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「同期」について[ラグビー部リレー日記]

 written by 梶川 賢介投稿日時:2011/10/23(日) 23:30

 更新が遅れて申し訳ありません。1年の鉄本から託された、今回のリレー日記を担当する2年の梶川です。
 
 今週の土曜、日曜は非常に濃密にラグビーに触れることとなりました。

 土曜日には、防衛大とのB、C戦がありました。自分としては、春はAとして出場して力不足を痛感させられた相手だったので、何とかして勝ちたい相手でした。試合は見事B、C共に勝利しましたが、自分はチームを引っ張っていかなくてはいけない立場であったにも関わらず、共に途中退場という結果に終わってしまい、非常に不甲斐無いです。

 また、今日23日には、遂にラグビーワールドカップの決勝戦が行われました。練習後、2年生の何人かで、同期の川島君のお宅にお邪魔させて頂いて、試合を観戦することとなりました。自分としてはニュージーランド、フランス両国の予選での試合を見た感想として、ニュージーランドが有利かな、と思っていたのですが、試合は大接戦でした。結果としてニュージーランドが勝ちましたが、両国素晴らしいプレイが随所に見られ、非常に今後の為の勉強になりました。

 今回、リレー日記を担当するにあたって、今の自分について少し考えてみました。普段考えていなかった様々なことが思い浮かんできましたが、その中で特に心に残ったのが、自分にとっての「同期」の存在についてです。

 まず、同期として最初に浮かんでくるのは、当然かもしれませんが、東大の同期の面々です。共に同じ環境で練習をし、スイカを着て勝利することを目指して切磋琢磨する大事な仲間であることは勿論ですが、それ以上にスイカを着て東大を背負って活躍する同期達の姿に、非常に頼もしさを覚える一方で、スイカを貰っておきながらこの対抗戦でまだ一度も出番のない自分は、どうしても焦りも感じてしまいます。

 もうひとつ、同期として思い浮かぶのは、高校時代の同期達です。自分の出身校である桐朋高校のラグビー部は、全く強豪などではありませんが、自分の代の同期達の多くはまだ大学でラグビーを続けており、それぞれが各校で活躍しています。今の東大の3年生にも同期は居り、共に対抗戦でチームに貢献しています。高校の時の同期が今でもラグビーを続けていることは、自分にとってはそれだけでとても嬉しいことです。ただ、彼らが自分達のチームで活躍する姿を見る度に、嬉しさと同時に、もっと自分も出来るのではないか、今のままでは駄目ではないか、という思いに駆られ、自分がとても不甲斐無く感じます。

 どうして「同期」の活躍を喜ぶ一方で、こんな気持ちを感じるのか、と思ったのですが、恐らく「同期」というのは、頼もしい仲間であると同時に、絶対に負けたくない相手なんだろうな、と気付きました。たとえ普段一緒に活動している東大の同期達であっても、それぞれ各校で活躍している高校の同期達であっても、同じように負けたくないと思っており、それが今でも自分がラグビーを続けている動機の一つであるのではないか、と思います。今回改めて「同期」の存在の大きさを感じ、有難いなと思いました。

 思いつくままに今思っていることを書いてしまったので、非常に読み辛い文章になってしまい申し訳ありません。では、次のリレー日記は、同期の一人である永田翼にお願いします。

今年、燃焼するために[ラグビー部リレー日記]

 written by 鉄本 大樹投稿日時:2011/10/17(月) 17:14

堀越さんからバトンを受け取った1年の鉄本大樹です。

東大ラグビー部は先日の立教大戦で3敗目を喫し、今年の目標であった入れ替え戦出場が難しくなりました。

その試合後の主将の落合さんの言葉に”これからの戦いはドライに言えば来年のチームにつなげるための戦いだ”というものがありました。
そこで改めて自分がこのチームに何ができたかという事を考えてみると、今までスイカを目指して個人のことに必死だった僕にはほとんど何も貢献できていなかったような気がします。

僕は今1年生で未熟ながら、大型新人という堀越さんからの紹介にもあったように、身長が高いということでシニアチームで練習させてもらっています。
いわば4年生を中心とする先輩方、チームに育ててもらっている立場です。
そんな僕にとって今年のチームは東大で経験する初めてのチームであり、大切なものです。
だからかもしれませんが落合さんが来年につながるようにと言われた時、僕は逆に今年への想いが強くなりました。

今年のチームが少しでも強いチームになるのに貢献できるように
そしてメンバーに選んでいただいている先輩方の期待に応えられるように
残り数試合必死になって、「チーム落合」で完全燃焼したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回のリレー日記はいつも優しく接してくれる2年の梶川先輩にお願いしたいと思います。

情熱の火種[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2011/10/12(水) 18:35

4年の堀越大洋です。名前はタイヨウではなく、トモヒロと読みます。
HP担当の責任者ですが、初登場です。
書きたいことはたまっていませんが、せっかく日記ですのでダラダラ書きたいと思います。

さて、ホームページの仕事は確か2年生からずっとやっていますが、ここまで本格的にやったのは初めての経験です。会報ではホームページ作りの大変さを中心に書いていたので、ホームページへの思いというか、思い入れというか、そういうことを少しお話したいと思います。

そもそも、ホームページ担当の仕事自体、日程と試合情報の更新がメインだったわけですが、今年に入って、宮野君が抜本的に改革していこうと提案しました。もっと東大ラグビー部をみんなに知ってもらいたい、興味を持ってもらいたい、一部のOBだけが見るのではなく、せっかくホームページがあるのだから、もっと広く情報発信して、東大ラグビー部のファンを増やしていこう、魅力ある部活にしよう、という彼の熱意に共感しまして、始動しました。ボク自身も、そろそろホームページは改善しないといけないだろうとは思っていて、また、同期の中でボクは首脳陣として部の方針決定等の会議に参加していないヒラ部員なので、何か部に貢献したいという気持ちもありました。そんなところに宮野君がこういう話を持ち出してきてくれて、とても感謝しています。

ボクは結構凝り性なので、相当時間と労力をかけました。写真の明るさを変えたものを3ファイルぐらい作って違いを見てみたり、ボタンも何種類かつくりました。FLASHはかわいい版をつくってみたりしました(ボツになりましたが)。力を入れれば入れるほど、もっと多くの人に見てもらいたいと思い、また改善しようとします。そのループの結果、幾度のマイナーチェンジを経て現在の形になりました。体裁はもうここからはセンスの問題になってくるので、これ以上時間をかけても抜群に良くなるということはないだろうと思い、現在はコンテンツを充実させることを目標にしています。

そこでちょっと思ったのは、情熱は情熱から生まれるものなのだということです。何においても、改善の余地は常にあるわけで、改善をするたびに思い入れが強くなって、よりよいものにしていきたい気持ちが強くなる。ボク達の部の本業はもちろんラグビーで、情熱を持ってラグビーをしていくなかで、もっと強くなるために弱点を改善したり、長所を伸ばしたりして、一ランク上に行ったところで、ここまで強くなったのだから、もっと強くなりたいと思って、また上を目指していく循環はもうすでに部には備わっています。ホームページのことに限らず、こういった情熱が情熱を生む循環が部内で少しずつ増えていけば、もっと魅力的な部になると信じています。

では、最初の情熱はどこから来るのか。きっかけはいつもボク達のすぐ周りにあって、でも自分じゃつかめない、ボクが宮野君からきっかけを与えられたように、他人がくれるものだと思います。そんなきっかけをくれたのヒト、きっかけを与えることのできる人間がボクの同期であることを、ボクは誇りに思います。また、宮野君だけでなく、同期全員、落合君、灘君、佐藤君、瀬能さん、みんながこういった、ヒトを動かせるリーダーシップがあることをボクは知っていますし、同じく誇りに思っています。紹介していくと膨大な文章量になってしまうことが予想されますので割愛しますが、人数は少ないながらも、いい同期を持てました。

ダラダラ書きすぎたせいでまとまりなく長くなってしまいましたが、次回の担当を決めたいと思いますが、指名に当たって、全リレー日記執筆者をリストアップしましたところ、まだ書いていない部員が数名います。
ということで、鉄ちゃん(てっ↑ちゃん↓)の愛称で親しまれる大型新人、1年生の鉄本君、よろしくお願いします。

未来を信じる[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2011/10/09(日) 00:20

4年主務の宮野涼です。
せっかくのリレー日記なので前の人の日記の内容をリレーして書いてみたいと思います。
 
渡辺さんの日記の中で「強いチームは掃除まで徹底している」という言葉がありました。
私は主務という立場ゆえに掃除を徹底している側の人間です。
 
私はこの立場になってから、チームへの発言の全てに確固たる理由をもってきたつもりです。
掃除をすることについての私の理由付けを記したいと思います。
 
はじめに言っておきますが、もちろん掃除の是非について理由は人それぞれ沢山あると思いますし、私の意見が完全に正しいとは思っていません。
むしろ「掃除をしなくても練習を頑張っていれば強い。」とか「掃除に熱心になるくらいなら練習したほうがいい。」といった全く逆の意見すらあると思います。
 
しかし、私は掃除を出来る人間集団か、そうでないかには一見小さそうで極めて大きな差があると思っています。
 
掃除というのは誰もが好きなことではなく、簡単には進んで出来ない事です。
それゆえに、グラウンドや部室を掃除するという行為は「自分とその周りにいる人間のためにする」ということに直結します。
また、チーム内に「常にきれいに保つ」というルールが存在するならば、掃除をすることや、常に身の回りをきれいにしておくことは「規則を守る」ということになります。
 
この2つの事はどういう意味か。
 
ラグビーという、15人が一つのチームとなって戦うスポーツにおいて「自分以外の誰かの為になる」ことと「規則を守る」ことは極めて大事であり、チームの強さに直結すると私は考えます。
ラグビーは多くの他の競技よりもグラウンド上に立つ人数が多く、「ボールを持っている人以外の人が何人プレーしているか」や「本来別の人がすべき仕事を代わりに自分がする」といった事がチーム力につながります。
もし、他人の為に貢献するor自己犠牲を払う、事が出来ない人間集団であったら絶対に勝てません。勝負のかかる場面でチームのために頑張れるかどうかは、1人1人がどれだけ“人”のために頑張れるかどうかによると思います。
また、規則を守るということはチームの決めたルールを守るという事につながります。これは非常に大きく、「監督やキャプテンが言った事をどれだけ確実に遂行できるか」や「試合で反則を犯さない」事につながると思います。どんなにいい作戦を立てようと、どんなに厳しい練習をしようと、規則を守れないチームは勝てません。
 
それが私が掃除を徹底する理由です。
この2つのことから言えることは、逆にいえばほんの少しの意識で変われるという事です。
少しの意識の違いで大きな差が生まれます。
だから私は「掃除まで徹底している」のと「”チーム”が強い」事とは必要十分条件の関係にあるのだと思います。
逆に出来ないことはどこかに綻びが生じていることだと考えています。
 
私が思うに、東大生には極めて合理的な人間が多い。
「なぜそんな事をしなくはいけないのか」という事を考え、明確な答えが見つからなかった場合、もっともそうな理由を付けて、嫌な事や自分にとって不都合な事を回避しようとする傾向が強い。
でも、個々が強くない東大ラグビー部が他のチームに勝つためには、ある意味狂気なくらい全員が一つのチームになる必要がある。
そうやって先輩方は格上相手に勝ってきた。
 
賢く要領が良くなんて、そんな一筋縄にチームは強くなれない。
 
先日亡くなってしまったスティーブジョブズはこんな言葉を残している。
 
you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.
(約)先を見通して点をつなぐことはできない。振り返ってつなぐことしかできない。だから将来何らかの形で点がつながると信じなければならない。何かを信じなければならない。直感、運命、人生、カルマ、その他何でも。この手法が私を裏切ったことは一度もなく、私の人生に大きな違いをもたらした。

 
「なんでこれをやらされているのだろう」とか「これが何の役に立つのだろう」という問題に対する理由は、簡単に見出せない事がよくある。
でも、「金魚の糞」になって人の真似をただするだけではいけないし、もっともらしい理由をつけてすべき事から逃れるのはもっといけない事だ。
 
幸い、東大生は考えることが得意だ。
みんなで自分の中に頑張る理由を見つけて、信じてやり抜こう。
チームのために出来ることは何か考え続けよう。
未来を信じて点を大きくする努力をしよう。
それがチームを強くし、そして自分を強くするのだから。
 
ついに明日は明治学院との一戦。
私たちが春から大きくしてきた点どうしが、線で繋がるかどうかが試される、試合。
 
明日、終わってからどんな気持ちになっているのだろうか。
そんな事を考えるせいか、今は興奮してなかなか寝付けません。
 
最後までお読み頂きありがとうございました。
 
次の日記はHP担当の4年堀越君にお願いしようと思います。
彼は主務の私を優しく支えてくれる、仕事の出来る頼れるヤツです。
HP担当にも関わらず、今回がリレー日記初登場ですので、きっと書きたいことが沢山溜まっていると思います。
ご期待下さい。
 

私にできること[ラグビー部リレー日記]

 written by 渡部 真理子投稿日時:2011/10/03(月) 10:41

 こんにちは。川本君からバトンをうけとった、一年マネージャーの渡部真理子です。

対抗戦シーズンを迎え、今年はホームで試合を開催することが多く、大勢のOBの方々が応援に来てくださり嬉しい限りです。
ありがとうございます。

ホーム開催ということもあり、部員は練習後主にグランドの整備を行い、また部室玄関を綺麗にすることを心がけています。

ここで、私事になりますが私の体験談を書かせて頂きます。
私は中学時代剣道部に所属していました。
当時、普段の練習でしてきたことがなかなか試合では結果に結びつかず、悔しい思いをしていました。
しかし、顧問の先生の提案もあり汚かった部室の大掃除をし、その後も毎回の掃除を怠らずに続けていました。
その甲斐もあってか、当初は考えられなかった個人としての目標を達成でき、他の部員も初心者が多いという厳しい条件の中男子団体では都大会ベスト8、個人では都大会優勝という目標以上の結果を残すことができたという思い出があります。
あとで聞いた話ですが、強いチームは掃除まで徹底しているそうです。

灘さんのおっしゃっていたように、今からでもできることを、願掛けでもなんでもできることをしようという言葉を聞き、掃除など、少しでも私ができることをチームの勝利のためにやっていこうと改めて思っています。

拙い文章ながらも最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回のリレー日記は私たちの頼れる主務である宮野涼先輩にお願いします。
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