ブログ 岩崎 佑紀さんが書いた記事

次へ>>

自己管理[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2021/03/21(日) 22:45

新2年のスピードスター橋野からバトンを受け取りました岩崎です。橋野は体がデカくなれば無敵だと思うので頑張ってほしいです。

 

最近全体でトレーニングをするようになって思ったことを書きます。

 

「見られる」というのは、すごく効果があると思う。

個人でトレーニングしているときはあげることのできないあと一回が、全体でトレーニングしているときには意地でもあげたくなる。それはなぜだろうか。

 

まず一つ考えられるのは、仲間に負けたくないからだろう。ペアでウエイトをすると、そのペアが自分よりも5kgくらい重い重量でやっていたら、自分も見栄をはって同じ重量でやろうとするのと一緒だと思う。

 

もうひとつ考えられるもので、僕が大切だと思うのは、「自分に負けたくない」ということだ。しかし、「自分に負けない」ということは個人のトレーニングでもできるはずだ。とすれば、より的確に表現するなら、「自分に負けている自分を周りに見せたくない」からだと思う。自分がストイックではないと見られたくない。自分が、追い込むべき立場にあるのにそうではない。そういう自分の弱さを見られたくないというのが大きいのではないだろうか。

 

全体でトレーニングすることで、こういう形でモチベーションが引き出され、結果として強化につながる。それはそれでいいのかもしれないが、やはり自分で自分のモチベーションを高められるようにしなければならない。一人暮らしの自分にとっては、食事や休養などは、完全に他人には見せたり、他人と比較したりすることのできない部分だからである。客観的に見切れない部分を、いかに自分の中で客観的に見て、自分のパフォーマンスの上下を計測するか。目に見える成長や変化がすぐに得られない中で、どうやって取り組み続けるか。自分でもまだやり方がわかっていない。

 

今年は、自分で自分のモチベーションを上げられるような、自分で自分をコントロールできるような人間になって、チームに貢献したい。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

次は僕とは正反対の体型をしているしゅうぞうにバトンを回します。彼もデカくなれば無敵です。

「気持ちが大事」[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2020/11/29(日) 23:30

人一倍色々なことを考えてくれている2年生のいっちゃんからバトンをもらいました、3年の岩崎です。

LINEのアイコンをもう少しいい表情のものに変えたいのですが、ラグビーをしているときのいい写真がなくて困っているところです。

 

順位決定戦を終え、今日で公式には対抗戦Bが終了したが、この4週間は「気持ちが大事」ということを思い知らされた。しかしながら、「気合が必要」とか「根性が必要」とかいうことではない。どちらかというと、悔しかった気持ちをどれだけ保持し続け、辛い時には負けた直後の気持ちをどれだけ再加熱できるか、みたいなところである。

 

自分自身これができていたかというと、あまりできていたとは言えない。もともと切り替えが速いのか、自分にしっかり矢印を向けきれていないのかはわからない。とにかく、「気持ち」と向き合うことはできていなかった。

 

もしかすると、自分が持っている「気持ち」とはなんなのかすらもわかっていなかったのかもしれない。

 

なぜそうなったかと言えば、自分が進んで、好き好んでラグビーをしているということを忘れてしまったからではないか。「これまでの練習試合とは違って公式戦だから、ミスをしないようにしよう」「フロントローだから、スクラムで負けたら意味がない」というふうに、否定形のイメージばかりが増幅し、自分が活躍している姿、トライをとっている姿を想像できなかったことが原因に違いない。受動的になりすぎた、考え込みすぎた、自分の感情を抑え込みすぎたというのがこの4試合を経ての感想である。

 

色々な局面で、自分はイニシアチブを取るのが苦手である。しかし、今回はそうした苦手を苦手なままで放置し自分に甘んじていることがはっきりした。自分が思い立ったこと、やるべきことを周りの状況とかコンディションとか天秤にかけて考えたふりをして見過ごすのはもうやめにしたい。やるべきだと自分が思ったことは完遂したいし、いうべきだと思った事はもっと言うようにしたい。「練習でできないことが試合でできない」とよく言われるが、普段の生活から自分から進んでものごとをできないやつが、ラグビーで自分からボールを持ってゲインを切れるわけがない。しかもこれを、頭でわかっているだけでは意味がない。行動して習慣にして体に染み付けないと意味がない。そうしないと結果が出ない。結果が出ないと正直なところ、楽しめない。

 

残りのシーズン、京大戦までアグレッシブに頑張ります。

 

とても自省的で、首尾一貫していないかもしれませんが、お読みいただきありがとうございました。

 

次はラグビーのみならず、私生活でも多大な恩のある同期の杉浦にバトンを回したいと思います。

恵まれた環境[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2020/09/24(木) 23:41

練習後バナナを食べている姿が印象的な杉井くんからバトンをもらいました、3年の岩崎です。夏の水風呂は最高です。

 

最近、夏休みで部活に向き合う時間が多かったので感じたことを書きます。

 

コロナ禍を通じて、ラグビー部はより良い環境になった、ということを最近感じる。

 

もちろん環境という面では、人工芝の綺麗なグラウンドがあり、練習後はお風呂に入れること自体も、新歓の文句に使えるくらい十分素晴らしいことだと思う。

 

しかし、コロナ禍を経て、一人でするトレーニングが増えたり、オンラインでミーティングをせざるを得ない状況になったりしたことで、環境が大きく変化したと感じる点があった。それは、みんなそれぞれのする仕事がきめ細かくなったということだ。

 

東大ラグビー部は学生中心の組織なので、首脳陣を中心に、その下にはたくさんのセクションが存在し、各部員はそれぞれの役目を持っている。これ自体はコロナ以前にもあった。僕自身もマネジメントに所属しているし、最近はS&Cセクションにも加えてもらった。

 

しかし、練習再開以降、そうしたセクションの働きがすごくよく見えるようになってきたと感じている。具体的には、まず、新歓チームは、コロナという状況下での新歓ということを踏まえ、様々な企画を行ってくれた。戦略チームはコーチの指摘したポイントを毎回テキストにまとめてくれる。練習チームは、練習時の声かけはもちろん、個人面談までも行ってくれるようになった。分析チームは、強化練期間のgood playをまとめた動画を作ってくれる(しかも、動画の作り方まで凝っている)。S&Cチーム(+栄養チーム)は、スプリントフォームの矯正やリカバリーの呼びかけをしている。メディカルはヒアリングを頻繁に行いプレーヤーのことを気遣ってくれている。マネジメントは以前からも縁の下で支えてくれているし、広報チームはグッズの製作・販売を始めた。チームビルディングは、コロナ期間中スモブラの開催を呼びかけてくれて、チームメイトとの会話を楽しむ機会とともに孤独な生活の支えを提供してくれた。いつも感謝しかないスタッフ陣は、ビデオを練習後すぐに上げてくれるし、最近は3画面とか4画面同時に見れるよう編集もしてくれている(スクラムで大変役立ちます、ありがとうございます)。

 

すごく客観的に書いてしまったが、プレーヤーとしてみると、とても部活をしやすい環境になっていると感じる。本当にありがたい。特に、夏休み後半の強化集中練は、グラウンド内でのコーチや選手の頑張りに加え、上で書いたようなグラウンド外での取り組みの積み重ねもあって、充実したよい時間を過ごせたのは間違いないと思う。

 

こうした恵まれた環境に居させてもらう以上は、その環境を最大限利用することが一番の恩返しだと思うので、これからも感謝しつつ、もっと強くなりラグビーを楽しみたいと思う。

 

お読みいただきありがとうございました。
次は、自粛期間があけてシュッとした感のある平岡くんにバトンを回します。

太っている[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2020/06/11(木) 11:30

最近太っちゃったらしい表くんからバトンを受け取りました、3年の岩崎です。安心してください。体重100kg以上になったり、体脂肪率がよほど高くなったりしない限り、それは太ったうちには入らないでしょう。

 

最近家にいて退屈な日々ばかり過ごしていてあまり書くこともないので、せっかく表くんが太っちゃったことについて書いてくれたので、僕は「太り続けている」ことから感じたことを書いてみたいと思います。

 

僕が今くらいの体型になったのは、おそらく幼稚園年中くらいからである。原因はよくわからないが、多分母親やおばあちゃんが栄養たっぷりのものを食べさせてくれたのだろう。

 

その後、小1→小6で30前半→70、中1→中3で70→90と身長よりも速いペースで自らの重さを増やすことに命をかけてきた。これには、自分が成長期だったことも大きく影響しているだろう。しかし、高校からはラグビー部に入り、ウエイトトレーニングと、チームで決めた月に2kg増量という目標によって、バルクアップのレベルは量的にも質的にも上がった。基本的には月に2kgくらいのペースで体重を増やし、時には4kg増量することもあった。その結果、90→108と、ついに夢の100kg台を突破することができ、おそらくだが、高校のラグビー部の中でも最重量を更新したはずである。

 

ところが、こうした増量は、ハードなトレーニングだけで得られるものではなかった。意外にも、トレーニングしなくても体重は増えるものである。僕は浪人生だったのだが、その1年間で無意識にバルクアップすることができた。それは、勉強以外では机を立たないという生活習慣と、ストレス解消のために友達と週1で行っていた家系ラーメンのたまものであった。浪人生活が終わって体重を測ってみると、118kgにもなっていたのは、東大に合格したのと同じくらいの驚きだった。

 

大学に入ると、これまで増量一辺倒だったが、流石にそうも行かなくなる。1年生の時には、浪人によるなまりボーナスと、やけにきついフィットネスとウエイトのおかげで、筋肉をつけ脂肪を落とすことに成功した(はずである)。実際、118→105くらいまでにはなり、初の減量を達成した。僕は周りのプレーヤーからすれば一番走れない人間に見えているはずだが、1年生の終わりくらいから、「かなり走れるようになったな(当社比)」と実感するようになった。だが、2年生くらいからやっぱり次第に体重が増え始めた。というか、ラグビーでたくさん体を削っている分、食べるべき量も増え、また、いつもお世話になっているあのお店のご飯大盛りのおかげで、減量はしたものの、胃袋のキャパシティは過去最大になっていた。なら、体重が増えるのは当然である。そして現在では、112kgくらいに落ち着いている。やはり走れなくなっており、このコロナ禍に減量してやろうと息巻いたが、なかなかうまくいかず…といった感じである。

 

ここまで自分の「太っている」経歴を振り返ってきたが、世の中の人は基本「太っていること」は悪いことしかないように見ているだろう。(多分そうである。)しかしながら、ちょっとくらいはいいことがあると感じるのでそれを紹介したい。

 

①コンタクトの仕方が下手でも一応通用する。

これは本当にそうである。とりあえず当たったり押したりすれば相手を吹っ飛ばせるのはいいことである。
(他にも、タックルで掴むところがないといった声も聞く。)

 

②たくさん食べられる。

これは一見するとたくさん食べられるから太っているのか、太っているのかたくさん食べられるのかわからないが、ともかく、何を食べたいか迷う必要がないことである。うどんもカレーも両方食べたいのなら、両方食べればいい。そのため、増量は簡単である。

 

③昔から太っているので、骨や関節がそれに対応してくれる。

これが一番言いたいところである。僕自身は「天然デブの理論」と呼んでいるのだが、これは「昔から太っていた人」(天然デブ)と「ラグビーなどで増量して後から太った人」(人工デブ、あるいは、養殖デブ)を考えてもらうとわかりやすいだろう。前者は後者に対して、太っている期間が長い、すなわち、太っている人の所作に慣れているのである。また、ここでは、「成長期に太っていたかどうか」もかなり重要になってくる(はず)。なぜなら、太っている状態で成長期を迎えれば、それに合わせて骨や関節も耐えうるように育ってくれるからである。個人的には、自分が怪我しにくい理由は、こういった要素も大きいのではないかと(割と真面目に)考えている。まとめると、基本的に昔からこの体型なので、太ることで弊害が出にくい、といったことである。

 

だが、いいことはこのくらいしかない。しかも、悪いことの方をあげればキリがないくらいである。卑近な例で言うと、電車や飛行機で余計なスペースをとってしまう、夏の汗の量が半端ない、普通のサイズの服が着られないしカッコよく見られることはまずない。医学的に言えば生活習慣病や死亡リスクが高いし、金銭的に言えば、食費がかさむなど、その欠点は明らかに長所を打ち消す以上のものである。

 

というわけで、やはり太っているのはよくない。ただ、「筋肉で体重を増やすこと」自体には大きな価値があるはずである。おかしな考え方だが、僕自身は幼稚園の時くらいからウエイトトレーニングに取り組みたかったとさえ思ってしまう。(そのくらい、僕には重さを追求したいという欲求があるのかもしれない。)

 

コロナのおかげで現在はラグビーができていないが、ラグビーが上手くなってラグビーを楽しむためにも、僕は減量しつつ筋肉は増やしていきたい。とりあえず現在は、コロナが終わった後軽々動けるようになるために、少しでも減量の上手いやり方を見つけるのが当面の目標である。

 

変な文章を書いてしまいました、すみません。お読みいただきありがとうございました。

 

次は、チームレフリーとして最近大活躍の原くんにバトンを回します。彼は、練習ができない中でも競技規則のテストやレクチャーを行ってくれてとても助かっています。ありがとうございます。

 

 

 

 

スクラムの奥深さ[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2019/06/24(月) 20:26

最近は必ず週1で一緒にご飯を食べる同期の杉浦からバトンを受け取りました、2年の岩崎です。

紹介にあった通り車校で苦労する程度の不器用人間であるとは自覚しています。笑

 

春シーズンも終わりが近づき、あと2週間となりました。今シーズンの変化として、昨シーズンやっていなかった左プロップ(1番)にも挑戦しています。そこで、今回は今シーズン散々組んだスクラムのことについて書きたいと思います。

 

スクラムの練習はある種の研究に近い、と僕は思う。これについてはフロントの先輩とも話したことがある。上肢の使い方はそのままにして、重心のかけ方だけを変えて組んでみて、その前の組み方とどうだったか、まるで対照実験をするかのように練習をすることもある。

 

遠くから見るとただのFWの塊であり、押し合いにしか見えないスクラムは、思っている以上に奥が深い。毎回の練習では必ず、本当に細かな修正点が見つかる。体の一部位の使い方を変えるだけでも勝ち負けが変わることさえある。さらに、1番、2番、3番は一口にフロントローと言っても、各々の役割は全く異なる。僕の経験から言うと、1番はテクニックを求められ、3番はタフさが求められる。また、スクラムでしか用いられない専門用語も存在している。

 

ラグビーの試合の中での駆け引きは、スクラムの中にも存在している。いやむしろ、スクラムの中の方が重層的で複雑だと言ってもいいくらいだと思う。足の置く位置、左右の足の重心の比率、フッカーとのバインドの仕方、胸の開き具合、クラウチした時の角度、バインドの時どれくらいの位置を持ち、どのくらい相手に体重をかけるか。組んだ後は、いかにして相手と首を取り合うか。こうした一個一個の局面をクリアしていくことが強いスクラムを組むカギであり、自分の体を思い通りに動かし、相手の特性を見て変化を加えていくことも必要になる。つまり、自分との戦いでもあると同時に相手との戦いでもある。勝負強さが求められる。

 

FWのセットプレーではよく「安定」が求められる。しかし、(特に強豪校よりも体重が少ない東大の)スクラムでは「安定」よりも「攻め」が大切になってくる。「攻め」ることによって、初めて「安定」がもたらされる。これはスクラムの醍醐味の一つだろう。

 

3番から1番もできるプレーヤーになるにあたって非常に苦労を重ねたし、今も1番はまだ満足のいくクオリティでできていない。正直言ってスクラムは難しい。でもだからこそ、こだわりつづけることができるし、スクラムで勝てた時は無上の喜びがある。それ以上に、スクラムに勝つことはチームの勝利に直結するので嬉しい。

 

スクラムは真剣勝負であり、その人の強さ・経験値がモロに出る。実力がものを言う。負けた方は必ず相手に比べて実力が劣っていることが示されるものだと思う。これからも日々の練習を大切にし、不器用ながらも経験値の積み上げを意識して「勝てる」プレーヤーになりたいと思う。

 

まとまりのない文章になってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。

 

次は常に笑いをストイックに求めている同期の北野に回したいと思います。

 

次へ>>

2024年4月

<<前月翌月>>
2024/04/26(金) 13:16
髪の洗いすぎに注意
2024/04/23(火) 22:42
バイト
2024/04/20(土) 06:46
お初にお目にかかります!
2024/04/14(日) 18:53
気まずいとき~
2024/04/11(木) 18:00
手術無事終わりました!
2024/04/09(火) 11:29
やっと4年生
2024/04/06(土) 22:36
桜を見て思うこと
2024/04/06(土) 22:13
近況報告

アーカイブ

ブログ最新記事