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Green[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2021/10/11(月) 16:19

凛ちゃんからバトンをもらいました、3年スタッフの河野です。凛ちゃんはじめ、1年生スタッフは部活に対して意欲があり、今の時期から大変頼もしいです。凛ちゃんがたまに作ってきてくれるお菓子シリーズが大好きなので、密かに楽しみにしています。

私は高校を卒業するまでの18年間、大分県に住んでいた。当時女子高生だった私の目に映る東京はとても輝いていて、違う世界のもののようだった。まさに深海誠監督が映画「君の名は」で描いていた東京の姿そのものだった。大学進学を機に上京してから2年半が経とうとしているが、今は当初の新鮮な気持ちはほとんどなくなってしまった。渋谷や新宿の高いビル群を見上げてきょろきょろしながら歩くこともなくなり、私には敷居が高いとびびっていた表参道や代官山も、たまの散歩ルートとの一つとなった。今の生活で東京がキラキラして見えることはほとんどなくなっていた。

逆に、何もないと思っていた大分には美味しいご飯や広大な自然、人の温かさがあることに気づかされた。


まず、食材の面だ。大分は山がちなだけでなく、海にも面していて、海の幸、山の幸どちらも豊富にある。スーパーには私の大好きなお刺身やお肉が新鮮な状態でいつも並んでいた。今は色々な面から手を出せる食材が限られているということもあるが、帰省した時に美味しいご飯を食べることは大きな楽しみのうちの一つとなっている。

大分には自然もたくさんある。観光名所となるところは自然を楽しむことを目的としたところが多いが、それ以外にも生活の中で自然は近くに存在する。私の実家は程よい自然に囲まれた団地にあり、春には桜が秋には紅葉が見られる。団地内の公園には広い芝生と小さな川が流れており、芝生に寝転がるなどしてまったり過ごしている間は、時間がゆっくり流れているように感じられる。

そして、1番は人の温かさである。6年間同じクラスだったクラスメイトは気の置けない存在であり、会わない期間がいくら長くても会えば自然体で笑いあえる。このような存在はどこにでもあるものではなく、とても貴重なのだと気付かされた。また、以前帰省した時に近所の人に「おかえり」と声をかけられたことがあった。このようにご近所さんとおしゃべりするということは、大分にいた時もよくあったことではあったが、普段東京で生活していて、ご近所さんという概念がなかったため改めて心がほっこりした。

このように、いつも同じ環境にいたり、身近に存在したりしていると、そのありがたみや輝きに気づけないこともあると思う。普段から、与えられている環境を当たり前だと思わずに生活していきたいと思う。

次は、同期の三方にバトンを渡します。三方は1年生の頃から試合で活躍しつつも大きな怪我をせずにここまで来ているので、卒部まで頑張って欲しいです。あとギターが上手いそうなので、いつか教えてください!
 

ベーグル[ラグビー部リレー日記]

 written by 佐々木 凜投稿日時:2021/10/08(金) 11:11

はじめまして、同期の洋大からバトンを受け取りました、一年スタッフの佐々木凜です。出会った当初は彼のコミュ力に衝撃を受けましたが、いつも気軽にたくさん話してくれてうれしいです。洋大のラグビーモチベの高さに私はいつも刺激を受けてモチベを上げてもらっているので、こちらこそ感謝です。

私は高校生のころからラグビー部でマネージャーをしていましたが、狭い土のグラウンドの一部を使って練習し、毎年部員が15人ぎりぎりで試合に出られるか、と悩みが絶えなかった高校時代に比べると、充実した設備や体制が整い、やる気に満ちたたくさんの仲間や先輩と部活ができる贅沢を日々味わっています。

私の高校時代の話や、部活に入ったきっかけは会報のほうで書かせていただいたので、今回は私が大学生になってからドはまりしている「ベーグル」について語らせていただこうと思います。

みなさんはベーグルを食べたことがありますか?丸くてちょっと固いパンでしょ?と思っている人が多いのではないでしょうか。しかし、実はベーグルは非常に奥深く、現在空前絶後の大ブーム(私のなかで)、いま都内のみならず全国でベーグルがアツいんです。

ここでベーグルの魅力について3つ紹介します。
一つ目は、そのフィリングや食感が十店十色であるということ。私は上京してから、15店舗のベーグル専門店に行ってきましたが、生地の食感はもちもちだったり、むぎゅむぎゅだったり、もちゅもちゅだったり、ばりばりだったり本当にお店によって全然違います。フィリングも、定番のチョコレートやクリームチーズを組み合わせたものや、ティラミスやチーズケーキのようなスイーツのようなもの、和風や洋風のお惣菜パンのようなもの、などなどたくさんあっていくら食べても飽きません。

二つ目は冷凍保存ができて、リベイク方法によっても味が変わることです。ベーグルは冷凍保存で数か月持つので私はいつも爆買いして冷凍し、少しずつ解凍して食べています。解凍するときは、冷蔵庫で解凍してから蒸し器で1分ほど蒸して、最後にトースターで軽く焼くのがおすすめです。ベーグルは蒸すと、もっちもちになってびっくりするほど美味しくなるのでぜひ一度試してほしいです。

三つ目は、ベーグルはバターを使用していないのでヘルシーということです。他のお菓子パンは大量のバターが使われているのに対し、ベーグルはノンオイルで作られています。おいしくておなかにたまるのに、少しヘルシーって最強じゃないですか?

ベーグルの専門店は都内だけでなく関東近郊や他県でも次々にオープンしていて、特に東京には美味しいお店がたくさんあるのでよければ買いに行ってみてください。聞いてくれればおすすめのお店を紹介します!

次は声も話し方もキャラもとってもチャーミングな、スタッフの先輩のかわはるさんにバトンを回します。かわはるさんは仕事ができてとても頼りになりますが、ときどき無邪気なところがかわいくて好きです!
 

国歌[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2021/10/06(水) 18:14

はじめまして。開成高校の先輩の財木さんからバトンを受けとりました、1年の田村です。財木さんとは開成、高校入学組、帰国生、開成ラグビー部など共通する点が多くあり、嬉しいことに先輩方から財木二世と呼んでいただいています。いつか財木さんを「田村二世」にしてみせます!


E Ihowā Atua, O ngā iwi mātou rā

みなさんご存知、世界最強ニュージーランドの国歌の冒頭です。1番のマオリ語と2番の英語で同じような内容を歌っているのですがマオリ語の部分がすごくかっこいいです。特に最後の Aotearoa はマオリ語で「白く長い雲」であり、ニュージーランドのことを表しています。

僕は国歌を聞いたり歌ったり覚えたりするのが大好きです。ベトナムに住んでいた中学生の時に環境的にラグビーができなかった分、世界中のラグビーを観ていた中で試合前に歌う国歌に惹かれました。単純にメロディが好きだったり、歌詞が好きだったり、何を言っているのかわからないがなんとなく好きだったり。初めてのリレー日記では、僕のおすすめの国歌を紹介していこうと思います!

Nkosi Sikelel' iAfrika で始まる南アフリカの国歌は5つの言語で構成されており、言語が変わると曲調も変わり、歌として聞いていて心地よいです。最後の英語の部分で一気に力強くなり、歌が終わるときには全身鳥肌です。何万人もの観客の前であれを歌える南アフリカ人はさぞかし幸せでしょう。

ウェールズの国歌は本当に覚えづらいです。最初の一文が Mae hen wlad fy nhadau yn annwyl i mi なのですが、英語では使われないアルファベットの並びのせいで歌詞を見ても非常に歌いにくいのです。「我らが父祖の地」という割とオーソドックスな内容ですが、この国歌も終盤にかけて力強くなっており、歌いながら涙するのも理解できます。ただ自分で歌っていて間違えても間違いに気づけないです。

あとはフィジー国歌もおすすめです!フィジー人はキリスト教徒が多いので、賛美歌がよく歌われます。あれほどゴツいフィジーのラガーマンたちからは想像もできない美しい歌声で歌う讃美歌は感動的です。そんな彼らが歌う国歌もまた綺麗で聴き入ってしまいます。英語なのでわかりやすく、普通の国歌とは一味違うものを聞きたい人にはぜひ聞いてほしいです。

他にもイングランド、アイルランド、オーストラリアなどなど、色々な国歌をよく口ずさんでいます。(といってもラグビー中継されるような強豪国のしか聞きませんが。) 国歌を覚えることの2大メリットは試合中継を最初から楽しめることと、現地で見た時にその国の人と一緒に楽しめることです。2年前のワールドカップでも、両国国歌を知らなければ黙ってしまう5分間も歌って楽しめましたし、知らないオーストラリア人とも会話できました。歌詞の意味を考えるとその国のこともわかりますし、様々な言語の特性にも少し触れられます。試合観戦に少し刺激が欲しくなったらぜひやってみてください。


次は同期スタッフの凛です。彼女はラグビー歴が9年もあり、1年の中でもトップクラスにラグビー愛が強いです。とても明るく、少し天然なところがありますが、僕たちをいつも真面目にサポートしてくれており、すでに感謝してもしきれないです。

宗教について[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2021/10/05(火) 23:40

愛嬌たっぷりな日香ちゃんからバトンを受け取りました財木です。
僕の母親や祖父母も同じ水戸出身ということもあってか、まだ会ったこともない家族からの好感度も高く、母親からは時折にちかちゃん可愛いねとLINEが来ます。
ちなみに母親が安富に触れたことは一度もありません…

「雨季乾季の差が激しく安定した作物が取れない、西欧や西アジア地域を中心に信じられているキリスト教やイスラム教といった宗教は、辛い現世を乗り越えれば幸せな天国へと導いてもらえる、という考えが根底にあるのに対して、四季がはっきりとしていて自然豊かな中国や日本を中心として普及している仏教や神道では、徳を積めば幸せな現世に来世も『戻ってこられる』という考えが根底にある」という主旨の文章を最近読みました。
今回はそれに感化されたこともあるので「宗教」について書いてみようかなと思います。

2018年のNHK調べによると、信仰宗教が無いと答えた人の割合は62%にのぼります。
しかし、同年のデータブックオブザワールドによると、日本人の宗教内訳は神道が84.9%、仏教が68.5%、キリスト教は1.9%で、他の国には無い「二重所属などにより100%を上回る」という表記があります。
僕自身も自分の宗教がわからず、イギリスにいたときに「君の宗教は何なの?」という質問の答えに窮していました。
無宗教と言いたくても、あいにく英語には無宗教なる言葉がなく(正確には通じず)、面倒になると決まって無神論者だと言っていました。
でも祈ることもあるので無神論者じゃないし、事あるごとに神社や寺でお守りは買うし、お正月は思い出したかのように初詣に行ったかと思えば、夏にはお盆休みを享受します。
最近では神道と答えることも多いですが、自分の宗教が何なのかよくわかってはいません。

今思えば、イギリスと日本とでの国民の最大の違いは宗教に対する考えにあったように感じます。
イギリスの公立中学校では「Religious Education」と呼ばれる宗教を学ぶ授業がありました。
その授業の先生は女性で髪を完全に剃っており、カツラをして授業を行っていました。
というのも、その先生は敬虔なユダヤ教徒であったために、婚姻後に剃髪しなければならなかったからです。
日本の小学校で黒髪の女教師しか見ていなかった僕にとって、毎日のように髪色や髪型が変わる先生や、それを当然のものとして受け入れている生徒に違和感しかなかったことは言うまでもありません。
お弁当に唐揚げを入れていくと、イスラム教徒の友達が一口貰う前に、これはハラールか、と聞いてきたし、当時一番仲良かった黒人の友達はいつも十字架のネックレスをしていました。
一学年100人程度の中学校なのにキリスト教由来の名前であるDanielは5人もいたし、イスラム教由来のMuhammadに関しては10人くらいいた気がします。

それまでは教えが厳しく破ってはいけないものというイメージが強かった「宗教」でしたが、それは人によるというのも大きな学びでした。
イスラム教徒の断食月であるラマダンの期間になると、水さえも飲めないからといって学校を欠席(公欠扱い)する生徒もいれば、飲み物は大丈夫といって糖質を多分に含んだ甘ったるいスポーツドリンクを飲むというようなグレーゾーンを攻める友達もいました。
日曜日の教会参列を気分でやめる子もいたし、一日5回の礼拝を全力の一回で済ませる子もいました。

宗教は飽くまでも日常の一部、と宗教学の先生が仰っていたのを覚えています。
日本は宗教が身近ではないというわけではなくむしろ身近過ぎて気が付かない、イギリスでは顕在化しているものが日本では潜在化しているというだけの違いなのかもしれません。
「いただきます」はキリスト教での食事前のお祈りに相当するし、イスラム教もキリスト教も神道も、礼拝はできるときに、という意味ではさほど違いないのだと思います。

ただ遺伝子組み換えなどの是非を問う際に必ずといってもいいほど出てくる「倫理観」については、こと日本に関して、イスラム教・キリスト教・ユダヤ教のような明確な宗教観があるように感じられないため、何を基準にしているのだろうという疑問は少し残ります。


次は同じ高校出身の田村にバトンを回します。
田村は僕と似ているところが多いからか「財木二世」と呼ばれることが多く、少し申し訳なく思っています。
同級生の辻君を正しい道に導いてくれることを切に願っています。
 

きっかけ[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2021/10/02(土) 15:40

スタッフの先輩であるゆきさんからバトンを受け取りました、一年スタッフの芳賀日香です。
ゆきさんはいつも優しくて、一緒にいると本当にお母さんのような安心感を与えてくれますし、何でも受け止めてくれそうのでなにか悩み事ができたら一番に相談させてもらおうと思ってたりします。

初めてのリレー日記、スタッフの同期は今までの人生について書いているようだったので私もそれに倣おうと思います。

といっても、私のこれまでの人生で特筆すべきことは特にないような気がします。
18年間、茨城県の中では都会のほうでぬくぬくと育ってきました。茨城県出身です、と言うと8割5分の確率で納豆の話になります。でもほかに何があるかと言われるとほしいもしか思いつきません。茨城県民失格でしょうか。

小中の記憶はほぼないので高校の話をさせていただきます。
私は二年生の安富さんと同じく水戸第一高等学校の出身です。茨城では結構有名な高校で、作家の恩田陸さんの母校でもあります。恩田陸さんの直の後輩になるべく、知道編集委員会という学校新聞のようなものを作る委員会に所属していました。ほぼ幽霊でしたが。

部活は軟式テニス部とダンス同好会を兼部していました。
テニス部のほうは私の代の部員が私一人だったので必然的に部長となり、週6でテニスをしながら週3でダンスする生活を送っていました。
この話をするとよく「勉強と部活両立できてすごい」という風に言ってもらえるのですが、すごいのは私ではなくまわりの人たちで、部長なのに「ちょっくらダンスしてくる」と言って自由に練習を抜けたり入ったりする私を支えてくれたテニス部の後輩たちや、ライブ前になって練習にちょくちょく顔を出すと「今日にちかいるの!やったあ!」と言って当たり前のように私を受け入れてくれたダンス部の同級生たちには感謝してもしきれません。
そして両親も私のやりたいことをやりたいようにやらせてくれました。実家にいるときも感謝はしていましたが、離れてより一層ありがたみが分かった気がします。
周りの環境に恵まれて今ここにいられることを嬉しく思います。

さて、私は18年間ラグビーとは無縁の生活を送ってきたので、よく、本当によく「何でラグビー部のスタッフをやろうと思ったの?」と聞かれます。聞かれすぎて自分でもなんでだろうと思うようになりました。
もともとマネージャーとして頑張っている人の力になりたいという思いはありました。でも大学に入った自分はスタッフをやるならラグビー部で、と思っていました。
それはラグビーをやっている人が一番一生懸命でかっこいいと思ったから。
そしてこう思うようになったのは高校時代のラグビー部のお友達の存在が大きいと気づきました。
受験期の彼の机の上には、単語帳でも参考書でもなくプロテインが置いてありました。
私の中で部活を一番頑張っていたのが彼で、その背中を通してラグビーというスポーツに興味を持ちました。
だから今私がここにいられるのは彼のおかげでもあります。
今もたまに連絡を取っていて、お互い応援しあえる仲でいられるのがとても嬉しいです。
今度対抗戦で会えるのを楽しみにしています。私はもちろん東大を応援していますが、怪我だけ気を付けてほしいです。

まとまりのない文章でしたが、東大ラグビー部で素敵な方々に出会えたきっかけすべてに感謝したいということが言いたいのでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次はいつも笑顔で話しかけやすい人ランキング一位と噂の財木さんにバトンを回します。
財木さんは普段はおちゃらけたキャラクターですが、細かな気遣いができる方で、スタッフの同期とよくする「こんなところにキュンときた」エピソードの常連です。今度ごはん連れてってください。
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