受験生応援企画 2020/2

次へ>>

PAX~It's so wonderful day~

 written by 岩下 大斗 投稿日時:2020/02/04(火) 18:50

 新歓期に圧倒的な存在感を放っていた野田からバトンを受けました新2年の岩下です。彼は、ラグビーにかける情熱が人一倍強く、とても熱い男です。



 受験生の皆さん、勉強お疲れ様です。この受験生応援企画も6人目となりました。前の5人の文章がどれも素晴らしくて、本当に書くことが思いつきません。この受験直前期に受験生の皆さんにアドバイスできる様なことはないので、大学での生活について書こうかと思います。かなり拙い文章になることが予想されますが、ご了承ください。

 私の大学生活は、いわゆるキラキラした大学生活とはかけ離れたものです。朝7時に駒場で練習が始まり、フィットネスのメニューで走り込み、スクラムの練習で一列に迷惑をかけ、コンタクトではやられまくられ、全体練習後のアフターで「本当にジャンプしてる?」と言われる。部活が終わると授業に行き、訳のわからない数式をとりあえず写経し、聞いたこともないブータンの地形について勉強し、六年間勉強した英語もままならないのにスペイン語の授業を受ける。授業が一通り終わると、駒場のウエイト場で夏は汗だくになりながら、冬は寒さに凍えながらウエイトをする。終わった頃には日も暮れ、次の日の練習の為に家に帰り夜ご飯を食べ早く寝る。部活がない日も授業が終わったらウエイト。全休の日も駒場まで来てウエイト。土日も、午前中部活をし、午後はウエイト。せっかくバイトで貯めているお金も、たまにするビリヤードやダーツ、推し事ぐらいにしか使い道がない。

 読んでいただければ分かるとおり、本当に私の大学生活はキラキラからは程遠いです。周りの大学生を見ると、みんな毎日の様に都心に遊びに行ったり、飲みに行ったりしています。しかし、自分は、充実した日々を送っていると胸を張って言えます。確かに練習は辛いかもしれないけど、好きなラグビーを大学でも続けることができる。しかも、頼もしい同期や先輩たちと目標に向かって頑張れる環境が整っている。ウエイトも、ただがむしゃらにやるんじゃなくて、S&Cコーチの方が組んでくださったメニューで科学的に行える。勉強は何やっているか分からないけど、日本最高峰の先生から教わることができる。お金はあまり使わないけど、バイト先の生徒が自分の授業で理解してくれると嬉しい。高校生の皆さんが思い描く大学生活とはかけ離れているかもしれませんが、本当に楽しくて充実しています。この日々に充実感を感じられているのはある方の存在が大きいのですが、そのことはまた次の機会に。

 最初に書いた通り、かなり拙い文章かつ、自分語りの文章になってしまいましたが、読んでくださりありがとうございました。受験生の皆さん、残り三週間頑張ってください。この三週間を乗り切れば、本当に楽しく充実した日々が待っています。春、テント列で会いましょう。そして、最高の環境で一緒にラグビーしましょう。



 次は、同期で一番ラグビー歴の長い平岡にバトンを回します。彼はラグビーの技術はもちろん高いのですが、ラグビーの知識もすごいです。ラグビー人生が長い私と彼は、実は中学時代に一度だけ試合したことがあります。

 
 

Feel Invincible

投稿日時:2020/02/01(土) 00:07

控えめながらも、外の守備はチームNo.1といっても過言ではない杉井くんからバトンを回されました野田です。

 僕自身覚えがないながら英語で喋っていたことから、英語でいじられることが多くなりました。


その無意識での英語が、英語の教師をしていた母の影響か、それとも同居していた大学教授の祖父と裁判官の祖母の熱心な教育の賜物か、はたまた、アメリカ向けの輸出業を営んでいた祖母方の曽祖父の遺伝子によるものか…。よくわかりません。

  そんなことはさておき、高校時代から勉強ができず、浪人しても真剣に勉強せず、ギリギリで大学に入った僕が、受験生にアドバイスしたり、教えられることはないです。

それに、東大に入ってからの話は榎さんが、合格体験記的なのは笹が、努力の話は三方がもう書いていて、ユーモラスで息抜き的な話は杉井くんが書いてしまったので、あんまり書くネタも無いです。

 それでも、あえて僕から言うことがあるとすれば、前の四人とは違い、努力や王道などとは無縁な人生の中で大事だと思った、「調子に乗ってみる」ということです。

 内部進学が圧倒的に多い高校にいて、その中でも成績は真ん中よりやや下だった僕は、トップ層の受験生よりも勉強量や知識が圧倒的に少なく、現役での受験は勿論不合格となりました。

浪人しても、僕より勉強が元々できる人や、僕よりも勉強している人は沢山いました。



だからハッキリ言って、僕が東大に入ったのはマグレもいいとこです。だけどマグレは、気持ちが上向きな時にこそ、訪れる気がします。そんな気持ちの作り方をお伝えしたいと思います。
  試験会場に入る時に、手足が冷たくなって、心臓のバクバクが止まらない。いつもならできそうなことができない、もしくは、いつもならやりそうにないミスをする。自分が東大の試験を受けているのが場違いに思えたり、周りにいる受験生が自分より頭良く見えて緊張する…。

そんな経験がみなさんあるかもしれません。それは、大きな勝負ごとの前なら仕方のないことです。
ですが、少し余裕のあるフリをして周りを見てみてください。みんな、うつむき気味で緊張しています、あなたと同じように。

そんな彼らを見て、「こいつら、受験ごときで緊張しすぎじゃね?」と笑ってみてください。


それができたら、試験が始まる前からあなただけが一歩、合格に近づいてます。
試験中も、問題が難しかったりして焦る場面があると思いますが、それはみんなも同じように思うはず。
それにもともと、東大の二次試験は6割取れれば御の字な試験。全部解いたからといって芸術点が入るわけじゃないですし、東大の問題って言ったって簡単に点を取れるような問題もちらほらあります。ですので、途中点を狙いに行ったり、すぐ次の問題にとりかかるのも大事なことです。

「6割なんて楽勝!」そういう風に思いながら解けたら、怖いもの無しです。

 こんな感じで、焦らずじっくり観察したら、試験場にいる他の受験生や試験の問題も、思ったより大したことないと思えるはずです。
自分の勉強量や知識が他より劣っていると思うなら、気持ちだけは絶対負けないでください。

  最後になりますが、こんな僕でも入れた大学なので、ビビらないで挑んでください。調子に乗って、うまく自分のポテンシャルを最大限発揮できたら、結果は自ずと付いてきます。


東大で君を待ってます。一緒に秩父宮を目指してラグビーをやりましょう!

 拙い文章ですが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次は、僕と同じくスペイン語選択の岩下にバトンを渡します。
僕らの代のFWの中では最もラグビー経験の長い彼は、ラグビーの知識の深さもさることながら、バックス顔負けの正確なコンバージョンキックを決める意外な特技を持っています。
 
次へ»

ブログ最新記事