ブログ 西久保 拓斗さんが書いた記事

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高い目標、高い壁[ラグビー部リレー日記]

 written by 西久保 拓斗投稿日時:2021/09/02(木) 11:11

ハードワーカーとして試合でスタメンを張り続ける内藤さんからバトンを受け取りました西久保です。間もなく始まる対抗戦では一緒にスイカを着てプレーしたいです。



対抗戦も近づいていますが、その前に今週末には1年生試合が組まれる予定です。初めての対外試合となる同期や1年生の大活躍を期待しています。大学で3試合しか出れていない僕が言うのもおこがましいのですが、試合でいいプレーをした瞬間がやはり1番興奮するし、見てる側も1番心揺さぶられるものだと思います。頑張って下さい。



先日、1年生の学年MTGで目標設定が行われたようです。学年としては4年生での対抗戦A勝利を目標に掲げているということでした。正直高い目標だと思います。ですが、1年生それぞれの挙げた行動指針を見ていると、目標達成のための並々ならぬ覚悟が感じられ、決して高すぎる目標ではないと思いました。



東大は2002年にBグループに降格してから一度も入替戦出場すらしていません。毎年毎年、入替戦出場の目標を掲げながらも、その目標が達成できない状態が続いているのは、決して環境が悪い訳でもなければ、部員の頑張りが足りなかった訳でもないと思います。



グラウンドに立つ以上は「東大生だから…」という言い訳は一切捨てて、ラグビーのパフォーマンスで勝負しなければならない、という話を以前深津さんがおっしゃっていました。今、僕たちに求められているのは、東大はこんなもんでいいや、とするのではなく、対抗戦Bの上位校、さらには対抗戦Aのチームを常日頃から意識してプレーする姿勢だと思います。



1年生の目標達成のためには、少なくとも僕らの代までには対抗戦Aに昇格しなければなりません。となると、今年の入替戦出場もノルマであると考えるべきかもしれません。必死で頑張っている後輩達の目標のためにも、まずは今年で結果を出すことこそが僕たちのMISSIONであると思います。



こんな偉そうなことを面と向かって言えないような人間なので、ここで書き連ねました。リレー日記様様です。



次は期待の長身SOの1年生礒崎にバトンを渡します。昨日部室で変なラグビーゲームをやっているのを見ましたが、あのゲームのように相手のディフェンスの穴を華麗に抜いていくようなランを今週末楽しみにしてます。

イージーミスが怖い[ラグビー部リレー日記]

 written by 西久保 拓斗投稿日時:2021/04/20(火) 13:27

2年生のパス練に長時間付き合ってくださる優しい國枝さんからバトンをもらいました西久保です。僕も新入生が困っている時に手を差し伸ばすことのできる先輩になりたいです。



 



國枝さんのおっしゃるように、自主性は練習において極めて重要な要素であります。自分たちのチームなのだから、自分たちで目標を立て、行動を起こし、その責任を負う。このことは部員全員で共有されていると思いますし、まだここにレベルアップの余地があると思います。僕は、誰かが行動を起こしてくれるのを待ってしまうことが多いので、2年生だからといって遠慮することのないように気をつけようと思います。そしてもう一つ、僕が解決しなければならない課題があります。



 



 



練習にはミスが付き物です。練習中にミスしないといった芸当はオールブラックスでも不可能でしょう。ミスというと悪いイメージを持つかもしれませんが、ミスをすることで自分の弱み、チームの弱みというものを知ることができ、そこに修正を細かく付け加えることで、プレーの質を上げることができると思います。



 



もちろんミスそのものが大事なのではありません。ノックオンをする度にみんなに祝福されたところで、ラグビーはうまくならないでしょう。犬がお手を覚えるのと同じ原理で、逆にノックオンする癖がついてしまうと思います。一つ一つのミスに真摯に向き合い、反省し、その原因・解決策を頭で考えることが大事なのだろうと思います。



 



個人的な考えでは、ミスは2種類に分けることができます。判断ミスとイージーミスです。



 



判断ミスとは外展開すべき場面でキックを選択したり、立つべきディフェンスの人数が合っていない、などといったことです。これらは比較的簡単に練習中に修正することができます。言うならば、テンプレ化すればいいのです。相手がこうきたらこうする、といった判断を機械学習的に行えば、判断ミスは着実に減っていくでしょう。



 



タイトルからお察しの通り、タチが悪いのがイージーミスです。僕の中ではキャッチミスやパスミス、キックミスやタックルミスのことを指します。これは相手がどうこうではなく、自分のスキルの問題なのですが、本当にタチが悪いです。このようなミスは判断ミスと違ってチームの士気を大幅に下げます。自陣からチームメイトが体を張り続けて繋いできたボールをゴールライン直前でノックオンしたらもうおしまいです。タチが悪いです。イージーミス一回くらいなら大目に見てもらえますが、同じミスの連続は許されるべきものではありません。そういうプレッシャーを感じてしまうとなおさらイージーミスをします。タチの悪循環です。ミスの原因を見つけ、それを練習中に修正することも難しいです。イージーなプレーは、たとえそれが間違ったやり方だったとしてもすでに体に染み付いてしまっているからです。アフターで何度も練習して、ある程度修正できたとしても、寝て起きたらまた忘れてるので、次の練習のビフォーでまた修正して、と、それを何回も繰り返し改善していかなければなりません。とてつもなく長い道のりです。頑固なタチの悪さ。



 



どうせ大学生にもなって、こんなイージーミスに頭を抱えているくらいなら、幼い頃にもっとパスやキックの練習をしておけばよかった。1日5時間くらい。そもそも僕の中ではイージーミスではなくディフィカルトミスだ。「厄介な」という意味ではトラブルサムミス。略してトラミス。トラミス、ティラミス、、、



 



などと練習中考えているとまたイージーミスをします。タチが悪いです。いや、タチが悪いのは僕の集中力かもしれません。「イージーミスを恐れない」この課題を乗り越えるために毎回の練習で一つずつ何かを掴んでいきたいなと思います。



 



 



最後まで読んでくださりありがとうございました。



 



次は、いつもミスなき華麗なプレーをする玉代勢さんにバトンを渡します。以前、玉代勢さんにハンデとして10kgの重りを付けてもらって腕立て対決をしたのですが、普通に負けました。今度は20kgの重りを背負ってもらってリベンジマッチしたいです。

プロフィール[ラグビー部リレー日記]

 written by 西久保 拓斗投稿日時:2020/07/21(火) 12:49

田園ラグビースクールの先輩にあたる3年の垣内さんからバトンをもらいました、1年の西久保です。田園の時は、ADで何度か戦わせてもらい、その度にコテンパンにされた苦い記憶があります。垣内さんはじめ、東大ラグビー部の先輩方に追いつけるよう、精進していこうと思います。

皆さん初めまして!改めまして新1年の西久保拓斗です。昨今のコロナ騒動により、勧誘会は開催されず、全体練習も未だ実施できない状態ではありますが、先輩方のご厚意により、無事に入部することができました。現在はミーティングやスモブラに参加して、部の雰囲気に慣れつつあると思っています。そしてこの度はリレー日記を書かせて頂くということで、テンションが上がっています。というのも、元々東大を志望すると決めた時から、ラグビー部のホームページ、そしてリレー日記は時々拝見していたので、今まではただ「読む」立場だったのが今回は「書く」立場になったんだと実感しているからです。

ですがもちろん、そこにはある程度の責任が生じます。

先日、4年のやまけんさんに「西久保ってゴー☆ジャス好きなの?」と聞かれました。どうやら僕の名前でエゴサをかけると、好きな芸能人:ゴー☆ジャスと書かれているようです。もちろんゴー☆ジャスさんのネタは好きなのですが、ファンというほどでもなく、その当時なんとなくで書いてしまった情報がネット上に漂い続け、3年以上経った今でも影響力を持っているということを示しています。このようなネットの持つ特性を考慮すると、ネット上で情報発信する際に懸念しなければならない点とは、他人に誤解を与えないように気をつけながら、自分の考えや価値観を述べる必要がある、ということだと思います。

自分のプロフィールを書くときにもこのことは頭をよぎりました。「好きなタイプは?」という質問があったのです。もしこの質問を会話の途中にされた場合には、反射的に何かしらの条件を答えるでしょうが、ネット上ではその会話の流れ、コンテクストが存在しないので、自分の回答が、そのまま自分の性格を表すものとして多くの人に認知されてしまう局面となっています。「好きなタイプは?」という質問に対してどの答えが、自分のプロフィールを読んで下さる方に対して誤解を与えないか、そして、どれほど自分の理想の女性像を表せるか、その最適解を導き出そうと考えました。

しかし、考えても考えても、適切な答えは思いつきません。そもそも、好きという感情こそが先天的なものであるという考えを採用してしまえば、〇〇と××の条件を持った人がタイプです、といった主張は全て筋違いになってしまうかもしれません。また、綺麗事を言うようではありますが、人を好きになる基準を一意に決定することで、その観点でからしか人間を見ていないのだと、他の人に解釈されてしまうことは、自分にとっては不本意なことです。少し話はズレますが、英語の要約問題でも、並列された主張の適切なまとめ方は、高得点を狙うために重要な技術であり、ここで恣意的に主張の一つだけを切り取って具体的に説明しても、得点はあまり期待できない、ということは最近まで学んでいました。

こういったゴールの見えない考えを引き伸ばし続け、時間だけを無駄に費やしてしまいました。しかし、ここで裏を取って「嫌いなタイプは?」という質問に置き換えて考えると、答えは瞬く間に浮かんできました。それも自分の嫌いという感情とバッチリ適合し、ラグビー部員のプロフィールとしても相応しいような答えが。

そしてこの問いに対する最終的な答えに辿り着くまで、小1時間を費やし、見事自分のプロフィールは完成しました。このプロフィールは自問自答の繰り返しで出来た結晶だと思います。ぜひ読んでみてください。

さて、ここまで散々自分の恋愛観を垂れ流しましたが、所詮は彼女なし、中学高校6年間男子校だったこじらせ人間の小言です。誰か救ってくださる方がいれば幸いです。

次は垣内さんと同じく、スモブラでお世話になっている2年の財木さんにバトンを回します。財木さんも自分と同じ高校出身のはずですが、恋愛こじらせの雰囲気が全くないのが不思議な限りであります。

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2024年5月

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