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あと1週間[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2013/12/16(月) 11:07
志水からバトンを受け取りました4年安井です。
東大ラグビー部でプレーできるのも残り1週間となりました。10年以上続けてきたラグビーですが、ここまで本気で打ち込めるのも(おそらく)あと1週間。
私は小学生の時、登校班の班長に誘われなんとなくラグビースクールに入ってしまったのですが、そのスクールでラグビーのビデオを見て以来、日本代表のCTB朽木英次のパスに憧れるようになりました。彼のようなパスが放りたくてたくて、彼のような選手になりたくてパス練習を一生懸命続けていた記憶があります。その甲斐あってかパス技術は多少向上し、中学、高校のほとんどでSHとしてプレーすることができました。不思議です。
東京大学入学後も順調にSHとしてプレーしてきましたが、学生ラグビー最後のこの1年、ついにCTBとしてプレーするチャンスを得ることができました。CTBができると喜んでおりましたがそう簡単にうまくいくはずもなく、始めてから1年近くたった今も苦心惨憺しながらCTBのプレーを楽しんでおります。元来飲み込みが悪く、思い切りのよくない私にとって1年間という期間はCTBのプレーを会得するのにあまりに短くあっというまに感じました。3年の春にSOの誰かが怪我をしなければ実はもう1年CTBをプレーできたのかもしれない、などと思ったりもしますが、とにかく残された時間はあと1週間です。
これまでラグビーをしてきて、一時的にアンドリュー・ミラーやグレーガン、マット・ギタウに浮気したこともありましたが、残りの1週間は原点に戻り、朽木英次に、自分の理想とするCTB像に近づけるよう最後まであがいて思いきり楽しみたいと思います。
次は同期の加納にお願いします。
東大ラグビー部でプレーできるのも残り1週間となりました。10年以上続けてきたラグビーですが、ここまで本気で打ち込めるのも(おそらく)あと1週間。
私は小学生の時、登校班の班長に誘われなんとなくラグビースクールに入ってしまったのですが、そのスクールでラグビーのビデオを見て以来、日本代表のCTB朽木英次のパスに憧れるようになりました。彼のようなパスが放りたくてたくて、彼のような選手になりたくてパス練習を一生懸命続けていた記憶があります。その甲斐あってかパス技術は多少向上し、中学、高校のほとんどでSHとしてプレーすることができました。不思議です。
東京大学入学後も順調にSHとしてプレーしてきましたが、学生ラグビー最後のこの1年、ついにCTBとしてプレーするチャンスを得ることができました。CTBができると喜んでおりましたがそう簡単にうまくいくはずもなく、始めてから1年近くたった今も苦心惨憺しながらCTBのプレーを楽しんでおります。元来飲み込みが悪く、思い切りのよくない私にとって1年間という期間はCTBのプレーを会得するのにあまりに短くあっというまに感じました。3年の春にSOの誰かが怪我をしなければ実はもう1年CTBをプレーできたのかもしれない、などと思ったりもしますが、とにかく残された時間はあと1週間です。
これまでラグビーをしてきて、一時的にアンドリュー・ミラーやグレーガン、マット・ギタウに浮気したこともありましたが、残りの1週間は原点に戻り、朽木英次に、自分の理想とするCTB像に近づけるよう最後まであがいて思いきり楽しみたいと思います。
次は同期の加納にお願いします。
今シーズンを振り返って[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2013/12/12(木) 14:54
同期の山本からバトンを受け取りました2年の志水です。仕事ができるとの紹介をしていただきましたが、なにも特別なことをしているわけではないので心苦しい限りです。また、リレー日記の冒頭の書き出しを何にしようかとしばらく悩んでしまう自分としては、今年の流行語大賞にも選ばれたあまちゃんの話題を巧みに引き出す彼の文章力にあやかりたいものです。
さて、早速ですが私も今シーズンを振り返ってみたいと思います。今シーズンの自分はプレーヤーとしてはまったくといっていいほど何もしていません。新シーズンが始まってすぐに昨シーズンから違和感のあった膝を負傷し、その後は復帰と離脱を繰り返していました。このままではいつまでたっても治らないと思い、夏合宿以降はようやくリハビリに徹するようになりましたが、思うようには良くならず気がつけばもうすぐシーズンが終わろうとしています。調べてみたところ、最後に試合に出たのは7月6日の筑波医戦で半年も前のことでした。中学・高校時代もラグビーはずっとしてきましたが、一週間以上練習に参加できないような怪我をしたことは一度もなかった自分にとって、今シーズンは苦痛でしかありませんでした。しかし、幸運なことに仲間に恵まれなんとか今でもモチベーションを保つことができています。特にトレーナーの印牧さんは平日・休日を問わず練習に来てはその時の自分に必要な指示をし、またある時は一時間以上マンツーマンで対応していただいたこともあり、本当に感謝しています。そして、その甲斐あってついに今週末の部内マッチに出場できることになりました。とはいってもまだ全快な訳ではなく、25分1本というのが今の自分には限界ですが、それでも半年ぶりに試合に出れるということが嬉しくて仕方ありません。また、自分にとってこの試合の目的はあくまで「現状確認」なのですが、チームとしてはセレクションマッチという位置づけでもあるので可能な限りアピールをして、あわよくば京大戦にも出場して最後くらいはいい形でシーズンを締めくくりたいと思います(そのために無理をしてしまっては意味がありませんが...)。そして来シーズン、さらには来々シーズンまで怪我することなく、飛ぶ鳥を落とす勢いで突っ走りたいと思います。
ということで、次は(かなり無理矢理な気も致しますが)無類の鳥好きで有名な今年度BKリーダーを務められた安井智哉さんにお願いしたいと思います。
最後までご愛読いただきありがとうございました。
2年 志水正親
さて、早速ですが私も今シーズンを振り返ってみたいと思います。今シーズンの自分はプレーヤーとしてはまったくといっていいほど何もしていません。新シーズンが始まってすぐに昨シーズンから違和感のあった膝を負傷し、その後は復帰と離脱を繰り返していました。このままではいつまでたっても治らないと思い、夏合宿以降はようやくリハビリに徹するようになりましたが、思うようには良くならず気がつけばもうすぐシーズンが終わろうとしています。調べてみたところ、最後に試合に出たのは7月6日の筑波医戦で半年も前のことでした。中学・高校時代もラグビーはずっとしてきましたが、一週間以上練習に参加できないような怪我をしたことは一度もなかった自分にとって、今シーズンは苦痛でしかありませんでした。しかし、幸運なことに仲間に恵まれなんとか今でもモチベーションを保つことができています。特にトレーナーの印牧さんは平日・休日を問わず練習に来てはその時の自分に必要な指示をし、またある時は一時間以上マンツーマンで対応していただいたこともあり、本当に感謝しています。そして、その甲斐あってついに今週末の部内マッチに出場できることになりました。とはいってもまだ全快な訳ではなく、25分1本というのが今の自分には限界ですが、それでも半年ぶりに試合に出れるということが嬉しくて仕方ありません。また、自分にとってこの試合の目的はあくまで「現状確認」なのですが、チームとしてはセレクションマッチという位置づけでもあるので可能な限りアピールをして、あわよくば京大戦にも出場して最後くらいはいい形でシーズンを締めくくりたいと思います(そのために無理をしてしまっては意味がありませんが...)。そして来シーズン、さらには来々シーズンまで怪我することなく、飛ぶ鳥を落とす勢いで突っ走りたいと思います。
ということで、次は(かなり無理矢理な気も致しますが)無類の鳥好きで有名な今年度BKリーダーを務められた安井智哉さんにお願いしたいと思います。
最後までご愛読いただきありがとうございました。
2年 志水正親
京大戦を前にして[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2013/12/11(水) 01:51
同じフロントローで、さらに文科1・2類12組の後輩でもある前田からバトンを受け取りました、2年の山本です。余談ですがこのクラスは3年に川本さん、2年に僕と木下、1年に前田と、今のところ3世代連続でラグビー部員がいます。来年の入学生も引き込んで四世代揃うと面白いなあ、などと密かに思ったりしています。
さて、今年流行った某連続テレビ小説中で「暦の上ではディセンバー」という曲もあったりしましたが、2013年も12月となり、残すところ20日余りとなりました。テレビなどを観ていると今年一年の総括のような内容が多くなり、年の瀬が近いんだなあということを実感します。東大ラグビー部としても、先日名古屋大学との定期戦に勝利し、いよいよ公式戦は23日の京大戦を残すのみとなりました。そんな時期にリレー日記が回ってきたということで、去年の京大戦以降の自分自身の一年を振り返ってみようかなと思います。
去年の京大戦の記憶は今でも鮮明に思い出すことができます。対抗戦で思うような結果を残すことができなかった昨シーズン。僕自身もフィットネスでは周りについていくことができず、プロップの仕事場でもあるスクラムもまともに組むことができず、正直毎日の練習がイヤで仕方ありませんでした。特にスクラムに関しては、全く前に出ることが出来ずメチャクチャに圧倒されるか、あるいは相手と組み合う前に地面に落っこちていくばかりで、もうただただ恐怖でしかありませんでした。何をどう直せばよいのかもなかなか分からず、正直このまま続けていけるのか不安を感じずにはいられませんでした。
そんな中で京大戦のA戦に勝利したことは、自分に大きな感動をもたらしました。互いにこれが最後という気持ちでぶつかり合う死闘。一つ一つのコンタクトから起こる音が明らかに普段とは違っていました。そして、前半苦しい展開になりながらも掴んだ勝利。対抗戦とは違い、勝利が良い順位などにつながるわけではない分、純粋に一つの勝利そのものの感動を知ることができたのだと思います。そしてそれは、今まで僕が経験したことがないほど大きなものでした。
ただその一方、B戦で勝てなかった悔しさも同時に忘れられないものでした。当時の4年生が何人も出ている中で最後の試合を勝利で飾れなかったこと。自分自身については同期の未経験入部組も試合に出ている中でメンバー入りできなかったこと。その悔しさを来年は絶対に晴らしたい。自分もあの公式戦ジャージを着て、ノーサイドの瞬間に歓喜の輪の中心にいたい。そんな思いを、京大戦を機により一層強く持つようになりました。
そして迎えた2013年。前の年の自分には想像もできなかったことばかりの一年間でした。「いつでもスイカの1番で出る準備をしてほしい」と言われて、とにかくスクラムに必死だった一方、ストラクチャーの動きを知ってアタックの楽しさを知ることが出来た春。初めてBの公式戦に出て、しかもトライまで取ることができた東北大戦。そのわずか二週間後、初スイカの試合で1番として先発出場した防衛大戦。さらには昨年の対抗戦Aグループで優勝した明治大学との定期戦にもスタメンで出たこと。春シーズンはさらに九州大戦にもスイカの1番を頂きました。どの試合も、試合前の一週間はとにかくビビりっぱなしで迷惑もかけっぱなしでしたが、色々な方に応援していただけたことが励みとなり、何とか闘うことができました。
生き地獄のようだった夏合宿を経て迎えた対抗戦。僕自身は毎回リザーブとしてスイカジャージを頂きました。実際に試合に出る機会こそなかったものの、プレーヤーとして対抗戦に臨む緊張感を、毎回痛いほど感じることができました。結果としては、入れ替え戦にも届かないという悔しいものとなってしまいましたが、自分にとっては非常に貴重な経験をさせてもらえたと思います。
振り返ってみるとこの一年間は本当に中身の濃い一年でした。そしてこの一年でラグビーのことを大分好きになれたと思います。これはひとえに、スクラムの組み方を丁寧に教えてくださった梶川さん、加納さん、ラグビーに関する様々な知識やスキルをアドバイスしてくださり、試合のチャンスを与えてくださった白石さん、川島さんを始めとする今の4年生の方々のおかげです。心から感謝すると同時に、残りのわずかな時間で学べることは全て吸収していきたいと思います。
そして今年もまた京大戦の季節となりました。2年の僕にとってはこの京大戦がちょうど学生生活の折り返し地点にもなります。自分を大きく変えさせてくれた4年生の方々への感謝の意を込めて、また今の1年生に去年の僕が味わった感動を与えられるよう、この二年間の集大成として今の自分の全てをぶつけていきます。共にプレーできる最後の時間を大切に、そして楽しみながら、A・Bとも勝って気持ちよく4年生を送り出したいと思います。
長々とお付き合い下さりありがとうございました。
次は2年で一番仕事が出来る男、志水にバトンを回したいと思います。
さて、今年流行った某連続テレビ小説中で「暦の上ではディセンバー」という曲もあったりしましたが、2013年も12月となり、残すところ20日余りとなりました。テレビなどを観ていると今年一年の総括のような内容が多くなり、年の瀬が近いんだなあということを実感します。東大ラグビー部としても、先日名古屋大学との定期戦に勝利し、いよいよ公式戦は23日の京大戦を残すのみとなりました。そんな時期にリレー日記が回ってきたということで、去年の京大戦以降の自分自身の一年を振り返ってみようかなと思います。
去年の京大戦の記憶は今でも鮮明に思い出すことができます。対抗戦で思うような結果を残すことができなかった昨シーズン。僕自身もフィットネスでは周りについていくことができず、プロップの仕事場でもあるスクラムもまともに組むことができず、正直毎日の練習がイヤで仕方ありませんでした。特にスクラムに関しては、全く前に出ることが出来ずメチャクチャに圧倒されるか、あるいは相手と組み合う前に地面に落っこちていくばかりで、もうただただ恐怖でしかありませんでした。何をどう直せばよいのかもなかなか分からず、正直このまま続けていけるのか不安を感じずにはいられませんでした。
そんな中で京大戦のA戦に勝利したことは、自分に大きな感動をもたらしました。互いにこれが最後という気持ちでぶつかり合う死闘。一つ一つのコンタクトから起こる音が明らかに普段とは違っていました。そして、前半苦しい展開になりながらも掴んだ勝利。対抗戦とは違い、勝利が良い順位などにつながるわけではない分、純粋に一つの勝利そのものの感動を知ることができたのだと思います。そしてそれは、今まで僕が経験したことがないほど大きなものでした。
ただその一方、B戦で勝てなかった悔しさも同時に忘れられないものでした。当時の4年生が何人も出ている中で最後の試合を勝利で飾れなかったこと。自分自身については同期の未経験入部組も試合に出ている中でメンバー入りできなかったこと。その悔しさを来年は絶対に晴らしたい。自分もあの公式戦ジャージを着て、ノーサイドの瞬間に歓喜の輪の中心にいたい。そんな思いを、京大戦を機により一層強く持つようになりました。
そして迎えた2013年。前の年の自分には想像もできなかったことばかりの一年間でした。「いつでもスイカの1番で出る準備をしてほしい」と言われて、とにかくスクラムに必死だった一方、ストラクチャーの動きを知ってアタックの楽しさを知ることが出来た春。初めてBの公式戦に出て、しかもトライまで取ることができた東北大戦。そのわずか二週間後、初スイカの試合で1番として先発出場した防衛大戦。さらには昨年の対抗戦Aグループで優勝した明治大学との定期戦にもスタメンで出たこと。春シーズンはさらに九州大戦にもスイカの1番を頂きました。どの試合も、試合前の一週間はとにかくビビりっぱなしで迷惑もかけっぱなしでしたが、色々な方に応援していただけたことが励みとなり、何とか闘うことができました。
生き地獄のようだった夏合宿を経て迎えた対抗戦。僕自身は毎回リザーブとしてスイカジャージを頂きました。実際に試合に出る機会こそなかったものの、プレーヤーとして対抗戦に臨む緊張感を、毎回痛いほど感じることができました。結果としては、入れ替え戦にも届かないという悔しいものとなってしまいましたが、自分にとっては非常に貴重な経験をさせてもらえたと思います。
振り返ってみるとこの一年間は本当に中身の濃い一年でした。そしてこの一年でラグビーのことを大分好きになれたと思います。これはひとえに、スクラムの組み方を丁寧に教えてくださった梶川さん、加納さん、ラグビーに関する様々な知識やスキルをアドバイスしてくださり、試合のチャンスを与えてくださった白石さん、川島さんを始めとする今の4年生の方々のおかげです。心から感謝すると同時に、残りのわずかな時間で学べることは全て吸収していきたいと思います。
そして今年もまた京大戦の季節となりました。2年の僕にとってはこの京大戦がちょうど学生生活の折り返し地点にもなります。自分を大きく変えさせてくれた4年生の方々への感謝の意を込めて、また今の1年生に去年の僕が味わった感動を与えられるよう、この二年間の集大成として今の自分の全てをぶつけていきます。共にプレーできる最後の時間を大切に、そして楽しみながら、A・Bとも勝って気持ちよく4年生を送り出したいと思います。
長々とお付き合い下さりありがとうございました。
次は2年で一番仕事が出来る男、志水にバトンを回したいと思います。
悔しいことばかりでも[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2013/12/08(日) 23:12
こんにちは。一年の宇野からバトンを受け取った、同じ一年の前田です。宇野はただ一人の同郷の部員でありますが、来年こそは愛媛ないし四国出身の部員を増やして、勢力を拡大したいものです。
私がラグビーと出会ったのは高校一年の四月。それまで運動経験もなく、また学業面や人間関係でもうまくいっていない時期が続いており、何か始めなければ、と思いラグビー部の扉を叩きました。
入部して半年ほど経った九月、人生初のラグビーの試合に1番PRとして出場しました。トイメンは180cm、120kgは優にあろうかという巨漢の選手で、何度もスクラムでつぶされた挙句スタミナ切れで途中退場しました。悔しくて、その後の練習に必死に取り組んだことを覚えています。
時は流れ、高校二年の二月。高校最後の試合である、セブンス大会に出場しました。ラスト一分、それまでミスを繰り返し、チームの足を引っ張っていた私の目の前にボールが転がってきました。キャッチし、無心で前に駆け出しました。目の前には誰もいませんでした。60mほど走ったでしょうか、これが人生初のトライでした。
今年。振り返ってみれば情けない限りです。六月の防衛大戦で膝を怪我し、九月には蜂窩織炎で入院するなど、まともに練習できていた期間は短いものでした。まだスクラムの形もできず、さまざまなプレーに対しての苦手意識は克服できていません。それでもあの頃と同じ気持ちで、腐らずひたすら前へ、進むしかありません。高校の時のようにひたむきにラグビーに向かい続けるならば、よりよいプレーヤーに、そして結果としてよりよいチームになることができると信じています。
先日の入れ替え戦。遠くない未来に、この場に立たねばならぬ、と強く感じました。そして、それは決して不可能なんかではない、とも。
つぎは、プレイヤーとしても人間としても尊敬する、フロントローの先輩の山本さんにお願いします。
私がラグビーと出会ったのは高校一年の四月。それまで運動経験もなく、また学業面や人間関係でもうまくいっていない時期が続いており、何か始めなければ、と思いラグビー部の扉を叩きました。
入部して半年ほど経った九月、人生初のラグビーの試合に1番PRとして出場しました。トイメンは180cm、120kgは優にあろうかという巨漢の選手で、何度もスクラムでつぶされた挙句スタミナ切れで途中退場しました。悔しくて、その後の練習に必死に取り組んだことを覚えています。
時は流れ、高校二年の二月。高校最後の試合である、セブンス大会に出場しました。ラスト一分、それまでミスを繰り返し、チームの足を引っ張っていた私の目の前にボールが転がってきました。キャッチし、無心で前に駆け出しました。目の前には誰もいませんでした。60mほど走ったでしょうか、これが人生初のトライでした。
今年。振り返ってみれば情けない限りです。六月の防衛大戦で膝を怪我し、九月には蜂窩織炎で入院するなど、まともに練習できていた期間は短いものでした。まだスクラムの形もできず、さまざまなプレーに対しての苦手意識は克服できていません。それでもあの頃と同じ気持ちで、腐らずひたすら前へ、進むしかありません。高校の時のようにひたむきにラグビーに向かい続けるならば、よりよいプレーヤーに、そして結果としてよりよいチームになることができると信じています。
先日の入れ替え戦。遠くない未来に、この場に立たねばならぬ、と強く感じました。そして、それは決して不可能なんかではない、とも。
つぎは、プレイヤーとしても人間としても尊敬する、フロントローの先輩の山本さんにお願いします。
これまでとこれから[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2013/12/06(金) 22:23
こんにちは。一年のスピードスター近藤君からバトンを受け取りました、同じく一年の宇野です。
秋のテストマッチも残すところ香港対ベルギーのみとなり、2013年の終わりを身近に感じる今日この頃です。しかし時の流れとは速いようで遅いもので、矢のように過ぎたと思っても私はまだまだ一年生。ラグビー人生もまだ三年目の未熟者です(私がラグビーをしていた愛光学園は高校二年で引退だったので)。世の中にはセルジール・ピーターセンのように同い年でスーパーラグビーに出る人もいるというのに。そんな私も一応は経験者として東京大学ラグビー部に入ったのですが、経験者らしいところはスクリューパスが投げられるぐらいで試合経験はほとんどなく、公式戦は7人制しか出たことがありませんでした。それでも一年生試合で二度ゲームキャプテンをさせてもらって15人でするラグビーの魅力を感じ、6,7月にはB戦にも何度か出させてもらって勝利の喜びを味わうこともできました。しかしその後、高校三年のときに骨折して足首に入れていた金属を抜くために入院し、8月は運動ができず、9月もグラウンドに出ることができませんでした。そこで9月中はひたすら筋トレだけをしていたのですが、それが功を奏し、10月に復帰したときに相手が軽く感じ、自分のパワーが上がっていることを実感しました。しかしテクニックは当然上達しているはずがなく、パスの精度も質もいまいちのままでした。
現在では復帰当初より多少はパスも上達したかと思いますが、8,9月にしっかり練習できていたらと思うと高校三年のときに怪我したことが悔やまれます(怪我の原因はソフトボール)。しかし悔やんだところでどうにもなりません。私にできるのはこれからとにかく強くなるために考え、行動することだけです。まずは残り二週間の練習と冬オフの間に力をつけ、二年生になってA戦に出るという目標を達成するべく頑張ります。その後は少しでもチームに貢献できるよう強さを追い求め、大学の四年間で一歩でも尊敬するマット・ドーソンやバイロン・キャラハーに近づけるよう精進していこうと思います。
次のリレー日記は私の高校からのラグビー仲間であるマエケンこと前田君にお願いします。
秋のテストマッチも残すところ香港対ベルギーのみとなり、2013年の終わりを身近に感じる今日この頃です。しかし時の流れとは速いようで遅いもので、矢のように過ぎたと思っても私はまだまだ一年生。ラグビー人生もまだ三年目の未熟者です(私がラグビーをしていた愛光学園は高校二年で引退だったので)。世の中にはセルジール・ピーターセンのように同い年でスーパーラグビーに出る人もいるというのに。そんな私も一応は経験者として東京大学ラグビー部に入ったのですが、経験者らしいところはスクリューパスが投げられるぐらいで試合経験はほとんどなく、公式戦は7人制しか出たことがありませんでした。それでも一年生試合で二度ゲームキャプテンをさせてもらって15人でするラグビーの魅力を感じ、6,7月にはB戦にも何度か出させてもらって勝利の喜びを味わうこともできました。しかしその後、高校三年のときに骨折して足首に入れていた金属を抜くために入院し、8月は運動ができず、9月もグラウンドに出ることができませんでした。そこで9月中はひたすら筋トレだけをしていたのですが、それが功を奏し、10月に復帰したときに相手が軽く感じ、自分のパワーが上がっていることを実感しました。しかしテクニックは当然上達しているはずがなく、パスの精度も質もいまいちのままでした。
現在では復帰当初より多少はパスも上達したかと思いますが、8,9月にしっかり練習できていたらと思うと高校三年のときに怪我したことが悔やまれます(怪我の原因はソフトボール)。しかし悔やんだところでどうにもなりません。私にできるのはこれからとにかく強くなるために考え、行動することだけです。まずは残り二週間の練習と冬オフの間に力をつけ、二年生になってA戦に出るという目標を達成するべく頑張ります。その後は少しでもチームに貢献できるよう強さを追い求め、大学の四年間で一歩でも尊敬するマット・ドーソンやバイロン・キャラハーに近づけるよう精進していこうと思います。
次のリレー日記は私の高校からのラグビー仲間であるマエケンこと前田君にお願いします。
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