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うれしいたのしい大好き[ラグビー部リレー日記]

 written by 津田 遼大投稿日時:2021/12/20(月) 17:45

垣内からバトンを受け取りました、津田です。

垣内くんは寡黙な男なので、普段は何考えてるかわかりません。

同じポジションなので僕は意識しまくってましたが、ラグビー部入ってすぐこいつには勝てへんな~と気がついたので辞めたくなりました。

遊んで欲しいみたいなので、終わったら遊んであげようと思います。

 

 

はじめに、たくさんのご支援、ご声援をいただいております皆様に感謝申し上げます。今シーズンもあと1週間で無事終わりを迎えようとしております。
昨日の京都大学戦の準備をはじめ、OBの皆様にはいつもご迷惑をおかけしましたが、多々ご指導いただき誠にありがとうございました。
今後とも何卒ご支援、ご声援を賜れますと大変幸甚です。



 

最後のリレー日記ですが、いつもの通り何を書こうかと悩みました。

いつも書くことがありません。いつも適当なこと書いてます。

みんなはラグビー人生を振り返るような内容ですが、そんな振り返るような濃い内容僕にはないな~と思ったので、

とりあえず今の気持ちを書いてみました。

 

今週土曜日に最後の試合を迎えるわけですが、僕の気持ちはというと、

心から嬉しい、が一番しっくりきます。

 

本当に嬉しいです。言葉に言い表せないくらい。

 

やっっと終わる。

 

疲れた。

 

しんどかった。

 

なんでこんなしんどいスポーツやってんたんやろ。

 

ってな感じ。

 

 

選手としては鳴かず飛ばず、今年は主務なんてカッコいい名前がついていましたが名ばかり、実態はスタッフにほとんどの仕事をやってもらってました。

これを読んでくださっているみなさんはおそらく東大ラグビー部を少なからず応援してくださっている方々だと思うのでご存知かもしれませんが、今年のシーズンは杉浦主将のカリスマ的なキャプテンシーと、超優秀なスタッフのおかげでなんとか成り立ちました。

 

今仮に大学一年生の時の僕にアドバイスできるなら、ラグビー部には入らんほうがええぞ、って言います。

「選手としても特に活躍はできひんし、そのほかで爪痕残せるかって言ったらそんなこともないし。多分入っても、お前がこの部に残せるものは何もないぞ。」と言ってあげます。

 

いや、下宿を選んだ父親に「他のところにしよう」と言うかもしれませんね。

もっと遡れるなら「東大受けるのやめといたら?」でもいいですね。

 

東大に入ってなかったらラグビー部には入ってなかったでしょう。

父親が選んだ下宿がたまたま大学に近くなかったらラグビー部には入ってなかったでしょう。

 

巡り合わせって怖いですね。

 

まあラグビー部に入ってしまったわけですが、2か月くらいかな、経った時にはもうやめたくなってました。

しんど。何これ。って感じでした。

 

僕は真面目なので、筋トレとか言われたことはできるだけちゃんとやってましたが、いつも練習前はグラウンド行きたくありませんでした。でした、じゃないですね今もです。明日も練習行きたくないです。

 

仮病で練習休んだことも何度もあります。

コンタクト練習の時は、身体が小さい僕はいつも見世物かのように吹っ飛ばされました。

痛いし、泣きそうでした。

練習前グラウンドの側まで行ったのに、練習が嫌すぎて気持ち悪くなって家にとんぼ返りしたこともありましたね。

 

結局この気持ちは4年間変わりませんでした。うわ~明日の練習いきたくね~。

初心者が大学からやるスポーツじゃなかったです。

 

でも一つだけちょっと自慢できるのは、4年間大怪我をしなかったことです。

ちょい捻挫くらいの小怪我は何回かありましたが、長期間練習を休むような怪我はしませんでした。

 

僕が思うに、サボる時はサボる、ことが怪我をしないコツです。

しんどい時はサボる、気分が乗らない時もサボる、怪我しそうな練習やな~って時もサボります。

 

サボるって悪いことみたいですが、案外大事なことやと思ってます。

しんどい時に無理に練習入って怪我してしまったら元も子もありません。自分が怪我をしなくても自分のせいで周りを怪我をさせてしまう可能性もあります。やりたくないなってちょっとでも思ったらちょっとサボってみる、よっしゃって気合が入った時に練習に入るくらいでいいと個人的には思ってます。後輩ちゃんたちは良ければ実践してみてね。

 

とまあ、結局ざっくり振り返る感じにはなりました。

創部100周年の時に4年生でラッキーでした。昨日はシビれる試合が秩父宮でできました。昨日は楽しかったです。
なんだかんだラグビーの試合楽しいと思えるようになりました。練習は嫌いですがね。

準備をしてくださったOBの皆様、スタッフのみんなには大変感謝しております。

引退したら僕もカッコいいOBになろうと思います。お金もいっぱい出そうと思います。

 

しんどかった4年間でしたが、もう最後が見えているのであと1試合頑張ろうと思います。
ただ明日の朝練は本当に嫌です。

最後になりますが、同期のみんなには感謝しています。
この代でよかったな~って心から思ってます。一個でもズレてたらラグビー部やめてたかも。
みんな大好きです。

 

これで僕のリレー日記を締めくくろうと思います。みんなのやつに比べたらペラッペラの内容でした。
昨日の試合で疲れているので、これくらいでご容赦ください。
 

次は、副将甲斐豊にバトンを渡します。

副将としていつもチームを鼓舞してくれました。すぐにキレがちなので多方面でビビられがちですが、彼の力強さ、ストイックなところは後輩たちは見習って頑張って欲しいなと思ってます。

リーダーとして細かなことにも目を配ってくれてました。彼がいなければ今年のチームはありませんでした。

スター[ラグビー部リレー日記]

 written by 津田 遼大投稿日時:2021/07/18(日) 14:44

若菜ちゃんからバトンをもらいました、4年生の津田です。

若菜ちゃんは可愛らしいやつです。つい意地悪してしまいます。

 

 

最近は暗いニュースが多い日本ですが、明るいニュースといえば大谷翔平。彼の活躍に勇気づけられている日本人は多いのではと思います。

MLBオールスターのホームランダービーは少し残念でしたが、先発として1回を三者凡退に抑えるピッチングは圧巻でした。

アレナドに投げた100マイルのストレートには痺れましたね。三振を取りに行った最後のスプリットをバットに当ててくるアレナドもさすがです。

 

昨日一昨日と、日本でもオールスターが開催されていました。

阪神の選手がこんなに選ばれていて大丈夫なのかと思いつつも阪神ファンの自分としては見ないわけにはいかず、テレビ画面に釘付けでした。第2戦2回にオリックスの宮城投手から阪神の佐藤輝明がホームランを放った時はついガッツポーズしてしまいました。レフトに持っていくパワーは半端ないです。

 

あっという間に終わってしまった夢の舞台の感動に浸っていましたが、終わった後冷静に考えてみると自分と同世代の選手たちが最前線で活躍しているのだということを実感します。

 

佐藤輝明は1つ年上、日本代表に選ばれているヤクルトの村上宗隆は同い年です。オールスター第2戦先発のオリックスの宮城投手は2つも年下です。

 

日本だけではありません。

MLBオールスターで大谷と対戦したパドレスのタティスJr.、オールスターMVPを獲得したブルージェイズのゲレーロJr.は自分と同い年です。2人とも同い年とは思えない見た目をしています。

 

野球だけでもありません。

先週サッカーヨーロッパ選手権の決勝を観戦しました。見事優勝しMVPに輝いたイタリア代表の守護神ドンナルンマは同い年です。そのドンナルンマが優勝を決めるPKストップをしたPKキッカー、イングランド代表のサカは19歳です。

イングランド代表でPKを外した3人の選手が3人とも途中出場の若手だったことは少し可哀想な結果でした。

 

これからオリンピックも控えていて、このように自分と同世代の選手たちが国を背負って戦う姿が楽しみです。

 

一方で、自分と同世代の選手たちがこんなにも世界で活躍している姿を見ると自分は何をしているんだろうと思います。

 

春シーズンはコロナで気にすることが増え、自分の就活もしないといけないし、ストレスがたまることが多々ありました。

何かをやらない言い訳はたくさん思いつきます。しんどい、ねむい、疲れている、逃げ道はたくさんです。

この半年くらい、言い訳をして、逃げ道を作って、少し自分に甘えてしまったかなと反省しています。

 

大学生としての私はあと半年の命です。あと半年くらいは気張って頑張ろうと思っています。今から大谷翔平にはなれないですが、彼の活躍を見て努力することは自分にもできます。

しんどいこともたくさんあると思いますが、世界で戦う選手たちに比べればなんてことないに違いありません。

 

小学生の頃、ほんの一瞬だけ夢見たプロ野球選手。彼らの尋常じゃない努力に比べれば、自分が対峙する悩みや壁は屁でもないと思いながら秋シーズンを完走します。

大谷翔平にもこのままシーズン最後まで突っ走って欲しいですね。

 

以上私のリレー日記です。

ありがとうございました。

 

次は、ゲレーロJr.と同い年の2年生岩下りょうにバトンを渡します。

怪我が多くて心配ですが、大谷目指して一緒に頑張ろう。

縄跳びの教え[ラグビー部リレー日記]

 written by 津田 遼大投稿日時:2021/02/22(月) 16:00

開成卒帰国子女の東大生である財木くんからバトンを受け取りました、新4年の津田です。彼とは紹介として書くことがあんまり思いつかない程度の仲です。是非ともオリジナリティを出していただき、紹介文が思いつくようになればいいなと思います。
 

財木くんからご紹介いただきましたように、僭越ながら今シーズンは主務を務めさせていただきます。100周年という節目の年に主務を務めることができ、非常に光栄に思います。皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

さて、先日BSテレビ東京『THE名門校』という番組に、我が母校である大阪府立北野高校が取り上げられておりました。この番組は全国の名門校と呼ばれる高校・中学を取り上げ、名門たる所以を紹介する番組です。

僕は取り上げられていることを知らずリアルタイムで視聴することはできなかったのですが、母から連絡がありTVerで見逃し配信を視聴することができました。便利な時代です。

まず、視聴した感想として何だかすごい学校のように扱われていたために少し笑けてしまいました。特に笑ってしまった点は、授業の内容やすごい生徒であるとか、いわゆる名門校の多くが持つ特徴ではなく、「縄跳び」が大きく取り扱われていたことです。
 

北野高校の伝統とされる縄跳び。

北野高校の縄跳びは、市販で売っているようなプラスチックの縄跳びではなく、文字通りの本物の「縄」を跳びます。持ち手などあるはずもなく、裸の縄を一本手渡され二重跳びを強いられます。

1年生は前二重跳び20回、後二重跳び10回を、2年生3年生は各50回、20回を跳ぶ必要があります。体育の授業中に強面の体育教師の前でテストに合格しなければ、補講が課されるのです。補講といっても少し居残りをして練習をするとかそんな甘いものではなく、昼休みはもちろん学年が上がる春休み中も合格するまで続きます。3年生に至っては受験直前の12月ごろまで補講が続きます。

 

理不尽なのです。

縄跳びと言ったって得手不得手があるし、跳べない人はどう頑張っても飛べないということも往々にしてあります。幸いにも僕は早々とクリアできたので、補講を受けることはありませんでしたが春休みに縄跳びのためだけに登校している人をみるのは非常にかわいそうでした。

番組内でインタビューを受けていた体育教師の西田先生(剣道部の顧問、普段は陽気なおばさん)は、「意味のないようなことでも頑張ること、やりきることが大事」みたいなことを言っていました。このインタビューの映像の瞬間が一番笑ってしまいました。「意味ない言うてもうてるやん!!」とテレビに突っ込んでしまいました。

縄跳びができたところで得られるものはないことは生徒全員がわかっていますし、なぜ縄跳びができなければ卒業できないとまで言われるのか腑に落ちて納得してる生徒はいないと踏んでいます。先生は「北野の伝統だ」と主張しますが、高校生当時の僕は「クソ喰らえ」と思っていました。

 

しかし、大学生になり東大ラグビー部の一員となった今、テレビに映る縄跳びを跳ぶ後輩たちを見て少し印象が変わりました。

「どんなことでもやりきること」

番組の中でも強調されていた北野高校の精神ですが、これが今となっては非常に重要なことなのだと感じます。

ラグビーの練習やトレーニングにしても、1日1日を全力でやりきる、目標のためにできること全てやりきる、言葉でいうのは簡単ですが非常に難しいことだと思います。どんな些細なことでも、日常の一瞬一瞬を大事にできる、全力で取り組める人間が強いことは、これまでの東大ラグビー部の先輩方が証明してくれていると思います。そして、それが今このチームに求められていることなのだと思います。
そうしなければ東大ラグビー部は飛躍できない。
チームの一員として、最高学年として、主務として、このチームに全力を注げる時間は僕にはあと1年しかありません。いや、幸いあと1年もあります。正直なところこれまでの3年間全て全力でやってきた、とは自信を持って言えません。
だからこそ、4年間やり切った、と胸を張って言えるようにこの1年くらいは全力で取り組みます。

 

縄跳びのように合格する基準があるものではありません。補講もありません。

「東大ラグビー部での活動を全力でやりきること」

これが今の僕に課されている最大の課題です。

縄跳びを乗り越えた一人の北野高校OBとして全力でやり切りたいと思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

次は、東大ラグビー部会報委員のエース、新3年の岩下大斗にバトンを回します。

髪型はずっと坊主のくせに服装はお洒落にしてきます。なんやねん。

保険[ラグビー部リレー日記]

 written by 津田 遼大投稿日時:2020/08/17(月) 22:07

とにかくデカい笹俣からバトンを受けました3年生の津田です。彼は駒場8年生といいつつ、まだ大学1年生なので安心できません。

 

先週から50人単位での練習が認められ、本格的に練習が再開しました。練習の再開に向けて尽力してくださった青山先生、先輩方ならびに関係者の皆様に感謝申し上げます。

私もチームに恩返しができるよう精進していきたいと思います。施されたら施し返す、恩返しです。

                               
 

さて、最近の部員のリレー日記を見てみると日々の生活からの気づきであったり、東大ラグビー部にいる意味であったり内容は様々ですが、贔屓目なしにみんな賢いなぁとつくづく思います。僕はというと、非常に暗い内容の日記をこれまで書き続けてきました。読み返してみるとやはり誰も興味のないようなくだらない内容の日記でした。

僕は慎むことを美学として感じている節があります。みんながリレー日記に書いているような真面目で崇高な考え、というのは人に見せるべきものではないと感じてしまうのです。試験の前に本当はすごく勉強したのに、勉強してないと言うようなやつです。一見チャランポランだけど本当はちゃんとしたやつ、みたいなのがいいと思っているやつです。

 

かっこ悪いなぁ。と思います。

 

慎むことが美学、なんてかっこよく言いましたが、単に見栄っ張りのクソダサいやつです。自分に自信がないから、恥をかきたくないから、自分自身に保険をかけて生きているだけです。そんなやつが社会で活躍できるわけがありません。自分をさらけ出して、チャレンジできない人間はこれからの時代に必要とされないでしょう。


 

だから、僕は変わります。


 

とか言ってみても月並みですし多分無理です。そもそもこんなことをここに書いていること自体が、自分はこうだから仕方ないって保険をかけているようなものです。

でも本当に変わるために、小さなことから始めたいと思います。残りのシーズンでは「自分が思ったこと感じたことをはっきり人に伝える」ことを目標にしたいと思います。初歩的なことですがこれが一番難しいと思います。部員の皆さんは僕が何か言いたそうにしていたら聞いてあげてください。(←保険)

 

以上、津田のリレー日記でした。またくだらない内容でした。誰が興味あんねん!

 

次回はとにかくいいやつの五島くんにバトンを回します。彼はなにかと問題になりがちですがいいやつです。
安心してください。次回は面白いリレー日記ですよ。

ふんどしの締め直し[ラグビー部リレー日記]

 written by 津田 遼大投稿日時:2020/03/04(水) 20:42

筋骨隆々、物怖じしない性格を武器に活躍する後藤達哉くんからバトンを受けました津田です。どちらも僕にはないものなので憧れています。

 

昨年の春、『絶念』という記事を書きましたが今年もその時期を迎えようとしています。

 

新たにコーチを迎え、新しい練習、考え方などが導入され新鮮な刺激が得られる日々ですが、やはり自分の力不足を感じます。自分が下手なことは仕方がありませんが、昨年と違うのは後輩がたくさんいることです。昨年から試合に出続けてるチームの主力である後輩はもちろん、同じ未経験者の後輩たちも皆自分にはできないようなプレーを見せてくれるし、加えて同期の皆は既にチームに欠かせない戦力となっているのを見て、自分ももっと努力をする必要があることをいつも痛感します。下手なことを嘆いても仕方ないのでその分努力しようと思ってやってきたつもりでしたが、やはりまだ努力が足りないのでしょう。今年度は自分が上級生となるわけですが、本当に恐ろしく感じます。下級生に信頼されるような選手になれるのか、これからの自分の努力が試されていると思います。

 

昨年の記事にはこれから入ってくる新入生に刺激をもらって頑張ろうと言うような内容の記事を書きましたが、今年こそは本当に気持ちを入れ替えて練習に取り組みたいと思います。

 

毎回、ネガティヴな内容を重ねてしまい申し訳ありません。

 

次は、入部してきたときとは別人に感じるほど成長を遂げている河内にバトンを回します。彼も僕のライバルです。

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