ブログ 齋藤 海杜さんが書いた記事

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プロ野球のキャンプから考えたこと[ラグビー部リレー日記]

 written by 齋藤 海杜投稿日時:2020/02/22(土) 18:56


端正な顔立ちと、プレー中に時折見せるアチアチのハートが魅力の廣瀬からバトンをもらいました、新三年の齋藤です。彼は後輩なのですが、下手ないじりをするとシバかれかねないので普通に紹介させてもらいます。まあ冗談はさておき、前の廣瀬が書いた日記は、シーズンのスタートにふさわしいめっちゃいい文でびっくりしました。僕も頑張って書こうと思います。

 

さて、2020シーズンが始まって二週間程が経つが、この頃といえばちょうど、僕の大好きなプロ野球の春キャンプの時期である。僕は千葉ロッテマリーンズの10年来のファンで、この時期は毎年マリーンズのキャンプのニュースをみて、シーズンでブレイクしそうな選手や、新人選手の様子とかをチェックしている。今年はマリーンズに"令和の怪物"こと佐々木朗希投手が入団したことでマリーンズ関連のニュースが殊更多く、毎日それらを見ることをすごく楽しみにしている。やはり佐々木選手はとんでもない選手で、球界を代表する大投手になるのは間違いなさそうだ。そのほかにも、フレッシュな若手の活躍がたくさん報じられていて、今年のマリーンズにはとても期待が持てそうでワクワクしている。


プロ野球の各チームにとって、この時期はシーズンの行方を占う非常に大事な時期である。キャンプでは、主力選手たちは開幕戦に向けて調整をし、一軍半の選手や若手は出場機会を巡ってアピールをする。今年のマリーンズにはプロスペクト、いわゆる有望株が多く、ポジションごとの競争が激しい。練習試合で結果を残せなかった選手や、怪我で調整が遅れた選手は、容赦なく二軍行きになってしまう。一度二軍落ちすると、容易に再召集されることはない。プロの世界はシビアであり、ドラフトの狭き門をくぐった先にもさらなる険しい道があるのだと、プロ野球のキャンプを見ていて思う。厳しい競争を勝ち抜くために、選手たちは早朝や居残りの特訓をしたり、フォームの修正をしたり、新たな変化球の習得を目指したりと色々に試行錯誤を重ねている。YouTubeで見たキャンプでのブルペン投球では、各投手の必死さや熱気が溢れていて圧倒された。


競技やレベルは違えど、こうしたプロ選手の姿からは学ぶべきところがたくさんある。彼ら選手は生活をかけて野球と向き合っているから、非常にハングリーで競争意欲が高い。とはいえ僕たちも、大学生としてのかけがえのない時間を使ってラグビーをやっているのだ。どうせやるならより意欲的に、前のめりに取り組んで、対抗戦の舞台で活躍したい。その際には競争が生じてくる。僕のポジションには一個下にでっかいライバルがいるので、彼と競争しながら対抗戦の舞台を目指して頑張っていきたいと思っている。青山監督や深津さんもおっしゃっていたが、チーム内での競争が結果としてチームの力を高める。他のやつより上手くなるんだということを意識して練習することが、個人にとってもチームにとっても非常に大事だということを、マリーンズのキャンプを見て再度実感した。


ちなみに、マリーンズは毎年キャンプやオープン戦の時こそ強く、ファンも盛り上がるのだが、肝心のシーズンではここ最近ずっと成績が振るわない。ペナントレースで勝率1位をとったのはかれこれ30年以上前と、勝てない時代が続いている。今年こそは本気で優勝するつもりなのか、チームのフロントは本気で補強に乗り出し、優勝の機運は確実に高まっている。東大ラグビー部も、入れ替え戦出場という、長らく達成されていない目標を掲げ、今年こそはと練習に取り組んでいる次第である。マリーンズがまずペナントレースで躍進し、東大ラグビー部も秋からの対抗戦で目標を達成するのが僕の理想です。そのためにこれからの長い日々を頑張っていこうと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。次は同じく千葉出身の新2年、小笠原にバトンを渡します。かれも廣瀬同様途中からの入部で、新2年に少ない高身長プレーヤーとしての活躍が期待されます。

映画のある生活[ラグビー部リレー日記]

 written by 齋藤 海杜投稿日時:2019/10/11(金) 22:05

対抗戦で毎試合ハードワークをしている同期の吉田からバトンを受け取りました、齋藤です。やっぱすげえ強いな~とありきたりながら彼の活躍をみて思ってます。まず更新が遅くなってしまい申し訳ありません。

 

最近学科の発表やら課題やらで文を書きすぎているので、簡潔にいこうかなと思います。

 

進学選択が無事におわりまして、僕は後期教養の超域文化科学というとこに進学が決定し、その中の表象文化論コースというとこに進んで勉強しています。駒場で残りの大学生活を送ることが決まり、ラグビー部の練習場所のある駒場で全てが完結するので負担が少なくて嬉しく思っています。

 

さて、僕の進んだコースの授業のうちに映画研究のゼミがあるんですが、その関係でここんとこ週に3、4本くらい映画を観ていて、これが結構いい感じに生活に作用してるな~と感じます。部活や授業で忙しいとついつい生活の文化的な部分が削られがちなんですが、なんとか時間を作って映画を観てみることで、忙しい現実からちょっとの間抜け出ることができて気が休まります。日々の生活に疲れたり悩んだりした時、ちょっと息抜きに映画を観るの、オススメですよ。

 

最後に最近みて面白かった映画を紹介します。

『ブロークバックマウンテン』

『アルジェの戦い』

『インビクタス 負けざるものたち』

どれも毛色はちょっと違いますが、個人的に印象に残った作品です。三つ目のやつは、ちょうど今ラグビーワールドカップの真っ最中なんで特におすすめです。

 

次はS&Cコーチの林さんにパンピー呼ばわりされていた1年のノブに回します。

いい顔[ラグビー部リレー日記]

 written by 齋藤 海杜投稿日時:2019/05/20(月) 21:29


肩の手術明けでいろいろ大変そうですが、それでも明るい倉上さんからバトンを受け継ぎました、2年の齋藤です。三鷹周辺住みの新一年生が多く入部し、三鷹パート?も賑やかになってきました。

 


さて、今回は「顔」にまつわることについてたらたらと書いていこうと思います。

 


ふだん同期や先輩といるとき、僕の顔はよくいじられる。これは昔からのことで、僕の顔や表情はどうやら印象的なようである。入部そうそう不名誉な愛称をつけられたり、表情を過剰に強調して真似されたり、最近では某先輩が僕の間抜けな顔に似た顔文字を使っていたりするそうだ。狙って変な顔をしているだろうと言われることがあるが、大抵そんなつもりはない。早く慣れてもらいたいところである。

 


そんな僕だが、こないだの早稲田ではその「顔」について喝を入れられた。試合のハーフタイム中、疲労困憊した僕は随分情けない顔をしていたようで、同期に試合に出るやつの顔ではないと言われてしまった。結果的に試合は大敗し、僕自身は後半途中の衝突で目の上を7針縫い、さらに脳震盪まで食らってしまった。もっと締まった顔をして集中していれば、こんなことにはならなかったかもしれない。また、自分はチームに負の影響を及ぼしてしまっていたのではないか。脳震盪後の安静期間に、こんなことを考えた。

 

 

最近の東大ラグビー部は怪我人が多く苦しい状況にある。練習にフルで参加できる人数が少なく、どうしても練習強度は高くなる。その練習では、青山監督などから厳しい言葉が飛ぶ。表情はつい暗くなりがちである。しかし、そんなときこそ、僕はいい顔、明るい顔をして練習にのぞむ必要があると思う。表情による雰囲気の伝達作用はとても大きい。いい顔をして練習にのぞむことによって、自ずと部の雰囲気はより明るく良いものになっていくと思う。僕は脳震盪の影響でまだコンタクト練習に参加できないので、より率先していい表情でグラウンドに出ようと思う。しんどいフィットネスの時も、可能な限り明るい顔をしたいと思う。チームにとってそれが少しでもプラスになればいいなと思う。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。次は最近ようやく練習に復帰して強さを存分に発揮している、頼れるキャプテンのノムさんにバトンを回します。ノムさんは僕の文章をみて「ルーシーの顔みたらテンション下がるわ」とか言ってきそうですが、構わずに僕はいい表情を心がけようと思います。

不安との付き合い方[ラグビー部リレー日記]

 written by 齋藤 海杜投稿日時:2019/01/10(木) 20:02

ラグビー部1年の中でも断トツに成績優秀な、同じフロントローの岩崎からバトンを受け取りました、齋藤です。はじめに、更新が遅れてしまい申し訳ありませんでした。私事ですが、期末試験の勉強やらに追われてうっかり忘れておりました。どうかご容赦ください。


今回は、主に受験生に向けてリレー日記を書くいうことなので、受験直前のマインドセットについて、自分なりに考えてきたことを記します。参考程度に読んでもらえるといいなと思います。


さて、センター試験まで、残り1週間程度となりました。私としては、去年のあの忌まわしきセンター試験(後述します)から、もう1年がだったのかと思うと感慨深く、時間が過ぎるのはあっという間だなあと思うのですが、皆さんはどうでしょうか。99%の受験生の皆さんが、さぞかし不安や緊張を覚えていることだと思います。ここまでしっかり努力を重ねてきた人でも、この種の不安や緊張からは逃れられないでしょう。そういった気持ちになるのは当たり前だと思います。むしろその不安や緊張は、大きな試練に対ししっかり向き合えている証拠なのではないでしょうか。誰もが抱くそうした気持ちを、ネガティヴに捉える必要はありません。自分が積み上げてきたことにしっかり自信を持って、試験に臨んでください!


受験の直前期にありがちなこととして、急に新しい参考書を使ってみたり、英語や古文の語彙を増やそうとする人がいます。受験は試験開始直前まで伸びるとも言いますが、そう小手先で上手くいくものでもありません。肝要なのは、これまでの取り組み方を崩さないことです。自分のやり方が合っているかなどは、結局合否が出るまで分からないのですから、妙な不安を起こしても仕方ありません。ここまできたら、もう自分を信じちゃった方が良いでしょう。それでも尚生じる不安は、前に述べた通り、ポジティブに捌きましょう!


最後に、私個人の体験談を記します。


去年の私も、他の人と同じように不安でいっぱいでした。しかも私は、周囲の人に模試の良い判定を見せて、「絶対受かるわ~」「余裕なんだよなぁ~」などと言っていた為、ひとりでいる時なんかは余計に不安でした。


そんな不安いっぱいの私でしたが、いざセンター試験の1日目を終え、家に帰って解答速報と照らし合わせて自己採点をしてみると、なんと得点率が96%くらいでした。こんな得点は今まで取ったことが無かったので、私は不安もよそに浮かれてしまい、まだ2日目が残っているというのに二次試験のことなどを考え始めました。


そして2日目。文系の私は理科基礎、数1Aまでをこなし、いよいよ楽勝ムードです。最後の教科は数2Bでした。苦手な教科でしたが、私は自分の成功を疑うこともなく、問題を解き始めました。


私は愚かでした。最後の最後でやってしまったのです。


私は誤って数2の問題を解き、39点という東大受験者でおそらく最低クラスの得点を叩き出したのです。


あの時、ちょっとの不安が心の中にあれば、ちゃんと問題を確認して解き始めていたでしょう。試験の途中で過ちに気付いた時の絶望といったら、途轍もないものでした。呆然として問題にも手がつかず、ただ過ぎていくだけだった残りの時間、あれ程までに自分の愚かさを呪ったことはありません。


今では笑い話ですが、もしこれで不合格になっていたら、あまりにも馬鹿馬鹿しいことです。もしこれで落ちていたら顔向けできないと思い、この話は両親や学校の先生にも秘密にしていました。受験生の皆さんは、ちょっと不安なくらいがいいという気持ちで、過信することなく本番に臨んでくれたらいいなと思います。


最後までお付き合い頂きありがとうございました。先に「99%の受験生が」と書きましたが、次はその残りの1%だったであろう、同期の杉浦にお願いします。彼は受験直前までバリバリにラグビーをやっていたのに、東大に現役で入ってしまったすごい男です。彼が不安そうにしてるのを私は未だに見たことがありません。

決意[ラグビー部リレー日記]

 written by 齋藤 海杜投稿日時:2018/11/12(月) 22:55

「監獄」で私と同じ棟に収監されている川端さんからバトンをもらいました、1年の齋藤です。今回初めてリレー日記を書かせていただきます。どうか最後までお付き合いいただけると幸いです。


私は大学からラグビーを始め、かれこれ8ヶ月、ラグビーという競技に向き合ってきた。先輩方や、大学以前からラグビーをやってきた同期に比べれば、私がラグビーをしてきた時間は短いが、その中で自分なりに考えたことを記したいと思う。

 

ラグビーとは、実にキツいスポーツである。防具もなしに自分の身体1つでぶつかり合い、攻守どの局面でも走り続ける。セットプレーでは精密な動きが求められ、プレー中は常に周りの状況を見ながら、自分のするべき仕事を考え続ける思考力が必要になる。プレー中は、判断の連続だ。私はまだ未熟で、判断を誤ることも多い。それでも、自分で考えないことには何も始まらない。心の部分についても、ラグビーでは試される。ボールを持って猛進してくるトイメンに対して、恐れずにタックルに入る胆力。消耗した状況でも、自らを奮い立たせ走り続ける根気。自分の心の弱い部分が、ラグビーでは否応なしに露呈するのだ。グラウンド上では、自分の持つ力の全てがプレーのたびに試されている感覚を覚える。そして、できなかったことが自分の前に立ちはだかって、自分の未熟さを思い知らされる。

 

ここまで、ラグビーのキツさについて綴ってきた。他にも、毎週あるフィットネスはしんどいし、常に身体のどこかには痛みがある。課されているウェイトトレーニングは、授業との都合をつけてなんとかこなしている。それでも、私はラグビーが好きだ。

 

私はこれまでに、水泳や柔道、バトミントンなど、様々なスポーツをやってきた。どれもラグビーよりはるかに長い年数の間やってきて、それなりにその競技の魅力や苦しさを味わってきたと思っている。そして今は、そのいずれにもなかった魅力を、私はラグビーに対して感じている。そう、ラグビーはチームスポーツなのだ。それも、選手が自分の身をかえりみずに、仲間の為、チームの為に尽くす、いわば究極のチームスポーツである。対抗戦で、選手たちが自分の身を挺して相手を止めにいく姿をみて、私は改めてラグビーの魅力を実感した。チーム一丸となって勝利を目指す素晴らしさを知った。

 

では、私は仲間の為、チームの為に尽くせているのだろうか。常に全力で、自分のやるべきことに取り組めているだろうか。無論、まだまだだと思う。少し前までは、自分の取り組みがチームの為になるという意識すら希薄であったように思う。先輩たちは試合で戦う姿や、日々の練習を通してそのことを示してくれた。また同期たちが、高い目標を持って、熱い思いを抱いてラグビーをしていることも最近分かった。。彼らは、曖昧なビジョンしか持っていなかった私に、明確な将来のイメージを示してくれた。なんとなくラグビーが好きだからという理由で漠然と練習しているだけでは、多分四年間を無駄にしてしまうだろう。目標の実現の為、常に目的意識を明確に持つことが必要だ。彼らの思いに応える為にも、まずは今、目の前のやるべきことにひとつひとつこだわっていきたい。私はまだまだ未熟な選手であるから、徹底的にラグビーの基礎を身につける必要がある。仲間やコーチのアドバイスを参考にしながら、自分が成長するために必要なことを考え続け、ひたすらにそれをこなす。そのことが、やがて実を結ぶだろうと信じて、今の気持ちを忘れずに頑張っていこうと思う。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。次は、いつも明るい倉上さんにバトンを渡します。

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