受験生応援企画

君だけじゃない!

投稿日時:2022/02/14(月) 11:07

こんにちは。同期の美浦からバトンを受け取りました礒崎です。僕は普段人からあまり褒められないのですが、変わり者の多い同期の中でも、僕はようこに「まとも」認定されているようなのでうれしいです。

受験生の皆さんは受験本番を目前に控え、最終調整をしている段階だと思います。時間がいくらあっても足りないと思うでしょうが、体調管理だけは怠らないように頑張って欲しいです。今回は僕自身の失敗談をもとに、ここまで頑張った皆さんが実力を本番で発揮できるためのアドバイスができればと思っています。

僕は東大受験本番の英語の試験中、パニックに陥りました。1年前のことなのであまりはっきりとは覚えていませんが、リスニングの音声が耳に入らず、流れている音声が英語なのかどうかもわからないほどでした。二日間を通して英語の試験までは極端に緊張することはなく平常心を保っていたのですが、リスニングの時間以降はそれを保っていた何かが崩れ、そのあとの試験時間中何度か「落ちるかもしれない」という考えがよぎって心が折れそうになりました。合格発表までの数日間も、その時のことを何度も後悔しながら過ごしました。

ここまで読んで本番が怖くなった人がいたらごめんなさい。でも皆さんにはこのような失敗をして欲しくないので、自分なりに原因を考えてみました。ぜひ参考にしてください。

僕はこの時「自分が解けない問題なんて他の人にも解けるはずがない」と切り替えることができなかったのだと思います。「自分が解けない問題なんて他の人も解けるはずがない」――受験生なら一度は聞いたことのあるこのメンタリティーは非常に重要です。

例えば、リスニングでは試験会場内の全員が同じ時間に同じ問題を解くため、自分が考え込んでいる段階で周りの人がページをめくる音が聞こえると人は動揺します。僕の場合は試験会場が大きく(文科一類で受験番号が前半だと大教室でした)受験生が多かったのでなおさらでした。共通テストや東大模試を経験した皆さんならわかると思いますが、ページを早々にめくる人の中には、前の問題を諦めて次に進んでいる人だってたくさんいるはずです。早とちりして安易な罠にかかった人もいるでしょう。

本番でもし壁にぶつかったら、冷静になって「どうせみんなこの問題は解けない」、テンパってしまったら「周りの人だって緊張している」と考えれば前向きな気持ちで問題を解き進めることができるはずです。試験時間は限られていますが、焦ってしまった場合一呼吸おいて「辛いのは自分だけではない」と考える時間を作ることは有意義だと思います。

持っている実力を出しきれずに受験を終えてしまうのは本当に悲しいので、これを読んでくれた皆さんにはぜひ、このような精神的余裕を持って試験に臨んで欲しいです。新型コロナに苦しめられながらの高校生活、受験生活を乗り切り、入試を突破したフレッシュなみなさんと4月にラグビー場で会えるのを楽しみにしています。

次は、同期のウェイト王者本多にバトンを渡します。大学の定期試験前には毎回独特な余裕を醸し出している彼が受験生にどのようなエールを送るのか楽しみです。

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