ブログ 池上 暁雄さんが書いた記事
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港に別れを告げろヨーソロー[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2022/09/08(木) 12:12
まさに野球の話をしてから距離が縮まった鵜飼さんからバトンをもらいました、2年PRの池上です。こちらこそ、いつもチームを支えていただき本当にありがとうございます。残念ながら、”村神”選手はMLBに移籍するまではセ界で無双してくれるはずなので、後2年ほどはお付き合いください。残り5回の直接対決、CS、そして三冠王の行方、非常に楽しみです。
我がラグビー部は野球観戦を趣味としている人が多く、私も漏れなくその一人な訳ですが、二人連続で野球の魅力を語ってしまうとそれはもはや野球部のリレー日記なので、次の機会にとっておきます。
というわけで、もう一つの趣味である「深夜ラジオ」について語ってみようかと思います。私のプロフィール欄には、オフにApex Legends(ゲーム)をすると書いてあるのですが、最近はデータのダウンロードが面倒くさくなりほとんど開いていません。いつも誘ってくれる同期には申し訳ないです。
近頃、ラジオ配信アプリradikoの普及や各種ポッドキャストが展開されていることもあり、気軽にラジオに触れることが可能になりました。昔は、深夜から始まるラジオを聞くためには夜更かしをしなければならず、日夜問わず睡眠を求めるラグビー部には不向きな趣味だったと思いますが、今はボタン一つで少しディープな内容の深夜ラジオを真っ昼間から聴くことができます。
中でも、「佐久間宣行のANN0」は非常におすすめです。この方は、元々テレビ東京のプロデューサーで、裏方ながらラジオパーソナリティになるという離れ業をやってのけ、そして今なお人気コンテンツとして番組が継続しています。若者を意識したANN0を40代のテレビプロデューサーがやっているという事実が既に面白いですが、プロデューサーであるからこそ関わる様々な人や仕事の話、そして時に感動的な家族との日常などその話題の振り幅が魅力であると思っています。
現在は、音楽ストリーミングサービスSpotifyがポッドキャストを配信しており、初回から最新話まで聞くことができます。途中からでも十分楽しむことができますが、2022年4月6日分はぜひ聞き逃さないでいただきたいです。吉本興業のイベント”伝説の一日”に準え、佐久間さんが娘さんと箱根神社近辺まで旅行した“伝説の一日”について語っています。陳腐な紹介ですが、笑いと感動の詰まったとても良い“神回”でした。
また、ハガキ職人と呼ばれる人々の存在も深夜ラジオの魅力の一つです。現在はメール職人と呼ぶのが正しいのでしょうが、ハガキ職人と呼ぶ方が風情を感じて好みです。お昼のラジオでも聴取者がコメントを送るシステムはありますが、深夜の場合は思いもよらない角度から磨かれたネタメールも送られてきます。ネタメールの面白さはもちろん、パーソナリティがそれにツッコミを入れて話を広げる、あるいはパーソナリティのミスにリスナーが即座につっこむ一連の流れが深夜ラジオには欠かせません。
ハガキ職人を存分に生かした面白い番組が、既に終わってしまった「アルコ&ピースのANN(0)」です。中でも、「家族」というコーナーはハガキ職人たちの狂気を感じられました。当初は家族にもいえないようなことをパーソナリティに報告・相談する意図で始まったこのコーナーは、初回からハガキ職人たちによって荒らされます。あまりにも支離滅裂なメールが送られてくるため、後半の方にはパーソナリティの二人の感覚も麻痺していました。YouTubeにまとめたものがあるので、作業BGMとして是非お使いください。おそらく全く集中できないと思います。
他にも、「空気階段の踊り場」「アルコ&ピース D.C.GARAGE」「Creepy NutsのANN」「マヂカルラブリーのANN0」などなど面白い番組はたくさんあるので、まだの方はradikoアプリのダウンロードから始めてみてはいかがでしょうか。
次は、イケメンSHでいつもにこにこ絡んできてくれる3年の陸人さんです。絡まれた後どう反応するかのストックが既に無くなっているため、ただお互いが笑い合うだけの時間が生まれがちなのが最近の悩みです。
我がラグビー部は野球観戦を趣味としている人が多く、私も漏れなくその一人な訳ですが、二人連続で野球の魅力を語ってしまうとそれはもはや野球部のリレー日記なので、次の機会にとっておきます。
というわけで、もう一つの趣味である「深夜ラジオ」について語ってみようかと思います。私のプロフィール欄には、オフにApex Legends(ゲーム)をすると書いてあるのですが、最近はデータのダウンロードが面倒くさくなりほとんど開いていません。いつも誘ってくれる同期には申し訳ないです。
近頃、ラジオ配信アプリradikoの普及や各種ポッドキャストが展開されていることもあり、気軽にラジオに触れることが可能になりました。昔は、深夜から始まるラジオを聞くためには夜更かしをしなければならず、日夜問わず睡眠を求めるラグビー部には不向きな趣味だったと思いますが、今はボタン一つで少しディープな内容の深夜ラジオを真っ昼間から聴くことができます。
中でも、「佐久間宣行のANN0」は非常におすすめです。この方は、元々テレビ東京のプロデューサーで、裏方ながらラジオパーソナリティになるという離れ業をやってのけ、そして今なお人気コンテンツとして番組が継続しています。若者を意識したANN0を40代のテレビプロデューサーがやっているという事実が既に面白いですが、プロデューサーであるからこそ関わる様々な人や仕事の話、そして時に感動的な家族との日常などその話題の振り幅が魅力であると思っています。
現在は、音楽ストリーミングサービスSpotifyがポッドキャストを配信しており、初回から最新話まで聞くことができます。途中からでも十分楽しむことができますが、2022年4月6日分はぜひ聞き逃さないでいただきたいです。吉本興業のイベント”伝説の一日”に準え、佐久間さんが娘さんと箱根神社近辺まで旅行した“伝説の一日”について語っています。陳腐な紹介ですが、笑いと感動の詰まったとても良い“神回”でした。
また、ハガキ職人と呼ばれる人々の存在も深夜ラジオの魅力の一つです。現在はメール職人と呼ぶのが正しいのでしょうが、ハガキ職人と呼ぶ方が風情を感じて好みです。お昼のラジオでも聴取者がコメントを送るシステムはありますが、深夜の場合は思いもよらない角度から磨かれたネタメールも送られてきます。ネタメールの面白さはもちろん、パーソナリティがそれにツッコミを入れて話を広げる、あるいはパーソナリティのミスにリスナーが即座につっこむ一連の流れが深夜ラジオには欠かせません。
ハガキ職人を存分に生かした面白い番組が、既に終わってしまった「アルコ&ピースのANN(0)」です。中でも、「家族」というコーナーはハガキ職人たちの狂気を感じられました。当初は家族にもいえないようなことをパーソナリティに報告・相談する意図で始まったこのコーナーは、初回からハガキ職人たちによって荒らされます。あまりにも支離滅裂なメールが送られてくるため、後半の方にはパーソナリティの二人の感覚も麻痺していました。YouTubeにまとめたものがあるので、作業BGMとして是非お使いください。おそらく全く集中できないと思います。
他にも、「空気階段の踊り場」「アルコ&ピース D.C.GARAGE」「Creepy NutsのANN」「マヂカルラブリーのANN0」などなど面白い番組はたくさんあるので、まだの方はradikoアプリのダウンロードから始めてみてはいかがでしょうか。
次は、イケメンSHでいつもにこにこ絡んできてくれる3年の陸人さんです。絡まれた後どう反応するかのストックが既に無くなっているため、ただお互いが笑い合うだけの時間が生まれがちなのが最近の悩みです。
ニンニク入れますか?[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2022/04/06(水) 22:42
バックスで体は小さいですが、同じく大きいものが好きな前川さんからバトンを受け取りました、新2年生の池上です。大は小を兼ねるのです。
さて、前回は僕のラグビー歴について長々とお話ししましたが、今回は少しタイムリーな話題です。18歳に引き下げられた新成人の年齢、恩恵を受ける輸出産業が限られる中で続く円安など、日々世界は目まぐるしく動いています。そんな中で触れたいのは、3/30に放送されたラーメン二郎の創始者、山田拓美さんのドキュメンタリーです。どのようにして全国に42店を展開する人気店となったのか、語られることのなかった山田さんの胸中、ある種昭和らしさの残る弟子との関係、行ったことない人でも行きたくさせる興味深い内容となっています。
最初に、二郎に行った時のことを強く覚えています。父に連れられて、神保町店で小豚のヤサイアブラマシを苦しくなりながら食べたのが始まりです。以降、塾の近くにあった新宿小滝橋店を中心に、三田本店や環七新代田店など巡った数は多くないですが、二郎系なども含め通い続けています。なんといっても、魅力はガツンとくるニンニクと濃いスープ、デロデロしつつ極太の麺と山のように盛られたヤサイ、そして口に入れた瞬間ほぐれる厚切りされたチャーシューです。一口目は、美味しさを心の底から楽しむことができます。しかし、食べ進むに連れて胃袋が膨れ、脂を体が受けつけなくなり、チャーシューの脂身を最後に口に入れる頃には、少しグロッキーになってしまいます。それでも、食べ終わって店を出て数日過ごすうちに、また食べたくなるのが不思議です。
また、二郎といえば、「ジロリアン」と呼ばれる愛好者たちと、厳しいと言われる独自ルールで有名です。そして、それがネタにされた真偽の定かでない面白いコピペ(2chなどの電子掲示板への投稿)が数多く存在します。以下はその一つです。
二郎にいくと、周りの客が敵に見えるのって俺だけだろうか。
二郎を食うという興奮以外の、妙な緊張感から変なアドレナリンが出てくる。
この間、1ロット5人の店でカップル×2+俺だったのね。
そのカップルは明らかに一見っぽいんだけど、
そのうちの男1人が大で注文してやがんの。女二人は小。
もちろん俺は大で、店主どうすんのかなーと思っていたら、
俺のを特大にしやがったw
多分、時間かかりそうだから俺に回したんだろうな。
ほんとはこういうのダメなんだぜ。
店主の期待に応えねばならんと頑張りましたよ。ええ。
大の男は結局残していたけど、俺はロット乱すことなく完食。
特に店主とは声を交わさなかったけど、
ああいう認められた瞬間ってやっぱうれしいわ
よくわかりませんが、虚勢を張っている感じが伝わってきます。ロットというのは、一度に調理される分のことです。二郎では、数人分の麺を同時に茹でるため、可能であれば同ロットで提供された他のお客さんと同じくらいに食べ終わるのが理想とされているそうです。他にも、
二郎に行く資格があるのは常連だけ。
10回以上来た事のない新参は来るな
という、大矛盾した投稿など面白いものが多いので、もし暇があれば見てください。
(参照: https://youtu.be/4Qx-3qTcyyY)
最後に、文頭で大は小を兼ねると書きましたが、二郎に初めて行く場合は大を頼まない方がいいとも思います。大に挑むときは、胃袋を開けて、心の準備を万全にしてからです。ヤサイのマシマシも写真などで量を確認しないと予想外に多くて詰むことがあります。茹でもやしを黙々と食べ続けるときは少し虚無感に襲われます。
次は、今年度から1番に転向した河内さんにバトンを渡します。入学時に50kg台だったらしい河内さんは、順調に体重を増やし番号を上げ、筋トレでも部内トップを争う、最高にかっこいい努力の人です。実は最寄駅が同じなのですが、遭遇したことは一度しかありません。また、「やめてね」という同期からよくいじられる河内さんの口癖は使い勝手が良すぎるため、新2年の間でも流行っています。
さて、前回は僕のラグビー歴について長々とお話ししましたが、今回は少しタイムリーな話題です。18歳に引き下げられた新成人の年齢、恩恵を受ける輸出産業が限られる中で続く円安など、日々世界は目まぐるしく動いています。そんな中で触れたいのは、3/30に放送されたラーメン二郎の創始者、山田拓美さんのドキュメンタリーです。どのようにして全国に42店を展開する人気店となったのか、語られることのなかった山田さんの胸中、ある種昭和らしさの残る弟子との関係、行ったことない人でも行きたくさせる興味深い内容となっています。
最初に、二郎に行った時のことを強く覚えています。父に連れられて、神保町店で小豚のヤサイアブラマシを苦しくなりながら食べたのが始まりです。以降、塾の近くにあった新宿小滝橋店を中心に、三田本店や環七新代田店など巡った数は多くないですが、二郎系なども含め通い続けています。なんといっても、魅力はガツンとくるニンニクと濃いスープ、デロデロしつつ極太の麺と山のように盛られたヤサイ、そして口に入れた瞬間ほぐれる厚切りされたチャーシューです。一口目は、美味しさを心の底から楽しむことができます。しかし、食べ進むに連れて胃袋が膨れ、脂を体が受けつけなくなり、チャーシューの脂身を最後に口に入れる頃には、少しグロッキーになってしまいます。それでも、食べ終わって店を出て数日過ごすうちに、また食べたくなるのが不思議です。
また、二郎といえば、「ジロリアン」と呼ばれる愛好者たちと、厳しいと言われる独自ルールで有名です。そして、それがネタにされた真偽の定かでない面白いコピペ(2chなどの電子掲示板への投稿)が数多く存在します。以下はその一つです。
二郎にいくと、周りの客が敵に見えるのって俺だけだろうか。
二郎を食うという興奮以外の、妙な緊張感から変なアドレナリンが出てくる。
この間、1ロット5人の店でカップル×2+俺だったのね。
そのカップルは明らかに一見っぽいんだけど、
そのうちの男1人が大で注文してやがんの。女二人は小。
もちろん俺は大で、店主どうすんのかなーと思っていたら、
俺のを特大にしやがったw
多分、時間かかりそうだから俺に回したんだろうな。
ほんとはこういうのダメなんだぜ。
店主の期待に応えねばならんと頑張りましたよ。ええ。
大の男は結局残していたけど、俺はロット乱すことなく完食。
特に店主とは声を交わさなかったけど、
ああいう認められた瞬間ってやっぱうれしいわ
よくわかりませんが、虚勢を張っている感じが伝わってきます。ロットというのは、一度に調理される分のことです。二郎では、数人分の麺を同時に茹でるため、可能であれば同ロットで提供された他のお客さんと同じくらいに食べ終わるのが理想とされているそうです。他にも、
二郎に行く資格があるのは常連だけ。
10回以上来た事のない新参は来るな
という、大矛盾した投稿など面白いものが多いので、もし暇があれば見てください。
(参照: https://youtu.be/4Qx-3qTcyyY)
最後に、文頭で大は小を兼ねると書きましたが、二郎に初めて行く場合は大を頼まない方がいいとも思います。大に挑むときは、胃袋を開けて、心の準備を万全にしてからです。ヤサイのマシマシも写真などで量を確認しないと予想外に多くて詰むことがあります。茹でもやしを黙々と食べ続けるときは少し虚無感に襲われます。
次は、今年度から1番に転向した河内さんにバトンを渡します。入学時に50kg台だったらしい河内さんは、順調に体重を増やし番号を上げ、筋トレでも部内トップを争う、最高にかっこいい努力の人です。実は最寄駅が同じなのですが、遭遇したことは一度しかありません。また、「やめてね」という同期からよくいじられる河内さんの口癖は使い勝手が良すぎるため、新2年の間でも流行っています。
タイ昔話[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2021/10/16(土) 17:51
アフターのスクラム練でたくさんアドバイスをくれる三方さんからバトンを引き継ぎました、1年の池上です。2番が本職の三方さんは、スクラム中1番をやることもあるのですが、3番の僕をボコボコにしてきます。今シーズンが終わるまでに勝てるようになります!
さて、突然ですがこのリレー日記をご覧の皆様、上のMEMBERから”1年生”を選んでみてください。1年生のプロフィールが出てきます。その中でも特別目を引くのが、最初の2人の出身高校ですね。なんか英語とフランス語でかっこいいです。その内の英語の方、”International School Bangkok”。僕はタイのインタースクールで高校生活を過ごしました。今回は、僕とラグビーの関係のスタートであり、一生忘れないであろう高校でのラグビー生活についてお話ししたいと思います。
僕は小中と野球をやっており、インターでも続けるつもりでした。しかし高校はシーズン制で、日本のように通年同じスポーツをやるのではなく、3-4ヶ月しか一つのスポーツをできません。例えば、ラグビーはシーズン2、野球はシーズン3で、シーズンが異なれば掛け持ちはOKです。そのため、野球のシーズンまで暇な放課後を有意義に過ごすために、一個上の日本人の先輩から誘われたラグビーを始めました。
最初の一年間は二軍です。7人制だったため、パスとタックルの基礎練に加えてめちゃくちゃ走りました。その記憶しかありません。最後の試合では勝てずに終わりました。
次の年は、一軍のVarsityに合格しました。7人制から10人制になり、FWとBKが少し別れ(もちろん僕はFWです)、作戦っぽいものができ、走る量が少し減って楽になる一方で、ブロンコという悪魔のフィッツが始まります。今も東大ラグビー部でやっていますが、そんなに、というか好きではないです。自分を成長させてはくれますが…。
話は戻りますが、Varsity はシーズン終わりにIASASという東南アジアのインター6校からなるトーナメントに参加します。ありがたいことにレギュラーに選ばれ試合は全てスタメンで出場しました。
初めてのIASAS、結果は5位でした。それでも万年6位のチームにしたら大躍進で、コーチも来年にはもっといけると期待の言葉をかけてくれた一方、キャプテンが泣いていたのが忘れられません。僕のミスで決められたトライも多いですが、それでもキャプテンは「暁雄ありがとう」と言ってくれました。
そして翌年、トライアウトはほぼ顔パスで合格して、去年の悔しい思いを胸に、頼る立場から頼られる立場に変わり、最終学年のシーズンが始まります。最初のミーティングでチームとしてメダルを目標に定め、僕はFWリーダーに指名されました。僕は英語がペラペラなわけではないので、どうしようと悩んだ結果、取り敢えず真面目にやりました。マレット変形になり手が使えなかった時期はひたすら走り込みました。そうすることでチームの信頼を勝ち取れ、皆を引っ張れると信じていたから。
そしてコロナ前ギリギリの2020年1月、IASASが始まった。初戦の相手は昨年2位のInternational School Manila。前年は12-32の完敗。僕ら以外の誰もが試合の結末など決まっていると思っていただろう。しかし、終わってみれば17-17の引き分け。イチローから3三振を奪った松坂大輔の様に、チームの自信が確信に変わり、結果はチームとして目標達成の銅メダルを獲得し、個人では望外のAll tournament(オールスター)として表彰された。しかし何よりも嬉しかったのは、コーチやチームが自分の頑張りを評価してくれ、そのシーズンでSportsmanship Awardを受賞したことだ。がむしゃらに取り組んだ日々は決して無駄ではなく、全て自分に帰ってきた。
つい最近その時の試合ビデオを見返しました。確実に日本の高校ラグビーよりレベルは低く、全てを懸けていたわけではないです。しかし、僕はあの時真剣でした。辛い練習に苦しみ、チームメイトと絆を育み、成長を感じて笑い、怪我に泣き、復帰してから一段と励み、メダルを獲って喜びに涙しました。そして、それは全てラグビーの魅力でした。
そんなこんなで東大に合格しぼーっとしている内に、蛍光灯につられる虫の如く東大ラグビー部の新歓に参加していました。一度見てしまった光の眩しさは、高校で知ってしまったラグビーの楽しさは、忘れられなかった。口では「他のサークルも見てみる」なんて言いながら、心ではどこか客観的に「ラグビーしかないな」と思っていて、入ってからその選択は間違いでなかったと確信しました。
「対抗戦Aで勝つ」という目標を立てたことが最終年チームでメダルを取ると決めた時に重なります。難易度は段違いでしょう。しかし、合間を見つけてジムに行ったり練習したりする向上心の高い同期達を見ていて、決して不可能ではないと信じていますし、自分も頑張らなきゃなと思います。4年後に目標達成して喜びの涙を流せる様、より一層努力します。
積もった課題から現実逃避しながらつらつらと書いていたら、意外と長くなってしまいました。
次は四年の吉田さんにバトンを繋ぎます。ラグビー部随一の巨漢でとてつもないアタックをする仕事人です。ですがアフター練では、Bにめちゃくちゃ優しく指導してくれます。つい一昨日のももかんすみませんでしたm(._.)m
さて、突然ですがこのリレー日記をご覧の皆様、上のMEMBERから”1年生”を選んでみてください。1年生のプロフィールが出てきます。その中でも特別目を引くのが、最初の2人の出身高校ですね。なんか英語とフランス語でかっこいいです。その内の英語の方、”International School Bangkok”。僕はタイのインタースクールで高校生活を過ごしました。今回は、僕とラグビーの関係のスタートであり、一生忘れないであろう高校でのラグビー生活についてお話ししたいと思います。
僕は小中と野球をやっており、インターでも続けるつもりでした。しかし高校はシーズン制で、日本のように通年同じスポーツをやるのではなく、3-4ヶ月しか一つのスポーツをできません。例えば、ラグビーはシーズン2、野球はシーズン3で、シーズンが異なれば掛け持ちはOKです。そのため、野球のシーズンまで暇な放課後を有意義に過ごすために、一個上の日本人の先輩から誘われたラグビーを始めました。
最初の一年間は二軍です。7人制だったため、パスとタックルの基礎練に加えてめちゃくちゃ走りました。その記憶しかありません。最後の試合では勝てずに終わりました。
次の年は、一軍のVarsityに合格しました。7人制から10人制になり、FWとBKが少し別れ(もちろん僕はFWです)、作戦っぽいものができ、走る量が少し減って楽になる一方で、ブロンコという悪魔のフィッツが始まります。今も東大ラグビー部でやっていますが、そんなに、というか好きではないです。自分を成長させてはくれますが…。
話は戻りますが、Varsity はシーズン終わりにIASASという東南アジアのインター6校からなるトーナメントに参加します。ありがたいことにレギュラーに選ばれ試合は全てスタメンで出場しました。
初めてのIASAS、結果は5位でした。それでも万年6位のチームにしたら大躍進で、コーチも来年にはもっといけると期待の言葉をかけてくれた一方、キャプテンが泣いていたのが忘れられません。僕のミスで決められたトライも多いですが、それでもキャプテンは「暁雄ありがとう」と言ってくれました。
そして翌年、トライアウトはほぼ顔パスで合格して、去年の悔しい思いを胸に、頼る立場から頼られる立場に変わり、最終学年のシーズンが始まります。最初のミーティングでチームとしてメダルを目標に定め、僕はFWリーダーに指名されました。僕は英語がペラペラなわけではないので、どうしようと悩んだ結果、取り敢えず真面目にやりました。マレット変形になり手が使えなかった時期はひたすら走り込みました。そうすることでチームの信頼を勝ち取れ、皆を引っ張れると信じていたから。
そしてコロナ前ギリギリの2020年1月、IASASが始まった。初戦の相手は昨年2位のInternational School Manila。前年は12-32の完敗。僕ら以外の誰もが試合の結末など決まっていると思っていただろう。しかし、終わってみれば17-17の引き分け。イチローから3三振を奪った松坂大輔の様に、チームの自信が確信に変わり、結果はチームとして目標達成の銅メダルを獲得し、個人では望外のAll tournament(オールスター)として表彰された。しかし何よりも嬉しかったのは、コーチやチームが自分の頑張りを評価してくれ、そのシーズンでSportsmanship Awardを受賞したことだ。がむしゃらに取り組んだ日々は決して無駄ではなく、全て自分に帰ってきた。
つい最近その時の試合ビデオを見返しました。確実に日本の高校ラグビーよりレベルは低く、全てを懸けていたわけではないです。しかし、僕はあの時真剣でした。辛い練習に苦しみ、チームメイトと絆を育み、成長を感じて笑い、怪我に泣き、復帰してから一段と励み、メダルを獲って喜びに涙しました。そして、それは全てラグビーの魅力でした。
そんなこんなで東大に合格しぼーっとしている内に、蛍光灯につられる虫の如く東大ラグビー部の新歓に参加していました。一度見てしまった光の眩しさは、高校で知ってしまったラグビーの楽しさは、忘れられなかった。口では「他のサークルも見てみる」なんて言いながら、心ではどこか客観的に「ラグビーしかないな」と思っていて、入ってからその選択は間違いでなかったと確信しました。
「対抗戦Aで勝つ」という目標を立てたことが最終年チームでメダルを取ると決めた時に重なります。難易度は段違いでしょう。しかし、合間を見つけてジムに行ったり練習したりする向上心の高い同期達を見ていて、決して不可能ではないと信じていますし、自分も頑張らなきゃなと思います。4年後に目標達成して喜びの涙を流せる様、より一層努力します。
積もった課題から現実逃避しながらつらつらと書いていたら、意外と長くなってしまいました。
次は四年の吉田さんにバトンを繋ぎます。ラグビー部随一の巨漢でとてつもないアタックをする仕事人です。ですがアフター練では、Bにめちゃくちゃ優しく指導してくれます。つい一昨日のももかんすみませんでしたm(._.)m
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