ブログ 野田 晋之助さんが書いた記事

WHITE and NAVY[ラグビー部リレー日記]

 written by 野田 晋之助投稿日時:2020/05/25(月) 18:40

 バックスとは思えないコンタクトの強さをもちながらも、物腰が柔らかく、笑顔のさわやかな吉村さんからバトンをいただきました、2年の野田です。
吉村さんの母校、灘といえば、僕が浪人生の頃に憧れていた石川さんの代のチームで、灘出身の選手が何人も活躍していたり、筑波大で対抗戦に出場していた中田都来さんが灘出身だったりと、ラグビーが上手い人が多い印象があります。


ふと、自粛期間に考えていたことがある。それは、自分はどこの人間か、ということである。
もちろん学生証を見れば、東京大学に在籍する学生ということになっている。だけども、大学に入ってもう一年以上になるのに、全く自分が東大生だという自覚が芽生えない。
というのも、去年一年間を振り返っても、部活の時間以外では、駒場キャンパスよりも、学習院高・大のある目白にいる時間の方が明らかに長かったり、東大の授業が全く意味不明で、週に1,2コマくらいしか授業をまともに受けないからではない。
はたまた、友達が学習院の方が多いからとかでもない。

問題は、自分の根ざすコミュニティはどこだ?ということだ。
とりあえずの答えは、「俺は学習院の人間で、それは多分これからも変わらない」、多分これだと思う。
理由は単に、自分は学習院が好きだから。
それに尽きる。
東大よりも、育ってきた環境や感性や価値観が自分と近い人が多いし、ラグビーのユニフォームだって今でも個人的には、白と紺の段縞こそ一番かっこいいと思う。

そんな僕に、よく投げつけられる質問がある。
「じゃあ、なんで東大来たの?」
これへの答えはさっきと違って、すごくクリアだ。

「格上相手に勝ちに行く楽しさを教えてくださった、東大ラグビー部OBの石見さんのように、スイカジャージを着て秩父宮でラグビーをしたいし、石川さんの代のチームと、浦山さんのプレーに憧れたから。」

その想いは今でも変わらない。
だけど、思いだけで強くなったり、勝てたりするほど、ラグビーは甘くない。
だからこの期間、自分がどんなラグビー選手になりたいのか、どうしたらもっと強くなれるか、考えるのが苦手なりに考えたが、自分一人ではすぐ行き詰まってしまった。
そんなときに、いろんな人からさまざまな手がかりをもらえたことで、おぼろげながらも、自分なりの答えを見つけることができたと思う。
そうして、自分なりにプレーヤーとして目指す姿が見えてからは、そこから逆算して、やらなきゃいけないことや出来なきゃいけないことも沢山見えてきて、自粛期間といえどすごい忙しいな、といい焦りが生まれてきている。
まだ自分は怪我人なので、自粛が明けてもプレー復帰はまだ先だが、今もうすでに、この期間で鍛えたこと、考えてたことを試したくてウズウズしている。
自粛期間があったからこそ、もっと強くなれた。後から振り返ってそう言えるように、毎日、前に進めるようがんばります。

そして、これを読んでくれている東大の新入生や高校生へ(おそらく少ない)。
雰囲気とか楽しいとか大学生活の充実とかは、はっきりいってどこのサークルや部活も掲げてますし、実際どこにいったって、それなりに楽しいと思います。それにラグビーは、やらなきゃ死ぬとかそういうものでもないです。
ただ、そういう本来やらなくても人生に影響は無いことを死ぬ気でやってみたり、全力を尽くして格上相手に勝ちに行くチャレンジに宿る"熱量"は、部活にしかないと思います。そして、東大ラグビー部はそういう"熱量"のあるチームです。
だから是非、東大ラグビー部を一度見にきてください。


まとまりのない文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次は、ズミさんこと魚住さんにバトンを渡します。
ズミさんはすごく話しやすい先輩で、3年生の中でも数少ない彼女持ちなのも納得、といった感じです。
また、3年生のFWの中だと、いわっちさんや吉田さんがウエイト強者という感じですが、ひっそりとズミさんもフィジカルエリートなのでは、と僕は思っています。

ブレイクスルー[ラグビー部リレー日記]

 written by 野田 晋之助投稿日時:2019/10/15(火) 22:13

  クールビューティーなあやのさんからバトンをもらいました、一年の野田です。僕が髪型をイメチェンした時に周りからディスられるなか、「いいね」と言ってくれたあやのさんは優しさの塊です。
去年のこの時期、僕は迷っていた。浪人生ながら成績が思うように伸びなかったために、志望校を東大か他の大学にするか悩んでいたのだった。そんなとき、父の仕事の知り合いの東大ラグビー部OBの方から誘われて、東大対成城の試合を観に行くことになった。
  生で見た東大のラグビーは、本当にカッコよかった。個々の選手のスキルもさることながら、全員が走り回ってハードワークするという闘志がとても伝わってきて、気が付いたらOBの目もははがらず声を出して応援していた。そんな試合の中で、一番鮮明に覚えているプレイヤーがいる。背番号19、浦山裕矢さん(現Jr.コーチ)だ。突然、後ろから走りこんできてハーフからボールをもらうと、フォワードながら相手のディフェンスの隙間を走り抜け、さらに相手のタックルをぶち抜いて、トライ目前まで行くビックゲインを決めた。僕の中では攻撃では、フォワードはもっぱら相手にぶつかりにいって少しゲインをとったり、次のバックス展開の布石にするものだと思っていたので、そういう風に大学のフォワードがトライを狙いに行くなど想像すらしてなかった。これまでラグビーに抱いてたイメージをぶち抜かれた気分だった。「俺も東大で、こんな風にラグビーをしたい」、そう思うようになった。
 だが、ラグビーでも人生でも今まで積み上げられてきた伝統とか固定観念を"ぶち抜く"のはとても難しい。例えばラグビーでは、逆サイドに大きな隙があっても順目に攻撃してしまうことは往往にしてよく見る光景だし、日常では、日本で一番頭の良いとされる東大の中に居たって、毎日聞こえてくるのは「ノリ」や「普通」や「常識」だ。たしかに、常識や周りに沿って歩けば安心感があるのに対し、挑戦のその先には何もないかもしれないという不安が常につきまとう。だが、東大ラグビー部はそういう挑戦が安心してできる環境であると思っている。野村主将をはじめとして、意見を聞いてくださる先輩が多く、監督やコーチも常にチームに新しい気づきを与え続けてくださっている。このチームならいくらでも新しいことに挑戦できる、そう胸を張って言える。だから、そんなチームの為に僕は役に立てるよう、どんどん挑戦したい。さらには、僕が浦山さんのプレーに元気付けられたように、自分もそういう風に他人を元気付けられるプレーヤーになりたい。
  これを読んでいる(きっと少ない)受験生はあきらめずに東大ラグビー部を目指して欲しい。自分にはできない、だなんて思わないでほしい。これを書いてる僕は偏差値38からのスタートだった。そんな僕でも入れる大学なんだから、君も入れる。絶対に。モチベーションが下がったり、迷ったら是非、東大ラグビー部を、見に来てください。
 拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。次は、僕が予備校時代からスカウトしていたささまたにバトンを渡します。
 

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