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「伝える」[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2022/12/16(金) 18:00

寡黙で口数は少ない方ながらも、その恵まれた体格や真面目な性格、包容力のあるオーラにより、グランド内でもグランド外でも常に存在感のある岩下からバトンを受け取りました、スタッフの中村優希です。彼は試合中でもバイト中でも会報委員の作業中でも、常に頼れる存在でした。彼のラグビー人生は悩みや葛藤も多かったようですが、私は彼が不平・不満を口にするところを見たことがありません。そんな自分に厳しい彼ですが、好きなアイドルについて語る時の無邪気な笑顔はとても可愛いです。岩下君は来春から就職すると思いますが、入社してからも業務に忙殺されず、そのラガーマンらしい体型をキープしてくれると嬉しいです。
 



ラグビー部のスタッフとして過ごしたこの4年間では、沢山の反省と沢山の学びがありました。
 

私がこれまで部活を続ける中で直面した壁は、大きく分けて2つありました。
 

主に財務やグッズ販売、会報委員等のマネジメント的な仕事を多く担当し、自分の持つ仕事の外からの「見えにくさ」故に悩んだこと、そして、中学生の頃からの持病である摂食障害と向き合い続ける中で耐えきれず部活の欠席が増えてしまい、自分が情けないと同時に部に対して申し訳なく、とても悩んだこと。
 

この2つの悩み共通の根幹には、「伝える」ことの難しさがありました。
 

ラグビー部での最後のシーズンとしての今年、私は練習や試合を欠席してしまうことが多く、思うように部活に参加できませんでした。4年生としての最後の1年間で思うように部に貢献できず、多くの方に多大なる迷惑をかけてしまったことを、まず謝罪させてください。本当に申し訳ありませんでした。何度か機会を逃し、皆の前で正式に謝罪の言葉を伝えられていなかったことを反省しています。
私も同じ4年生であるのに、本気で部活に向き合い勝利のための努力を怠らないプレーヤーや他のスタッフの足を引っ張ってしまい、とても不甲斐なくとても申し訳なく、そんな自分が嫌でした。部活のみんなに対する、部活を休むことに対する、Slackの文面では伝え切れない申し訳なさと自己嫌悪と悔しさは、いつも私の中にありました。


 

もっと力になりたかった。
もっと貢献したかった。
もっと側で支えたかった。



マネジメント的な業務を多く担当する私がすることのできる、東大ラグビー部が試合で勝つための直接的な貢献はごく小さなものかもしれないけれど、鵜飼のリレー日記にもあったように、マネジメント系の仕事はその積み重ねにより円滑に部活が運営できることに意味があります。選手との距離が遠い仕事であることや症状が安定しないことを嘆くのではなく、たとえ目立たない仕事であったとしても、たとえ駒場に行けなかったとしても、その時の自分にできる仕事を探してもっと貪欲に部活に取り組むべきであったという後悔は尽きません。


私が大学に入学した際にラグビー部への入部を決めたのは、勉強以外に何か打ち込むべきものを見つけ、闘病と受験勉強に消えてしまった中高生活を見返し、ラグビー部という組織の一員として目標達成に貢献する過程で自らも人間的に成長したいという思いからでした。

 

これまで何度も「もう絶対に部活を休まない」と決意しつつ復帰したにも関わらず、毎晩過食嘔吐が止まらないと流石に苦しく、実家療養の決断を繰り返した過去を鑑みると、表面的には成長していないのかもしれません。できることは全てやったけれど、何度願っても何度泣いても、病気は私の中から消えてなくなってはくれませんでした。
しかし、部活を含めた課外活動ほぼ全てを諦めた中高生活と比べると、財務や会報やグッズ製作等やりがいのある仕事をこなす楽しさを感じられたこと、長い休部期間を経てももう一度自分にできる仕事を頑張らせてほしいと思えたことは、成長であり財産だと感じています。

肝心の最後の1年間でスタッフ最高学年の1人として果たすべきであった役割を十分にこなせなかったことは、本当に悔しく、申し訳ない限りですが、東大ラグビー部には部活を通して成長できる環境があるというのは自信を持って断言できます。

 

4年の間で誰もが一度は部活をやめたくなる時期を経験するのではないかと思います。

人間は辛い時に成長するとはよく言われる言葉ですが、時に部活に対してネガティブな感情を抱いてしまうこと自体は恥ずべきではなく、それを乗り越えること、続けることに価値があるのだと思います。

自分が何のために部活に所属しているのか、その理由を無理に探そうとすると辛くなるだけです。スタッフであれば特に、自分が部活に所属する意義を他人軸で考えるのではなく、私が言うのも大変おこがましいですが、自分が所属したいと思うから所属している、自分がその組織のために力を尽くしたいと思うから所属している、シンプルなのではないでしょうか。

 

というのも、

自分は何のために何をやっているのか、本当に役に立てているのか、部に自分という存在が必要なのか、4年間で何度も悩んできました。外から見えにくい仕事が多いが故に仕事を頑張っても分かってもらえない気がして悲しくなり、しかし、誰かに頑張りを分かってもらうために仕事をやっているのではないからと開き直り、忙しくても直接的に部の強化につながるわけではない自分の仕事になんとか意義を見出そうとしてきました。

 

私に限らず、スタッフの全体の仕事を部内にもっと上手く発信していくべきだったのだと思います。上手く伝えられていれば悩みを少しは解消できていたのかもしれません。個人的には、スタッフが「陰」になりすぎないことが必要だと思っています。

がしかしそれ以上に、他人軸に振り回されすぎていたな、と感じます。

 

入部動機を改めて振り返ると、「人間的成長」という目標がありました。

練習への参加や試合で勝利するための努力の地道な積み重ねが成長に繋がるのであり、「今この瞬間に誰かに必要とされる」という他人軸ありきではありません。とはいえ「成長」だけをモチベーションに厳しい部活を続けることはできませんし、誰かの役に立ち、誰かに必要とされることは大きなやりがいに繋がります。難しいですね。

ただ私が感じたのは、誰かの役に立ち、誰かに必要とされること(誰かの役に立っており、誰かに必要とされていると自分が感じられること)だけが全てではないのではないかということです。ラグビー部の部員であれば、どの学年の誰であっても、プレーヤーでもスタッフでも、どのポジションであってもどの仕事が担当でも、大切な存在である、そう思いたいし、みんながそう思える組織であってほしいと願います。

 

私達の学年は、学年全体の人数にもスタッフの人数にも恵まれていました。

人数が多いからこそ成し遂げられた結果があり、見ることのできた景色があります。

スタッフ組織に関しては、私達が入部した頃のスタッフ組織と今のスタッフ組織は、全く異なります。それぞれのセクションが大きく成長し、スタッフが取り組むことのできる仕事の幅は大きく広がりました。ラグビー部の活動の幅も大きく広がりました。

一方で、スタッフ内では分業が進み、セクションの仕事の割合が増大したことで軋みが生じた部分も正直あると思います。仕事が細分化されていくことで個々の仕事に対するモチベーションの維持が難しくなったり、個々の役割が見えにくくなったり。仕事が固定化されて不満が溜まったり、仕事量が偏ってしまったり。

まだまだ途上です。

スタッフの後輩の皆さんには、仕事の効率性だけでなく個人の思いややりがいにも配慮して、抱えすぎず、溜め込みすぎず、貪欲に、柔軟に、そして楽しく、スタッフ組織をアップデートし続けて欲しいし、組織全体として成長し続けて欲しいと思います。もしも力になれることがあればいつでもご連絡ください。これからOGとして未来の東大ラグビー部の飛躍を見守るのがとても楽しみです。


 

………とここまで、やや重めの文章を書いてきてしまいましたが、

これらよりももっと先に、ラグビー部のみんなに感謝しなければならなかったことがあります。
 

欠席しがちであった私に対してこれまで不信感や疑問等の感情を抱いた人もきっといるのではないかと思いますが(それはその人が誰よりも本気で部活に向き合っている証拠だと思います)、そんな中でも、私を部員の1人として受け入れていただいたということです。本当にありがとうございました。特に最後の1年間では、休部明けの私にも最高学年だからこその難しさとやりがいと楽しさを感じる機会をくださり、とても感謝しています。復帰後、何の文句も言わず休部中の変化のキャッチアップを手伝ってくれたり、普通に話しかけてくれたり、気遣っていただいたり、そういった小さな行動が心に沁みましたし、復帰させてもらえる環境があること自体が、とても有難いことであるのだと気付きました。

私はこれまで自分にフォーカスを当てすぎており、自分の状況や感情ばかりに目が向き、周りの人々へ感謝の気持ちを持つことを忘れてしまっていました。


それを踏まえて、ここで特に感謝(と謝罪も)を伝えておきたい5人がいます。

部活でも部活以外の場でも、大学生活の一番多くの時間を共に過ごしたのが同期女子スタッフの5名でした。長いリレー日記になってしまいますが、5名1人ずつに改まって何かを伝えることができる機会は滅多にないと思うので、この場をお借りして書いていきたいと思います。もう少しだけお付き合いください。

 

若菜ちゃん

4年間、ほぼ毎週のように泊めてくれてありがとう。部活で悩んだ時も、病気が辛かった時も、若菜ちゃんはいつも近くで支えてくれた存在で、何回感謝してもしきれません。若菜ちゃんの包容力と人柄の良さは段違いです。神泉の家では、私が泊まりに行きすぎて一時期家主の若菜ちゃんよりも若菜家での滞在時間が長かったことは良い思い出です(その節は大変ご迷惑をおかけしました、、)。若菜家でお鍋を食べつつ映画やyoutube鑑賞をするオフが大好きでした。最近は、就職先の初期配属で地方に行くかもしれないと不吉なことを言う彼女ですが、勝手に地方に消えられてしまったら悲しすぎます。若菜ちゃんの初期配属がどこであっても、必ず遊びに行きますし、今度は是非私の家にも泊まりに来てくださいね。


鵜飼

財務や会報など、沢山の仕事を一緒にこなしてくれました。あまりリーダー気質ではなかった私にも辛抱強く付き合ってくれてありがとう。鵜飼のどんな仕事にも妥協せず丁寧に取り組む姿勢をとても尊敬しています。鵜飼とは行き帰りが一緒になることが多く、道中に雑談したり、一緒に授業を受けたり、そんなたわいのない時間がとても名残惜しいです。部活についての悩みは個人的に共感できる部分が多く、何度も力をもらいました。4年生では長かった院試受験勉強と部活の両立生活、私には想像できないほどきっととてもとても辛くて大変だったと思います。見守るばかりで十分に力になってあげられなくてごめんね。鵜飼はきっと立派な法曹になると思うので、将来私が困ったらどうか助けてください、、。


えのき

広報と、食べ物(主に差し入れ)に対する情熱が群を抜いているえのきは、4年間を通していつも私に刺激を与え続けてくれました。彼女は自身がものぐさな性格であると常々言いますが、私は彼女のメールに対するレスの速さにいつも圧倒されていましたし、緻密な写真加工や動画編集を忍耐強くこなす姿勢は誰にも真似できないものであると思います。えのきと一緒にグッズ製作やグッズ販売ができたことは、私にとってとても大切でかけがえのない経験になりました。彼女とは一緒に勉強したり作業したりすることが多く、水曜日の午後渋谷や5号館で過ごす時間がなくなるのがとても寂しいです。部活に関する話も沢山聞いてくれてありがとう。来年からは職場が近いみたいなので、是非是非仕事帰りにご飯とか行きましょう。


かわはる

かわはるの気遣いや思いやりは、何度も私の心を温めてくれました。小さな言葉がけでも本当に嬉しかったです。本当にありがとう。部活外では、泊まりに行ったこと、神社巡りをしたこと、コストコに行ったこと等、どれも懐かしい思い出です。思っていればいつか伝わる、というのは幻想で、気遣いも思いやりもその手間を惜しまず言葉や行動にしなければ伝わりません。メディカル長やコロナ対策大臣の仕事を通じてプレーヤーからの信頼も厚いかわはるの最も尊敬する部分は、彼女が人のための手間や苦労を決して厭わない点です。同期なのに助けてもらうことばかりで、彼女の背中はいつも私のずっと先にありました。残り期間僅かですが、かわはるの良さを少しでも多く盗めるように頑張ります!笑。


あしゃ

4年間を通じて(特に後半の2年間)、個人的に一番迷惑をかけたのがあしゃなのではないかと思っています。試合時の仕事割の調整やアフターの割り振り、普段の練習での配慮や練習外での気遣い、そして私から見えない部分でも、きっと沢山困らせたと思います。本当にごめんね。あしゃがいなかったら、私はもっと前に部活をやめてしまっていただろうと思います、ありがとう。スタッフ長としてスタッフ組織を引っ張りつつ、大西さんや首脳陣と連携して部のマネジメントを統括するというとても大変な仕事を抱えていても、あしゃは同期や下級生に対する気配りを常に忘れようとしませんでした。彼女の人を圧倒するキャパシティーとリーダーとしての素質は、卒部した後就職先でもきっと輝くだろうと確信しています。




沢山の反省と沢山の学びのある4年間でした。

最後まで4年生になりきれなかった私を見離さないただき、ありがとうございました。そして、東大ラグビー部の活動を支えてくださった沢山の皆様、本当にありがとうございました。幸いなことにまだ2試合控えておりますので、そちらもどうぞ応援よろしくお願いいたします。

繰り返しになってしまい恐縮ですが、4年生としての最後の1年間で思うように部に貢献できず、多大なる迷惑をかけてしまったことを最後にもう一度謝罪いたします。

ラグビー部得た経験を糧に、人生の次のステップに進みます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
 



次は、数々の伝説や武勇伝の持ち主である若菜ちゃんに繋ぎます。若菜ちゃんはスタッフ内のムードメーカーとして、たとえ仕事が大変な時であっても、いつもスタッフの雰囲気を明るく盛り上げてくれました。

彼女はその裏表がなく親しみやすい(+たまに抜けている?)性格の故にいじられることも多いですが、実はとても懐深く、仕事ができ、真面目な側面も持ち合わせています。彼女の尽力無くしては今の栄養セクションはありません。外部折衝や部内調整、データ整理や数えきれないほどの裏方の仕事など、本当に沢山の苦労があったと思います。そのような中で彼女が積み上げてきた、多大なる部への貢献に敬意を表し、私のリレー日記を締めくくらせていただきます。

レプリカジャージ[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2022/10/21(金) 19:00

この頃後ろ姿がどうしてもごたつに見えてしまうまつげんからバトンを受け取りました中村優希です。去年から、まつげん含めた何人かで星を見に行こう計画が持ち上がっては前に進んでいない気がするので、卒業までには実現させてほしいな!と密かに思っています。

 

この頃体調を上手くコントロールできず、お休みすることが続き大変申し訳ありません。私達4年生にとっては最後の対抗戦シーズンにも関わらず、最高学年のスタッフの1人として思うように貢献できておらずいつも不甲斐ない思いです。

アフターを何度も代わってくれた手島君、本当にありがとうございました。彼自身はスタッフとしての自分に自信が持てないこともあるようですが、私から見る彼はとても努力しており、既にスタッフ組織に欠かせない人物になっているように思います。彼を含め、少しでも早くから来年のことについて真剣に考え準備しようとする下級生スタッフは本当に偉いなといつも思っています。これから忙しくなる一方だと思いますが、最後まで4年スタッフもできることがあれば何でもやる気概だと思うので、いつでも使ってくださいね😌

 

 

10月も後半になり「引退」があと2ヶ月に迫ってきました。

最近私は自分が担ってきたスタッフ業務の引き継ぎ資料を作っているのですが、私にとって引き継ぎ資料作りは4年間で自分がやってきた仕事を振り返る良い機会になっています。

 

私が携わっている広報(グッズ販売)や財務や会報といった仕事は、選手の強化や怪我の予防とは直接関係せず、短期的には試合での勝利に貢献する仕事ではありません。このため、自分は何を何のためにやっているのか、本当に役に立てているのか、これまで周りと自分を比べてしまったりして悩むことも多かったです。

 

しかし、最近小さな成果を感じられるできことがありました。

先日、ある方からレプリカジャージ(グッズとして販売中の商品)の購入のお申し込みをいただきした。その方には、東大ラグビー部でプレーするのを目標に日々励んでいる高校2年生の息子さんがいらっしゃるそうで、このレプリカジャージはそんな息子さんの応援のためにご購入されたのだそうです。またその方からのメッセージには、家族で東大ラグビー部を応援してくださっており、グッズが届くのを心待ちにしている旨書かれていました。

 

東大ラグビー部のグッズを購入してくださるコア層は、OBの皆様や保護者の皆様です。そのような中で、おそらく東大ラグビー部に直接関係はないけれども、こうして東大ラグビー部への入部を目指してくださったり、家族ぐるみで応援してくださったり、温かいメッセージをくださる方がいることに、とても胸が熱くなりました。

3年程前、先輩の力を借りつつ同期スタッフの榎園さんと一緒にゼロからグッズ販売を開始させたときの私の目標は、「ラグビー部の外側から、ラグビー部を盛り上げることに貢献する」というものでした(←toえのき 違ったらごめんなさい!)。

ラグビー部には、常日頃からとても熱心に部を支えてくださるOB・OG・保護者の皆様がいらっしゃいます。ラグビー部は、このような部を応援し支えてくださる皆様のお陰で成り立っています。広報やグッズ販売を通じて、この輪を、もっと広くもっと外側に広げ、もっと多くの方を巻き込んでいくことができたら素敵ではないでしょうか。

 

広報やグッズ販売といった仕事は、短期的には試合への勝利という形での成果は出すことができないもしれません。しかし長期的に俯瞰すれば、部を支える土台を大きく強固し、確実に部の強化に繋がる一歩になります。

今ある広報やグッズ販売は、自らが主体的に仕事を担うラグビー部のスタッフだからこそできる仕事であり、目の前の試合だけでなくより長期的な視野を持つことができるスタッフにしかできない仕事であると思っています。

自らのアイデアを形にし成果を出すことで感じるやりがいはとても大きいです。

 

スタッフの後輩の皆さん、人数が少ない中大変だと思いますが、グッズ販売やえのきが尽力してきた広報の仕事を、是非来シーズンも受け継いでいただけるととても嬉しいです。

 

まだまだ書きたいことはあるのですが、あまり書きすぎると最後のリレー日記に書くことがなくなりそうなのでこの辺りで筆を置くことにしたいと思います(to えのき 広報のセクション長ではないのに勝手に広報(グッズ販売)の魅力を宣伝してしまってごめんなさい!笑)。


 

次は、入部時に比べると見違えるように逞しくなった磯崎君に渡します。國枝主将がもし女子だったら結婚したいと思う部員ランキング1位が磯崎君だったことのインパクトが強すぎて、それ以外の印象が薄れてしまいましたごめんなさい。

また次のB戦での活躍を楽しみにしています!!

呟き[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2021/10/01(金) 06:00

決算作業の際にいつも快く財務の仕事を手伝ってくださる魚住さんからバトンを受け取りました、3年スタッフの中村優希です。いつも色々とお願いしてしまいすみません、本当にありがとうございます。コロナが落ち着いたらまた下條さんのスモブラで一緒にご飯に連れて行って頂きたいですね!

 

 

さて3年生の秋となり、そろそろ本格的に大学卒業後の将来についてを考えなくてはならない時期ということで、今回は私が残りの大学生活の過ごし方を考えたり、就活を始めてみたりする中で感じたことを書かせて頂こうと思います。

 

 

リレー日記で毎回のように書いてしまう気がするのですが、大学生になってから時の流れが本当に早く感じます。
 

やることはあるのに最近はついつい無為な時間を過ごしてしまうことが多いので、できればあと一年半だけではなくてもっと長い間学生でいたい!と思ってしまいます。

もっとゆっくりと色々なことに挑戦し学びたいし、もっと自分のために時間を使いたい、そして社会に出る前にもっと成長して腰の据わった自分になりたいと思ってしまいます。

しかし決してこれまでの2年半を適当に過ごしてきたというわけではなく、その時はその時目の前にあることに必死だったのですが、その先が見えていなかったというか、あの時あれもやっておけば良かったという鈍い後悔が胸の内に燻っています。


 

というのも最近ある企業の1Dayオンラインインターンに参加していた際に、一人の高校同期と遭遇しました。

彼とは受験生の頃、一緒に受験勉強を頑張ろうと意気投合していた(と私は思っていた)のにも関わらず、

私が知らない間に彼だけ早々にAO入試で有名私立大学に合格してしまうという、置いてきぼりにされた少し寂しい記憶があります。
 

そんな彼ですが良い意味でとても自分に自信のある人で、行動力と発言力があります。

そのインターンでも彼は臆せずグループ発表の代表を務め、社員の方に積極的に質問するなどしており、私は素直にとても尊敬しました。

 

高校の頃の私は彼には負けないという気持ちで勉強に励み、結果として偏差値だけで比べると彼よりもレベルの高い大学に入学しました。

しかし就活という同じフィールドで再び顔を合わせた時に、彼に対して素直に胸を張ることができず、発言もせずに出来るだけ目立たないように振舞おうとする自分がいました。


 

 

私は話すよりも聞く方が好きという性格もあり、人前で発言するのが苦手です。

例えばインターンの選考で行われるグループディスカッションも本当に苦手です。

自分の意見がないわけではないのですが、思っていることを口に出すのにとても勇気を必要とします。

一対一の会話であればそれほど大きな障害はないのですが、

複数人での討議の際には、自分の意見を口に出す前にまずそれを聞いた相手がどう思うかを過剰に考えてしまい、その間に発言の機会を逃すということが往々にしてあります(発言した後になってから相手が自分の発言をどう捉えたかを考えすぎることもあります)。

実際にそうなるかどうかは分からないのに過剰にリスクマネジメントしてしまうということです。

私にとっては変な意見を言ってしまい人から良からぬ印象を持たれたり、誤解されたりするリスクを冒すくらいなら人の意見に同調した方が楽なのです。

 

 

しかしインターンやグループディスカッション然り、部活や普段の生活然りなのですが、

自分がどれだけ建設的な意見を持っていても、どれだけ相手のことを大切に思っていても、言葉にしないと伝わりません。

言葉にしてさえ伝わらないことがあるのに、言葉にせずとも相手に感じ取って欲しいというのはやっぱり難しいですよね。

せっかくの良いアイデアや温かい気持ちが相手に伝えられないなんてとても勿体無いなと思います。

「言わない」という選択をしたことによる後悔を無くすために、少しずつ自分を改めていこうと思います。

 


 

理想を言えば、どんな時でも、どんな悩みやコンプレックスを抱えていても、それを跳ね返せるくらいの自信を持った自分でありたいです。自分に自信を持ち、人間関係を大切にして、部活・勉強・アルバイト・インターンなどなど学生生活を彩る全ての物事に熱意と積極性を持って取り組みたいです。

 

そのために、大学生活も半分を折り返して残り一年半、私は

①意見や思いを適切に発言し伝えること(他者からの評価に過度に執着しないこと)

②迷ったら行動に移し、出来るだけ最後まで諦めないこと

③朝型生活を習慣化すること

の3つを心がけていきたいと思います。

(③はこのリレー日記の内容とは関係ないですが私の体に染み付いてなかなか抜けない夜型サイクルから脱却したいという強い思いの現れです。)

 

 

そして一年半後には、笑顔で高校同期と再会できるような私になっていようと思います。

 

 

最後に、全く文脈から外れますが会報委員の編集長として会報について少し触れさせてください。

今号(会報第84号)より、東大ラグビー部の活動をより多くの方に知って頂き、支援して欲しいという思いから、OB・OGの皆様に加え部員の保護者宛にも会報を送付することとなりました(もう親御さんの元に届いているはずです)。

会報は、沢山の方々の協力の下、毎号会報委員がオフを返上して広告集めや編集・校正・発送などの作業を行い作成しているものなので、是非読んで頂けると嬉しいです(今号の目玉は京大戦特集です!)。

特集のリクエストや寄稿・広告掲載のご依頼はいつでも募集中です。

 

 

最後までお読み頂き有難うございました。

 

 

次は一年生スタッフのにちかちゃんに繋ぎます。

にちかちゃんは3年スタッフの若菜ちゃんと一緒に日々色々と高め合っているようで、そんな二人を見ていると微笑ましくていつも心が和みます。無理をしすぎないように頑張って欲しいというお母さんのような気持ちで応援しつつ、これからも温かく見守っていきたいと思います。

エネルギー[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2021/06/05(土) 23:58

最近意外と接点の多い笹俣君からバトンを受け取りました、3年スタッフの中村優希です。彼は体格に恵まれているため見た目は少し厳ついですが優しい性格の持ち主で、しかも私は最近彼の雰囲気が丸くなったような気がしていて何だかとても話しかけやすいです。せっかく2回同じスモブラになったことですし、彼ともっと仲良くなりたいと思います。


 

まず始めに、一年生が入部してくれたばかりの大事な時期に頻繁に部活をお休みさせて頂くことになってしまい、本当に申し訳ありません。特に負担をかけてしまった同期スタッフのみんなには頭が上がりません、いつもとても感謝しています。今朝は本当にすみません、私も頑張ります。


 

私事ですが、私は昨年から本当に色々なことに悩んでいて、遂には悩みが尽きないことに悩み始めそうです。

リレー日記に何を書くかについてもかなり悩みました。というのも、先週までに違うテーマについて2500字程度の文章を2つ書いたのですがそのどちらも廃案にしてしまい、今焦っています笑。


 

大学生になってから時間が過ぎ去っていくのがとても早く、もう三年生になり上級生の仲間入りをしてしまったことが未だに信じられない思いです。

上級生の魅力は、「裁量(自由)」と「責任」だと思います。上級生になったことで確実に部活の仕事量は増加し責任も重くなりましたが、それに比例して仕事における裁量が広がり、やりがいを感じる場面が増えたように思います。1つ上の学年にスタッフの先輩方がいないということは、部にとっては大きな損失であり痛手ではありますが、一年早くスタッフとして最高学年になることができたため、2年、3年という長いスパンで今後のスタッフのあり方を見直し改善する取り組みができており、マイナス面だけではないのではないかと思っています。私達に与えられた残りの1年半の期間を大切にしつつ、努力していきたいと思います。

とは言え部活の仕事をする中で悩みを抱えることも数知れず、かなり落ち込んでしまうこともあります。私の場合、落ち込むのは理想と現実の乖離によるもの、つまり「こうあらねばならない」という固定観念に縛られ、敷かれたレールから一歩でも外れると自分を責めてしまうためです。

ここで当たり前だけれどもとても大切なことは、人に相談することです。たまには愚痴を言うことがあっても良いと思います。私は負のエネルギーをかなり溜め込みがちなのでいつも反省していますが、自分の状況を客観視するためにも人と接する中で新たな価値観に触れることがが大切ですし、悩みは人に打ち明け共感してもらうことで和らぎます。但し人に相談するときにはその人にまで負のエネルギーを与えてしまわないよう、不満や不安をただ述べるだけではなく、今の状況をどう打開すべきかも一緒に考えると良いのではないかと思います。とにかく、自分だけで全てを解決しようとしないことが大切です。


 

悩みの解決と同じくらい大切なのは、不必要に負のエネルギーを溜めないことです。

私には、自分を不用意に落ち込ませない方法があります。音声メディアの活用です。

図らずも私生活が謎と言われて悲しくなることが時々あるので、今回は近頃私がはまっている音声メディアについて少し紹介します。

私は最近音声メディアが好きです。

音声メディアとは具体的に、stand.fmやvoicyやpodcastなど、誰もが配信できるネットラジオのようなものです。所謂ラジオと同じく無料で聞く事ができるのでとても便利ですし、何かをしながら聞くことができるというのが魅力です(私はご飯を食べながら聞いていることが多いです)。またラジオとは異なり、好きなチャンネルを登録したり、チャンネルを遡ってアーカイブされた録音を聞いたりすることができるのでとても親しみやすいと思います(例えるとyoutubeの音声のみ版のようなものと説明するとイメージしやすいでしょうか。)。

 

コロナ禍において、感染拡大前よりもSNS利用時間が増加したというデータをどこかで見た覚えがあります。

SNSや画像・映像メディアでは、加工され編集された、その人の日常の一番良い部分が発信されています。そこで発信されているのはその人の生活の中から切り取られた僅か一部分なのですが、情報の受け手からは裏側の事情や苦労が見えにくく、そこで発信されている情報が全てであると錯覚しがちになります。そのためSNSや画像・映像メディア上では自分よりも優れている人が多く目につき、また容赦の無い批判を受けたりするため、利用時間が長ければ長いほど自己肯定感が下がりやすくなる気がします。

 

私が音声メディアの一番大きな魅力であると感じるのは、音声メディア上では発信者は必要以上に「飾ることができない」という点です。音声配信を通して触れることのできるのは、日常離れした世界や派手な企画などではなく、その人が日々の思考や考え方、経験、生活そのものです。そのためか、発信者から直接語りかけてもらっているような暖かい気持ちになることができます。私は配信を聞いているうちに幾度か新しい価値観や考え方に出会い、勝手に少し世界観が広がったような気持ちになっています笑。

その他にも、ニュースや外国語のリスニングなど特定の用途専用のチャンネルも多数開設されており、個人のニーズにあった使い方ができます。

皆さんもお時間があれば、音声メディアを是非一度使ってみてください。そしておすすめのチャンネルや配信などがあれば是非、教えて欲しいです。

 

 

次は、今シーズンの新歓で大活躍し、すっかり上級生の貫禄を見せていた関戸君に繋ぎます。少し前の話になってしまいますが、春休み明けに彼の姿を初めて見たときに春休み前と見間違うくらい体が大きくなっているのに驚くとと共に彼の直向きな努力を感じ、とても微笑ましい気持ちになったのを覚えています。これからの活躍を期待しています!

内省[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2020/08/22(土) 04:52

同期スタッフの一人から「可愛い」と時々密かに?絶賛されている五島からバトンを受け取りました、2年スタッフの中村優希です。彼は今年のアップTのイニシャルを「Gossisy」にしていたのですが、綴りミスなのではないかと思ったことがあります笑。何故このような綴りにしたのかいつか聞いてみたいです。

 

緊急事態宣言の解除から約3ヶ月経ち、以前と同じとは言えないですが社会が活気を取り戻しつつあるなと日々感じています。


自粛期間の約5ヶ月間は、私にとっては思いがけず実家で家族と過ごすことのできた貴重な時間でした。大学のオンライン授業を受けたり塾の勉強をしたり、緊急事態宣言解除後は自動車学校に通ったり、時々妹と喧嘩したり?とそれなりに忙しい日々でした。6歳年下の妹は私と性格が真逆で面白く、一緒に過ごす時間は本当に楽しかったです。

しかし時々ふっと空虚な気持ちになることがありました。

 

この空虚さは何か。私にとっての答えは後悔、です。

例えば去年を振り返ってみたとき、大学一年生としての一年は、授業や部活や余暇などで充実していました。しかしおろそかになっていたのは、自分を成長させるための積極的な努力と言う意味での「学び」です。定期試験のための勉強はそれなりに頑張りましたが、それ以外については、昨年はまだぼんやりとしていた自分の目標を可視化させる努力をせず、何かに参加してみたり積極的に知識を増やそうとする努力をせず、現状維持に甘んじていました。明確な目標を欠いたまま、心が何処か虚ろなまま、その虚ろさを楽しさで紛らわせてやり過ごしていました。去年一年は決して無駄な時間ではなかったけれども、何かもう少しできたはずと言う未練が拭えず、それが私が去年を思い返しているときに感じる空虚さの一因です。

 

一方で、自粛期間中私は幾度も、極度のやる気消失期に直面しました。目標が明確に定まらず、机に向かってもやる気が出ず集中できず、結局無為に過ごしてしまった日が何日も(何十日も?)あります。勉強時間の記録はつけていましたが笑、勉強ができた日とできなかった日の差が激しすぎて自分でも思わず苦笑してしまいそうになります。

 

反省点としては、自粛期間中に勉強以外の「学び」にもっと積極的に時間をとるべきであったと言うこと、が挙げられます。

特に緊急事態宣言の間は、外出できず自室で一人で勉強する日が続くと考えると目眩がして体の力が抜けてしまっていました。勉強できる時間があることに喜びを感じるべきなのに、逆に時間がありすぎると勉強できなくなってしまうのは困ったものです。だから無理に勉強だけをしようとするのではなく(勉強だけをする生活を理想とするのではなく)、時間の一部を積極的にいわゆる普通の勉強以外の「学び」に充てる、すなわち自分は何を目指したいのか、という自分の目標を可視化するための読書であったり調べものであったり、部活の仕事であったり、たまには友人と遊んだり、他にも自動車学校(社会勉強にはなると思います)などです。

 

私にとって自動車学校に通い始めることは一つの大きなチャレンジでした。両親に自動車学校に通うことを強く勧められたとき、私は当初塾や大学の授業もあるし、やる気消失期が生じてしまって勉強が滞っていたこともあり余裕がないのにこの生活の中にどうやって自動車学校に通う時間を入れ込めばいいのか、と拒否していました。しかし結局父親に説得されて自動車学校に通い始めると、勉強時間は通っていなかった頃とほぼ変わらず推移しました。時間は探せば見つかるのです。

 

受験生の頃からの私の考えは、努力=それ以外のことを全くしない、と言うものでした。志望校があり、それに向けた受験勉強をしているのであれば、それ以外のことにかける時間は限界まで減らすべきであると考えていました。余暇を削るのは勿論辛いですが、辛くなければ本当の努力をしていないのだと考えていました。今思い返すと一元的で極端な考え方であるとしみじみ感じますし、今の私には通用しない考え方です。

 

今の私の考え方は、努力=「顔晴る(がんばる)」です。

 

「顔晴る」と言う言葉は、私が大いに感銘を受けた言葉の一つです。この言葉を教えてくれた方に私は、努力は辛いだけのものではない、自分が笑顔になれること、笑顔になれるようなことをすることこそが努力であるのだ、と教えてもらいました。高すぎる理想のための辛いだけの努力は、自分を追い詰め精神的余裕を失う契機になってしまいます。人と比較するのではなく、何が一番自分のためになるのかどんな自分でありたいのかに焦点を当てよう、と改めて思いました。心から笑顔になることは案外難しいものです。無為な一日を過ごすのは楽ではありますが、それで自分が本当に笑顔になるのかと考えると疑問を抱かずにはいられませんし、向上心なくただ楽しい時間を過ごすだけでは、何かが欠けているという思いが頭の何処かに残り心から笑顔になることはできません。時々SNSで毎日のようにお洒落なお店にご飯に行ったりテーマパークに行ったり郊外に遊びに行ったりしている高校同期を見かけますが、それが彼らにとっては楽しいのかもしれないとは思いつつ、いつしか全く羨ましいとは感じなくなりました笑。人には人の生き方があり、仮に自分がそのような生活をしてみたところで振り返って空虚な気持ちになることは目に見えているからです。互いに高め合える集団の中で自分自身明確な目標を持ち、余暇を大切にしつつも日々色々な物事に取り組み真面目に顔晴ることが今の私にとっての一番の充実、です。努力する価値のある目標を持てること、そしてその目標に向かって努力できる環境にあることはとても幸せなことなのだと思います。

 

ともすれば偏った思考に陥りがちであった私の考え方は、この言葉一つで大きく変わりました。以前より少しポジティブになり、完璧主義ではなくなったおかげで以前より物事に関して少しルーズになり笑、自分の精神的強さが失われてしまったのかと悩むこともありますが、これも自分の成長の過程であると信じています。


他にも自粛期間中には様々な気づきや発見があり、私にとってはとても貴重な期間でした。それらを活かし、改めて頑張っていこう(顔晴っていこう)という決意をここに述べさせて頂きます。

 

そして最後に、自粛期間が明けて忙しい生活が再開しようとしていますが、素直になって自分の言動を振り返り、自分の心と向き合う内省の時間をこれからも大切にしていきたいと思います。

 

 

次はプレーヤーとしてだけではなく、新歓委員としての活動や更にyoutubeでも目覚ましい活躍を見せていた同期の國枝君にバトンを渡します。彼も出演するyoutubeの文武両道王の動画は、私が個人的にとても面白いと思う動画の一つです。

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