ブログ 吉村 佳祐さんが書いた記事

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自分にとってのラグビー[ラグビー部リレー日記]

 written by 吉村 佳祐投稿日時:2021/01/04(月) 18:50

試合中のスクラムでは後輩でありながら4年生を引っ張ってくれて本当に頼りになる、3年の斎藤からバトンを受け取りました。4年の吉村です。


皆さん、あけましておめでとうございます。部としては新年一発目、そして自分の中ではこれが最後のリレー日記となりますので、大変プレッシャーを感じています。

何を書こうか迷いましたが、今シーズン感じたことを書き連ねようと思います。


4年間振り返ってみると、とにかく怪我が多かったです。特に脳震盪には悩まされ続けました。1.2年生では無我夢中で相手にぶつかって行くことが至極の楽しみだったのですが、脳震盪を続けてしまいドクターストップで戦線を離脱することがありました。またコンタクトプレーに恐怖心が芽生え、抵抗を持つようにもなりました。そんな中でも暖かく迎えてくれた部員達には感謝してもしきれません。同期、後輩がむしゃらに頑張ってる姿、そして怪我のサポートをしてくれるマネージャーには何度も何度も励まされました。本当に人に恵まれながら、4年間やってこれました。本当にありがとうございました。


そして怪我も完治して脳の心配もなく練習に集中できるようになったのは4年生になってからでした。しかも今年大西さんのハイレベルな指導の元でできたことが本当に運が良かったなと心から感謝しています。コロナ禍 ということもあって大西さんの元では半年ほどしか学ぶことができませんでしたが、それは対抗戦に臨む自分にとっては大きな自信となりました。


そんな中で臨んだ対抗戦では結果グループ6位という不甲斐ない結果ではあり、かなり悔しいのですが、後悔というものはありません。正直4年間の中で一番頑張った年が4年生の年だったと胸を張って言えますし、どれだけ相手が強くても負ける気がしなかったのは初めてでした。今シーズンは本当に楽しかった。ラグビーもとても好きになれた。


中学1年生の時に軽い気持ちで始めたラグビーがここまで自分の中で大きなものになるとは思いませんでした。練習以外の実生活の中でもラグビーの精神は自分の中で生きているととても実感しています。ラグビーを始めてくれた中学1年生の自分を褒めてやりたいです。



今シーズンは京大戦で終了を迎えるのですが、今年になってからでもコロナの猛威は収まることなく、いつシーズンが終わってもおかしくない状況です。悔いのないよう、残り少ない時間を全力で東大ラグビー部に捧げようと思います。皆さま、引退までどうか応援のほどよろしくお願いいたします。

同期、部員のみんなも残り少ない時間ですが、一緒にラグビーを思う存分楽しみましょう。


最後になりましたが、様々な形で支援してくださったOB・OGの方々、監督、コーチ、本当にありがとうございました。


次はジュニアの時代からは想像もできないくらい体が大きくなって、めちゃくちゃうまくなって、本当に頼りになる4年の松井にバトンを回します。

コンバート[ラグビー部リレー日記]

 written by 吉村 佳祐投稿日時:2020/09/28(月) 18:52

2年の平岡からバトンを受け取った4年の吉村です。何年も前、灘と開成の試合が東大の駒場キャンパスで行われたのですが、そこで対戦相手として平岡とは会っていたそうです。今はチームメイトとして過ごしているというのは、運命ってすごいですね笑

この夏、中学生から始まった10年のラグビー人生最後の年にして大きなターニングポイントとなる出来事があった。それはバックス一筋であった自分がフォワードにコンバートしたことである。今回のリレー日記では、BKとしての思い出と、FWとしての意気込みを書き記したいと思う。

まず僕のラグビー人生はスクラムハーフとして始まった。今の自分からはあり得ないポジションなのだが、当時の自分は身長は小さく細身で、コンタクトプレーは恐怖で出来ず吹っ飛ばされまくっていた。そして顧問の先生にコンタクトプレーが比較的少ないSHを勧めて頂いたため、その流れでそのポジションにつくことになった。その頃、今は同期の山健さんが灘中学のSHを牛耳っていた。よって試合に出場出来る機会はほぼ皆無で、山健さんが本当に羨ましいかった。そんなこんなで中学時代はパッとしないラグビー生活を送り、ラグビーのことは正直好きになれなかった。

そして中学時代に身長が急成長した僕は高校からCTBに就くようになったのだが、それがまたラグビー嫌いを促進させてしまった気がする。体が大きく、しかもスピードもある人間が突っ込んでくるのに対してタックルしなければならないし、特にスクラムやラインアウトからの1次のDFは毎回毎回相手のサインプレーに翻弄されて死ぬほど嫌だった。しかしある日このコンタクト嫌いな性格が一変することになった。高3の試合中、ラック内での争いの中で相手選手と口喧嘩になり、ある意味殺ってやろうぐらいの苛立ちを覚えていた。この気持ちが自分の闘争心を駆り立て、その選手にタックルに入る際青天させてやった。あの時の快感は本当に忘れられない。相手を吹っ飛ばした快感もあるが、あの時の仲間からの歓声がパッとしないラグビー生活を送ってきた自分にとっては涙が出そうなくらい嬉しい出来事だった。このたった1回の出来事によって今のコンタクト大好き人間が出来上がったと思う。そこからはコンタクト練習が楽しみになって、相手にタックルすることへの恐怖はほぼ皆無になったと言っても過言ではない。自分の体がどうなってもいいから相手を止めてやるという闘争心、自己犠牲心も体得できた。

このまま最近までCTBとしてラグビーをやってきた。本当にこれは個人的な考えなのだが、CTBは攻守の要であり一番難しいポジションなのではないかと自負している。相手との接点になる場合が多く、スピードに乗った相手は横にも縦にも動くため、コンタクト力、アジリティが必須であり、その他にもハンドリングスキルや状況判断能力全てが求められる。このようなポジションで今まで経験できたということは本当に有難いことであった。

そして最近からフランカーにポジションをコンバートすることになった。FWを経験したことがない自分にとってはスクラムやラインアウトのセットプレーはまだまだ不慣れでチームメイトの足も引っ張ってしまうことがかなりある。しかしブレイクダウンやゴールライン付近の攻防などの激しく体を当てる部分では、チームを引っ張れるような選手になりたい。停滞した状況でも僕にボールを回したらその状況を打開し、チームに流れを作れる起爆剤のような選手になりたい。これらの部分は、これまでCTBでやってきた経験と自信が自分を後押ししてくれる気がする。最後の年はフランカーとして一生懸命頑張ります。

ここまでお読み頂きありがとうございました。次は3年の石田くんにバトンを渡します。いつもラインアウト練習に付き合ってくれて本当にありがとう!

医療従事者の方々への感謝[ラグビー部リレー日記]

 written by 吉村 佳祐投稿日時:2020/05/24(日) 08:03

部活休止中、丸太でデッドリフトをしている動画をあげていた永山からバトンを受け取りました、4年の吉村です。休止期間中でも部員みんなが工夫してトレーニングに取り組んでいるのをみるととても面白いし、やる気に火をつけられます。

さて、今年に入ってから世界中で新型コロナウイルスが流行しており、巷では新型コロナウイルスは風邪ウイルスの一種であり、感染した人の8割が軽症もしくは無症状に経過し、日本の致死率は他国に比べ低いなどと言われているが、志村けんさんの訃報などを聞くとそのようなウイルスが身近に飛沫していることにすこぶる恐怖を感じる。そのような中、医師や看護師をはじめとする医療従事者の方々が最前線でこのウイルスと戦ってくれている。どの医療従事者も一般の人々と同様に新型コロナウイルス感染への不安を感じながら仕事をしている。特に、命の危険に曝されながらも怯むことなく、新型コロナウイルス感染者の治療に専念している医療従事者の緊張感と恐怖は想像にできないほど大きいと思う。医療従事者の方には感謝してもしきれない。それにもかかわらず、医療従事者に対して「バイ菌扱い」「偏見や差別」と見て取れるような発言や行為がSNSに挙がっているのが目に入ったり、ニュースでも報じられていたりする。このような考えの人が世界のどこかにいるというのは大変悲しい事実である。どうかそのような考えを晒すことは辞めてほしい。誰かしらの心の中にも少しはそんな考えもあるだろうが、それ以上に感謝の気持ちのほうが大きいのではないだろうか。その感謝の気持ちを伝えていこう。
なぜこのような話になったかというと、診察やリハビリで通院する際に、コロナウイルスの対応に追われている医療現場を目の当たりにするからだ。医療現場で人手が足りていないという報道を目にする機会も多かったが、確かにそうだと思う。コロナウイルス用のブースが用意されていたり、通院する人の体温を測ったり、手を消毒したりといろいろな場所に人が回されていて、受付の方だったりリハビリのトレーナーさんだったりいつもより気持ち少ない気がする。
全く話は変わるが、ラグビーは「one for all, all for one.」という精神にのっとって行われている。この言葉は各ポジションの役割、体格、スキル、パワーにかなりのギャップがありラグビーならではのものであり、そのポジションという枠を超えてお互いを信頼しお互いの役割を補うということを意味している。自分は中学からの長い時間、このラグビーの精神のもとでプレーをできたことは大変誇りであり、この精神を礎にしてこれからの生活でも活かせればいいなと思っている。
現在医療界では働き方改革によるコメディカルの活用推奨で、医療界の各ポジション(医者、看護師など)へのそれぞれの役割が区別されはっきりするようになった。そんな中先ほども述べた通り、緊急の事態で普段はしないような仕事もしなければいけないような状況になっている。この状況はラグビーに類似している気がする。医療(プレー)を円滑に進め、最重要事項である患者さんに損をさせないという目的(トライ)を達成するためには、それぞれが他の分野(ポジション)の仕事も持ち合わせ、コロナに対するビジョン(勝利)の共有を行うということが必要不可欠に思われる。この点において「one for all, all for one.」という精神が如実に表れていると思う。実際ラグビーをやっている身からすると、他のポジションの知識も頭に入れそこを補わなければいけないことの難しさ、大変さは身に染みるほどわかっている。だから自分自身やご家族の感染リスクを防がないといけないという大きなプレッシャーの中で、人々の大切な命を守るために献身的に頑張ってくださっている医療従事者の皆さんには感謝してもしきれないのだ。
もしかしたらこのリレー日記が医療従事者の方の目に入るかもしれないと思い、自分の言葉で感謝の気持ちを述べて締めとしようと思います。
「医療従事者の皆さん。毎日毎日本当にありがとうございます。そして本当にお疲れ様です。感謝しかないです。皆様のおかげで感染拡大に歯止めがかかっていることを日々実感しています。僕にできることは家に引きこもる事しかありませんが、できることを全うします。どうかお体にお気をつけて。陰ながら応援しています。」

拙い文章となってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

次は2年の野田くんにバトンを回したいと思います。野田くんのインスタグラムの投稿を毎日ひそかに楽しんでいて、元気もらっています。
 

コンタクトプレーへの験担ぎ[ラグビー部リレー日記]

 written by 吉村 佳祐投稿日時:2019/07/04(木) 16:47

出会いは幼稚園までさかのぼる、縁の深い北野からバトンを受け取った3年の吉村です。

前回のリレー日記ではコンタクトプレーにおける吉村メソッドを書かせていただきました。今回は自分がコンタクトに対して験担ぎのようなもので行っていることについて書かせてもらいます。

自分が最近になって初めて気づいたことなのですが、自分がなぜコンタクトが好きなのか考えてみたらその理由はコンタクトした時の高揚感でした。ナイスタックルをした時の周りの歓声もこれを駆り立てます。この時はテンション、アドレナリン共にMAXになります。
チームメートには申し訳ないのですが、ノーコンタクトの練習でも熱中しすぎると勝手にこの高揚感を求めて、タックルをしてしまうことがあります。
アドレナリン分泌は同じレベルでは飽きたらなくて、もっともっとと追い求め危険を伴ってしまうそうです。
その通りで、自分は何回も脳震盪を起こしてしまいました。
しかしながら、高い興奮は恐怖心をなくし、闘争心を高めてくれます。相手に弱気な表情など絶対見せたくない。果敢にぶつかっていきたいです。


次は自分の勝負にかけるこだわりなのですが、僕の下着は全部赤色です(笑)
先日、大学の授業で資料を調べていると、ふと面白い記事を見つけました。その内容は「赤色が人間に与える効果」について書かれていました。赤という色が人間を積極的にさせ、さらにアドレナリン、闘志を与えるそうです。実際に東洋医学によると、人の気が出入りするチャクラと呼ばれる7つのスポットがあるのですが、「生きる力」を表す第1チャクラに対応する色が赤なのです。このように赤色は自分にとっては身体的パフォーマンスを上げてくれているものだと思い込むようにしてます。

春シーズンは故障続きで練習にあまり参加できなかったですが、春シーズンの最終戦である九大戦では熱いプレーで完全復活をアピールしたいと思います。

今回も稚拙な文章となってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

次は異色の入部をするくらいラグビー好きな1年の五島にバトンを渡します。

コンタクトにおける吉村メソッド[ラグビー部リレー日記]

 written by 吉村 佳祐投稿日時:2019/04/16(火) 18:31

陽気なキャラクターでいつも部を盛り上げくれる同期の前原からバトンを受け取りました3年の吉村です。



4月ももう半ばになり、3月末から始まった新歓行事も終わりを迎えました。新歓の中でラグビー未経験の子たちと話す機会が多くあったのですが、その会話の中でいつも勿体ないなと思うことが自分の身体の小さき故にラグビーをプレイことを諦めてしまっていることです。ラグビーはどんな人でも受け入れてくれる寛大な競技だと思います。背が小さくても、足が遅くても、自分の長所を活かすことができるのがラグビーです。しかしそうは言っても、試合中は自分よりも一回りも大きい相手にタックルしないといけないということで、コンタクトの面でコンプレックスを持っている新入部員や現役の部員に少しでも役に立てばいいなと思い、今自分がコンタクトの際スキルの面ではなくただ頭の中で意識していること3つをこの場を借りて発表したいと思います!これは完全に吉村オリジナルなので参考にはならないと思いますが、頭の片隅に置いてもらえたら嬉しいです。



 



その一、当たる瞬間に声を出すこと



自分は当たる瞬間に結構大きな声で「ドッシャー」と言います。よく部員にいじられます笑 初めは意識的に声を出すようにしていたのですが、最近は無意識のうちに出てしまっています。例えばハンマー投の選手が投げる時に、よく大声を出しているのを見ませんか?あれはシャウティング効果と言って、叫ぶことでアドレナリン一気に分泌し、身体能力や筋力を一時的にアップさせるのです。これは結構効果があると自負しています。みんなも「ドリャ」とか「ウォラ」など自分に合った音を見つけて叫んでみるといいと思います!





その二、自分オリジナルの世界に入ること



猛スピードで当たってくる巨体の相手にタックルするというのは冷静に考えるととてつもない恐怖感に襲われます。そんな中僕が独自で編み出したのが自分の妄想の世界に入ることです。アニメNARUTOに螺旋丸という技があるのですが、僕はタックルするときに自分の手に螺旋丸を作り相手の腹にぶち込むという妄想を頭の中で思い描いてタックルしてます。こうすることで自分の中に強い人格が生まれ、恐怖感を抑えることができ、最高のタックルを繰り出すことができます。この原理はプロスポーツ選手も実際に行っているイメージトレーニングの原理と同じだと思います。投げる、打つ、走る等の動作の一つ一つは、技能記憶として脳がイメージに置き換えて記憶しています。つまりスポーツは身体ではなく脳が行っているのです。脳の中を変えることでまた違った世界が見えてくるの思います。





その三、コンタクトを好きになること



これは正直一番難しいと思います。コンタクトは怖いと思うし嫌いな人も多いです。嫌いなことを無理やり好きになるというのはほぼ不可能に近いです。でもやっぱり嫌いでイヤイヤ練習するよりも、好きで楽しく練習した方が練習効果はあからさまに向上すると思います。なので、常にとは言わないのでコンタクト練習の時間だけでもコンタクトのことを好きになってくれればいいなと思います。



 



以上3つのことを僕は常に意識しています。ラグビーをやっているとスキル面の向上に目がいきがちですが、このようにメンタルやイメージ面からアプローチしていくのも面白いと思うので、皆さんも独自のメソッドを作ってみてください!



 



リレー日記というより完全に部員へのメッセージになってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。



 



次は容姿から私生活まで全てにおいてお洒落を極めている後輩の岡本にバトンを回します。

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