ブログ 橘 希奈さんが書いた記事

本の虫[ラグビー部リレー日記]

 written by 橘 希奈投稿日時:2024/11/09(土) 07:44

鷲頭さんからバトンを受け取りました、2年スタッフの橘です。
鷲頭さんは夏合宿中DL用の厳しいトレーニングに文句ひとつ言わず黙々と励まれていた姿が非常に印象的です。最近無事怪我から復帰されたので、これから試合で活躍する姿をたくさん見られるだろうと思うととても嬉しいです。
リクエスト通りおすすめのドラマを紹介したいところですが、大学生になってからテレビ自体をほとんど観なくなってしまいました。受験が終わったら観ようと録りだめていたドラマも全く消化できていないままです。これを機にもう一度ドラマも観はじめてみようかなと思います。



さて、今回のリレー日記では、読書の秋、ということで私の趣味である読書について書こうと思います。

私は国語教師だった祖父の影響もあってか幼い頃から活字がとても好きで、暇さえあれば本を読んでいます。電車の中や誰もいない朝の通学路、誰かと待ち合わせをして相手を待っているとき等々…片手に収まるサイズの文庫本がちょっとした空き時間でも自分を普段自分が生きている現実とは全く違う世界に誘ってくれるところにロマンを感じます。
上京してくる前、初めて神保町や新宿の大きな本屋さんに連れて行ってもらったとき、1階から6階まで全部本でいっぱいだなんて夢みたい、と心から感動したのを今でも覚えています。今では少し時間があればふらっと寄れる距離にそんな夢の国があります。本当に幸せです。

さて、話が逸れてしまいましたが、私は本の中でも特に推理小説やミステリが大好きです。どきどきはらはらさせられる展開と、早く謎を解きたいという気持ちが掻き立てられる感じがたまりません。他のジャンルの本にもチャレンジしようと何度も思っているのですが、本屋さんに行くとついミステリの類に手が伸びてしまいます。
今回は、そんな私のおすすめの本を3冊紹介します。

①青の炎 貴志祐介
映画化もされているので知っている人も多いのではないでしょうか。家族を守るために横暴・卑劣な義理の父親を闇に葬ることを決意する高校生の話です。とても切なくてやりきれない気持ちにさせられますが、家族を想う少年の描写に心を打たれます。

②さまよう刃 東野圭吾
こちらは私の1番好きな作家である東野圭吾さんの作品です。娘を殺された父親が警察から逃れながら復讐をする物語で、善悪について深く考えさせられます。東野圭吾さんの作品は、結末に関わらずすっきりとした読後感が魅力です。個人的に外れはないと思っているので、この作品に限らずなんでもおすすめです。

③ショートケーキ。 坂木司
上の2つとはうってかわって、日常の謎と呼ばれるジャンルのほっこりするような短編集です。温かい温度感のあるお話ばかりで、ちょっと疲れたなというときやあまり重い話を読みたくないときにおすすめです。実はこのリレー日記を書く少し前に読み終わったばかりなのですが、カフェで甘いものを食べながらゆっくり読んだら幸福度がぐっと上がりました。

このリレー日記を書くにあたって家の本棚を見返してみたのですが、改めて自分の読む本の幅の狭さを実感させられました。
以前他のジャンルにもチャレンジしてみようと思って表紙が見えない状態になっているブックカフェに行ったのですが、今のところなかなか自分好みの本に出会うことができていません。
おすすめの小説があればジャンルに関わらずぜひ教えてほしいです。


次は最近BKに転向したと噂の野村にバトンを渡します。野村は真面目で勤勉そうなオーラと人の好さそうなオーラを同時に纏っており、勝手に同じラ・サール出身の奥山さんに似たものを感じています。まだまだ個人的に話す機会が少ないので、これからもっと仲良くなりたいです。

桜を見て思うこと[ラグビー部リレー日記]

 written by 橘 希奈投稿日時:2024/04/06(土) 22:36

同期の勝村からバトンを受け取りました新2年スタッフの橘です。栄養メンターの仕事や食事調査では厳しいことを言うこともありますが、選手の皆さんが疲れた練習後でもオフでも毎日食事を頑張っているのはよく知っています。ラグビーのために真摯に頑張っている姿を見ていると、私もそれに相応しいようなアドバイスをできるようにならないとな、と思います。一緒に増量頑張りましょう!成績については勝村に限らず皆さん自己責任でお願いします。



 



4月に入って桜が満開を迎え、私が大学に入学してから早くも季節が一周しました。

 



新入生がテント列で部活やサークルの勧誘に囲まれてうんざりした顔をしている姿や住んでいるアパートで新1年生とその親御さんが引越し作業をしている姿を見ていると去年の自分のことを思い出し、もう1年経ったのか、と不思議な気持ちになります。



 



去年の今頃は自分がラグビー部でスタッフをすることになるなんて全く想像していませんでした。受験で忙しい毎日から解放され、大学では暇を存分に楽しもうと思っていたので、ラグビー部どころか運動部さえ選択肢に入っていなかったのです。しかし、例によってテント列でつかまりまんまとタグラグビー大会に申し込まされた()ことがきっかけでラグビー部と出会いました。運動がからっきしな私は前日の夜まで行くかどうか迷いましたが結局は断ることができず参加しました。今となってはその決断は大正解だったと思いますし、行くことに決めた自分を本当に褒めてあげたいです。



 



その後新歓でご飯に連れていっていただいたときの「本気で部活できるのは人生最後だよ」という先輩の言葉が自分の心で何度もこだまして、運動部に入ることを決めました。そこからはアメフトやア式、男女ラクロス部など主要な運動部をいろいろと見てまわったのですが、結局はどこの新歓に行ってもラグビー部の暖かい雰囲気と競技の熱さが心に残って離れず、ラグビー部に入部しました。



 



そこからの1年は本当にあっという間でした。いつもやることが山積みで、気づいたら寝落ちしてしまっていることも多々ある忙しい毎日ですが、自分ひとりのためだったら絶対にしないような苦手分野のこと含め様々なことに挑戦できる環境なので、毎週毎月自分の成長を感じることができます。そして何よりも、素敵な人たちにたくさん出会い、その人たちとほぼ毎日顔を合わせ他愛もない話ができること、一緒に同じ目標に向かって頑張れることの幸せは何にも代え難いものです。



 



去年は暖冬のせいもあり、新歓期にはもうラグビー場の桜はすっかり散ってしまっていましたが、今年はころころと表情を変える桜を毎日眺めることができます。特に夜練のときに灯りに照らされて見える夜桜は本当に綺麗です。ラグビー部に入らなければキャンパスの1番奥にあるこの桜のことを知ることはきっとできなかったと思うと、それだけでもラグビー部に入ってよかったと感じます。



 



来年桜が咲くころの自分は、きっとまた今の自分には想像もできないようなことを考え、しているのでしょう。どんな新しい自分に出会うことができるのか、今からとても楽しみです。



 



次は新4年のデイビスさんにバトンを渡します。FWもBKもこなせるユーティリティプレイヤーで、ラグビーのことをまだまだ知らない私にでもそのすごさはすぐに分かります。去年の夏からは弟の友志も私たちの同期としてラグビー部の仲間に入ったのですが、日本に慣れていない弟をお兄さんとして支えている姿が印象的です。今年は兄弟揃って試合で大暴れする姿を見られることを楽しみにしています。

歩く会の実際[ラグビー部リレー日記]

 written by 橘 希奈投稿日時:2023/07/18(火) 11:06

同期の広常からバトンを受け取りました、1年スタッフの橘です。広常はプレーヤーと一緒に練習しながらスタッフの仕事のことも気遣ってくれて、その優しさにいつも感謝しているし、疲れているはずなのにすごいなあと尊敬しています。広常がどんな決断をしたとしても私はそれを心から応援するので納得いくまで悩んでください。

さて、初めてのリレー日記。何を書けばいいか迷って他のリレー日記を読んでいたらちょうど橋野さんが夜のピクニックのモデルになった歩く会について書かれていたので、水戸一高出身者として歩く会について詳しく書いてみようと思います。(私の高校生活はコロナ禍真っ只中だったので1回しか正式にはできていないのですが…)

まず最初に強調したいのは実際の歩く会は決して小説のようなロマンティックなものではない、ということです。2日間ほぼ夜通しで歩くというのは本当にしんどいことで、みんな足を動かし続けるだけで必死の状態になるので甘酸っぱい青春どころではありません。むしろ夜中になるとだんだんみんな顔が虚無に近づいていくので今話題のいわゆる蛙化現象が起きてしまうかもしれません。ここまでだとまるで私は歩く会アンチであるように聞こえると思いますが、実は私は歩く会という行事を建前抜きで、とっても素敵なものだと思っています。みんなで笑ってしまうほど疲れ果てる体験というのは他ではできない貴重な体験だったと思いますし、目的もなく60㎞も歩くなんて最高に無駄なことができるのは学生の特権です。時間を無駄にするのが一番の贅沢とよく言いますが本当にその通りだと思います。みんなと真っ暗な中普段話さないようなことまで語り合ったり、疲れの限界値を超えて懐かしい歌をみんなで口ずさんだり、深夜の教室でカップ麺を食べて雑魚寝したりした時間は本当にかけがえのないものだったし、夜になって一人一人が持つ懐中電灯の列が見渡す限り続いている光景は何とも言えず幻想的で、忘れることのできないものです。つまり何が言いたいかというといつも歩く会のことを悪く言ってしまうのは好きの裏返しだ、ということです。本当は歩く会のことも水戸一高のことも大好きなので、地元トークで安富さんともっと仲良くなれたらいいな、と密かに思っています。

ちなみに60km歩き続けるという体験をすると知らず知らずのうちに一日中歩き回っても疲れない強靭さも身につきます。この強さを生かして夏のハードな合宿もなんとか乗り越えたいものです。


次は3年の明日香さんにバトンを渡します。明日香さんは仕事が速くて何を聞いてもすぐに教えてくれるとてもかっこいい先輩です。目鼻立ちがくっきりした美人さんで、あんなに金髪が似合う人を他に知りません。上京してもまだまだ田舎っぽさが抜けない私はスタッフとしても女性としても明日香さんに密かに憧れています。
 

2025年1月

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