時の東大の二次試験の話です。最後の科目は英語でした。今考えるとこれが僕の合否を決めるものとなりました。英語において苦手意識があったのが自由英作文でした。東大の過去問には変わった問題が多かったからです。例えば、一見ありえないような、ミステリアスな絵や写真があり、それを見て思ったことを書かせるような問題が出ます。思ったことを書けと言われても、そもそもこの絵なんやねんとしか思わないのです。「もっと普通の問題出してくれればいいのに。東大の先生は意地悪だなあ。」とよく思っていました。そんな自由英作文への苦手意識から、今年はどんな問題が出るのだろうと身構えていたのですが、蓋を開けてみるとこのような問題が出ていました。
あなたがいま試験を受けているキャンパスに関して、気づいたことを一つ選び、それについて60~80語の英語で説明しなさい。
問題はかなりシンプルになっており、厄介な絵や写真もなくなっていて、ラッキーだと思いました。でもこれが実は罠でした。よく考えてみれば、キャンパスについて気づいたことなど特にありませんでした。僕は会場に着くまでなるべく自分の世界に入り込み、あまり周囲のことに気を取られないようにしていたのですが、それがかえって裏目に出てしまいました。そのせいでキャンパスの情景がなかなか頭に浮かんできません。何も書くことが思い浮かばなくて焦りました。本当にどうしようもないので、内容は妥協してとりあえず何か書こうと思って、試験直前に行ったトイレが綺麗だったと書こうとしましたが、さすがに内容がなさすぎて字数を稼げないうえにしょうもなすぎて掘り下げることもないと思ったのでやめました。そうこうしているうちに時間だけが過ぎていき、焦りはどんどん増していくのですが、一向にアイデアは出てきません。メンタルはすっかり負のスパイラルに陥り、なんでこんな問題出すんだとか、せめてキャンパスの写真を余白に載っけてくれよとか、事前にもっと観察しておけばよかったなとか余計なことまで考えてしまい、時間を浪費した挙げ句にろくなことも書けず崩壊しました。
今思えば、キャンパスの情景がはっきりと思い浮かばなくても、それほど間違ったことを書きさえしなければいくらでも書けることはありました。「このキャンパスはとても広く、自然も豊かで素晴らしい。様々な大学の文化祭に行ったことがあるが、これほど立派なキャンパスは今までに見たことがない。きっとたくさんの国民の税金が使われているのだろう。」などと適当に書いておけばよかったのですが、その時は動揺、焦りなどから頭が硬くなっていて筆が止まってしまいました。結局英語の点数が悪くて入試に落ちたのですが、教訓としてどんな問題が出ても冷静に対処することの重要性を学びました。一年浪人して迎えた二回目の二次試験ではそのことを意識して臨みました。そして再び英語の時間がやってきました。自由英作文の苦手意識はそれなりに克服していたので、今回はリベンジしようと意気込んでいました。しかし東大はまた自分の予想をしっかりと裏切ってくれました。なんと今度は自由英作文の問題がなくなっていました。(笑) ちなみに英作文以外にも、リスニングの選択肢が四つから五つに増えていたりと色々変化していたのですが、今度はそんな変化に動揺せず、むしろ変化を楽しみながら落ち着いて解くことができました。結果合格を掴み取ることができたのですが、そんなポジティブなマインドが功を奏したと思っています。
以上の僕の経験から言いたかったことは、受験は心の余裕が大事だということです。出題傾向ががらっと変わっていたり、見たことがないような問題が出ていても動揺せず、むしろ新鮮な気持ちで楽しんで解けると良いと思います。なかなか難しいとは思いますが、これを意識するだけで点数は結構変わるかもしれません。受験生の皆さんはよかったら参考にしてみてください。
次はスモブラが一緒の、新二年生の岩下にバトンを渡します。彼は通学もバイトも大変そうなのですが、ラグビーへの熱い思いから入部を決めてくれたそうです。大学からラグビーを始めた同じ未経験者としてどんな選手になるのか楽しみです。そして彼の受験エピソードも非常に楽しみです。
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