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変わるために[ラグビー部リレー日記]

 written by 森 智章投稿日時:2014/11/14(金) 21:29

梶房からバトンを受け取った、4年の森智章です。

 

リレー日記をかくにあたり、今年のチームがはじまったころに書いたものを読み返した。そのとき『自信と信頼』をタイトルとして、信頼される選手になることを抱負としたいと書いた。

スクラムハーフはチームから信頼される選手でなければいけないと思う。チームのメンバーが自分のパスを信頼してスペースに飛び込んでくるためにも、信頼されなければならない。そんな思いもあってシーズン当初このことを抱負とした。

しかし、今の自分がそうなっているかと問われると、全くである。

 

前節の成蹊戦、チームが苦しくなった後半、僕には応援する事しかできなかった。自分が出たら流れが変わるなんていえず、チームの信頼もそれに値していないことはわかっていた。試合が終わった時、悔しさよりも、申し訳ない気持ちが強かった。4年の自分がこんなプレイヤーであることが本当に申し訳ない。

 

もう残された期間は短いが、それでも変われるチャンスはある。

今の自分にできることは、梶房も言っていたが最後まで必死で足掻くことしかない。根気よく僕に教えてくれた、遼平さん、川島さん、安井さんに恩返しをするためにも、残り少ない期間で少しでも変わりたい。そのためにも今自分ができることを必死でやろうと思う。

 

次は同期の夏川にお願いします。

 

最後の足掻き[ラグビー部リレー日記]

 written by 梶房 裕之投稿日時:2014/11/12(水) 22:49

こんにちは。酒井君からバトンを受け取りました4年の梶房です。更新滞りまして申し訳ございませんでした。


数日前、私はインフルエンザに感染し、しばらく部活を休んでおりました。なんとか回復はしましたが、元の体力を取り戻すのに少し時間がかかりそうで、対抗戦の残りの試合に勝とうというチームの流れにやや乗り遅れてしまっています。

日曜日に行われたB戦にも出場する事はできませんでした。私が出ないためにフル出場となった難波君はトライもあり大活躍だったようです。後輩が活躍して試合に勝ったことは嬉しいのですが、そんな中試合にも出られない自分が非常にもどかしいです。

残された時間も少ない中、僕ができることは最後の足掻きをすること位です。これでも曲がりなりにもラグビーは7年目。幸いにも大きなけがをすることもなく経験だけは人並みに積んできました。めきめきと成長する後輩にも簡単には負けるわけにはいきません。なんとか上にも喰らいついていけるように必死にやっていこうと思います。


拙文失礼致しました。次回は4年の森智章君にお願いします。

強くなるため[ラグビー部リレー日記]

 written by 酒井 佑一投稿日時:2014/11/05(水) 20:21

加藤君からバトンを受け取りました、4年の酒井です。
 
最後のリレー日記ということで、私が4年間東大でラグビーをして考えたことを書きます。
 
私は、普段の練習でBチームに入ることが多い。
最近は、部員数の増加とともにCチームまででき、全体のレベルアップが図られているように感じる。
そんな中、練習中のADも、Bが優勢に立つことも多々あり、レベルの高いものなっている。
 
しかし、まだまだAB間の差はあるように感じる。
では、どこにあるのだろうか。
 
Bチームでは、最終的にトライを取れなくても、ある程度ゲインが取れると「ナイスゲイン」、ミスをしても惜しいプレーなら「ナイスチャレンジ」で終わってしまうことが多い。
Aの同じポジションのプレーヤーならどういうプレーをしていただろうか。
例えば、バックスでラインブレイクしたなら、そのままトライを取りきることはできなかったのだろうか。
パスやキックなど、プレーの精度にもっとこだわることはできないのか。
まだまだ甘い部分が多い。
そこを考えていかないと、次の段階に行くことは難しい。
これは、まわりに言われて変えられるようなものでもないし、自分の意識の中で変えるしかない。
 
下級生の時は、ミスをしないようにという受け身の気持ちが強く、当たり障りのないプレーをしていた。
しかし、それではなかなか上にいけない。
今は色々試したいという気持ちが強い。最近はラグビー自体も楽しく感じる。
 
今、プレーの調子は上向きである。
個人的には、今までで一番調子がいいと思う。
週末の上智大戦で活躍し、日体大戦でのスイカをつかみたい。
 
次回のリレー日記は、同じく次の日体大戦でメンバー入りを目指す同期の梶房君にお願いします。
 
4年 酒井 佑一

初志を思い出して[ラグビー部リレー日記]

 written by 加藤 圭悟投稿日時:2014/10/28(火) 21:16

同期の小田部よりバトンを受け取った加藤です。


前回のリレー日記を書いてから二カ月が過ぎました。怪我人の都合から夏合宿でフッカーデビューして以来、最近はプロップよりもフッカーとして練習することが多くなっています。これまでに二試合対抗戦に出場させてもらっていますが、潰していかなければならない課題が多く、日々四苦八苦しています。

自分の目の前に得体の知れない難題が差し出されると、途方に暮れてしまいます。自分がほとんど感じられないような身体のねじれ、落としているつもりでも他の人と比べて高くなってしまう姿勢、プレーの意志決定までの状況把握が遅い。チームに迷惑をかけてしまうという焦りが、それらを更に難しいものにしてしまいます。

しかし例え上手くいかなくとも、もう気持ちが塞ぐなどと言っている場合ではないのです。

対抗戦は残り3試合。その3試合で自分が何をしたいのか、この4年間、なんのために過ごしてきたか、見せなければいけません。

自分でもよく言ってきたのは、自分が怪我をしたときに支えてくれた多くの人へ恩返しをするために試合で活躍する、これは一つあります。
しかし最近になって、自分は一人のプレーヤーとして、格好良くなりたかったのだと思い出しました。

僕が1年生で、落合さんが主将のときのことです。対抗戦最後の一橋戦で、先輩方の試合前の気迫、素晴らしいプレー、そして勝利した時の泣き顔、笑い顔を見て、なんて格好いいんだと、こんな風になりたい、こんな風に強くなりたいと、思いました。

「勝って泣こう」

立山君が1年生のときの言葉を気に入って、新歓のフレーズとして採用しました。

勝って泣く姿を見せること。それが4年生として自分がすべきことです。勝って泣くことが、自分が格好良くなるためにしなければならないことです。


残りの試合はこれまで以上に強い相手と戦うことになります。部内の競争もますます激しくなるでしょう。
それでも、その中で試合に出ること、そして勝つこと。もうそこに向かって突き進むだけです。


最後までお読みいただきありがとうございました。
次は一年生の時に最初にリレー日記を書いた、同期の酒井君にお願いします。

4年目の問わず語り[ラグビー部リレー日記]

 written by 小田部 幹投稿日時:2014/10/22(水) 21:27

いつもお世話になっております、石川くんからバトンを受け取りました4年の小田部です。
まず始めに、4年生激励会を開いてくださった5組、10組をはじめとするOBの皆様、昨日はありがとうございました。また、それ以外にも日ごろから東大ラグビー部を応援してくださるすべての方々に感謝御礼申し上げます。
4年の秋、おそらく最後になるであろうリレー日記ということで何を書こうか思案しながら筆を進めていくことになるので、普段の口下手にも増して纏まりのない冗長な文章になってしまうと思いますがご容赦ください。

さて。
僕は4年生、更にはSOであるにも拘らず、ラグビー下手である。ついひと月前にも「お前はパスを放れば放るほどボロが出る」と松木や江村に言われるくらい、SOどころかバックスとしても致命傷を負っている。僕が入部してからスイカの10番を務められていた川島さんや安井さんはもちろん、後輩のSOの津川や稲垣も僕なんかより格段にスキルフルかつラグビー偏差値の高い選手で、彼らを見ていると情けない話であるが「自分はこのままスイカを着てグラウンドに立つことなく卒業していくのかな」と半ば諦めの思いにもなり、それならばと普段の練習の潤滑油になるような便利屋や試合中一番声を張る応援に自分なりの精一杯の思いを込め、チームの勝利の中での自分の存在価値を少しでも見出そうとしたりもした。

けれども。
9月14日、一橋戦。この日も相変わらずノットメンツで、グラウンドに立つ雄々しいスイカジャージの15人、特に同期に向けて喉が枯れるまで声を張った。
19-31。
もちろん最前線のグラウンドで戦った皆の思いは計り知れないが、これ程までに外にしか立てない悔しさ、もどかしさを感じたのは初めてであった。ノーサイドのホイッスルの瞬間は茫然としたが、段々とこんな悔しい思いは今日だけで十分だという思いに変わっていった。

そして。
翌週のB戦。ゲームキャプテンだった僕は確か「全員にAチームに上がるチャンスがある」とチームを叱咤したが、今思えばただ必死に自分に言い聞かせていただけだったかもしれない。
自分なりの精一杯のアピールに幸運が重なったお陰で翌日からAチームに混ぜてもらえるようになり、翌週の武蔵戦で初の対抗戦のスイカを頂くことができた。武蔵戦後にはCTBにも取り組むようになり、上智戦・成城戦では遂にスイカを着てプレーし、第一線で勝利を掴みにいく緊張感や背負うものの大きさと共に筆舌に尽くし難い昂揚感をも味わうことができた。

とはいえ。
ある同期にも言われたのだが、僕はまだまだ"Bチームっぽい"人間である。"Bチームっぽい"お陰でこれまで共に練習してきたノットメンツであるB・Cチームの仲間から、他の14人に申し訳なくなる程の声援をかけてもらえたことは否定できないが、今日の成城戦反省ミーティングでも自分の脆いプレーが多くピックアップされ、"Bチームっぽい"ままでいる訳にはいかないことも再認識した。あと残り2カ月となった引退のその時まで、たとえガス欠になろうとも歩みを止めずラグビー下手なりに必死こいていきたい。

最後に。
今回のリレー日記を書くにあたって、過去の先輩方の4年生当時のこの時期の日記を振り返ってみたが、そこには多くの"最後の"という言葉が散りばめられ、それぞれの"最後"に向けた積年の思いが語られていた。一方で僕は"最初の"対抗戦のスイカ、"最初の"スイカを着ての出場など、この時期にして"最初の"経験と漸く巡り会えた。残された時間は少ないが、もうひとつ、何としても手に入れたい、"最初の"・・・

"最初の"スイカのスタメン。

その上で、是が非でも勝利を掴み取りたい。もう一橋戦のような思いはしたくないし、させたくない。まずは、成蹊戦。必死こいて、チーム内でも対抗戦でも勝ちに行きたい。


最後までお読みいただきありがとうございました。
次のバトンは、今年の対抗戦で見事"最初の"スイカのスタメンを獲得し勝利に貢献した同期の加藤に回します。
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