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瀬をはやみ[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2022/12/03(土) 19:00

五島からバトンをもらいました、佐藤です。彼は僕がお願いした学館委員の仕事を嫌な顔せず最後までやってくれるのでありがたいです。彼のことは入部するときにプレーヤーを選択していた世界線での自分だと思って応援していましたが、最近になって彼がスイーツやカフェ巡りなどが好きだという新たな一面を知って、僕の中でできていたピュアな彼の像が崩れてしまいました。

彼のためにトレーニング室で時間を使った人は他にもたくさんいると思うので、全員の時間と労力と想いを背負って頑張ってほしいと思ってます。

 

1番最初に書いたリレー日記の題名を「木綿のハンカチーフ」にした時から、題名は曲名や歌詞から引用しようと決めました。あまりにも内容と合っていないのも、単に曲名を取っただけでも、つまらないと思っていろいろとクンカクンカしながら考えるのが楽しかったです。最初こそメジャーな曲

(「木綿のハンカチーフ」太田裕美、「だんご三兄弟」、「天体観測」BUMP OF CHICKEN)

を使っていましたが、後半になるにつれて自分の趣味が顕著に現れる選曲で説明しないと伝わんないなと思っていたので、ここで何を使ったか説明して3年前の無謀な縛りを作ってしまった自分を供養したいと思います。

「Santa Tell Me」Ariana Grande、「世界の秘密」Vaundy、「トモダチ」ケツメイシ、「House」Lucky Kilimanjaro、「earth meal feat. asmi」Rin音

 

広義で解釈すれば和歌も歌の一つになるのでしょうか。
 

瀬をはやみ 岩にせかるる 瀧川の 割れても末に 会わんとぞ思ふ
 

この歌は百人一首という平安時代ベストアルバムにも収録されています。この歌がオチに使われている落語の演目もあります。現代語訳は

「川の瀬の流れが速く、岩にせき止められた急流が2つに分かれる。しかしまた1つになるように、愛しいあの人と今は分かれても、いつかはきっと再会しようと思っている。」

恋愛の歌と解釈されますが、作者の崇徳院の悲しい人生を踏まえればこのたった十数文字に自分の人生を重ねたのではないかと歴史ファンが想像できる余地がある好きな歌です。色々書いていますが、僕は和歌はこの歌しか知りません。この歌を知っていれば和歌も、歴史も、落語も知っているような顔ができるのでコスパがいいと言えるでしょう。おすすめの歌です。

 

思い返してみると今に繋がってるなという経験がある。思い出せないくらい小さい頃、僕は地元の駅で何時間でも電車を見ているような子供だったらしい。乗るわけでもなく駅構内から電車が行き来するのを見ていたそうだ。少し大きくなって砂遊びする時、高く盛った山の上から水を流して川を作るのが好きだった。どこへ行くかもわからない水の道に、顔をギリギリまで近づけて砂がけづり取られていく様子を見ていた。兄たちはサッカーが好きだった。地元のサッカークラブが優勝を決めた瞬間のことを覚えている。バカでかいスタジアムに満杯のサポーターが入る。よく知りもしない赤の他人と一つになる瞬間の熱気、振動を全身で感じた。父は車が好きだった。ゴーカートで車の運転の仕方を教えてもらった。小5のとき、クラスのスローガンはスクラムだった。高校時代ラグビー部だったその時の担任の先生とは、休み時間にタグラグビーをした。小6のとき初めてゲームを買ったシムシティというまちづくりのゲームだった。中学の時、4年後のラグビーのワールドカップが日本であることを知った。豊田スタジアムでも試合があるらしい。今のうちからルールを覚えなくてはとたまたまテレビでやっていた日本対南アフリカの試合を見た。高校の部活の顧問は高校の時ラグビー部で物理の授業の時に必ずラグビーの話をしていた。大学に入学して初めて話た東大生がラグビー経験者だった。サッカー好きの兄たちに対抗して自分はラグビーに詳しくなろうとラグビー部を選んだ。大学の授業でシムシティのような研究している学科があることを知った。研究室を選ぶとき、研究室紹介の遊んでいる様子の写真の中にゴーカートをしている写真があって久しぶりにやりたくなって研究室を決めた。人気の研究室だったけど、噂では部室が研究室に近いという理由で僕を選んでくれたらしい。研究テーマは地中の水の道を調べることになった。まさか大学生になって土いじりをすることになるとは思わなかった。
 

将来のことを考えて行動するのが苦手で、その時やりたいこととか、好きなことを選んでやってきた。電車を見ていたこと、砂遊びをしていたこと、ゲームが好きだったこと、担任の先生の高校の時の部活、父の趣味、出会い。そういう些細なものが今の自分の伏線になっていると思う。

正直、ラグビー部での4年間は、大変だった印象が強すぎて、こういうことを学んだとか、こういう面で成長できたとか客観的にまとめると逆に嘘になっちゃうのではないかという気がしてまだできない。まだ3週間くらいあるし。でも、将来振り返ったときこの部での出来事が、今に繋がってるなって思えるときが来たらなと思います。

瀬をはやみ 岩にせかるる 瀧川の 割れても末に 会わんとぞ思ふ

歌の解釈は人それぞれなので「いろんな出会いや経験が、いろんな分野への興味がいずれ将来の自分につながっていて欲しいな」と解釈することもできるのではないでしょうか。さすがにできなそうです。


最後になりますが、部活に関わってくださっている関係者の皆さん本当にありがとうございます。1年生の頃から3年間S&Cコーチとしてご指導いただいた林さんには、多くのことを教えていただきました。一番影響を受けている僕たちの学年が今シーズンいい試合ができたのは全部林さんのおかげだと思ってます。太田さんには、4年間常に道を示していただきました。太田さんがいなければ適当に部活をして、こんなに辛い思いをしなかったのかなと思っちゃう時もありますが、楽しさを知ることもなかったのかと思います。足元にも及ばない無能な後輩でしたが、僕なりに頑張っていたので許してください。飯奢ってください。両親には、年末帰ったときに直接ありがとうをいいます。大学生の私生活に保護者が関わってくるんじゃないよと思って碌に説明もせず、いろんなことを理由にバイトをせず生活費を稼ぐこともせず、ひどい息子ですが、何も言わずに援助してくれました。将来お金が貯まったら、インテリアのこと詳しくなりつつあるので、家のリフォーム監修します。同期や後輩のみんな、特にS&Cセクションの人たちには迷惑をおかけしました。すぐに機嫌が悪くなるし、仕事は遅いし、とてもリーダー向きな人格ではなかったのは自覚しています。自分たちで課題を見つけて解決していくことの面白さを忘れずに頑張ってほしいなと思います。


 

次は東大ラグビー部の特徴として挙げられる、ラグビー未経験者の枠、代表格、河内にバトンを渡します。地元も近いし、家も近いし、最初から仲良くさせてもらいました。1年の時からウエイトを真面目にサボらずやっていて、今では最強になってほんとにすげえなって思ってます。

1年の時、「家に観葉植物置きたいんだよね」と僕が言ったら、「あきらの家は汚すぎるからダメだよ」と言ったのを覚えているでしょうか。今は、僕の家は綺麗になりました。観葉植物も置いています。河内は漫画を読みにうちに来ますが、これは僕の勝ちってことでいいですか?

earth meal feat. asmi[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2022/09/14(水) 19:00

イケメン陸人くんからバトンを受け取りました。4年の佐藤彬です。僕の紹介文で夜も眠れないと言っていましたが、彼は忘れてしまったのでしょうか。僕はみんなの睡眠時間も把握しているということを。最近の陸人くんは8時間睡眠を徹底しているようなので、実際のところはそれほど不安を感じていないのでしょう。ご飯を奢るのは見送りたいと思います。


いろんな話を。少し長くなるかもしれない。これが最後のリレー日記になるかもしれないから。明日隕石が落ちてくる可能性だってあるんだし。


中学校の読書感想文の課題で選んだ本を最近読み返した。
”八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。”
集英社文庫の裏表紙に書いてある紹介文が内容を端的に表している。こんな設定の中、さまざまな事情を持った住人たちが毎日を送る様子を描いた短編小説集だ。夏休みの課題を1枚にまとめたA3のプリントの右下に読書感想文におすすめの本が3冊紹介されていた。早く課題を終わらせたかったし、ちょうどその時兄が読んでいた小説の作家ということもあって選んだ。「いい小説だな」というなんとも思ってないものに対して抱く感想のみ起こり、指定の枚数分の文章を捻り出したのち、僕の中でこの本は役目を終え本棚の奥の方にしまわれた。しかし、なんのきっかけか、小説の中に散りばめられた言葉が8年越しに発芽している。
「生きられる限り、みっともなくてもいいから生き続けるのが、我が家の方針だ」
「死にもの狂いで生きるのは権利じゃない義務だ」
スマートに生きることに価値を感じ、失敗すること、ダサいことは避けようとする自分に気づく。どうして生きているのか。小学校の道徳の授業で通過しそうなこの問いは、辛くなったときふと考えることがある。そんなときに思い出せたら、少しは力になるだろうか。小説の中の登場人物やセリフ、生き方はいつ自分の中で大事なものになるかわからない。




急にやってくるのは隕石だけじゃない。時代の移り変わりも気づかないところで起こっていたりする。
最近コテンラジオというコンテンツを視聴するようになった。YouTubeやPodcastなどで配信されている。
”歴史を愛し、歴史を知りすぎてしまった歴史GEEK2人と圧倒的歴史弱者がお届けする歴史インターネットラジオです。 歴史というレンズを通して「人間とは何か」「私たち現代人の抱える悩み」「世の中の流れ」を痛快に読み解いていく!? 笑いあり、涙ありの新感覚・歴史キュレーションプログラム!”
と紹介文に書いてある通り、歴史に関する出来事を何十、何百もの文献を参考にしつつ、面白く伝えようとしてくれている点に惹かれた。参考文献の量が多いため、織田信長がテーマの際に、奈良時代の律令制から始まったこともある。一方でたった1人の人生をひたすら何時間も話していることもある。学校の先生が、教科書の話をしているときは全然授業が面白くないのに、ちょっと脱線するとめちゃくちゃ面白くなるあのおもしろ話が体験できるコンテンツだと思う。
日露戦争の回があった。例に漏れず、そこに至る流れを扱うため最初は幕末から始まった。舞台は日本に限らず、ヨーロッパ、東アジアなど、各地域で何が行われていたのか、丁寧に説明する。アジア諸国が西欧列強の影響を受け始めた時代。長い間平穏だった東アジア諸国は、どの国も同じような選択に迫られる。腐敗した政治体制を正して伝統を守るか、新しい政治体制を作るか。結果的には西洋式の新しい政治体制を作った(コテンラジオでは新しいOSをインストールしたと表現していた)国が政治経済で他の国をリードすることになるが、歴史を見るときにやってはいけないことは伝統的な政治体制を正そうとした人たちを、「情勢が見えていない」とか「無能だった」とか安易な言葉で片付けて思考を停止することだ。コテンラジオでは「ファクト認識は難しいんだよ」とよく話題になるが、僕たちが同じ立場だったらどのような選択を取るだろうか。今の状況で同じような状況はないか考えなければいけない。

僕は「この部活は先輩が後輩に命令して仕事をさせるんじゃなくて、先輩が後輩より仕事をするんだ」という言葉に惹かれてラグビー部に入ったのかもしれない。もう誰が言っていたのか、実際のところどうだったのか今になってはわからないが、少なくともその時はそう見えた。部室に溜まったゴミを片付ける。ケビンを掃除する。そういう小さな仕事しか見えなかったが、率先して取り組む先輩に憧れた。時間が経ってみると、部室やケビンは汚くないし、支援課から借りたものが期限内に返されていない、ゴミが片付けられない、DLが使う木箱を野ざらしにして腐らせる、期限後の提出物の催促が延々とされている。良いチームでありたいと思っても足りない点があって、自分の力不足を常に感じる。毎日提出を促すラインを送るうちに疑問がわく。どうして毎日急かされているのに、今日も提出してくれないのだろう。どうしてに規律違反を訴えるメッセージのことは誰も気にしないのだろう。そんな疑問を持つときに上のラジオを聴いた。一つの答えを見た気がする。時代が変わったのだ、自分が価値あると思っていたものがみんなにとって価値があるとは限らない。西洋列強に対抗するために列強のやり方を真似たように、強いチームに勝つことを目標にするには、新しい価値観が必要なのだと思う。自分が正しいと思っていたものが、誰かにとってはそうでもないという事実は辛いものだ。
大奥という漫画で勝海舟が言っていた。「惚れたお方に頼まれちまったんだから最後まで面倒を見る・・・それだけのことですよ。」僕も一度惚れたものは最後まで自分の向き合い方をするべきだ。みっともなかったとしても。


小学生のとき「鬼瓦」を作った。僕の地元、岡崎市ではおかざっき子展という岡崎市中の小中学生の美術作品を集めた展覧会が1年に一回行われる。テーマは各学校の先生が学年ごとに指定する。どういう経緯か、その年は鬼瓦を作ることになった。専用の粘土でA4サイズの鬼瓦のようなものを作る。本物の鬼瓦をイケメンと感じる人は少ないだろうが、小学生の作った鬼瓦は、それはそれはみっともない顔をしていた。
怒られるかもしれないが、ラグビーをしているときのみんなの顔は綺麗とは言い難い。どちらかというとみっともない。でもカッコ悪くはない。小学生の作る鬼瓦のようにどんなにみっともない顔になっても、力を出し続けられる限りは、死に物狂いで力を出し続けてほしいと思う。
僕もやれる限り頑張ります。


次は、はるぴーことかわはるにバトンを渡します。ピッタリはまるあだ名がない自分にとっては、適切なあだ名をもらっていることが羨ましいです。僕の地元の岡崎市で活躍するユーチューバーが好きみたいなのでいつか一緒に岡崎観光したいですね。いや、やっぱり実家でダラダラしている方が幸せなので観光はまたの機会にしましょう。ごめんなさい。
 

泣く子も黙るインドア派[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2022/03/21(月) 19:00

修蔵からバトンを受け取りました、4年スタッフの佐藤です。修蔵とは、レンタルカートに行く約束をしているのですが、なかなか予定が合わず行けてないのが残念です。サーキットでは一般道で速度超過することとは違った面白さや難しさがあるので、一緒に練習したいです。


財布を変えたからだろうか、最近、金運がない。高校生のときから使っていた財布は、ボタンが取れる、表面がボロボロになるなど、なかなかみすぼらしい見た目になってしまったので、買い替えた。それ以来、高額な出費が重なる、カードが不正利用されるなどあり、預金残高がみるみるうちに少なくなってしまった。先代の財布に入っていた金運お守りも、どこかへいってしまった。自炊の割合を増やして出費を抑えよう。いっそのこと株でも始めようか。

最近趣味らしい趣味ができた。インテリア選びとD I Y。もともとは片付けとか掃除ができない自分が、無駄な作業を減らすために部屋づくりを始めたのがきっかけだったと思う。鍵やマスクは外出時しか使わないから玄関に近いところに置く。置くための収納スペースを作る。床が見えないような家具があると掃除をするとき移動が面倒だから、床の設置面積が少ない家具を選ぶ。服は畳むのが面倒だから、全部ハンガーに吊るす。クローゼットにしまえるだけの服だけ残す。必要なものだけを残して必要なところにしまう。なるべく簡単に片付けられるようにしたいが、かっこよくなければ片付ける動機がない。機能性とデザイン性が両立できるもの選ぶ。
こだわっていいものを選ぶと、以前からあるものが安っぽく見えてしまう。このテレビ台変えたい。ネットという大海に出る。まずはアマゾンで相場を調べるが、どれも高い。金欠って言ってるでしょうが。困った。YouTubeに聞いてみる。サムネにはおしゃれなテレビ台。どうせ高いんだろうなと思いながら動画を開いてみると、「このテレビ台、自分で作ったんですよ。意外と安く作れました。」作れば安いのか。こうしてD IYをやってみることになった。まだ趣味というには経験不足、技術不足だし、肝心のテレビ台はまだできていないが、先日練習を兼ねて1作目の棚を作った。去年の誕生日プレゼントとしてもらったサボテンを飾る場所として作ったものだ。サボテンだけだと周りが寂しいし、他の観葉植物でも買ってみるか。再び大航海、「観葉植物 初心者」で調べてみる。

「初心者にもおすすめの観葉植物12選!育て方がウンタラカンタラ
(観葉植物っていいですよね的な前置き)、
それでは初心者にも育てやすいおすすめの観葉植物11種を紹介します!」

まとめサイトらしいオープニングだ。12もの選択肢を何もわからない初心者に要求するとは、想定する読者レベルが高い。しかも知らないうちに1種減っている。不安だ。時間もないし、適当に読み流そう。まずは一つ目からか。

「ガジュマル・・・ガジュマルは別名多幸の木とも呼ばれています。風水では全体の運気UPだけでなく、金運に効果があるなどで縁起の良いホニャホニャ」


僕に必要なのは、自炊とかによる節約術とか、投資のための知識とかではなく、ガジュマルだった。



次は三方にバトンを渡します。彼は座っている姿がかっこいいだけでなく、プレゼンが上手で羨ましいです。先日もFWに向けて今年の方針などを説明していましたが、資料と口頭での説明のバランスとテンポがよく、たまたま聞いていた僕も聞き入ってしまいました。
 

トモダチ[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2021/09/16(木) 08:38

イケメンを無駄遣いしている寿太郎からバトンをもらいました3年スタッフの佐藤彬です。寿太郎の練習やウエイトに対する姿勢を見ていると刺激をもらえます。 


まずリレー日記の投稿が遅くなってしまったことの言い訳をさせてください。以前からリレー日記が回ってくる日にちは把握しており、その中にオフの月曜日が入っていることもわかっていたので、月曜日に書いてしまおうと思っていたのですが、月曜の朝、パソコンを開いてみると立ち上がらない。初期化されてOSも入っていない状態になっていたのです。この2年半毎日を共にしてきたパソコンが急に開かなくなる喪失感に目を向けるのが辛くすぐにパソコンを閉じました。いつも一緒にいるものが明日も同じようにいるとは限らないと痛感しました。バックアップは必ず取りましょう。 

 

リレー日記を書くのももう6回目となり、少々ネタ切れ感があります。僕が単調な生活を送ってるからでしょうか。自分がないなら人に頼れということで、今回は友達の多くない僕とも仲良くしてくれてる地元の友達何人かを紹介したいと思います。自分の近況とかではないですが、友達の平均が自分という考えもあるので、案外自分のことを説明するには友達を紹介するのも悪くないのかもしれません。 

1人目の友達は、行動力に溢れています。彼とは高校1年生で同じクラスになったのがきっかけで仲良くなったのですが、その年の夏休みにロシアのバレエスクールに留学すると言って急に日本から飛び出して行きました。僕はバレエの世界に疎いので学校の名前を聞いても凄さがわからなかったですが、本場ロシアの中でもでもトップクラスの学校だったようです。残念ながら身長が低いという努力では改善できないハンデでプロになる道を諦める事になってしましました。今では当時のことも明るく話してくれますが、ロシア語を全く話せない15歳の少年がたった1人で海外で生活し、結果どうにもならない部分で諦める事になってしまった挫折というのは僕はまだ経験できないし、これからも経験することがないかもしれません。 

日本に帰ってきたあと、自分の経験を生かしてバレリーナをサポートする立場になりたいと、京大の身体について勉強できる学科に入りました。より経験を積みたいと、1年生でありながら教授と連絡をとって特別に研究室に飛びいって解剖をしたり、その教授の紹介で整骨院のバイトをしたり、その体験を部活に生かしたりと、ハンパないです。 

ちょっとコンビニ行ってくるわっていうノリで留学したり、友達の家に遊びに行ってくるわっていうノリで教授や整骨院で経験積んだりと、行動力と影の努力で自分の目標に努力し続ける彼を尊敬しています。そんな普通に生きていたら出会えないような人と出会えてよかったと思います。 


2人目の友達は最近人生に前向きです。3人兄弟の長男で、三男で自分勝手な僕とは相性が良かったのかもしれません。生きてるうちにやっておきたいこと早めにやっておきたいんだよねだから富士山行こと言われて一緒に富士山に登ったこともあります。日の出まえで真っ暗な上、霧のせいでヘッドライトの光が足下にしか届かず、台風並みの強風が吹き荒れる中、山頂を目指して登るのはなかなかのアドベンチャーで、彼が高山病のせいか頭痛に襲われるなど、トラブルもありましたが無事に山頂に辿り着くことができました。中高生の時は僕が弱音を吐いて彼が助けてくれるということが多かっただけに、このとき彼が弱音を吐いていたのは珍しかったですが、今まで色々迷惑かけてしまったいてなと反省しています。これから彼に愚痴を言う回数をほんのちょっとだけ減らそうと思います。 

 

友達のことを書いていると辿り着くのはありきたりなところですが、僕はいろんな人に助けられてるということです。最近の個人的な課題なのですが、部活などで生じた問題を自分だけで解こうとしてしまいます。自分はどうするべきなのか、自分ができる最善を尽くしていればなんとかなるんではないかと考えているところがあります。ただ今シーズン通して、自分なりに頑張っていたつもりですが、やりたいことができない、うまくいかないことがたくさんあり、能力の限界、個人の限界が見えてきました。ひとりじゃ生きていけないという格言の意味がようやくわかってきました。無理やりラグビーに例えると、一回もパスを出さずに自分だけでトライを目指してるようなものです。いや違うか。そんなプレーヤーいたら最悪だな。そうならないように気をつけます。 

 

ネタ切れから始まりどこに行き着くかわからなかった文章がいい感じのところに着地してる雰囲気になっているのは面白いですが、これがリレー日記の醍醐味っていうことで僕は自分を許したいと思います。 

 

次は身長、体重が強豪校の永山さんです。意外とと言ったら失礼ですが、試合中のセットプレーでチームを鼓舞する姿勢が好きです。 

世界の秘密[ラグビー部リレー日記]

投稿日時:2021/05/03(月) 20:30

僕の直属のボスであるあしゃからバトンをもらいました3年スタッフの佐藤です。彼女の誰とでも仲良くなれるところや部活の仕事も遊びも積極的に行動できるところを普段から見習っていきたいと思っていますが、行動力のない僕は思ってるだけで終わってしまいます。

あしゃにも嬉しそうだとか陽気そうだとか紹介されましたが、僕はいつも陽気で楽しい人間というわけではありません。気分がすぐれない時もイライラするような時もあります。にもかかわらず、よく同じようなことを言われるのはどうしてでしょう。悲しいかな、小さい頃からニヤニヤしてふざけた頼りない顔しか作ることができないのです。中学生の頃、担任の先生がクラス全体に対して怒っているとき、これは真面目な顔をしなくてはと、15年生きた中で集大成となる最大限の反省顔をしていたら、「佐藤は何でニヤニヤしとんねん」とガチ切れされました。人には得手不得手があるんだということを理解しました。時としてこのように誤解されてしまう僕の、常に笑顔でいる能力ですが、ミッキーマウスの次に笑顔でいる時間が長いと考えれば悪いことばかりでは無いような気もしてきます。物はいいよう、解釈次第です。


リレー日記の担当回を6月ごろだと勘違いしてあまり書くことを用意できていないので、個人的ニュースをつらつら書きたいと思います。一ヶ月くらい前なのですが、あることでアゴを怪我してしまい4針ほど縫いました。(自転車で転んだなんて恥ずかしくて誰にも言えません)大学内で怪我をしたのですが、運よく新入生の健康診断をしていたので、お医者さんにすぐ処置をしてもらうことができました。大学生活への期待を胸に血液検査の順番待ちをしている新入生たちの横を血を垂れ流しながら歩くのは、なんだか申し訳ない気持ちになりました。看護師の方には朝から忙しい中、病院まで付き添っていただきました。本当にありがとうございました。

幸運にも今までの人生で大きな怪我がなく、どこかを縫うという経験がなかったため、麻酔があんなに痛いとは思っていませんでした。気を紛らわすためか、施術中も先生に雑談をしていただきましたが、あごを抑えられていたため意図せず無視することになってしまったことをここで謝りたいと思います。ごめんなさい。首も口も動かせない状況で話しかけられるとあんなにも情けない気持ちになるのかと実感できました
施術後、「しばらくはひげ剃れないね」という一言からアゴ髭だけ伸ばすか~と思い立ち、いい感じになってきたところで美容院に行ったらもみあげとアゴ髭つなげるのはできる人だけの特権だろとおだてられ、繋げることになり、現在ひげライフを満喫しています。
怪我をした瞬間は勢いよくぶつかってきた地面に怒りを感じましたが、いろんな人の優しさに触れることもでき、新しいことに挑戦するきっかけにもなり悪いことばかりではないなと思います。物はいいよう、解釈次第です。

嫌なことがあったとき、人に何かを指摘されたとき、嫌だなと思う仕事を任されたとき、理不尽な量の課題を課されたとき、何を思うか、何をするかは自分が決める。物はいいようなのです。解釈次第なのです。

次は、新歓委員として頑張っている池田くんにバトンを回します。彼は仕事ができる雰囲気を出しながら、ウエイトシューズを忘れて借りにきたり、貸したウエイトシューズを裸足で履いたり、ブロンコテストのあと僕のタイムなんですかと聞きにきたりと、少々抜けているところが見え隠れしますが、いつも一生懸命に練習をしているので文句は言えません。
 
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