ブログ 2016/4
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今年、変わる。[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2016/04/15(金) 23:15
ダウンの順番に癖があるけど、トレーナーのリーダーとして頼りにしている豊原さんからバトンをもらいました、新2年の藤平です。
授業がなくて、好きなだけ筋トレができた春休みが終わって早くも2週間が経とうとしています。新入生は授業に慣れてきた頃でしょうか。僕は、1年の時に比べてコマ数が減ったのでだいぶ気が楽です。この前の体育の授業のこと、1年の秋学期に怪我で取らなかった分、体育を取ってみんなでバレーをしようとしたら、再履の人はフィットネスしか選べませんと言われて1人でフィットネスをすることになりました。残念ですが、せっかくなので周りがドン引きするくらいキチガイみたいに筋トレしようと思っています笑
そんな話はどうでもいいのですが、紹介にもあった通り今週からフルコン復帰しました。骨折したのが8月15日だったので今日でちょうど8か月になります。途中で多少復帰もしていましたが、この期間筋トレしまくったおかげで、体脂肪率は16%から12%になり、圧倒的に体が軽くなった感覚があります。腹筋も少し割れてきました笑、この調子で今シーズン中に体脂肪率1桁を目指してます。
ラグビーについての話と言うと、今年は、低さにこだわった年にしたいと思っています。僕みたいな小さなプレーヤーが格上の強い相手とやっていくには絶対に低いプレーが必要。だからハーフのスキル向上と同じくらい低さにも重きを置く。だけど全然まだまだ、タックルは高いし、ボールもよく絡まれる。
勝負の一橋戦まではあと5か月くらい。残された時間は短い。焦る必要はないけど、いつも通りの練習をしているだけでは何も変われないと思う。僕はチームを引っ張る立場ではないし、言葉でみんなを盛り上げることもできない。その代わりに、自分が変わることでチームを盛り上げたいと思っている。とにかく勝ちたいから
最後までお読みいただきありがとうございました。
次は、仏より優しいと評判の4年難波さんにお願いします。
授業がなくて、好きなだけ筋トレができた春休みが終わって早くも2週間が経とうとしています。新入生は授業に慣れてきた頃でしょうか。僕は、1年の時に比べてコマ数が減ったのでだいぶ気が楽です。この前の体育の授業のこと、1年の秋学期に怪我で取らなかった分、体育を取ってみんなでバレーをしようとしたら、再履の人はフィットネスしか選べませんと言われて1人でフィットネスをすることになりました。残念ですが、せっかくなので周りがドン引きするくらいキチガイみたいに筋トレしようと思っています笑
そんな話はどうでもいいのですが、紹介にもあった通り今週からフルコン復帰しました。骨折したのが8月15日だったので今日でちょうど8か月になります。途中で多少復帰もしていましたが、この期間筋トレしまくったおかげで、体脂肪率は16%から12%になり、圧倒的に体が軽くなった感覚があります。腹筋も少し割れてきました笑、この調子で今シーズン中に体脂肪率1桁を目指してます。
ラグビーについての話と言うと、今年は、低さにこだわった年にしたいと思っています。僕みたいな小さなプレーヤーが格上の強い相手とやっていくには絶対に低いプレーが必要。だからハーフのスキル向上と同じくらい低さにも重きを置く。だけど全然まだまだ、タックルは高いし、ボールもよく絡まれる。
勝負の一橋戦まではあと5か月くらい。残された時間は短い。焦る必要はないけど、いつも通りの練習をしているだけでは何も変われないと思う。僕はチームを引っ張る立場ではないし、言葉でみんなを盛り上げることもできない。その代わりに、自分が変わることでチームを盛り上げたいと思っている。とにかく勝ちたいから
最後までお読みいただきありがとうございました。
次は、仏より優しいと評判の4年難波さんにお願いします。
辞めない理由[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2016/04/14(木) 13:00
ユーモア溢れる発言と可愛い笑顔でいつも楽しい気分にさせてくれる同期の壇辻からバトンを受け取りました、3年の豊原明香です。
新チームが始動して2か月半。 私にとっては、とてもとても長い2か月半でした。
一昨年、昨年のように自分ができる仕事をひたすら頑張るだけではなく、マネージャーの最高学年として、広い視野で様々な問題に向き合わなくてはならず、何が正解か分からない問題も多くて、入部してから初めて、「部活を続けるのがつらい」と感じました。
きっと、今までの先輩方も同じような気持ちを経験されることがあったと思いますが、私たち後輩には一切それを見せることなくいつも優しく頼りになる存在でいてくださり、改めて先輩方の偉大さを痛感しています。
すこし話が逸れましたが、とても苦しかったこの2か月半、それでも部活を辞めたいと思ったことはありません。
その代わり、私の中で小さな変化がありました。 昨年まで私は、マネージャーの仕事の意義は、それが選手のためになっていること、という1点に尽きると思っていました。(もちろんそれは間違ってはいないし、選手のためにならない仕事をしても意味がありませんが。) しかし、今年になって、自分がマネージャーを続けていられる理由は、選手の役に立てるからというだけではなく、私自身の誇りを守るため、という部分が大きいのではないかと思うようになりました。
誇り、というと大袈裟かもしれませんが、選手が日々努力しているのを1番近くで見ているのは、私たちマネージャーだという自負があります。誰が最近すごく頑張っているとか、誰が最近元気がないとか、そんな小さな変化にも気づくことのできる距離で選手を支えられることを誇りに思っています。
時には、部活がなければもっと家族や友達と過ごすことができるのに、と思うこともあります。でも、自分が選んでやっている部活のことをそんな風に思いたくないし、どうせやるなら、他にできたかもしれないあらゆることより、マネージャーをやっていてよかったと思いたい。苦しいことから逃げたり手を抜いたりして後悔したくない。マネージャーという仕事を誇りに思いたい。
その気持ちこそが、私が、3年目にして初めて気づいた、部活を続けている理由、辞めない理由です。つらいことに直面したとき、辞めてしまえばもしかしたら楽になれるのかもしれないけれど、私にはそうは思えません。つらくても、悩みすぎて迷子になっても、続けていればいつか答えや何かしらの結果は出ると思うし、それが自分自身の大切な誇りを守ることに繋がると思います。
多くの人が、今年のチームスローガン“Challenge”について触れていますが、私の今年のChallengeは、何があっても自分の誇りを見失わないこと、です。
次は、最近怪我から完全に復帰して生き生きとしたプレーを見せてくれる2年の藤平にお願いします。
新チームが始動して2か月半。 私にとっては、とてもとても長い2か月半でした。
一昨年、昨年のように自分ができる仕事をひたすら頑張るだけではなく、マネージャーの最高学年として、広い視野で様々な問題に向き合わなくてはならず、何が正解か分からない問題も多くて、入部してから初めて、「部活を続けるのがつらい」と感じました。
きっと、今までの先輩方も同じような気持ちを経験されることがあったと思いますが、私たち後輩には一切それを見せることなくいつも優しく頼りになる存在でいてくださり、改めて先輩方の偉大さを痛感しています。
すこし話が逸れましたが、とても苦しかったこの2か月半、それでも部活を辞めたいと思ったことはありません。
その代わり、私の中で小さな変化がありました。 昨年まで私は、マネージャーの仕事の意義は、それが選手のためになっていること、という1点に尽きると思っていました。(もちろんそれは間違ってはいないし、選手のためにならない仕事をしても意味がありませんが。) しかし、今年になって、自分がマネージャーを続けていられる理由は、選手の役に立てるからというだけではなく、私自身の誇りを守るため、という部分が大きいのではないかと思うようになりました。
誇り、というと大袈裟かもしれませんが、選手が日々努力しているのを1番近くで見ているのは、私たちマネージャーだという自負があります。誰が最近すごく頑張っているとか、誰が最近元気がないとか、そんな小さな変化にも気づくことのできる距離で選手を支えられることを誇りに思っています。
時には、部活がなければもっと家族や友達と過ごすことができるのに、と思うこともあります。でも、自分が選んでやっている部活のことをそんな風に思いたくないし、どうせやるなら、他にできたかもしれないあらゆることより、マネージャーをやっていてよかったと思いたい。苦しいことから逃げたり手を抜いたりして後悔したくない。マネージャーという仕事を誇りに思いたい。
その気持ちこそが、私が、3年目にして初めて気づいた、部活を続けている理由、辞めない理由です。つらいことに直面したとき、辞めてしまえばもしかしたら楽になれるのかもしれないけれど、私にはそうは思えません。つらくても、悩みすぎて迷子になっても、続けていればいつか答えや何かしらの結果は出ると思うし、それが自分自身の大切な誇りを守ることに繋がると思います。
多くの人が、今年のチームスローガン“Challenge”について触れていますが、私の今年のChallengeは、何があっても自分の誇りを見失わないこと、です。
次は、最近怪我から完全に復帰して生き生きとしたプレーを見せてくれる2年の藤平にお願いします。
3年生になりました[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2016/04/11(月) 21:54
リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。
頭の中がパラダイスでトロピカルでファンタスティックなかわいい後輩、宮原たけるからバトンを受け取りました、3年マネージャーの壇辻です。
現在、新歓期真っ最中ということで、普段からリレー日記をご覧になっているOBの方々や東大ラグビー部を応援してくれている皆様の他に、多くの新入生も見てくれていると思うと、何を書けば良いのかすごく迷いますが、今回は、私が上級生になったことで感じている"責任"について書きたいと思います。
ちょうど2年前のこの頃、ラグビー部の先輩方の雰囲気と面白さに惹かれ、何となく入部を決めた私ですが、この2年間で楽しいことや嬉しいことが本当にたくさんありました。その一方で、本気で部活をやる以上、自分の悪いところ、未熟なところと向き合わなければいけない場面も多々あり、様々な人に迷惑をかけたり、自分でも精神的に苦しい時もありました。
しかし、2年間のラグビー部生活を振り返ると、使い古された台詞になってしまいますが、楽しかったことも、辛かったことも、悩んだことも、全てが自分を人間として成長させてくれたかけがえのない時間だったと思います。
そして、3年生のシーズンが始まりました。
今年の東大ラグビー部は、"Challenge"をチームスローガンに掲げ、過去10年からの脱却を目指します。
去年や一昨年までと、同じようにやったのでは、また同じ結果に終わってしまいます。しかし、誰ひとり、この道を進みば勝てる!と確信を持って言える人はいません。
マネージャー組織も同じことです。私たちのやることの、何が勝利に繋がるのか、何が本当にチームのためになるのか、3年生である私にも確証を持って言えることは何もありません。
今進んでいる道が勝利に繋がっているのか分からないチームに、私たちは新入生を勧誘しています。自分たちが毎日やっていることがチームのためになっているのか分からないマネージャー組織に、私たちは新入生を勧誘しています。
私は新入生に、チームの魅力やマネージャーの仕事の楽しさを語ります。もちろん、そこに嘘はありませんが、新入生にとって、東大ラグビー部に入部することが本当にその子にとって最高の選択だと私には言い切ることはできません。ラグビー部に入部することで、失う可能性も無限にあります。
私が入部を決めた時に感じていた東大ラグビー部の魅力は今でも間違いではなかったと思いますが、それでも理想とは異なることもあったり、上に書いた通り、辛い時や苦しい時もありました。しかし、今、その経験を通して自分が人として成長できたと思い、ラグビー部に入部した選択は間違いなく正解だったと言えるのは、入部後も私を気にかけてくれて、どんな私とも向き合ってくれた先輩や同期がいたおかげだと思っています。
そんな私も3年生になり、自分が今までしてもらったことを、今度は同期や後輩たちに返していく時が来ました。東大ラグビー部に魅力を感じて入部してくれた一個下の後輩、そしてこれから入部してくれる新入生に対して、自分の選択を後悔させないことが、先輩としての責任だと思います。
3年生になっても、4年生になっても、立ち止まったり、悩んだりすることはあると思いますが、どんな時でも後輩に対する責任を忘れずに部活動に取り組む先輩でありたいです。
次は、チームに対して、私とは違う視点を持ち、いつも私の気付かないことを教えてくれる同期の豊原明香にバトンを回します。
レギュラーになります[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2016/04/06(水) 15:31
私がパワフルなプレーと笑いのセンスを尊敬してやまない尾崎さんからバトンを受け取りました、2年宮原健です。
紹介にありました通り私はこの1年間でサイズアップに成功し、浪人時代68キロだった体重は今では90キロに達しました。
仕送りをしてくれる親や祖父母、栄養費を払って戴いているOBの方々、駒場周辺の飲食店の方々の存在なしにはこの成長はあり得ませんでした。
この場を借りてお礼申し上げます。いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
さて、このリレー日記のコーナーでも何人もの部員が書いていますが、今年のチームスローガンは「Challenge」です。
新年度のHPの自己紹介ページ更新のためのアンケートで「2016年 あなたのChallengeは?」という項目があり、私はこう書きました。
「Aチームのレギュラーを奪う」
理由は簡単。
昨年味わった無力感をもう2度と味わいたくないから。
そして、昨年もこの場で書かせて頂きましたが、勝って泣きたいから。
昨年5月の防衛大との定期戦。
前半から東大Aチームがリードするも後半は防衛大が追い上げを見せ、苦しい時間帯が続き、遂にスクラムをターンオーバーされてしまいます。
しかしここで東大は一致団結して奮起します。その直後のスクラムを押しまくってターンオーバーし返し、見事ペースをつかんでトライを重ねて勝利を収めました。
私はこの試合を見て感激し、Aチームに憧れました。
このチームで闘いたいという思いが湧き上がってきました。
それからはAチームに選ばれて対抗戦に出て入れ替え戦出場に貢献するというのが私の目標でした。
昨年は春シーズンをJr.チームで過ごしたのち、夏合宿では怪我人が続出したこともありAチームに入れました。
しかし私も肩を痛めてしまって戦線離脱し、回復後も実力が及ばずAチームに上がれませんでした。
対抗戦に出場することが叶わなかった私は、敗北を重ねるスイカを外から眺めることしかできませんでした。
Aチームが試合に負けるたびに味わった、なんとも言えぬ無力感。
もうあんな思いはしたくありません。
先日、新年度の初試合がありましたが、私はAチームとして出ることができませんでした。
私のポジションはFWのバック5ですが、今のところ3年生以上がすべて占めています。
さらに、有望な新入生が加入することが決まっており、レギュラー争いはさらに激化するでしょう。
しかし、私は今とてもわくわくしています。
このような厳しい環境の中で成し遂げるからこそ私のChallengeは価値のあるものとなると信じてやまないから。
これからも日々の練習で走り続け、体を張りまくり、筋トレに一層精を出して一歩ずつレギュラーに近づいてやろうという野心を持ち続けてラグビーに取り組んでいきたいです。
まずは9月の対抗戦初戦、グラウンドでスイカを纏って勝利に貢献し嬉し涙を流す姿をお見せすることを誓い、筆を置かせていただきます。
次は去年私はほとんど絡みがありませんでしたが今年に入ってから話す機会が多く嬉しい、「だんだん」こと3年マネージャー壇辻さんにバトンを回します。
更新楽しみにしています。
For Whom “I” Play Rugby[ラグビー部リレー日記]
投稿日時:2016/04/03(日) 13:51
いつも笑顔の石川貴之君からバトンを受けました、だいたい笑顔の4年、尾崎です。今回は新歓でラグビー部に興味を持って、ブラウジングしているうちにこのページにたどり着いたという人も少なからずいると思うので、新入生の皆さんに大学生活をどのように送るべきかのアドバイスを僕のラグビー部での原体験と共に書きたいと思う。
只今、どの部やサークルも新歓の真っ最中なのだが、僕は同時に就活中でもある。言うなれば企業の新歓活動である(その実は似て非なるものであるが)。その中でおそらく就活する者は皆「自己分析」というものをする。大学時代に頑張ったことは何なのか?なぜそれを頑張ったのか?そこから得られた価値観は何なのか?といった、今の自分の価値観や考えがどのような経緯を経て形成されたのか過去の自分を振り返って分析するというものである。
僕も例に漏れずこれを行っているわけなのだが、どうもいまいちピンとこない。ラグビーは頑張った(頑張っている)。よほど体調が悪くない限りは、多少嫌なことがあっても休まずに練習には行った(行っている)。そこは間違いない。では、僕は何のためにラグビーをするのか?自分の成長のため?それなら必ずしもラグビーである必要はなかっただろう。ラグビーが好きだから?実はそんなこともない。僕が嫌なことも忘れられるぐらい夢中になってできるスポーツは中学時代にやっていたバレーボールくらいだろう(複雑な事情によってどうしてもこれは続けられなくなってしまった)。主将の棚橋は本当にラグビーが好きで、やめたいと思ったことは一度もないらしいが、実際、僕はこの3年間で何度も部をやめたいと思ったことがあった。
では、その度に僕をこの部に引き留めていたモノは何なのか?僕は今まで何度も何度も自問自答してきた。そしてある時、本当にこれが正解なのかはわからないが、一つの答えが出たような気がした。それは、「ラグビー」は必ずしも好きではないが、「東大ラグビー部」は自信をもって好きだと思っているからだ。僕をラガーマンとして育て、成長させていただき、そしてこんなどうしようもないプレーヤーの僕に期待をかけてくださっている先輩やOBの方々、コーチやトレーナーの方々、そして同期のみんなや後輩たち、ついでに両親や友人、高校時代の恩師や粋の関さんも、すべての僕のラグビー人生を支えてくれている人々に僕はある種の「愛情」を抱き、そして、感謝している。だからこそ、僕はその恩返しとしてチームの目標と共に勝利という形で恩返しをしていきたい。それが今年の僕の”challenge”でもある。
少し長くなってしまったが、僕が皆さんにアドバイスしたいことは月並みなことになってしまうが、「自分はなぜそれをするのか?」、つまり、目的意識をしっかり持ってやりたいことを選んでほしいということだ。それが、運動会の部活をするのであっても、マネージャーをするのであっても、サークルに入って運動やボランティアに打ち込むのであっても、はたまた、ひたすら勉学に打ち込むのであっても、しっかりした目的意識を持ってそれらに全力で臨んでほしい。そうすればそれらの活動の選択には、運動会だからだとかサークルだからだとかそんな陳腐な基準での貴賤はないのだと思う。
何だか偉そうなことを書いてしまったが、新入生の皆さんはぜひこれから始まる大学生活を存分に楽しんでほしい。そのためにも悔いのない選択をしてほしい。
東大ラグビー部はそんなあなたの選択を絶対に後悔させない仲間がいるし、環境が整っていますよと最後に宣伝させていただき、筆を置かせていただきたいと思う。
次は入部以来、見事に大きくなったというか、デブった2年の宮原健にお願いします。
只今、どの部やサークルも新歓の真っ最中なのだが、僕は同時に就活中でもある。言うなれば企業の新歓活動である(その実は似て非なるものであるが)。その中でおそらく就活する者は皆「自己分析」というものをする。大学時代に頑張ったことは何なのか?なぜそれを頑張ったのか?そこから得られた価値観は何なのか?といった、今の自分の価値観や考えがどのような経緯を経て形成されたのか過去の自分を振り返って分析するというものである。
僕も例に漏れずこれを行っているわけなのだが、どうもいまいちピンとこない。ラグビーは頑張った(頑張っている)。よほど体調が悪くない限りは、多少嫌なことがあっても休まずに練習には行った(行っている)。そこは間違いない。では、僕は何のためにラグビーをするのか?自分の成長のため?それなら必ずしもラグビーである必要はなかっただろう。ラグビーが好きだから?実はそんなこともない。僕が嫌なことも忘れられるぐらい夢中になってできるスポーツは中学時代にやっていたバレーボールくらいだろう(複雑な事情によってどうしてもこれは続けられなくなってしまった)。主将の棚橋は本当にラグビーが好きで、やめたいと思ったことは一度もないらしいが、実際、僕はこの3年間で何度も部をやめたいと思ったことがあった。
では、その度に僕をこの部に引き留めていたモノは何なのか?僕は今まで何度も何度も自問自答してきた。そしてある時、本当にこれが正解なのかはわからないが、一つの答えが出たような気がした。それは、「ラグビー」は必ずしも好きではないが、「東大ラグビー部」は自信をもって好きだと思っているからだ。僕をラガーマンとして育て、成長させていただき、そしてこんなどうしようもないプレーヤーの僕に期待をかけてくださっている先輩やOBの方々、コーチやトレーナーの方々、そして同期のみんなや後輩たち、ついでに両親や友人、高校時代の恩師や粋の関さんも、すべての僕のラグビー人生を支えてくれている人々に僕はある種の「愛情」を抱き、そして、感謝している。だからこそ、僕はその恩返しとしてチームの目標と共に勝利という形で恩返しをしていきたい。それが今年の僕の”challenge”でもある。
少し長くなってしまったが、僕が皆さんにアドバイスしたいことは月並みなことになってしまうが、「自分はなぜそれをするのか?」、つまり、目的意識をしっかり持ってやりたいことを選んでほしいということだ。それが、運動会の部活をするのであっても、マネージャーをするのであっても、サークルに入って運動やボランティアに打ち込むのであっても、はたまた、ひたすら勉学に打ち込むのであっても、しっかりした目的意識を持ってそれらに全力で臨んでほしい。そうすればそれらの活動の選択には、運動会だからだとかサークルだからだとかそんな陳腐な基準での貴賤はないのだと思う。
何だか偉そうなことを書いてしまったが、新入生の皆さんはぜひこれから始まる大学生活を存分に楽しんでほしい。そのためにも悔いのない選択をしてほしい。
東大ラグビー部はそんなあなたの選択を絶対に後悔させない仲間がいるし、環境が整っていますよと最後に宣伝させていただき、筆を置かせていただきたいと思う。
次は入部以来、見事に大きくなったというか、デブった2年の宮原健にお願いします。
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