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より細かく、より正確に[ラグビー部リレー日記]

 written by 稲垣 雄貴投稿日時:2014/03/04(火) 17:43

3年生森和弘さんからバトンを受け取りました、新2年生の稲垣です。
そのランニングスキルでBKをリードする森さんからあのような紹介をしていただき、非常に恐縮です。

さて今年のスローガンは先日のOB総会などでも発表されたように、「Confidence」となりました。
このスローガンを聞いた時、僕は衝撃を受けました。まるで自分に足りない部分を断言されたようだったからです。
中学高校と続けてきたラグビーですが、経験を積んでも自分のプレーに自信が持てず、何度も先輩方に「お前メンタル弱いなあ」「もっと自信を持てよ」と言われ続けてきました。

ではどうすればずっと得ることのできなかった自信を持つことができるのか。
考えた末、結論として「正確な技術の向上」が必要だという考えに至りました。

森智章さんがリレー日記に書かれているように、日々の積み重ねこそが自信を作り上げる、ということが正しいと思いますが、積み重ねていくことの質も大事な要素だと思ったのです。
例えばパスのフォーム。ただ相手に届けばいいとパスを投げ続ける練習をするのではなく、正しいといわれるフォームで投げることを意識する。筋トレであれば可動域や使う筋肉を意識する。走るフォームもタックルの形も、ほんのちょっとしたこと、足の向きや首の使い方などにまで気を使って練習する。
これまでの7年間、僕はただがむしゃらに、悪く言えば雑に練習をこなしてきました。あらゆる状況が考えられる試合の中では自らのプレーの軸となる正確な技術がなければ、自信を持ったプレーなど出来るはずはありませんでした。

ここまで長々と当たり前のことを述べてきてしまいましたが、つらい練習をこなしていく中、本当に細かい部分を決して気を抜かずにいることは容易ではない、と感じた去年のシーズンの反省を踏まえ、これを僕の今シーズンの抱負としたいと思います。

また魁さんが書かれていた両立のお話ですが、非常に苦手な部分のお話なのですが、こちらも改めて気を引き締めようかな、と思っています。
 
次は、そのエネルギッシュなプレーとキャラクターでチームを元気づけてくれる同期の棚橋にお願いしたいと思います。

上級生として[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2014/03/01(土) 16:06

同期の木下魁からバトンを受け取りました新三年森和宏です。
魁には両立をスマートにこなすと紹介してもらいましたが、勉強の方ではなんとか志望する学科に進学することができたものの、ラグビーにおいてはフィジカル・スキル共になかなかうまくいっていないのが現状です。

新チームが指導してからの三週間はウエイトトレーニングを主とした体づくりと基礎的なラグビースキルの習得をテーマにやってきましたが、どちらもまだまだ課題が多く、とりわけフィジカルの強化は、体の小さい自分にとって大きな課題となっています。対抗戦まではまだ日があるように感じられますが、実際にはあと半年ほどしか残っていないので、気を緩めることなくプレーヤーとして日々成長していきたいと思います。

さて、今回リレー日記を書くにあたって、「上級生として」というタイトルをつけましたが、月日の経つのは本当に早いもので、この間入部したばかりのような気もするのですが、僕も春からは三年生、つまり上級生となります。同期である立山や魁の文章を読み、彼らがチームの中心的な存在として、グラウンドの内外でチームをリードしていっていることを感じ、自分のことで精一杯である現状に情けなくなるばかりですが、新入生を迎える頃までに、プレーヤーとしてまた一人の人間として、少しでも上級生らしくならなければと痛感しています。

また、上級生として何ができるか考えたとき、後輩に対して様々な接し方が想像できますが、しゃべるのが得意でない自分の性格を省みても、やはり一番強く伝えることができるのは、試合に出てプレーで示すという方法ではないかと思います。昨シーズンは、チームとして目標を達成できなかった悔しさがありましたが、それと同じくらいに、思うようなプレーがほとんど出来ずチームに貢献できなかったことや結果としてスタメン落ちも経験してしまったことなど個人としても本当に悔しいシーズンでした。今シーズンは、そのような悔し思いをしないためにも、スタートのメンバーで試合に出続け、チームの勝利に貢献し、去年や一昨年の上級生がそうしてくださったように、僕も後輩に何かを伝えられればと思います。

ここまで上級生として迎える今シーズンの決意のようなものを書いてきましたが、このように真剣にひたむきにラグビーに取り組まなければならない状況でも、常にラグビーを楽しむという気持ちは忘れずにプレーすることを誓って、僕のリレー日記としたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。次は、二年生ながら、そのハンドリングスキルでBKをリードする稲垣にお願いしたいと思います。

両立[ラグビー部リレー日記]

 written by 木下 魁投稿日時:2014/02/26(水) 13:00

同期の立山よりバトンを受け取りました新3年の木下です。
スーパールーキーとの紹介を受けましたが、もともとスーパーな選手ではなかった上に、もはやルーキーでもなくなってしまい、心苦しい限りです。
 
さて、新チームが始動し1か月が過ぎようとしていますが、今年から首脳陣会議に参加させていただき、責任ある立場となった私は今“両立”の難しさ、大切さを感じています。私の中で今必要性を感じている両立には2つの意味があり、1つが学業とラグビーの両立、 2つ目が部内におけるプレーヤーとしての役割とマネージメントする側の役割の両立です。
 
まず1つ目の学業とラグビーの両立は所謂「文武両道」と呼ばれるもので、私自身高校時代から耳に穴が開くほど言い聞かされて意識してきたことでありますが、つい先日初めての専門科目の試験があり、改めて文武両道の難しさを感じました。個人的には東大ラグビー部の価値は文武両道にあるといっても過言ではないと思っているので、これから後期課程に進んだ後もラグビーはもちろんのこと、学業についても手を抜くことなく努力を重ねていきたいと考えています。
 
次に2つ目の両立についてですが、今年から部内での自分の立場が変わり、対抗戦でチームを勝たせるために戦術や練習メニューを考える側にまわったことで、今までの2年間にはない難しさを感じています。私は小学生の時からラグビーをしてきましたが、自分で練習メニューを考えた経験はなく、組まれたメニューに沿って練習してきたため、どのような部分を強化するためにどのような練習を行うのかといったことを考えることは新鮮でもありますが、四苦八苦しているのが現状です。さらにそういった状況下で自分自身のレベルアップも図らなければいけないという難しさもあります。この両立を達成できるかどうかが今年の自らのテーマとなりそうです。
 
今年初めてのリレー日記ということで抱負のようなものを書いてみましたが、2つの両立を成し遂げられるかどうかが今年の自分自身の部活動を左右すると思っています。今シーズンの終わりに良い結果を手にするためにも、この2つの両立を達成するべく努めていく所存です。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
次は学業とラグビーの両立をスマートにこなす同期の教育学部生、森和宏にお願いします。
 

成長し、勝つための集団へ[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2014/02/21(金) 18:58

4年森智章からバトンを受け取りました。新三年の立山です。

新チームが始動して早くも2週間が経とうとしています。現在今年のテーマの一つである個々の強さにフォーカスした練習、WTが行われています。このような練習は地味できついものも多いですが、皆で声を掛け合い半ば狂気にも似た明るさで取り組んでいます。特に未経験者を中心とする昨季ジュニアだったメンバーの成長には目を見張るものがあります。ハンドリングスキルや体付きも明らかに変わり、コンタクトを厭わない者も増えました。心なしか表情にも自信が見え、背筋も伸び胸が張れているように感じます。このように現在取り組んでいる個々の強化はもっともリターンが確実でわかりやすく、モチベーションの維持にもつながり、今後試合に臨むうえで最もファンダメンタルな部分の強化でもあることから松木政権では最重要視し強化に取り組んでいます。

世間ではもうすぐ国立大学の二次試験です。私も2年前の今頃は机にかじりつき試験に向けて勉強していたと記憶しています。その後こうして東大ラグビー部に入部することになるのですが、入部した私は悪い意味で驚きを隠せませんでした。一番の衝撃だったのは怪我人が多く、選手の体が細いことです。テレビでしか見たことのなかった大学ラグビーの世界に足を踏み入れることに期待と不安を抱いていたのですが、それらはどこかへ消え去ってしまい、別の不安が付きまとうようになりました。目標とする対抗戦の相手校と比べ、我々が身体能力(センス)、ラグビーキャリアで圧倒的に劣っているという点は新入生の私でもわかりました。我々が目標を達成するためには”我々の努力”が”全国から集った優秀な人材が整備された指導体制の下激しい練習を重ね紡ぐ努力”を凌駕する他ありません。量(グラウンド内外)も、質(方向性)も、スタートの差を埋めるためには一時の予断も許されていないことは明白です。体を作るWTがその一つであることは言うまでもないでしょう。この年の対抗戦には到底実力は試合のレベルには及んでいませんでしたが、自分を含め3~4人の新入生がメンバー入りする諸先輩方の言う”スイカの大安売り”となってしまいました。先にも述べましたが、身体能力(センス)、ラグビーキャリアがある”スーパールーキー”が望めない東大にとってこれは由々しき事態であると勝手ながら思っていました(もちろん昨季の主将川島さんをはじめとする例外はありますが)。誤解を招くようなので断っておきたいのですが、’12年体制を批判しているのではなく、私は他大学の進展に取り残された旧態依然とした風潮が蔓延していたことを問題視していたのです。
対して昨季は、NTTcom様、西山、長島、岩崎コーチ、IBMの作田、山田スクラムコーチをはじめとする多くの方々に支援していただき、ようやく組織の”基礎の基礎”ができたと思います。今年はさらに上野、吉住、鈴木OBコーチが頻繁に練習に来てくださり指導体制は益々充実の一途です。ラグビー理解の浅い我々には大きな助けとなっています(もちろん頼り切ってしまうようなことはあってはならないですが)。MGRの協力もあり栄養指導も充実し、WTも印牧トレーナーに年間を通じた強化計画を立てていただきました。環境は充実してきました。あとは我々の努力です。

東大ラグビー部のような即戦力が望めないチームは、試合に出る選手は全員最上級生であることが理想だと私は思います。不断の4年間の努力の積み重ねによって培われた実力には、必ず高校上がりは及ばないでしょう。それができる環境が、今の東大ラグビー部にはあると思います。自分の努力、そして仲間の努力に自信を持てれば自ずと信頼は築かれるはずです。そして東大ラグビー部員であることに自信を、誇りを持つでしょう。もちろん、結果が伴わなければ水泡に帰しますが。

今秋の対抗戦には全員が信頼し合う15人がピッチに立つことを誓います。

最後に、受験生の皆さん、東大合格、そして東大ラグビー部への入部を心から祈念しています。高校でラグビーに打ち込んだ方も、そうでない方も、東大ラグビー部は貴方がラガーマンとして、人として成長できる環境であると断言します。東大ラグビー部での4年間を通じ、挫折の悔しさを、達成の喜びを一緒に分かち合いましょう。試合には、簡単には出られませんよ笑。

最後までお読みいただきありがとうございました。次は貴重なスーパールーキーだった木下魁にお願いします。
 

自信と信頼[ラグビー部リレー日記]

 written by 森 智章投稿日時:2014/02/18(火) 23:25

 

4年の森智章です。

 

先週のキックオフミーティングで今年のスローガンはconfidenceと発表された。
 

それに関連して恩師の言葉を思い出す。
 

 

私の高校時代の顧問の鈴木先生はベンチプレスが大好きだった。還暦を迎えるにも関わらず、100キロ上げる方だった。私はその頃、先生とともにベンチプレスをよくしていたのだが、その先生に

「相手の一番重いやつの重さをベンチプレスで上げろ。そうすりゃ相手チーム全員持ち上げられる」
と鼓舞されたことが記憶に残っている。そんな訳はないと苦笑した。


しかし今になって少しその意味がわかった気がする。先にも書いたが私は先生に鼓舞されながらよく一緒にベンチプレスをしていた。そのおかげもあってかベンチプレスだけは人より強くなった。それがプレーに活きているかと問われればまだ努力不足は否めないが、そのことは私の中で小さいながらも自信となっている。先生はベンチプレスを通じて私に自信をもたせてくれたと今になって感じる。

 

 

自信を育むのは日々の積み重ねである。先生が私をウエイトルームに毎日のように誘ってくださったことで、日々の積み重ねができ、自信がついた。4年になった私は後輩を引っ張る立場になった。当時私を引っ張ってくれた鈴木先生、また去年までの3年間ずっと私を引っ張ってきてくださった遼平さんのように、私自身が後輩を引っ張っぱれる存在になりたいと思う。
 

 

自分自身についても、私は自信がなさそうにプレーをするとよく指摘される。大学生活ラスト1年間になった今、このままではいけない。

練習を積み重ねて、自分のプレーに自信を持 てるように頑張っていきたいと思う。自信を持った精神と怪我をしない身体によって、もう一つのconfidence、チームの仲間からの信頼を得る。

このことを今年度のスタートにあたり抱負としたい。



次回は立山にお願いします。

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