ブログ 豊原 明香さんが書いた記事

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考えて動くこと[ラグビー部リレー日記]

 written by 豊原 明香投稿日時:2017/12/08(金) 22:00

研究室がとても忙しそうで一時期体調が心配でしたが、最近は元気にラグビーしている姿を見せてくれる佐々木からバトンを受けとりました、4年マネージャーの豊原です。

余談ですが、なかなか恥ずかしい紹介をされてしまい、彼氏(と私が呼ぶ人)に見られるのではとドキドキしています。



最後のリレー日記に何を書こうかとても迷いましたが、「もっとこうすればよかった」というようなことはたくさんありすぎてとても文章にできそうになかったので、代わりに、1番大切だと思っていることを書きます。



「考えて動くこと」

それは、とても当たり前で簡単なように思えるが、本当に難しい。毎日同じように準備・練習・片付けのサイクルを繰り返していると、だいたいのことは考えずともできるようになるし、良い意味でも悪い意味でも、省エネな仕事のやりかたが身に付く。けれどそれでは、マネージャーの仕事にやりがいを感じ続けることも、チームのレベルアップに貢献することもできないと思う。

たとえば、練習中。漫然と仕事をこなすだけなら全く難しいことはないが、前のメニューがいつ終わるのか察知して次のメニューで必要なものを迅速に用意したり、最も効率よく給水できる場所を考えたりすることで、練習メニュー間の無駄な時間を減らし、選手の集中力を切らすことなく密度の濃い練習をしてもらえると私は思っている。

あるいは、テーピング。足首ならおよそこう巻くというパターンはいくつか決まっているけれど、選手によって、ポジション、走り方、怪我の具合、足の骨格、好みは多種多様である。その人のベストパフォーマンスを引き出すためには、ただパターンを覚えるだけではだめで、それぞれのパターンの特性、テーピング1本1本の効果、筋肉や靭帯の配置や動き方、その選手の性格などを理解し、どうすれば選手が求めるものを提供できるのか考えることが必要だ

そんな些細なことにマネージャーが必死になったところで、試合の勝ち負けは結局変わらないかもしれない。けれど、日々妥協を重ねた結果が良いものになるはずはないし、一瞬一瞬に最善を尽くしてこそ、試合で勝ったときに、マネージャーとして自分がチームに貢献できた、という実感を抱くことができるのだと思う。

マネージャーは試合に出られないしやりがいを感じにくいのではないか、などと言われることがある。でも、外から見ているからこそ気づけること、考えられることがたくさんあると思うし、その気づき・思考はきっとチームを強くすると信じている。



最後になりましたが、ラグビーの素晴らしさを伝えてくれた選手の皆さん、たくさんのことを教えてくださったトレーナーさん、様々な形で支援してくださったOB・OGの方々、監督、コーチ、本当にありがとうございました。

3年の秋と4年の春、つらくて部活を辞めたいと思っていた私を励ましてくれた2人の同期にも、本当に感謝しています。

マネージャーの後輩は、最近ますます成長していく姿がとても頼もしいです。2年間、上で書いたようなことを偉そうに言ってきたけれど、今年、目標に全く届かなくて、ごめんなさい。来年、再来年、もっともっと強くなれるように頑張ってね。

それから、ラグビー部に入ると言ったときにはあまり良い顔をしていなかったけれど、暗い冬の朝に駅まで送ってくれたり菅平まで試合を観に来てくれたりした両親、いつも見守ってくれてありがとう。

面と向かっては照れてしまってなかなか言えませんが、本当に本当にたくさんの人に支えられてようやく続けることができた3年半だと思っています。あと2週間、すこしでも恩を返せるようにがんばります。



長くなってしまい申し訳ありません。

次は、1年生のときからずっと変わらない優しさと安心感をくれる平田に回したいと思います。

 

対抗戦[ラグビー部リレー日記]

 written by 豊原 明香投稿日時:2017/09/07(木) 09:00

深みのある良い声でグラウンドトレーニングを仕切る4年石川からバトンを受け取りました、同じく4年の豊原です。
いよいよ、対抗戦が始まります。
入部してから、あっという間に4回目の対抗戦シーズンを迎えました。初戦の日が近づくにつれ、過ぎた3年に思いを馳せることが少なからずあります。
 
1年生の時には、自分がマネージャーとして出来ることは限られていた上、申し訳ないことに対抗戦の重みもよく分かっていませんでした。ただ、チームスポーツ特有の一体感や勝ったときの喜びはしみじみと感じられ、このチームに貢献できるようになりたい、と強く思ったことは覚えています。
2年生の秋は、春からずっと、紆余曲折しながらもチームが作られていく様を肌で感じていて、尊敬する先輩の必死な姿を見て、自分には何ができるのかをひたすら考え続けていました。決まったことをするだけではなく視野を広げなくてはいけないと思い、メンタルコーチングの勉強をしたこともありました。結局それはあまり役立てることはできませんでしたが、色々なことに挑戦し自分が1番成長できた年だと思っています。
昨年は、マネージャーの最高学年になったため、「上に立つ」ということについて考えさせられるシーズンでした。考えても答えは出ないような無数の問題に直面し(未だ正解が分からないものがほとんどです)、同期と意見が対立することもしばしばありました。しかし、シーズンを通して議論を繰り返すうちに、同期1人1人の考え方や価値観がすこしずつわかってきて、対立がなければあり得なかったであろう、良い信頼関係を築くことができたと思います。率直に意見をぶつけ合えて、私が間違っているときは正してくれ、困っているときは力になってくれる、そんな同期がいることがとても嬉しいです。
 
いよいよ、対抗戦が始まります。困難な問題や辛い状況に直面することもおそらくありますが、去年より一段も二段も深まった同期との信頼関係と、活力に溢れた優秀な後輩たちの力を以てすれば、きっと良い結果を出せると思っています。最後のシーズン、1つも後悔が残らないように、フルスロットルで頑張ります!
 
拙文お読みいただきありがとうございました。次は、合宿あたりからユニークな本性を現しはじめた、かわいい1年生の寳島くんにお願いします。

就活[ラグビー部リレー日記]

 written by 豊原 明香投稿日時:2017/05/10(水) 22:00

なぜか雑用を頼まれがちな荒木からバトンを受け取りました、4年の豊原です。ちなみに彼はすこし面倒そうな顔をしつつもしっかり仕事をしてくれるのでとても頼りになります。

私事ですが、最近就職活動をしています。と、人に言うと、たいてい「大変だね、頑張って」と言われます。たしかに、朝練後すぐスーツに着替えて説明会に通ったり、何度も文章を推敲しながらエントリーシートを書いたりするのは大変です。しかし、総じて言うならば、私は就職活動が好きですし、楽しいと感じることも多くあります。
第1に、自分のしてきた経験を振り返ることができます。たとえば3年間の部活の中で、その時にはよく分からないままただ闇雲にがむしゃらに取り組んでいたことたちが、今になって考えてみると、根底に共通する想いがあったことに気づいたり、自分の選択が間違ってはいなかったと実感できたりするのは、今の私を勇気づけてくれます。
第2に、自分の世界を広げることができます。他の大学の人や企業の方など、今までの3年間では出会わなかったような、自分とはまったく異なる人生を歩んできた人の話を聞くと、思いもしなかったアイデアに出会えたり自分の考えの偏りに気づいたりします。それは、今後の部活だけでなく人生も豊かにしてくれると思っています。
長々と書いてしまいましたが、就職活動を通して何よりも思うのは、やっぱり私は部活が好きだということです。悩んだ時期もありましたし、残り7か月はこれまで以上に苦しいかもしれません。それでも、大好きなこの部に関われる時間を大切にして、フルスロットルで頑張りたいと思います。

拙文お読みいただきありがとうございました。次は、建築学科らしい細やかな感覚をもつ3年の芝村にお願いします。

オダマキ[ラグビー部リレー日記]

 written by 豊原 明香投稿日時:2016/10/08(土) 15:49

リレー日記ご覧の皆様こんにちは。
ラグビー副将としても学部先輩として尊敬しやまない津川さんからバトン受けとりました3年マネージャー豊原す。学期の目標取得単位は34です。

突然ですが、私は花言葉好きです
花言葉だけではなく、
言葉星言葉などそういったのものべて空想かきたてられるようなわくわくした気持ちになることができて好きなのですがその中でも特に花言葉大好きです。れは、植物学者だった祖父影響あるい園芸趣味としてい影響幼い頃から草花がとても身近存在であったからかもしれません。しかし自身はほとんどの花ポジティブな意味とネガティブな意味両方の花言葉をもっていという、そ二面性にこそこんなにも惹き付けられるのだ、と考えています。
そしてそれは、日々の生活であって同じだと思います人にありがとうと言ってもらえると嬉しい自分無力さを感じたら悲しい、何もかもうまく行かないよう気がして辛いでも好きなことしている時はやっぱり楽しい…ネガティブな時間があるからこそポジティブな時間を幸せと感じることができるはずで、その二面性は毎日をずっと魅力的にしてくれます

オダマキという植物
あります。初夏ごろに優美な花をける植物です。花言葉、「愚か者」「勝利の誓い」「必ず手に入れる」。
今年の春に
偶然読んでから、わたし心のいつもオダマ揺れています自分やっていることは無駄なのではない考えことも、自分愚かさ嫌気がさすこともありますがそういう辛い時間肥料だと思って支えてくださっている全ての試合での勝利約束するためそして夢を必ず現実して笑顔咲かせるため出来ることをひたむきにがむしゃらにやっていきたいです

拙文をお読みいただきありがとうございました。
次は、かっこいいタックルと可愛すぎる笑顔でできゅんとさせてくれる1年の中須に回したいと思います。

辞めない理由[ラグビー部リレー日記]

 written by 豊原 明香投稿日時:2016/04/14(木) 13:00

ユーモア溢れる発言と可愛い笑顔でいつも楽しい気分にさせてくれる同期の壇辻からバトンを受け取りました、3年の豊原明香です。


新チームが始動して2か月半。 私にとっては、とてもとても長い2か月半でした。
一昨年、昨年のように自分ができる仕事をひたすら頑張るだけではなく、マネージャーの最高学年として、広い視野で様々な問題に向き合わなくてはならず、何が正解か分からない問題も多くて、入部してから初めて、「部活を続けるのがつらい」と感じました。
きっと、今までの先輩方も同じような気持ちを経験されることがあったと思いますが、私たち後輩には一切それを見せることなくいつも優しく頼りになる存在でいてくださり、改めて先輩方の偉大さを痛感しています。

すこし話が逸れましたが、とても苦しかったこの2か月半、それでも部活を辞めたいと思ったことはありません。
その代わり、私の中で小さな変化がありました。 昨年まで私は、マネージャーの仕事の意義は、それが選手のためになっていること、という1点に尽きると思っていました。(もちろんそれは間違ってはいないし、選手のためにならない仕事をしても意味がありませんが。) しかし、今年になって、自分がマネージャーを続けていられる理由は、選手の役に立てるからというだけではなく、私自身の誇りを守るため、という部分が大きいのではないかと思うようになりました。
誇り、というと大袈裟かもしれませんが、選手が日々努力しているのを1番近くで見ているのは、私たちマネージャーだという自負があります。誰が最近すごく頑張っているとか、誰が最近元気がないとか、そんな小さな変化にも気づくことのできる距離で選手を支えられることを誇りに思っています。
時には、部活がなければもっと家族や友達と過ごすことができるのに、と思うこともあります。でも、自分が選んでやっている部活のことをそんな風に思いたくないし、どうせやるなら、他にできたかもしれないあらゆることより、マネージャーをやっていてよかったと思いたい。苦しいことから逃げたり手を抜いたりして後悔したくない。マネージャーという仕事を誇りに思いたい。
その気持ちこそが、私が、3年目にして初めて気づいた、部活を続けている理由、辞めない理由です。つらいことに直面したとき、辞めてしまえばもしかしたら楽になれるのかもしれないけれど、私にはそうは思えません。つらくても、悩みすぎて迷子になっても、続けていればいつか答えや何かしらの結果は出ると思うし、それが自分自身の大切な誇りを守ることに繋がると思います。

多くの人が、今年のチームスローガン“Challenge”について触れていますが、私の今年のChallengeは、何があっても自分の誇りを見失わないこと、です。


次は、最近怪我から完全に復帰して生き生きとしたプレーを見せてくれる2年の藤平にお願いします。
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