ブログ 河内 拓仁さんが書いた記事
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感情の財産[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2022/12/04(日) 19:00
確かに最近、彬君の家で観葉植物に囲まれながら漫画を読み非常にリラックスした時間を過ごさせてもらっており、悔しいですが負けを認めざるを得ません。
今年はS&Cセクションのリーダーとして色々任せっきりにしてすいませんでした。部活が終わったらまた一年生の時みたいに一緒にウエイト行きましょう。
中一の春に、ラグビー部に興味を持っていました。偶々地元の中学校にはラグビー部があったのですが、入学してどの部活に入ろうかという時に、小学校までやっていたサッカー部と、何となくやりたかったラグビー部とで迷いました。担任の先生がラグビー部の顧問で、よく「One for all, All for one」がどうのという話もしていたのでそれもあるかもしれません。一週間の体験入部期間があり、両方の部活を体験しようと思っていたのですが、何となく先にサッカー部の体験に行きました。すると先輩に丸め込まれそれから毎日通わされ、結局一度もラグビー部の体験に行くことなくサッカー部に入部してしまいました。グラウンドの反対側で泥まみれになりながら楽しそうに楕円球を追いかけている集団のことが若干気になりつつ、中学を卒業しました。
高校では部活にしばらく経って行かなくなってしまい、他に特に力を入れる活動があるわけでもなく単調な日々を送りました。このこともあり、大学に入学して様々なサークルの新歓を見ていると中学時代の充実した生活や部活を通してできた仲間との絆などが恋しくなり、運動部に入ることを考えました。ラグビー部の新歓パンフレットを読むとラグビー未経験で入部する人も多いとも書いてあり、中学の時は行けなかったラグビー部の体験に行ってみようと思いました。ラグビー場に着くと、意味がわからないくらいデカい人ばかりでした。先輩はともかく新入生も経験者や高校でバリバリ部活をしていた人が多く、高校でろくに運動していなかった自分がやっていくのは無理に思えました。しかし、ラグビーをやってみたかったのと、一見無理に思えるからこそ4年間努力してどこまでいけるのか試してみたい気持ちもあり、入部しました。
入部してすぐ、考えが甘かったことに気づきました。練習はキツくついていくのがやっとで、いつまで経っても先輩に追いつけない気がしました。自分の努力は甘く、もっと厳しい努力をしている人がいくらでもいました。身体にも限界が来て、夏の終わりには疲労骨折をしました。DLにいる間に他の同期はメキメキと力をつけ実戦経験を積み、自分は大きく遅れをとりました。試合でまともにタックルすることもできないまま1年生のシーズンが終わりました。2年生になりシニアとして上級生に混じって練習するようになると、実力不足を直に感じる日々が続きました。
口に出したことはないのですが、苦しい時にはいつも部の人たちに救われていました。毎日アドバイスをしてくれて、僕がいいプレーをすると他人事なのに喜んでくれる先輩方。お世辞でも自分のことを目標(通過点)だと言ってくれる後輩。そしていつも一緒に頑張ってきた同期達。皆さんのおかげで練習に出続けることができました。
3年生の春シーズンには初めてスイカを着ることができ、またチームの勝利に関わることができました。努力が少し実った気がして、それまでやってきてよかったと思いました。
4年生として迎えた今シーズン開始時、ロックからフロント(1番)に転向しました。増量や1年間でスクラムが組めるようになるかといったことが不安で、最初國枝に話を聞いた時ははっきりした返事ができませんでした。1番として初めてスクラムを組んだ時、相手の3番に何もできずボコボコにされどんな工夫をしても全く改善できず、対抗戦に間に合わないのではないかと焦りましたが、色々な相手と組ませてもらい修正を繰り返す中でだんだんと形になっていきました。少しずつ勝てるようになっていったのですが、相手を押し切り、後ろを振り向いてロック、バックローと共に全員で喜びを分かち合うあの瞬間がとても好きでした。最後の年にフロントというポジションに出会えて本当によかったです。
結局今シーズンの対抗戦では1番のリザーブに入り、出場時間は長くないものの多くの試合に出ることができました。一つ一つのトライ、勝利がチームの4年間の集大成として心の底から嬉しかったです。一方で負けた時には4年間が否定されたような喪失感に襲われ、結果が重くのしかかりました。
4年前の自分は正直無理な幻想を抱いていたのかもしれません。努力を突き詰めれず、対抗戦にスタメンで出ることはできず、チームとしては入れ替え戦に出場できませんでした。努力が全てを可能にするわけではないと思います。しかし、一つ確かなことがあります。それは、今年様々な場面で味わった感情はどれもラグビー部での自分なりの努力があってのものだったということです。スクラムで勝った時やチームが勝った時、そして負けた時。心の底から震えるようなあの感情はこの4年間でなければ人生で決して味わうことのなかった財産だと思います。
最後になりますが、監督、コーチ、OB/OGはじめ関係者の皆様、4年間大変お世話になりました。またチームの皆さん、僕を受け入れてくれてありがとうございました。4年間楽しかったです。両親には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
次は、今年一年対面でスクラムを組み続けた笹俣にバトンを渡します。
いつも一緒にいる彼と毎練習バチバチスクラムを組むことに最初は戸惑っていましたが、むしろ仲が深まってホッとしていました。
どれだけ荒れたスクラムを組んでも練習後に一緒に振り返りをしたあの時間が好きです。
卵かけご飯[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2022/09/20(火) 20:06
僕の推しはメジャーの大谷翔平選手で、最近もヤンキースのアーロン・ジャッジ選手と一騎討ちのMVP争いをしているので毎日応援していますが、推しを神棚に祀るほどの“推し活”はできていません。もっと頑張ろうと思います。
今回は僕の朝食について書こうと思います。3年前から、朝食には決まって米1合に卵3つを入れた卵かけご飯を食べています。朝起きてレンジでご飯をチンして、卵をカカカッと割って醤油を混ぜて食べるのがルーティーンです。こうなったのは3年前に部で朝から規定以上の栄養を補給しようという「朝ごはんチャレンジ」が始まったことがきっかけです。試行錯誤の末、卵かけご飯に落ち着きました。理由には、①タンパク質を摂れる…卵1つにはタンパク質が6g含まれていて、3つで20gほどのタンパク質が摂れる。(追加でプロテインも飲みます)②安い…1食で100円もかかっていないと思います。③準備が楽…早起きは苦手なので朝からフライパンで何かを焼いたりするのは大変。④あっさりしている…個人的に、肉などと違って卵なら朝でも食べやすい。⑤短時間でスルスルと食べられる。などがあります。
毎日3個卵を割り続けていると面白いことがあります。他より殻が硬い卵、細い形をした卵などほんの少しの違いも気づくようになりました。また、割ってみると黄身が二つある双子のこともあります。大体一年に一回くらいしか見ないので1000個に1個くらいの確率なのでしょうか。双子の卵だった時はさすがにその日良いことがありそうな気がします。卵かけご飯の味自体は特に好きではなく、部活を引退したら間違いなく食べなくなってしまうので12月末までにあと一回双子の卵に遭遇できたら良いなと思います。
4年間を振り返ると、練習やウエイト食事と色々なことを継続してきました。たかが朝食の卵かけご飯のような些細なことでも、継続したことで間違いなく自分の力になっています。ついに対抗戦シーズンが始まりましたが、グラウンドに1分でも長く立ち、これまで積み重ねてきたものを全てぶつけたいです。
次は、僕よりパスが上手でブロンコも速そうなようこちゃんにバトンを渡します。今年のS&Cセクションは学年別で分かれていてあまり関わりがないですが、いつもS&Cの仕事をしてくれていて感謝しています。
Light up the Halo.[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2022/04/11(月) 23:39
迫力ある巨体の持ち主ながらいつでも誰に対してもとても礼儀正しい、the好青年のあきおからバトンを受けとりました、4年の河内です。僕はおそらく来年には引っ越してしまうので、最寄駅が同じ今年中にあと何回か遭遇できるよう頑張りたいと思います。
先週、ついにメジャーリーグが開幕しました。昨シーズンが終わってからの6ヶ月間ずっと待っていましたが、今年はそれに加えメジャー側と選手会側で労使協定(年俸などについての協定)の交渉がまとまらず3ヶ月以上に渡り全ての活動が止まるロックアウト状態が続き、開幕が1週間遅くなったので、本当に待ちわびた開幕という感じがします。メジャーの開幕を楽しみにしていた理由は、エンゼルス大谷翔平選手のプレーを見るためです。大谷選手は去年大活躍したところなのでめちゃくちゃミーハーに思われるかもしれませんが、一応大谷選手を追いかけて5年くらい経っています。(花巻東や日本ハム時代から応援している人と比べたら全然ですが...)
大谷選手といえばなんといっても他メジャーリーガー顔負けの特大HRと豪速球ですが、再開した旧チームメイトとの絡みやグラウンドでのゴミ拾い、そしてファールボールがスタンドに飛んでいってしまった時危険を知らせるために大谷選手が発する声など試合中には他にも無数の見所があります。その一つが、大谷選手の「起用法」です。
2018年、メジャー1年目の年は怪我を防ぐため最大限の注意が払われていました。チームの先発投手を通常5人で回すところ6人とすることで登板間隔を長くし、先発登板前後の日は打者としての出場はしないという制限が設けられました。その結果、新人王を獲得するほどの活躍はしましたが出場試合数の点では全体の7割ほどに留まっていました。
2021年、エンゼルスのジョー・マドン監督により大谷選手の全ての制限が取り払われました。登板日を含めた全試合打者出場、さらには投手降板後の外野手起用です。怪我をせずほぼ全試合に出続けた大谷選手は、MVPを獲得することができました。全く休養を取らせないなんてかなり無茶をする監督だと思いましたが、毎日大谷選手とメールをし体調を確認するなど、徹底した管理の下での起用だったようです。
そして今年2022年、さらに制限が取り払われました。ルールが改正され、投手降板後に外野などの守備に就かず打撃専門のDHとして試合に残ることができるようになったのです。
もう本当に全ての制限が無くなったと思います。限界まで投げ限界まで打つ今年の大谷選手の活躍とエンゼルスのプレーオフ進出がとても楽しみです。
次は最近大学を卒業した五島に渡します。五島は周りの全ての人を大事にしていて、とても綺麗な心の持ち主だと思います。
行こまい田無キャンパス[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2021/06/25(金) 14:55
部活に加え就活、バイトをこなしつつプログラミングも操っているというものすごいキャパの持ち主の岩下からバトンを受け取りました、3年の河内です。最近はkpopから大谷翔平に自分のトレンドが移りつつあります。
東大に田無(たなし)キャンパスというキャンパスがあることを知っていますか?あまり知られていないと思うのですが、農学部が弥生キャンパスの他に保有しているキャンパスです。西東京市にあり、生態調和農学機構という施設が入っています。農林業や農山村などについて研究が行われているのですが、学生の貴重なフィールド実習の場ともなっています。僕もこの間までその存在すら知らなかったのですが、農学部に入り田無実習に参加していく中でその魅力にすっかり虜になってしまいました。
田無キャンパスでは広大な敷地に畑や田んぼ、ビニールハウスなどが所狭しと敷き詰められていて、その中で様々な作物が育てられています。一見するとどれも何の変哲もない作物達なのですが実際はクセがあるものしかおらず、とても面白いです。養液栽培といって土を使わずに肥料を溶かした液の循環だけで育っているトマトや、GPSと自動運転を組み合わせた技術により機械だけで種まきされcm単位で整列しているトウモロコシ、そして今話題のワクチンを接種され(植物病の)ウイルスに強くなった野菜など、科学技術の農業への応用の最先端を見ることができます。
また、帰り際には収穫された野菜や果物をこれでもかというほど貰えるところも魅力的です。これまでにモモ、ビワ、トマトなど色々貰いましたが、どれもとても美味しかったです。いつも1人で食べ切れないほどの量を貰ってくるので、欲しい人がいたらいつでも声をかけてください。
農場というと少し汚いイメージがあるかもしれませんが、全体が実験区域であるからか、田無キャンパスの圃場は整備が行き届いておりとてもキレイです。ゴミが落ちているところも一度も見たことがありません。キャンパスの本館も今年の4月に建て替えられたばかりの新築でピカピカだったりします。
このように田無キャンパスは本当にいいところなので、これから進振りを迎える1,2年生には是非農学部も検討してみて欲しいなと思います。
次は、もうすっかり部活に馴染んでいる1年の辻にバトンを渡します。彼は未経験者ながら既にゴツく、今後が楽しみです。
TURFC2021 Start![ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2021/02/18(木) 01:28
今シーズン最初のリレー日記を担当させていただきます河内です。
先日、2021年度のチームが始動しました。しかし緊急事態宣言等に伴う大学側の制限によりグラウンドでの練習は行うことができていません。いきなりの試練ですが、今年の部のスローガンには"Enjoy the Challenge"とあります。Enjoyの精神を忘れずに立ち向かっていきたいと思います。
新シーズン一発目ということで何か抱負を述べたりしたいと思ったのですがなかなか浮かんできません。普段何も考えていないことを痛感します。今オフに体作りに集中する中で試行錯誤した自分流の「バルクアップのための1日フル食」の紹介をしようかと考えましたが、やはり部活について考えて書こうと思います。まず1、2年次の振り返りをし、考えてみようと思います。
1年生。入部時ひょろひょろだったのでとにかく体重を増やした。夏の終わりに膝を怪我してしまい、他の未経験入部同期が試合経験を積んでいく中リハビリしかできなかった。復帰するとすぐ京大B戦があったが、タックルも決まらずすぐバテてしまい何もできないまま終わってしまった。
2年生。コロナの影響で練習期間は短かったが、基礎から段階を踏んでいく練習の中で少しずつ力がついた気がした。夏の部内マッチでは練習でやったことが試合に繋がっていくことを実感できた。秋の部内Bマッチでは人数が少なくコートが広い中走りまわってボールキャリーやタックルをし、ラグビーを思い切りやる楽しさに気づいた。冬の練習試合ではタックルの度に押し込まれ、どうにかしようとしたが上手くいかなかった。
振り返ってみると自分がラグビーというスポーツに本当に入り込めたのは2年の夏辺りからであるようにも思えます。プレーヤーとしてまだまだ未熟なのですが、自分はもう上級生です。2年間の内容を見ると殆どが個人的なものでしたが、今年は自分の成長はもちろん、入れ替え戦出場というチームの目標達成に様々な面で関われるように努力していきたいです。
次は、去年ロッカーが隣だった同期の財木に回します。新年度になってロッカーが移動すると考えると少し寂しい気もします。
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