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ウエイトトレーニング[ラグビー部リレー日記]

 written by 山本 健介投稿日時:2018/04/19(木) 12:01

今年で9年目の付き合いとなる川北さんよりバトンを受け取りました、2年の山本です。
 

1月半ばに冬オフが終わり、ウエイトトレーニングを本格的に開始してから約3ヶ月が経ちました。ウエイトというものが大嫌いでサボり倒していた去年の1年間で、唯一まともにやっていたベンチプレスが相変わらず弱い上に全然伸びていないので、だいぶ凹んでいます。ただ、それ以外の種目は今まで全然やってこなかったこともあって、スタート地点は非常に低いですが伸びを実感しています。
ちなみにウエイト嫌いは全く治りませんでした。数値が伸びたとしても、嫌いなものは嫌いです。
ただ、去年との大きな違いは、「ウエイトは嫌いだからやらない」から「ウエイトはやるけど嫌い」になったことです。
 

この変化の原因を自分なりに考えてみたところ、2つ思い当たることがありました。
1つはゴールドジムに入ったこと。マッチョだらけのジムにこの貧相な身体を投じることは正直全く気が乗りませんでしたが、毎月高いお金を払うことで、「ジムに行かなかったらお金がもったいない」という思考を自分の頭に植え付けることに成功しました。
もう1つは部員全員が真面目に取り組んでいたこと。去年は周りの1年生の中にもウエイトをサボりがちな仲間が一定数いたことに安心感を覚え、ウエイトをサボっていました。しかし今年は、彼らでさえみんな真面目にウエイトをしているので、そうなるとフィジカル弱者の僕がサボる理由がなくなり、ウエイトをせざるを得なくなりました。
 

こう振り返ると、今年から僕がちゃんとウエイトを始めた理由は非常にネガティブな方向を向いています。もちろん、ウエイトをしないままでいるよりははるかにこっちの方がいいのですが、できるならもっとポジティブな気持ちでウエイトに取り組みたいところです。
 

今年度から東大ラグビー部のS&Cコーチを務めてくださっている和田さんの前で、ウエイト後のプロテインを飲んでいると、こんなことを言われました。

「不味そうにプロテインを飲むと栄養の吸収が悪くなる。美味しいと思って飲め。」
 

多分、ウエイトも同じです。ネガティブな気持ちで重りを上げるよりも、ポジティブな気持ちで重りを上げる方が筋肉が成長するはずです。
ウエイトは、どんなに嫌いだろうが、強くなるために、そして勝つために必要なことには違いありません。
どうせしなければならないのなら、もっと前向きに、楽しんで取り組んでいけるようになれたらなと思います。


ただただ僕がウエイトが嫌いという話になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
次は独特な「俺」を持つ、マイペースな2年の矢野にバトンを回します。

超変革[ラグビー部リレー日記]

 written by 川北 航平投稿日時:2018/04/18(水) 23:24

 エルゴマシンを愛して止まない石川よりバトンを受け取りました川北です。今回は私の趣味の話から入りたいと思います。

 ラグビー部で私と親しい人なら、私がプロ野球の阪神タイガースの大ファンであることはよく知っている。産まれた時から21年間ずっとファンであり、最近の多忙な毎日の中で試合を全部見ることはさすがに叶わないが、それでも結果は毎試合必ずチェックせずにはいられないほどである。
 12年優勝から遠ざかっている阪神は、昨年セリーグ2位とそこそこ健闘した。金本監督就任から2年目となった2017年シーズンは、1年目に引き続き若手選手を積極的に起用し、彼らが一定の成果を上げたことで2年ぶりにAクラスに返り咲いた。ローテに定着し二桁勝利をあげた秋山、規定に到達し20本塁打を放った中谷、ルーキー大山、小野、糸原の活躍など枚挙にいとまがない。首位を独走した広島には遠く及ばなかったものの、若手選手の台頭とチームの躍進に多くのファンは熱狂したのではないだろうか。
 若手選手だけでなくベテラン選手も活躍した。FA戦士糸井、キャップテン福留、生え抜きスターの鳥谷、大黒柱のメッセンジャー、そして中継ぎ陣。若手とベテランの活躍が上手く噛み合った結果の大躍進といえよう。

 一方で中堅選手の活躍にはあまりスポットが当たらなかった。若手と比べるとどうしても見劣りするし、スター性があるわけではない。またどちらかというと地味なプレースタイルの選手が多く、大衆受けしなかったからかもしれない。
 しかし中堅選手も負けじと活躍した。9年目の上本はキャリアハイに近い好成績でほとんど離脱することなくシーズンを終え、前田大和は若手とレギュラー争いをしながら打撃では自身最高の成績を出した。藤川俊介は逆に若手選手からレギュラーの座を奪い返し、3割を超える打率とパンチ力を見せつけた。彼らの活躍がなかったら、チームや若手の活躍はなかったかもしれない。
 取り上げられることは少なかったが、彼らの活躍が評論家の目にとまることもあった。ほとんどの評論家は彼ら中堅選手の活躍の要因を、金本監督による恐怖政治、そして若手選手台頭によって尻に火がついたからだと分析していた。それはもちろん確かな要因ではあるが、私はなにか別の要因があるのではないかと考えた。

 彼らは過去数年も一軍選手として出場していたが、スター選手ではなかったし飛び抜けた成績を残していたわけでもない。しかしプロで10年前後生き残ってきたわけであるから、少なくともスキルの面では優れたものを持っていたのだと思う。
 金本監督は就任時に若手起用の他にフィジカル面での強化というものを掲げた。本人は現役時代から監督になった後も誰よりもウェイトトレーニングに取り組むほどの筋トレ教であり、球団に設備を整えさせて選手にフィジカル強化を課したのである。
 2年目に入りその成果が徐々に現れてきた。今までスキルしか持っていなかった中堅選手達が、監督の鋼メンタルとフィジカルという武器を新たに獲得した。その結果、一軍で確かに活躍できる選手となれたのである。心技体とはよく言われるが、どれかひとつでも欠けていたら残りの二つを活用することは難しい。昨年の阪神は心技体がすべて揃ったチームだったと言えよう。

  「超変革」、2017年に金本阪神が掲げたスローガンである。このスローガン通りに阪神はかつてない変革をとげた。そして今、東大ラグビー部にも変革が求められている。今年は体制も変わり、部の雰囲気も変わったと思う。あとは我々部員ひとりひとりが、どれだけ変われるか、どれだけ努力できるか。秋に成果を出す道筋は見えている。それに向かって心技体すべての面で努力を重ねていこう。

 私の趣味の話に長々と付き合わせてしまいましたが、ここまで読んで下さりありがとうございます。次は高校の後輩で少し性癖が歪んでいるらしい2年山本にお願いしたいと思います。
 

ローイングエルゴメーター[ラグビー部リレー日記]

 written by 石川 悠太投稿日時:2018/04/16(月) 16:15

上品な笑い方、気品ある振る舞いの木下からバトンを受け取りました、学内でよく見知らぬ人から握手を求められる石川です。



 



 



ブゥゥン……ブゥゥン……



今日もまた音がする。親の声より聞いた音、規則正しく回る音。時折それを扱う人の絶叫がこだまする。



 



「エルゴ」



この3文字に人々は畏怖する。理性的にではない、本能的にだ。エルゴを漕ぐ者は常に己との戦いを求められ、数値でそれを提示される。人が創り出した拷問器具の傑作である。



 



僕は明日もエルゴを漕ぐ。常に自分と戦い、最後には勝利を得るために。エルゴを漕ぎ続けることが唯一今の僕が戦うすべであると思う。

耳の奥で、エルゴの音が、鳴り止まない。(*)



 



(*引用: VOICE2016「駑馬のいななき」 棚橋春喜)



 



ありがとうございました。興味のある人はぜひローイングエルゴメーターの動画を検索してみてください。



次は東大ラグビー部の侍、川北に回します。

ラグビー部でplayする[ラグビー部リレー日記]

 written by 木下 朋香投稿日時:2018/04/14(土) 23:45

普段部活で見せる穏やかな笑顔とはちょっと異なる印象を持たせるSNSが部員にも愛されて話題になるしゅうほうさんからバトンを受け取りました。2年スタッフの木下です。

ようやく落ち着いてきたが、私たちはこの約1ヶ月の新歓期、新しく入学してきた新入生にラグビー部への勧誘活動を行ってきた。初めての新歓期を迎える私にとって、当初は単なる新入生に対する勧誘活動だと思っていた新歓活動は、実際に始めてみると同時に自分の部活を改めて見つめ直す機会であると感じた。
スタッフは主に女子の新歓を行うが、必ずしもラグビー部やスタッフに興味がある子ばかりではない。そこで「スタッフは何をするのですか」「どんなところにやりがいがあるんですか」と問われることが多い。
スタッフの役割ややりがいについてはリレー日記でもしばしば話題に上がるが、今回私なりの結論を出すことができたのでこの場を借りてまとめてみたいと思う。

2月末に新シーズンが始まってスタッフの環境は大きく変わった。1番大きな変化としては4年生の先輩方の引退により人数が9人から5人にまで減った。5人中3人が新2年生という人数構成は、今年度の部の方針で意見が反映されやすく主体的に取り組みやすい環境になったことと相俟って、私にとってより自分で考えて自主的に行動し自分の興味のあることに取り組める環境につながった。

今年度に入り、私は広報活動を任せてもらっている。1年前、東大ラグビー部に入部して部にコミットしていく中で、今まで部活関係者以外に対する広報活動には力を入れていなかったことを受けて、もっと学校内外のみんなにラグビー部の活動・活躍を知って応援してもらえる部活になりたいと思ったのが1番のきっかけであり今の私の広報活動における目標である。
広報活動以外にも、選手が体づくりに力を入れる中で料理や食事に興味がある私は食事面からチームに関わりたいと思っている。今の東大ラグビー部ではチームのために自分ができることを探して特に興味のある分野に関することに特化して新しいことを始めることができる。

選手は試合の中でラグビーを実際にplayすることでチームの勝利に貢献する。練習ではプレーの中で自分やチームがしたいパフォーマンスを考えて実践する。
スタッフは試合ではチームが最大限の力を発揮できるようにplayする。ただ私にとっては普段の生活や練習、毎日がスタッフにとっての本番だと感じる。チームが勝利に近づくために日々自分ができることを探しながら自分がしたいパフォーマンスを実践する。
選手もスタッフも、チームの勝利のためにplayする、という点で同じこと、同じ東大ラグビー部のプレーヤーなのではないだろうか。選手が「ラグビーはどのようにプレーするのですか」「ラグビーはどんなやりがいがあるんですか」と問われたときに答えるのと同じだけの自信と誇りを持って、私はスタッフとしての自負を語っていきたいと強く思う。


ちなみに、私が今回スタッフの立ち位置を考えたのは、新年度を迎えるにあたってHPの自己紹介を更新するために記入したフォームで、「ポジション」を選ぶところでPR,HO,.....,FB,STAFFとあったのを見たときに、STAFFもある意味部におけるポジションか、とふと思ったことがきっかけである。そのフォーム自体はなんともなしに作られたものだと思いますが、個人的にはすごいすきでした…!

長文になってしまいましたが最後まで目を通していただけたことに感謝します。

次はその面白さと親しみやすさで主将ながらも壁を感じさせず、部員1人1人にいつでもパワーを振りまいて部の明るい雰囲気を自ら作り出す、巷でも有名な石川主将にバトンを回します。

フッカーへのコンバート[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2018/04/11(水) 16:47

体の柔軟性を測るテストで驚くべきスコアをみせてくれた松井からバトンを受け取りました、三年の中須秀鳳です。
 
僕は昨シーズンまでフランカーとしてプレイさせていただいていましたが、今シーズンからフッカーとしての練習を始めました。バックローからロックを飛ばしてフロントローになったで二階級特進です。フッカーは高校時代に一年間だけ経験したことがありますが、高校ラグビーと大学ラグビーのスクラムの質の違いはこれまで後列から感じていたので今度はその違いを身を持って最前列で知ることになります。
フロントといえば、やはりその大きな体躯が思い出されます。そして時に虐げられながらも健気にスクラムを組み続けている、そんな姿が僕にとってのフロントのイメージです。そういったイメージがあったので僕はフロントへのコンバートの話を聞いたとき、合宿中いびきでにぎやかなフロント部屋についてや体格についてなどの不安は多少ありましたが、特に抵抗もなく受け入れることができました。そうしてシーズンが始まり、スクラムについて教えてもらいながら練習を始め、まだまだ全く物になってはいませんがスローについても教わり、なかなかフッカーは楽しそうだと思いながら練習に取り組めています。
次のリヨン戦ではチーム事情から恐らくフランカーとしての出場になりますが、早くスキルを習得して試合に出場して、胸を張ってフッカーを名乗れるようになることを祈願しつつ筆を置かせていただきます。
 
次は部室のカーテンを整えてくれたりバレンタインにチョコを配ったりと、あふれる女子力を我々のために遺憾なく発揮している木下へバトンをつなげたいと思います。
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2025年10月

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