ブログ 吉田 有佑さんが書いた記事

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ただ一つ[ラグビー部リレー日記]

 written by 吉田 有佑投稿日時:2019/05/31(金) 21:22

 誕生日に高級中華へ連れて行ってくださったヤマケンさんからバトンを受け取りました、2年の吉田です。


 今月、アメフト部の試合と硬式野球部の試合を立て続けに観に行った。なんとなくラグビー以外のスポーツも観たいという気分で同期と観に行こうかという話になり足を運んだわけであるが、想像以上にインスパイアを受けることができた。

 一番印象に残ったのは、アメフト部も硬式野球部も強豪校に対して少しもひるまずに戦っていたことである。同じトレーニング場で一緒に汗をかいたり同じ授業を受けていたりする仲間が、キャンパスの外では鋭い目つきで強豪校に挑んでいく姿にはハッとするものがあった。「ラグビー部も負けていられない。」そう強く思ったのと同時に、学ぶべきところがあると素直に感じた。ラグビー部もアメフト部や硬式野球部に見習うべき点をしっかりと吸収して強豪校に果敢に挑み、今度は逆にラグビー部も東大の運動会を引っ張っていける存在になる未来を築いていきたい。互いに良い影響を及ぼし「ただ一つ」となって東大を盛り上げていけることが理想である。



  それと、全く関係の無い話にはなりますが、気にかけてくださっている方がもしかしたらいらっしゃるかもしれませんので、一応この場でご報告させていただきます。高校時代に負った左膝と右肩の怪我とそれに伴う手術で長期間の戦線離脱をしておりましたが、もう少しで復帰できる見込みです。復帰したら暴れまくってやりたいですが、もしもう一度左膝で同程度の大怪我をすることになればプレーを引退する覚悟なので、復帰のタイミングは慎重に図っていきたいです。高校の先輩、ノムさんとの5年越しの両ロックを組む機会があれば幸いです。



  次は、顔がほぼリーコ・イオアネの副将河合さんにバトンを回します。

東大ラグビー部員の一日[ラグビー部リレー日記]

 written by 吉田 有佑投稿日時:2019/02/01(金) 23:27

 この間2人で一緒に浅草花やしきや上野動物園をデートした同期の石田からバトンを受け取りました、新2年の吉田です。



 センター試験も終わり、受験生の皆さんは地に足がつかないような気分で日々を過ごしている頃でしょうか。そんな受験生の皆さんに、僕のある一日を等身大の東大生の日常としてご紹介しようかなと思います。軽く流しながら読んでください。



 



 朝、5時30分起床。高校時代は毎朝チャイムと格闘するほど朝は弱かったのですが、今ではアラームをかけなくても5時30分に勝手に目が開きます。そして7時から全体練習が始まります。一年生は、最初のうちはジュニアコーチと一年生だけで基礎的な練習をします。この日は、パススキル練習などを行いました。練習は9時ごろまで行われますが、この日僕は8時半から始まる1限の数学に出席するために8時過ぎに練習を抜けました。もうちょっと練習していたかったなぁと思いながら、部室に備え付けの温かいお風呂(6、7人入れるくらい大きいです!)に入りさっぱりしてから授業を受けます。東大の授業は1コマ105分もあるのでずっと集中し続けることは大変ですが、途中で大胸筋を交互にピクピクさせて気分転換(ラグビー部あるある?)しながら数学の講義を聞きました。



 続いて、2限は空きコマだったので、この時間はキャンパス内にあるトレーニング室で筋トレをしました。空きコマを有効活用できるととても気持ちが良いですね!筋トレをしてお腹が減ったのは12時頃でしたので、ラグビー部同期と食堂でうどん大盛り、鶏の照り焼き、鯖の塩焼き、冷奴、ブロッコリーとトマトの青じそドレッシングサラダという吉田スペシャル脳筋定食を食べました。乳製品が足りなかったので後から購買でヨーグルトを買って食べました。お腹いっぱいになって幸せです。



 筋肉細胞を再生しながら3限はALESAの授業を受けました。ALESAとは英語で論文を書いてプレゼンをする文系用の授業で、理系はALESSと言います。英語が苦手な僕は優しいネイティブの教員や友人に助けを求めながら何とかやっていました。大学での授業は助け合いが大事ですね。ラグビー部のみんなはとても親身に助けてくれるのでありがたいです。



 さらに続いて4限は囲碁の授業でした。この授業では、ゼロからプロ棋士の方が囲碁を教えてくださいます。最終的にはちゃんと囲碁が打てるようになるのでとても楽しいです!こんな授業があるのも大学のいいところですね。



 16時50分に4限が終わり、5限は授業を入れていなかったのでこれでこの日の授業は終わりですが、この後東大ラグビー部OBの方が運営しているラグビースクールのコーチのアルバイトをやりました。僕は小学1年生の子達のクラスを担当しているのですが、子供達とラグビーを通じてコミュニケーションを取るのはとても楽しいです!教える立場ながらも子供達から教わることも多く、毎回新たな発見があります。



 アルバイトを終え、帰宅したのは19時過ぎになりました。晩飯や家事を済ませ、フリーな時間ができたので趣味の映画鑑賞をしました。この日は、『世界の中心で、愛を叫ぶ』を観ました。当時17歳くらいの長澤まさみがとにかくかわいかったです。森山未來になりたいと思いました。若かりし長澤まさみに心洗われたところで23時に布団へ入り就寝。楽しい一日を過ごせました。



 



 大学生活はとにかく楽しいです!受験生の皆さんは、あと少しの間頑張りきればその分楽しい大学生活が待っています。楽しい大学生活を想像してラストスパート!頑張ってください!!



 次は坊主・歩き方・名前が全てイカツイ同期の甲斐豊にバトンを回します。

受験生の皆さんへ[ラグビー部リレー日記]

 written by 吉田 有佑投稿日時:2019/01/01(火) 15:30

 新年明けましておめでとうございます、一年の吉田です。今年度から、この時期のリレー日記は受験生を応援するという趣旨で進めて行くということで、そのトップバッターの大役を任せていただきました。部員たちが順番に、受験時の体験談やアドバイス、大学生活や東大ラグビー部の紹介など受験生の役に立つような話をしていきます。全国の東大を志望する受験生やラグビー部の皆さんはもちろん、他の難関大学を目指す受験生の皆さんにも読んでいただけると嬉しいです!まず初回の僕からは、センター試験までラストスパートのこの時期の心構えについてアドバイスさせていただきます。



 



 Playing well is all about preparation.



 これは、元ラグビー日本代表ヘッドコーチ、エディー・ジョーンズ氏が大一番の試合を間近に控えていた高校ラグビー部に向けて贈った言葉です。この言葉はラグビーだけではなく、受験にも置き換えて考えることができます。僕自身、受験生の頃はこの言葉を特に大切にしていました。



 本番が間近に迫ったこの時期で重要なことは、自分の力を伸ばすことより、自分の100%の力を本番で出せるような準備(preparation)に注力することです。一番後悔するのは、自分の力が「足りなかった」ことより「出せなかった」ことです。僕は去年のこの時期に、時計を二個揃えたり無地の服(本番では英数字や地図などの入った服は着られないので)を買いに行ったりしました。また、試験が終わって自分の力が十分に発揮でき、会場で小さくガッツポーズをする自分の姿を想像するイメトレもしました。多くの受験生は、自分の力を伸ばすことにしか注力しませんが、この準備の周到さこそが合格不合格を分けます。周到な準備があれば、当日は他の誰よりも安心した心持ちで受験会場に行けるはずです。(実際僕も当日は必要以上の緊張をせずに試験を受けられました。)



 そして、これを読んでいる受験生の皆さんはもしかしたらラグビー部に所属していたかもしれませんが、もしそうだとしたら楕円球を追った日々、辛かった練習の記憶に思いを馳せてみましょう。当日、万が一予期せぬことが起こっても大丈夫です、楕円球の神様は必ず頑張るあなたの味方になってくれることでしょう!安心して勝利への準備をラストスパートで頑張ってください!!



 



 次は東大に来ても成績優秀、静岡の生んだ努力の天才、同期の岩崎にバトンを回します。受験生の皆さん、是非これからも勉強の合間の息抜きにこのリレー日記を読んでみてください!

[ラグビー部リレー日記]

 written by 吉田 有佑投稿日時:2018/10/27(土) 11:28

 安心感のある笑顔で僕の膝の痛みを和らげてくださる2年スタッフの太田さんからバトンを受け取りました、1年の吉田です。今回初めてリレー日記を書かせていただきます。自己紹介になるように書かさせていただきますので最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

 僕は、このリレー日記を二年半前、高3の4月から読んでいる。特に浪人時代には、勉強の合間にこの日記を読み心の支えとしていた。ついにこの日記を書くこととなり、個人的には非常に感慨深く思われる。



 僕は高3の10月で高校のラグビー部を引退した。その時すでに志望校調査書には東京大学と書いて提出していたが、ラグビー部を引退するまでは進路のことなど全く気にしていなかった。引退すると、本当に自分なんかが東大に受かるのかという不安があった。また、ラグビー部の監督から他のある大学でラグビーをすることを強く勧められ、その道に行く選択肢もチャレンジングでとても魅力的に感じていた。

 しかし、そんな将来に対する決断ができていない時期に読んだのが、今の3年(当時1年)野村先輩の書いたリレー日記である。



(http://www.turfc.com/blog_detail/blog_id=21&id=1093?SmartPhonePCView=2)



 この文章を読み終えた時、僕の決意は固まっていた。



 野村先輩(以下ノムさん)は僕が高1の時の高3の高校ラグビー部の先輩であり、僕とノムさんで花園予選は両ロックを組んでいた。

 高校ラグビーでは夢破れたノムさんが東大ラグビー部でまた新たな夢を追っているという事実、「対抗戦A昇格」という言葉の響きの良さに武者震いがした。

「俺もノムさんの夢を一緒に追いたい。」

 そう思って必死に勉強し、一年間余分に時間はかかってしまったが東大ラグビー部に入部することができた。

 

 ただ、入部して改めて、「対抗戦A昇格」の実現は簡単ではないことを実感した。これまでの東大の先輩方が誰も成し遂げられていない夢である。この夢を実現するには、高校以前から実績のあるプレーヤーをリクルーティングし、入部時点からラグビーに対するモチベーションの高いメンバーが集まったチームを負かさなければならない。口で言う何倍も難しい夢であることは自覚している。



 先月から今月にかけて、合計三週間膝の手術で入院していた時、一人でいる時間が長かった。その間、チームの練習ビデオや高校時代の試合などを見ていたのだが、その時これまでやこれからの自らのラグビー人生について考えていた。

 

 まず、大学入学からこれまでの時間でどれだけ「夢」に近づけたのだろうか、と考えた。考えた末、「本当に近づけたのだろうか?」という思考に至った。恥ずかしながら、夢に近づくための最善の選択肢を選んで来られた自信はない。ウェイトトレーニングでも、何か言い訳を作ってサボる時もあった。なぜ受験期にあれだけ燃えた夢を追える環境に居られているのに、サボってしまった自分がいるのか。すごく情けない気持ちになった。



 また、もう一つふと考えたことがあった。同期のほかの14人は、どのような目標を持って東大ラグビー部に所属しているのだろうか。三年後のこの時期にどんな自分たちの姿を想像しているのだろうか。自分たちの目標は共有されているだろうか。もちろん、今年の「対抗戦4勝」というチーム全体としての目標は共有されている。しかし、我々が4年生になった時の目標はまだ存在していない。僕は上で述べたように「対抗戦A昇格」を漠然と考えていた。他のものはもしかしたら、「入れ替え戦出場」または「楽しくラグビーをする」だったかもしれない。どんな目標が良い悪いということではない。自分たちの三年後の姿をこの半年間で語り合い、自分たちの将来像を共有することができなかったことが自分にとって大きな反省であると思った。それは、恥ずかしさや自分だけが空回りしてしまうのではないかという不安もあったからである。これも自分が情けなく感じた。



  先日、武蔵大に東大が勝利を収めた。僕はその試合を外から眺めることしかしていないが、勝利を告げるホイッスルが鳴り響いたとき、自然と涙が溢れた。僕の何倍も辛いことをしてきて何倍もの責任を背負っていた先輩方に申し訳ないので必死で涙を堪えようとしたが無理だった。夢の実現の希望が見えたことに体の芯から熱くなるのを感じたからであった。決して不可能な夢ではない。そのように思わせてくれるような試合だった。



 僕らの代の目標はまだない。しかし、「対抗戦A昇格」という目標を掲げても良いのではないかと思う。4年生になってから掲げる目標としては高いかもしれないが、あと3年あれば十分手に届く目標であると思う。そのポテンシャルが同期の15人にはあると自信を持って断言する。



 なぜ自分は東大のラグビー部を目指して必死に勉強したのか、その初心を忘れないように、目標を実現するための最善の選択肢を常に選んでいきたい。3年後、僕らが4年生となり、東大ラグビー部が100周年を迎える年を見据えて1日1日を100%で過ごしていくことが重要であると思う。





 頭で整理する前に思い浮かんだ順に書き連ねてしまったため、纏まりがなく読みにくい文章になってしまって申し訳ありませんでした。普段も頭で言うことを整理することが苦手なので、僕の思いの丈を書き留めておきました。特に同期には読んでもらいたいです。



 次は、元フランカーだったと聞いて衝撃を受けた、とても大きな巨体を持つ勇河さんにバトンを回します。
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