ブログ 合志 寛希さんが書いた記事

勝てばいいってもんじゃない。5年だもの。[ラグビー部リレー日記]

 written by 合志 寛希投稿日時:2011/11/04(金) 19:05

1年生マネージャーの泉野さんからバトンを受け取った、5年の合志寛希と申します。
はじめに更新が遅れましたことをお詫び申し上げます。
まさか4学年飛ばしパスが来るとは思わず油断していました。

今年私は6月までJr.コーチを務めており、7月から現役復帰し、現在はプレイヤーをしています。

早いものでもう対抗戦も残り2試合です。
それは、私が本気で勝負するラグビーの試合がもう最大160分しかないことを意味します。

私は来年度からは就職しますので、クラブチームで週末ラグビーは続けようかと考えてはいますが、
勝負の舞台はラグビーから仕事に移ります。
大学における、私の勝負の舞台はあと160分しか残されていません。

―160分。
少し長めの映画1本分。
同窓会の飲み会。
各駅停車での新宿-甲府間。
 (私は甲府出身なので、帰省の際は山あいを読書しながら鈍行で帰ります。
  猿橋などは、そろそろ紅葉で色づいてきて、大変きれいかと思います。)

そんなあっという間の160分。
あとタックルできるのは30回?
ボール持てるのは5回くらい?
トライは1回?
これまで5年間で何百、いや、何千としてきたタックルを試合でできる機会はもう数えるほどしかありません。
その1つ1つのタックル、オーバー、アタックが、私の勝負です。


私にとってはもう「勝負=試合結果」ではありません。
勝負とは、対面とのコンテストであり、その中で自分の納得できるプレーができるかどうか、です。
もちろんチームとして試合に勝ちたいですが、私の勝負はそこにはない気がします。
完封勝ちした武蔵大戦でも、途中交代した後、襲ってくる負けの感情に涙をのみました。

「個としての勝負」

それが私の5年目の勝負の舞台だと思います。
わがままを言って復帰した自分の、今やりたいことだと思います。
責任や重圧から解放されラグビーが楽しくなった5年目。
残り2試合きっちり勝って、
1つのタックル
1つのアタック
1つ1つのプレーで「勝った」と言えるように、
あと少し、あと何十日かだけ、厳しい練習に向かっていきたいと思います。

そして、大学の勝負の舞台で勝利を掴み取って、
次の勝負の舞台に進みたい、
そう思います。
おまけに、後輩がそんな姿から何かを感じてくれたらちょっとだけうれしいなと思います。

次のリレー日記は、「はくばく」のヴァンフォーレ甲府ジャージが似合う、同じく5年の印藤くんにお願いしたいと思います。

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